心配な気持ちや不安な気持ちを表す英語フレーズ

自然災害や事故、仕事、家族の健康、子供の将来、家計や老後……。
心配事って、尽きませんよね。どんなに楽観的な人であっても、1つや2つ、心配に思うことはあるのではないでしょうか。
心配事は自分だけで抱え込んでしまわないで、口に出してみるのがいいですよね。
この記事では、心配な気持ちや不安な気持ちを表す英語表現をご紹介します。

 
 ネイティブが使う英語の慣用句40選!
 

1. worryを使った「心配」を表す万能の英語フレーズ

 

心配なことや不安に感じることがあるときに使う単語の定番は、「(~のことで)心配した」という意味のbe worriedです。身近なことから社会的なことまで、さまざまな心配事について使える万能英語フレーズです。

 

1-1. I’m worried about ~.

(英語)
A: I’m really worried about my son’s entrance exam.
B: Don’t worry!

(日本語)
A: 息子の入試がとても心配なんです
B: 大丈夫!


be worried about ~.で「~について心配している」という、定番の英語フレーズです。強調して言いたいときには、ネイティブはよくreallyやsoを加えて使いますね。

 

Don’t worry.「心配しないで」は、心配している人に掛ける言葉の代表例です。

 

ほかの英語の例文も見てみましょう。

 

I’m worried about not making the deadline.

「締切に間に合わないことが心配だ

 

My husband is worried about going bald.

「夫は髪が薄くなることを心配している

 

We are all worried about our pensions.

「私たちはみんな年金のことが心配だ

 

 

1-2. I’m worried that ~.

(英語)
A: I’m going study for a year in London.
B: Is it safe there? I’m worried that you might get hurt in a terrorist attack.

(日本語)
A: 1年間ロンドンで勉強することにしました。
B: 安全なの? テロ攻撃でけがをするんじゃないかと心配だわ

 

be worried that ~で「~するのではないかと心配している」という意味です。何かよくないことが起こるのではないかと不安に感じていることを表しています。


ほかにも英語の例文を見てみましょう。

 

I’m worried that you’ll be seeing someone else when I’m away.

「私がいないときに、ほかの人と会うんじゃないかと不安なの

 

someone elseは「他の誰か」、be awayは「不在で、留守で」という意味。

 

I’m worried that there may be another typhoon coming soon.

「またもうすぐ台風が来るんじゃないかと心配です

 

I was worried that something bad had happened to you.

「君に何かよくないことがあったのかと思って心配していたんだ

 

 

2. 「大丈夫かな」将来の漠然とした不安はanxiousで

 

anxiousもworriedと同じように、心配や不安な気持ちを表す言葉です。

 

同じように使われていますが、厳密にはニュアンスが異なり、使い分けがされています。worriedがわりと具体的な心配事や不安に使われる一方、anxiousはこれから起こることかもしれないことを漠然と不安に感じているときに使われます。

 

2-1. I’m anxious about/that ~.

I’m anxious about the future.

「将来のことが心配です」

 

漠然と将来のことが不安に感じている状態を表しています。

 

2-2. I have a bad feeling about ~.

anxiousよりもさらに漠然とした心配や不安は、I have a bad feeling about ~.を使ってみましょう。「~について嫌な予感がする、胸騒ぎがする」という意味の英語フレーズです。

 

I have a bad feeling about his marriage.

「彼の結婚について、なんだか嫌な予感がするのよね」

 

 

3. ビジネスシーンでの心配事にはconcernedが便利!

 

concernedも、worriedやanxiousと同様に心配や不安な気持ちを表す言葉です。英語では広く使われる言葉ですが、何らかの対処できそうな気掛かりや懸念というニュアンスがあります。また、自分のことではなく、周囲のことや社会的なことに関する心配や不安を表すため、ビジネスシーンで好んで用いられます。

 

表現を覚えるときには、単語の意味や発音、文法をしっかり確認しておきましょう。理解していないフレーズをただ声に出したり聞いたりしても身につかず、また相手からそのフレーズを言われたときに、すぐに理解できません。

 

「理解していない英語は身につかない」理由を知りたい方はコチラをチェック↓

 

 

3-1. I’m concerned about/that ~.

英語の例文を見てみましょう。

 

会話だけでなく、ビジネスメールなどの書き言葉でもよく使われるので、覚えておくと便利ですよ。

 

I’m concerned that no further increase in tourists is expected unless we do something new.
「何か新しいことをしない限り、これ以上の観光客の増加は見込めない」

I’m concerned about the risk of heat strokes at the 2020 Olympics.
「2020年のオリンピックにおける熱中症の危険性が気掛かりだ」

 

 

3-2. My concern is ~.

