ネイティブが使う英語の慣用句大辞典!

英語にも日本語と同じように慣用句がたくさん存在します。

 

単語だけの意味では読み取れないことも多いので、始めは「???」となってしまうものもあります。小学校の頃は日本語のことわざかるたに触れたりしますが、中学や高校の英語教育で慣用句を教える事はあまりないので、馴染みがないですよね。

日本のことわざや四字熟語と同じように、英語の慣用句も生き生きとしたメタファーにあふれています。例えば、It’s raining cats and dogs.(激しい雨が降っています。)は英語の直訳だと「犬や猫が降ってきています。」という意味ですが、動物好きが聞いたらなんだか小躍りしてしまいそうです。

慣用句の文字通りの意味と慣用的な意味は、かけ離れているように思えるかもしれませんが、実はそれぞれ興味深い語源があったりするものです。受験に出ることはありませんが、さらっと言えたり意味がわかったりすると楽しいですよ。

この記事では、日常からビジネス、恋愛などさまざまなシーンごとによく使われる、英語慣用句を集めました。英語慣用句辞典として使ってみてください。

 

 

1. ネイティブが日常会話で使う慣用句

握手する女性

 

(1)

英語:a piece of cake

意味:楽勝、簡単

 

日常でもよく使われる表現です。

直訳すると「一切れのケーキ」という意味。日本語で言う「朝飯前だよ」というニュアンスがあります。

 

(2)

英語:Easy come, easy go.
意味:あぶく銭は身につかない。

 

簡単に手に入るものは、簡単になくなってしまうという意味。同じ単語が入っているので語呂もよくおしゃれですね。

(3)

英語:Time flies.

意味:時間が経つのは早い!

 

直訳で「時間が飛ぶ」となりますが、時間が飛んでいくように早く感じるという意味から生まれた慣用句です。手紙やメールの文章でも使う表現で、「Where did the time go?」も同様の表現が可能です。

 

(4)

英語:It’s killing me!

意味:耐えられない!

 

身体的にきついときや精神的につらいときに使われる慣用句。英訳が「私を殺している」となりますが、これは誇張した表現です。日本語の若者言葉でも似たようなものがありますね。

 

(5)

英語:No, I’m cool.

意味:結構です。

 

レストランで提案を断りたいときに役立つフレーズです。カジュアルな表現ですので、フォーマルなシチュエーションでは「I’m fine.」を使うのがベストです。海外旅行の際に使ってみてくださいね。

 

(6)

英語:Cry over spilt milk.

意味:覆水盆に返らず。

 

日本語のことわざに似た慣用句です。直訳すると「こぼれたミルクに対して泣く」という意味。「Don’t cry over spilt milk.」と言うことで「終わったことにクヨクヨするな」と表現することができます。

 

(7)

英語:Better late than never.

意味:遅れたとしてもやらないよりはいい。

 

待ち合わせに遅れたときや仕事の納期が遅れたときに使われる慣用句です。「しないよりはマシだよね」というニュアンスで使うことができます。

 
 

2. ビジネス英語で使える慣用句

握手する男女

 

仕事でも使うことができる慣用句はたくさんあります!

 

(8)

英語:plan B

意味:代替案

 

こちらは日本でも馴染みのあるフレーズですよね。計画が上手くいかなかったとき、代替案という意味で使ってみてください。

 

(9)

英語:ballpark figure

意味:大体の計算、概算

 

ビジネスシーンで大体の予算を尋ねるときや報告するときに使える慣用句です。ちなみに「ballpark figure」は「野球場の数字」という意味。「野球場のように広い範囲の数字」=「大体の見積もり」となったようです。

(10)

英語:frankly

意味:はっきり言うと

 

ビジネスシーンでよく使われる慣用句。「遠慮せずに言うと」「率直に言うと」というニュアンスです。ビジネスだけでなく政治の場でも用いられる表現です。

 

(11)

英語:learn the ropes

意味:コツを覚える

 

直訳すると「ロープを学ぶ」となります。これは新人の船乗りがロープの結び方を学ぶことが語源となっています。

 

(12)

英語:go-getter

意味:どんどん物事を進める人

 

「ガツガツ行動してどんどん成果を得る」というニュアンスのフレーズです。英語圏では行動力がある人が評価されるので、ポジティブな意味で使われます。

 

(13)

英語:behind the scenes

意味:陰で

 

こちらはいい意味と悪い意味の両方で使われる表現。裏取引や水面下での動きといったネガティブなシーンで使われるほか、「陰の努力」のようにポジティブな表現でも用いられます。

 

(14)

英語:stop and smell the roses
意味:息抜きをする

 

根をつめて頑張っている同僚や部下に、ちょっと息抜きしたら? と伝えたいときに使えます。薔薇の香りをかぐなんてロマンチックです。

 

 

3. 恋愛で使える英語の慣用句

ハート

 

(15)

英語:I’m drawn to you.

意味:あなたに心惹かれています。

 

片思いをしている相手に使える表現です。「drawn」は「引き寄せられた」という意味があるので、「あなたに引き寄せられている」=「心惹かれている」というおしゃれな表現になります。

 

(16)

英語:She is the world to me.

意味:彼女は僕の全てだ。

 

直訳すると「彼女は私にとって世界だ」となります。少し大げさな表現ですが、大きな愛情を伝えるときに、素敵な印象を与えることができるイディオムです。

 

(17)

英語:stick with you

意味:離れないよ

「stick」は「くっつく」という意味があるので、あなたにくっついて離れないというニュアンスを持たせることができます。主に女性が男性に向かって使うことが多いようです。

 

(18)

英語:get fooled

意味:騙された

 

相手に騙されたときに使うフレーズです。「fooled」は「騙された」という意味の形容詞。浮気をされた、詐欺にあったなどネガティブなシーンで使われます。

 

(19)

英語:I have a crush on you.

