【TOEIC対策】リスニング力を強化して短期間でスコアアップ!

突然ですが、TOEICテストで点数が伸ばしやすいのは、リスニングとリーディングのどちらだと思いますか?

答えは、リスニング。


理由はシンプルで、リーディングよりもリスニングの方が、身に付けるべきスキルが明確で、対策がしやすいからです。つまり、なるべく短期間でTOEICのスコアを上げようと思ったら、リスニングを強化するための学習に力を注ぐのが非常に効率的だと言えます。 

 

そこで今回は、リスニングで高得点を狙うために習得すべき5つのスキルについてお話いたします。また、そのスキルを強化するための勉強法も合わせてご紹介していきますね。


この記事を活用してTOEICのリスニングを攻略し、ハイスコアを手に入れましょう!

 


1. TOEICのリスニングの特徴

 

まず始めに、TOEICリスニング問題の特徴について簡単におさらいしておきましょう。 

 

TOEICのリスニングは、試験時間45分、全100問のマーク式問題で構成されています。流れてくる英文を聞けるのは1回のみで、試験中は、一切のメモを取ることができません。 問題形式はPart 1~4の4種類。

 

それぞれのパートの大まかな特徴は次の通りです。より詳しくはTOEIC公式サイト(https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format.html)を参照してみてください。 

 

 

【Part 1:写真描写問題(全6問)】

1枚の写真について、4つの短い説明文が放送される。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選ぶ。

 

【Part 2:応答問題(全25問)】

ひとつの質問または文章とそれに対する3つの応答文が放送される。設問に対して最もふさわしい答えを選ぶ。

 

【Part 3:会話問題(全39問)】

2人または3人の人物による会話が放送される。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ。会話の中で聞いたことと、図などに記載された情報を関連づけて解答する設問もある。各会話の設問は3問ずつ。

 

【Part4:説明文問題(全30問)】

アナウンスやナレーションのようなミニトークが放送される。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ。Part 3同様、トークの中で聞いたことと、図などに記載された情報を関連づけて解答する設問もある。各トークの質問は3問ずつ。 

 

 

なお、試験問題の英文の読み上げには、アメリカ英語・イギリス英語・カナダ英語・オーストラリア英語の4か国の英語が使われています。 以上が、TOEICのリスニング問題における代表的な特徴です。

 

これらの特徴を踏まえ、リスニングで高得点を取るために必要な5つのスキルについて見ていきましょう。

 

 


2. TOEICリスニングで高得点を取るために必要な5つのスキル


TOEICのリスニング問題の特徴を踏まえた上で、高得点を狙うために必要となるスキルは、次の5つです。 

 

・英語の意味を理解できるようになるための「単語力」

・英語の音を聞き取るための「発音力」

・英語を英語のまま理解できる「処理能力」

・アメリカ英語以外にも対応できる「なまり慣れ」

・45分間の英語に耐えうる「体力・集中力」

 

これだけを読んで、すぐに内容のイメージができるものもあれば、よく意味が分からないものもあるかもしれません。 

ここからは、これらのスキルが必要な理由と、それぞれの対策法について詳しく解説をしていきます。

 


3.「意味を理解できるようになるための単語力」が必要な理由と対策

これはTOEICのリスニングに限ったことではありませんが、一つの英文の中に知らない単語が何個も出てくるようでは、聞き取る以前にそもそも意味を理解することは困難です。なので、まずはある程度の単語力を身に付けておくことは非常に重要です

 

少なくとも、英語の「基礎単語」と、TOEICテストにおいて「頻出単語」「重要単語」と呼ばれるものは必ず押さえておきましょう。

もちろん、さらに高得点を狙っていきたい方は、より多くの語彙力を身に付けていく必要があります。


ここでは、TOEIC学習者向けのおすすめ単語帳を一つ、TOEIC教材を選ぶ時のポイントとともにご紹介いたします。

 

 

3-1. 語彙力強化におすすめの教材:『TOEIC(R)L&Rテスト出る単特急 銀のフレーズ/金のフレーズ』

『銀のフレーズ』は「TOEIC300~500点台の方、基礎単語に不安のある初心者の方」対象の、『金のフレーズ』は「TOEIC500点以上の方」を対象に、600点/730点/860点/990点のレベル別に重要単語を紹介している単語帳です。

