【TOEIC対策】リスニング教材の選び方を押さえてしっかりスコアアップ!

「TOEICの勉強をしているけれど、どうやったらリスニングの点数が上がるんだろう?」とお悩みではありませんか?

 

TOEIC対策は、適切な教材を選んで効果的な学習ができるかどうかが極めて重要。多種多様なTOEIC対策用教材があるからこそ、「効率良く確実に点数を上げられるものを使って効果を感じたいですよね。


そこで今回は、TOEICのリスニングセクションをテーマに、高得点を目指すなら絶対におさえておきたい攻略のポイントや、対策教材の選び方についてご紹介していきます。


この記事を参考にリスニングセクションをしっかり攻略して、TOEICのスコアアップを目指しましょう!

 

 

1.TOEIC攻略の第一歩は「TOEIC分析」

 

TOEICは、英語力を判定するテストの中でも、ゲーム性が高いテストだといわれています。これは、TOEICは問題形式にしっかりした傾向があり、「TOEICの解き方」ともいえる攻略方法が存在するからでしょう。


英語の検定試験なので、当然ながら英語の基礎力は求められますが、まずはTOEICそのものを分析しておくことが、攻略の第一歩といえます。
ここでは、TOEICという試験について分析してみましょう。

 

 

1-1.TOEICはどんな試験?

TOEICは正式名称を“Test of English for International Communication”(国際コミュニケーション英語能力テスト)と言い、名前の通り外国の人と英語でコミュニケーションをとる能力を、とりわけ「ビジネスシーンにおける英語力」を測定する試験です。


一般的に知られているTOEICは、リーディングとリスニングの能力を測定することで間接的にコミュニケーション能力を測る試験ですが、より直接的に「英語で話す力」「英語で書く力」そのものを測定するTOEIC S&Wという試験も存在します。

 

英検などの他の英語検定試験との最大の違いは、ビジネスシーンや、ビジネスパーソンの日常生活を想定した出題に特化していること。
大学受験の英語に見られるような難解で学術的な内容は登場せず、日常的で単純な英文しか出題されませんが、その代わりに「注意力」と「スピード」が要求される内容になっています。

 

また、配点がリスニングとリーディングで半分ずつとなっており、両方の能力をバランスよく伸ばしていくことが求められます。

 

 

1-2.見落としやすいTOEICのルール

TOEICは試験ですから、やはりルールがあります。


その中でも、意外に見落としやすいのが「問題用紙・解答用紙の所定欄以外への書き込みの禁止」です。つまり、問題を解きながら問題用紙や解答用紙にメモをできないということ。

日頃リスニングやリーディングの問題を解くときに、問題文に線を引いたり、メモをしたりするクセがある人は注意が必要です。

 

こうしたルールを試験当日に知って慌てることがないように、TOEICの受験を決めたら、TOEIC公式サイトの「注意事項」のページは必ず確認しましょう
英語力を伸ばしたりTOEIC対策をしたりも大事ですが、このようなルール面もしっかり把握しておきたいですね。

 

 

2.TOEICリスニングセクション攻略のコツ

 

ここからは、リスニングセクション全体のコツについてご紹介します。

リスニングセクションは、リーディングセクションと比べて「コツ」と呼べるテクニックが多くあり、先ほど触れたような「TOEIC分析」がより効果を発揮します。


また、どちらかと言うとリスニングの方が点数を伸ばしやすく、実際リスニングの平均点はリーディングの数十点上です。

ここでは、リスニングセクションを攻略するためのコツを確認していきましょう。

 

 

2-1.各パートの問題形式に慣れる

リスニングセクションは45分で100問に解答します。Part 1〜Part 4の4パートでそれぞれ「写真描写」「応答」「会話」「説明文」をテーマに出題されます。
TOEICのリスニングで高得点を取るためには、問題形式に慣れることが最重要。リスニング力そのものを強化する教材も役には立ちますが、各パートの問題形式に慣れるための教材に取り組むことを優先させた方が効果的です。

 

 

2-2.問題・選択肢は先読みする

まず問題をサッと先読みするクセをつけましょう。Part 2は先読みができませんが、Part 1なら写真に何が写っているか、Part 3,4なら問題文を読んでどんなことが問われているかを把握しておきます。

 

先読みすることで、「これからどういう内容の音声が流れるのか」という大まかなイメージを予想しておくことができ、話の流れや、注意して聞き取るべきポイントをつかみやすくなります。

 

特にTOEIC初心者は、「ちゃんと聞き取れるかな」という不安から音声にばかり集中しがちですが、先読みによって内容を把握できれば、その方が落ち着いて解答に臨めますよ。
問題文や選択肢を細かく全部読む必要はないので、要点だけを短時間でつかむ練習もしっかりしておくことが大切です。

 

 

2-3.必要な情報だけ聞き取る

リスニングが苦手という人に多いのが、「一字一句すべて聞き取ろうとして結局わからなくなる」人です。上級者なら全てを完璧に聞き取ることも可能かもしれませんが、それを目指す必要はありません。
設問に答えるための情報だけ聞き取れたら解けるのがTOEICのリスニング。事前にチェックした問題・選択肢で「何を聞き取ればいいのか」を把握することで、余裕をもって必要な情報を聞き取ることを意識しましょう。


途中でわからない単語が出てきても慌てずに、「必要な情報」だけに集中する。これが、TOEICのリスニングを攻略するコツです。


ここではTOEICのリスニングセクション全体のコツをご紹介しましたが、各パートごとのコツも知っておくとより効果は高まります。
ぜひ各パートの攻略法も確認してみてくださいね。