意味:私はあなたに夢中です。

 

「crush」は「ベタ惚れ」「片思い」という意味があります。「I love you.」よりも可愛らしさがあり、「愛おしい!」といったニュアンスを含めることができます。

 

(20)

英語:We have good chemistry.

意味:私たちは相性がいい。

 

日本人にとっては違和感のある表現ですが、「chemistry」には「人と人の相性」という意味があります。なので恋人同士で「私たち相性がいいよね」という意味で使うことができます。

 

(21)

英語:starry-eyed
意味:根拠のない楽観主義であること

 

もし恋をして暴走してしまったら、こういう状態かもしれません。例えるなら少女漫画の目に星が浮かんでいる状態そのものでしょうか。

 

 

4. 面白編

豚の貯金箱

 

(22)

英語:when pigs fly

意味:あり得ない

 

直訳で「ブタが飛ぶとき」という意味です。ブタが飛ぶことはあり得ないので、このフレーズは「現実に起こるはずがない」と伝えたいときに使います。英語の慣用句でも動物が出てくる事がよくあります。めったにないけどたまにある、というときはonce in a blue moonという表現もあります。

 

(23)

英語:drink like a fish
意味:大酒飲み

 

魚が水を飲むように、つまりとめどなく酒を飲み続けるさまを表しています。お酒が大好きでも、ほどほどに。

(24)

英語:party pooper

意味:空気が読めない人

 

「pooper」は幼児語で「うんちをする人」という意味ですが、このフレーズはトイレとは関係ありません。パーティを台無しにする人という表現が、空気を読まないヤツという意味で使われるようになりました。「場の空気を汚す人」というふうに覚えましょう。

 

(25)

英語:cut corners

意味:手を抜く

 

道の角を土地を横切ってショートカットすることから生まれたこの慣用句。仕事やスポーツで手を抜く人に対して使います。「四角な座敷を丸く掃く」ということわざに通ずるものがあります。

 

(26)

英語:speak of the devil

意味:噂をすれば影がさす

 

「人の噂話をしていたときに当人が現れてしまう」という意味の慣用句です。Speak of the devil, and he is bound to appear.のand以下を省略した慣用句です。

 

(27)

英語:long face

日本語:泣き顔

 

英語圏では「長い顔」と言うことで「泣き顔」を意味する言葉になります。落ち込んでいるときに「浮かない顔をしているね」と言いたいときにも使われます。

 

(28)

英語:bring home the bacon
意味:生活費を稼ぐ

 

「ベーコンを持って帰る」、なんていかにも欧米な感じがしませんか? 日本語だったら「米を持って帰る」、でしょうか。

(29)

英語:grin from ear to ear
意味:満面の笑み

 

grinは「歯を見せて笑う」ですが、「耳から耳まで口になっているような笑顔」というので嬉しさが抑えきれないことが伝わってきます。

 

 

5. 英語の名言・格言

本

 

(30)

英語:Well begun is half done.

意味:最初がよければ、半分終わったも同然。

 

「スタートが良ければ半分できたようなものだ」という意味で使われますが、「始めが肝心」という意味でも使われます。

 

(31)

英語:Actions speak louder than words.

意味:行動は言葉よりも雄弁だ。

 

「口だけでなく、行動が大事だ」というかっこいい慣用句。英文でも「行動が話す」のような擬人法を使うことがよくあります。

 

(32)

英語:Don’t count your chickens before they’re hatched.

意味:起きるか分からない事を期待して、あれこれ考えるな。

 

直訳で「卵がかえる前からひな鳥を数えるな」となります。日本語のことわざ「捕らぬ狸の皮算用」と同じ意味です。

 

(33)

英語:The early bird catches the worm.
意味:早起きは三文の得。

 

最初に行動した者が成功をつかむ、といった意味も含んでいます。直訳だと「早起きした鳥が虫を捕まえる」となります。動物のエピソードになぞらえているのが面白いですね。

(34)

英語:Faith will move mountains.

意味:信念は山を動かす。

 

信じていれば、必ず達成できるという慣用句です。日本語にも同じ意味で「一念岩をも通す」という言葉がありますよね。信念の強さは世界共通で信じられているようです。

 

(35)

英語:Nothing seek, nothing find.

意味:求めなければ、何も見つからない。

 

非常にシンプルな表現。「行動しなければ成果はない」という強いメッセージ性のあるフレーズですね。英語の慣用句にはこのように対句になった表現が多くあります。

 

(36)

英語:Every cloud has a silver lining.

意味:悪いことでも良い面がある。

 

直訳すると「全ての雲には銀の縁取りがある」という意味になります。日本語で言うなら「人生万事塞翁が馬」といったところでしょうか。

(37)

英語:Give a man a fish and you feed him for a day; show him how to catch fish and you feed him for a lifetime.

意味:やってあげるより、やり方を教えたほうが良い。

 

長い文ですが、短いストーリーが思い描けるようです。「魚を一匹与えればその人の飢えを一時的にいやすことができるが、釣りのやり方を教えてあげればその人は一生飢えることはない」という訓戒を込めた慣用句です。

 

 

6. まとめ

本からあふれる文字

 

いかがだったでしょうか? 今回は英語の慣用句を一覧にして紹介しました。「月とすっぽん」を日本語が流ちょうな在日外国人でも難しいと感じるように、It’s raining cats and dogs.も私たち日本人には耳慣れない表現ですよね。英語にも日本語と同じように、面白い慣用句がたくさんあります。

 

慣用句の学習は、動画や例文に音声が付いているテキストなど、発音がわかる教材で勉強するのがおすすめ。表現の幅を広げるために、英語の慣用句に触れてみるのも良いのではないでしょうか。

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