 

『銀のフレーズ/金のフレーズ』の著者であるTEX加藤さんは、100回以上の受験経験があるほどTOEICテストに精通している方で、新しく出版をする際には、毎度最新のTOEIC傾向を著書に反映しています。

この単語帳も、綿密なTOEIC分析によって、「本番に実際によく出る単語ばかり」という素晴らしいものに仕上がっており、自信をもっておすすめできます。こうしたTOEIC分析力が好評となり、TEX加藤さんはこれ以外にも人気のTOEIC対策本をいくつも出版しています。 

 

 

TOEIC教材を選ぶ上で一番注目すべき要素は、著者の「TOEIC熟知度」といえます。TEX加藤さんのような「TOEICマニア」といえる著者が書いたもの以外は、分析不足によって本番の出題傾向とは異なる内容になってしまっていることがあります。

 

また、単語帳では、リスニング力アップには欠かせない英語音声が付いているかも大切なポイント。こちらの単語帳は、専用のアプリを取得すれば、簡単に音声をダウンロードすることが可能です。

 


4. 「英語の音を聞き取るための発音力」が必要な理由と対策

「解答のスクリプトを読めば意味は分かるのに、聞き取ることができない」と感じていませんか?
そのような方は、英語の音を聞き取るための「発音力」を鍛える必要があります。 

 

そもそも人間は、「自分の話せる言葉しか聞き取ることはできない」というように言われています。意味の分からない音は、ただの雑音として処理されてしまうからです。

 「雑音」として処理されてしまっている英語を意味のある音に変えていくためには、自分がその言葉を発話できるようになることが重要。

 

スクリプトを見ながら音声を聞いたり、発音を知識として学んだりするのもよいですが、自分で発音が再現できるようにしていくとさらに上達が早まります。 

 

とは言え、完璧なネイティブの発音を目指す必要はありません。英語独特のリズムやイントネーション、音のつながり、口や舌の動かし方を真似するだけでも、聞き取りやすさは飛躍的に上がります。 

 

ですので、これから英語学習をする時は、必ず英語の音源を用意して、流れてくる音そのままに「真似る」練習をしてみてください。発音練習だけに集中するためにも、使用する教材は「読めば意味は分かる」程度のものがおすすめです。

 


5. 「英語を英語のまま理解できる処理能力」が必要な理由と対策

【1. TOEICリスニングセクションの特徴】の中でお話した通り、TOEICのリスニング問題の英文は1度しか流れない上に、メモを取ることは一切できません。つまり、英語を聞いたらすぐ英語で理解できる処理能力がないと、問題のスピードについていくことは難しいのです。

 

では、英語を英語のまま理解できるようになるには、どんなトレーニングをしたら良いのでしょうか。

実は、英語の処理能力を上げる上で最も効果的な方法は、「英会話の練習」です。会話の練習には、意味を理解して「話す」「聞く」、「文章を組み立てる」等、英語力を上げる上で必要なトレーニング要素がいくつも含まれています。

 

また、特に会話においてはテンポが非常に大切ですので、会話の練習を積み重ねることで、TOEICでも必要な「英語を処理するスピード」を高めていくことができます。

 

ただ、デメリットとして言えるのは、「英会話の習得には時間がかかる」ということ。また、会話の練習をする相手も必要になります。加えて、学習内容もTOEICに関係のあることばかりではありませんので、TOEICのスコアアップだけを目指す方にとっては、決して効率の良い方法とは言い切れません

 

そこで、「なるべく短期間で結果を得られて」「一人でもできて」「TOEICに直接つながる」英語の処理能力を上げるトレーニング法としておすすめなのが、オーバーラッピングやシャドーイングを用いた「音読トレーニング」。

それでは、さっそく音読トレーニングのやり方を詳しく解説していきます。

 

 

5-1. 音読トレーニングのやり方

<用意するもの>

・TOEICの公式問題集または、英語音声のついているTOEIC対策用の教材

 

 

① スクリプトを見ずに、音声を聞く。

② スクリプトを見ながらもう一度音声を聞き、音の繋がって聞こえる部分や強弱のあるところ、音の上がり下がり等に印をつけ、知らない単語には線を引いておく。

③ スクリプトを見ながら、英語音声に合わせて発話練習をする(オーバーラッピング)。これを、スムーズに発話できるようになるまで繰り返す。この時、特に②で印をつけた部分を意識しながら練習する。