 

Part1の攻略法はコチラ↓

 

Part2の攻略法はコチラ↓

 

Part3の攻略法はコチラ↓

 

Part4の攻略法はコチラ↓

 

 

3.リスニング対策教材の選び方

 

攻略のコツを理解したら、あとは毎日のトレーニングを継続させて本番への準備をするだけです。
いざ勉強を始めようとすると、悩んでしまうのが、どんな教材を使うのが効果的なのか、ということ。リスニング対策本やアプリなど、リスニング対策教材はさまざまなので、しっかり基準をもって選ぶ必要があります。


ここでは、リスニング対策教材の選び方を確認していきましょう。

 

 

3-1.著者は「TOEICの実績」がある?

まず確認したいのが著者の経歴です。「英語の教材だから、ネイティブスピーカーが監修したものであれば安心」というわけではありません。


TOEIC対策教材に関しては、TOEICの実績がある人であることが絶対条件。

具体的には、「TOEIC対策セミナーの開催経験」「TOEICを毎回受験」「満点を複数回取得」などの実績があれば信頼できる著者といえます。

 

先述の通り、TOEICは出題傾向が明確で、「TOEICの解き方」が存在するので、単に英語ができるだけでそうしたコツを把握していない著者は、試験対策としては微妙な教材を出してしまいがちなのです。

 

「読者が効率的にTOEIC対策するためのポイント」を解説できる著者かどうかを確認しましょう。

 

 

3-2.最新のTOEIC傾向を網羅しているか?

TOEICは、2016年に出題形式に変更があり、現在のTOEICは「新形式」と呼ばれています。つまり、それ以前のTOEIC教材は今の形式に対応していません。また、今書店にある本の中にも、新形式に対応しないまま売られてしまっているものもたまにあるので注意が必要です。


もちろん、古本屋さんなどで購入するときは古い形式にしか対応していない本が多くなりますから、必ず「最新のTOEIC」に対応しているものかを確認しましょう。

 

 

4.TOEICリスニング対策で絶対おさえたいオススメ教材

 

教材の選び方を理解しても、膨大な量の教材から自分に合った1冊を選び出すのは大変な作業です。
ここでは、人気のリスニング対策教材から、おすすめのものを3つ厳選してご紹介します。
選択肢のひとつとして、一度内容をチェックしてみましょう。

 

 

4-1.『TOEIC(R)テスト新形式精選模試リスニング2』(ジャパンタイムズ)

TOEIC®テスト新形式精選模試 リスニング2

引用:https://bookclub.japantimes.co.jp/book/b432458.html

TOEIC満点の実績をもち、TOEIC対策講義にも定評のある著者陣によって作成されている模試です。リスニングのみの模試が本番5回分収録されています。
無料で音声ダウンロードができ、本番を想定した模試形式でリスニング対策をすることができます。

解説が充実しており、「どのように解けばいいのか」という手順と考え方がしっかり説明しています。


ポイントは、「少し難しめの問題が多い」「本番の試験をよく研究している」の2つ。実際のTOEICでは「やや難問~難問」とされるレベルの問題が多く、なおかつ本番そっくりの出題傾向なので、この模試は復習したときの力の伸び具合が大きいです。

 

 

4-2.『TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング』(朝日新聞出版)

引用:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=21247

70回以上のTOEIC受験経験と満点取得経験をもつ現役サラリーマンが、TOEICスコアアップに特化した独自の勉強方法を紹介した人気対策本です。
「文脈を予測する先読み力」など、TOEICリスニング攻略には欠かせないポイントを、実績をもとに徹底解説しています。

 

TOEICで求められている「聞く力」を効率的に習得するのに役立つ良書です。
新書サイズで持ち運びやすく、いつでもどこでも取り組みやすいのもありがたいところです。

 

 

4-3.『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6』(国際ビジネスコミュニケーション協会)

引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_ud_06.html

TOEIC攻略のための教材として、絶対に外せないのが公式問題集。本番の試験と全く同じ公式スピーカーのリスニング音声が付属CDに収録されているのは、他の教材にはない強みです。

 

公式ということで、TOEICの最新の出題傾向に最も近い内容になっており、日頃の勉強に「本番の再現」を取り入れることができます。
定期的な学習の定着度チェック、本番前の総仕上げ、あらゆる場面でしっかり活用したい1冊です。

 

 

まとめ


英語検定試験となると、語彙力や文法力を強化することに注力しがちです。しかし、TOEICで高得点を取るという目的では、語彙力や文法力といった英語の基礎力だけではなく、TOEICの形式に慣れることが大きな意味をもちます。


リスニングセクションの攻略の鍵は、ご紹介した次のコツをおさえることにあります。

 

・TOEICの問題形式に慣れる

・問題を先読みする

・必要な情報だけ聞き取る

TOEICに特化したコツをおさえた対策勉強をすれば、短期間でも確実にスコアアップを狙えます。まずは、「TOEICのリスニングを攻略するためのポイントを押さえた」教材を選ぶところから始めましょう。

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

「英語が話せたら転職したい職種があるのに……」
「英語が話せるようになりたいけど、そんな時間がない……」
「どの英会話教材に挑戦しても、長続きしない……」

こんなふうに英語学習に行き詰っている方のために、最短60日でネイティブ英語が聞き取れるようになる “とっておきの方法” があります!

 

詳しくはこちら