少しかしこまった印象になりますが、My[Our] concern is ~.「気になるのは~です」という英語フレーズもビジネス文書などで見られます。

 

Our biggest concern is confirming your safety. Stay indoors as heavy rain is expected.

「最大の懸念は安全を確認することです。大雨が予想されるため屋内にいてください」

 

 

4. 不安の度合いが強いときに使える英語表現

 

不安が強いときの英語表現です。気持ちをしっかりと相手に伝えましょう。

 

 

4-1. I can’t help thinking ~.

can’t help ~「~せずにはいられない」は、can’t help thinking about ~やcan’t help thinking (that) ~「~だと考えずにはいられない、~が気になって仕方がない」とすれば、文脈によっては強い心配を表すことができる英語表現です。

 

I can’t help thinking that my baby will get sick or hurt when I’m away.

「私がいないときに赤ちゃんが病気になったりけがをしたりするんじゃないかと考えずにはいられないんです」

 

 

4-2. I can’t stop thinking ~.

can’t stop thinking about ~も同じく「~が気になって仕方がない」という、強い心配を表す英語フレーズです。

 

I just can’t stop thinking about the job interview.

「就職面接のことばかり考えてしまうの」

 

 

4-3. I’ve been worried sick about ~.

少しカジュアルな英語表現ですが、心配の度合いを強調するときにbe worried sick「(病気になりそうなくらい)ひどく心配している」という言い方をします。

 

I was worried sick when I lost track of my child in the crowd.

「私は子供が人混みの中で子供の姿を見失ったとき、ひどく心配になった」

 

 

5. 「~したらどうしよう」心配を表す英語フレーズ

 

「~したらどうしよう」は日常でよく使うフレーズですね。簡単な英語の言い回しをご紹介します。

 

 

5-1. I’m afraid that ~.

I’m afraid that I’ll mess up my presentation.「プレゼンで失敗するのではないかと心配している」

 

afraidは「恐れ」という意味がありますが、be afraid that ~で「~するのではないかと恐れて[心配して]いる」という英語フレーズになります。

 

ただし、I’m afraid (that) he is out of the office now.「あいにく彼はただいま外出中です」のように、謝罪のニュアンスをもつ使い方もあるので、文脈によって判断する必要があります。

 

5-2. What if ~?

心配性の人って、「ああ、~したらどうしよう?」とネガティブなシミュレーションをして余計に不安な気持ちを募らせてしまいますよね。この、「~したらどうしよう?」はWhat if ~?を使って簡単に言うことができます。

 

What if I flunk?

「単位を落としたらどうしよう?」


What if I get fired?

「会社をクビになったらどうしよう?」


What if he gets injured in a car accident?

「彼が事故に遭ったらどうしよう?」


What if this city is hit by a major earthquake?

「この街が大地震にあったらどうしよう?」


What if my husband is a secret agent and gets murdered?

「夫が秘密諜報員で暗殺されたらどうしよう?」


仮定して心配になっているだけなので、一番下の文のように非現実的なことに対する心配や不安も表すことができます。

 

 

6. 不安で夜も眠れないときの例文

 

不安や心配があって夜寝られないときはどう表現すればいいのでしょうか。例文を2つご紹介します。

 

6-1. It’s been keeping me up[awake] at night.

心配なことがあって夜も眠れないときには、It’s been keeping me up[awake] at night.「(最近)~のせいで夜も眠れないんだ」という英語フレーズが便利です。

 

My mother is having surgery for cancer this week. It’s been keeping me up at night.

「今週、母ががんの手術を受けることになっていて、心配で夜も眠れてないの」

 

ただし、これも文脈による判断が必要なフレーズです。夜眠れない原因になりうるのは、心配事だけではありません。

 

You should read this book! It’s been keeping me up at night.

「この本はおすすめ! (面白くて)夜も眠れていないの」

 

 

6-2. I spent an uneasy night.

uneasyも「心配な、不安な」という意味をもつ単語です。ニュアンスとしては、「なんだか落ち着かない」といったところでしょうか。

 

There were a few aftershocks. I spent an uneasy night.

「数回余震があって、不安な夜を過ごしました」

 
 

7. 終わりに

 

いかがでしたか?
日常会話で万能なのはworriedを使った英語表現ですが、ビジネスの場面で英語を使うことが多い方はconcernedの使い方をマスターしておくといいですよ。


ネイティブのように英語を話せるようになるのは大変ですよね。
でも、Don’t worry, be happy!(心配しないで、楽しくいきましょう!)

 

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