④ スクリプトを見ずに、英語音声を追いかけるようにして発話練習をする(シャドーイング)。これを、しっかりと音声のスピードについて発話できるようになるまで繰り返す。

⑤ 日本語訳を見て、英文の意味をしっかりと頭に入れる。

意味がしっかりと頭に入った状態で、もう一度シャドーイングを繰り返す。

⑦ 音読をする。この時に、頭の中で日本語に訳すことなく意味を理解しながら英文を読めていることが実感できていれば、トレーニング完了となる。

 

 

大切なのは、7つ目のステップで「日本語に訳すことなく意味を理解しながら英文を読めていることを実感できているかどうか」ということにあります。この状態がすなわち、「英語を英語のまま理解できている証拠」となるからです。

また、お気づきの方もいると思いますが、音読トレーニングは発音トレーニングにも繋がります。このトレーニング法を用いれば、「英語の音を聞き取るための発音力」も同時に鍛えることができるので、大変おすすめです。

 


6. 「アメリカ英語以外にも対応できるなまり慣れ」が必要な理由と対策

TOEICリスニングセクションの特徴の一つに、4か国の英語が使用されていることを挙げました。日本の英語教育では主にアメリカ英語を学びますので、他の3か国の英語を「聞き慣れない、なまっている」と感じる方も多くいるかと思います。

 

だからこそ、アメリカ英語以外にも対応できるリスニング力を鍛えることは重要です。 対策法としては、2つあります。

 

1つは、繰り返しTOEIC公式問題集のリスニング音声を聞くこと。直接TOEIC対策にも繋がるのでおすすめですが、少しつまらなく感じる方もいるでしょう。 

 

そこでおすすめの2つ目の方法が、YouTubeでいろいろな動画を英語で観ること。これでしたら飽きることはありませんし、アメリカ以外にもいろいろな国の人が話す英語を聞くことができ、なまりに慣れることができます。

 

また、スピードに関して言えば、TOEICのリスニング音声よりも、動画で使われている英語の方が速い傾向にあります。動画をたくさん視聴してそのスピードの英語に慣れておけば、TOEICのリスニングをゆっくりに感じることができ、心に余裕を持って試験に挑むことができるようになるでしょう。

 


7. 「45分間の英語に耐えうる体力と集中力」が必要な理由と対策

TOEICのリスニングセクションは、45分間という大変長い時間続きます。また、問題は全て英語、しかも英文は1度しか流れませんから、気を休められる時間がものすごく少ないテストでもあります。
だからこそ、45分間英語を聞き続ける体力と集中力が必要となってくるのです。 

 

このスキルを習得するのに1番効果的なのは、公式のTOEIC問題集を準備して、本番さながらの環境の中で繰り返し模擬テストを解くこと。やはり、回数をこなして本番の条件に慣れていくのはとても有効です。

 

かなりタフではありますが、試験の前日などは、2回分続けて受けてみると翌日の本番で余裕が出ていいかもしれません。 

 

また、好きな海外映画やドラマ、ポッドキャスト等を用いて、長時間英語を聞くことに慣れる方法もおすすめ。ただし、日本語字幕ばっかり読んでいたり、聞き流しになっていたりするのでは意味がないので、必ず「英語に集中して聞く」ことを意識してくださいね。

 

 

8. <最後に>今の自分に必要なスキルを見極めよう

 

TOEICリスニングセクションの得点を伸ばすために必要な5つのスキルについてご紹介しましたが、いかがでしょうか。 どのスキルも欠かすことのできないものではありますが、人によってはすでに身に付いているスキルもあるかと思います。 

今一度「なぜリスニング力が伸びないのか」、あなたが伸び悩んでいる原因について考えてみましょうそうすることで、今あなたが必要とするスキルが自然と見えてくるはず。 

 

また、今回ご紹介した「リスニングを強化するためのスキル」に加えて、各パートごとの攻略法も知っておくと、さらなる点数アップが期待できるでしょう。
各パートのコツをまとめた記事も、ぜひあわせて確認してみてください。

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加