英語で名刺交換をするときのポイント!使えるフレーズもご紹介!

海外出張の際や海外から社員が来たときに必要な名刺交換。

 

「名刺交換にまつわる英会話表現なんて習ったことないし不安……」という方も多いのではないでしょうか。

 

また、日本と海外で名刺交換のマナーは大きく違います。その違いを知らなければ、なかなか相手に好印象を与えることはできません。


そこでこの記事では、日本と海外の名刺交換の違いやその場で使える英語フレーズなどを詳しく解説していきます。


これから英語で名刺交換をする機会のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 
 

1. 日本と海外の名刺交換の違い

 

日本と海外の名刺交換はどんな点が違うのでしょうか?

実は、世界的にみて日本の名刺交換の作法は非常に細かいという印象を持たれています。

 

ここからは、海外の名刺交換はどのようなものなのかを具体的にご紹介していきます。

 

 

1-1. 名刺に対する考え方が違う

日本と海外では名刺に対する考え方が違います。

 

日本では名刺交換がビジネスの場で、非常に重要なものとされ、細かい作法がありますよね。しかし、海外ではそれほど重要視されていないのが現状です。

 

アメリカは比較的日本と似たような認識があるようですが、イギリスやドイツ、フランスなどでは、海外とのやり取りを行っている社員だけが名刺を所持しています。


また、もうひとつの大きな違いが受け渡しの方法

 

日本では、

 

・相手が読みやすい向きで渡す

・交換後は机の上に置いておく

・目下の者が名刺交換をするときは、渡す位置が相手よりも下になるようにする

 

などのルールが存在しますよね。


しかし海外では、

 

・縦型の名刺でも横型の名刺でも、受け取りやすいように縦向きに渡す
・受け取った後は机に並べずポケットに入れることもある

・相手と交換する位置は気にしない

・名刺を交換しない場合もある

 

といったように日本と大きな違いがあります。


外国人の方の名刺交換が、ときには失礼に感じることもあるかと思います。しかし、それは考え方の違いによって起こるもので、相手に悪意がある訳ではありません。


文化や考え方の違いを受け入れることが重要です。

 

 

1-2. サイズが違う

 日本と外国の名刺はサイズが違います。日本の名刺は多くのものが「91×55mm」サイズ。


しかし欧米では「89×51mm」や「85×55mm」のものが使われるので、少し小さなサイズです。これはもらった名刺を胸ポケットに入れられるように設計されているためです。そのため欧米では名刺をポケットに入れて携帯するのは自然な行為なのです。


取引先に好印象を与えたいときは、英字表記に直し、相手の国に合わせたサイズの名刺を持っていくのがおすすめ。ポケットにスッと入りますし相手の名刺ケースに収まるので保管してくれる可能性が高まります。

 

 

2. 英語で名刺交換するときのポイント

 

英語で名刺交換をするときに気をつけてほしいポイントは3つ。

 

・名刺交換の前に握手を交わす

・スモールトークをする

・アイコンタクトを意識する

 

日本と違うところがいくつかあるので、解説していきますね。

 

 

2-1. 名刺交換の前に握手を交わす

海外では、名刺交換の前に握手をするのが一般的です。


日本ではお辞儀をするのが普通ですが、これはあまりおすすめしません。お辞儀は相手が距離を感じてしまうことがあるためです。そのため、相手と会ったら最初は固い握手でコミュニケーションを円滑に進めましょう。

挨拶をしながら近づき、「How do you do?」や 「Nice to meet you.」 (初めまして/こんにちは)と言いながら握手しましょう。


また、目上の人が先に手を出すのを待ってから握手をすると、敬意を示すことができます。相手が女性の場合も自分が後に手を出すのがベストです。

 

 

2-2. スモールトークをする

名刺交換をする前に、短い会話を挟むのがマナーです。


すぐにビジネスの話をするのは失礼に思われることも。これからの商談をスムーズに行うためにも、まずはお互いのことを知ることが大切です。相手の会社のことを尋ねたり、日本のことについて話したりするのがおすすめです。

また、そこから相手の服や身につけているものを自然に褒めると、より親しみを感じてくれます。しかし無理に褒め過ぎるのはNG。特にスタイルや外見など、身体面について話すのは避けるのがベストです。

 

 

2-3. アイコンタクトを意識する

海外ではしっかり相手の顔を見て、目を合わせるのが重要です。これも一種のビジネスマナーです。


日本では、アイコンタクトを取り過ぎることに違和感があるかもしれませんが、欧米ではむしろアイコンタクトは積極的に取っていくべきです。


相手の目を見ていないと関心がないと思われてしまったり、退屈に感じていると誤解されたりしてしまいます。


名刺交換の際もアイコンタクトを取らないと、自信がないと思われ、相手に不安を与えてしまいます。会った瞬間から相手の目を見て、良い友好関係を築きましょう。

 
 

3. 名刺交換する際の重要英語フレーズ

 

英語での名刺交換の際に心配なのが相手との会話ですよね。英会話ができないと相手と意思疎通が上手にできませんし、後々の仕事にも影響が出てしまいます。


ということで、ここからは名刺交換を依頼するときのフレーズや挨拶、スモールトークで使える表現をご紹介していきます。

 

 

3-1. 名刺交換を依頼するとき

名刺交換を依頼するときの例文がこちら。

 

英語:Could we exchange business cards?

意味:名刺を交換していただけますか?

 

英語:May I have your business card?

  :Could I have your business card?

意味:名刺をいただけますか?

 

名刺は英語で「business card」と言うので覚えておきましょう。


また渡すときの英文として

 

英語:My name is ~.

意味:私の名前は~です。

 

英語:Here is my business card.

意味:こちらが私の名刺です。

 

などを使ってみましょう。

 

 

3-2. 挨拶を交わすとき

相手と軽い挨拶を交わすときは、

 

英語:It is a pleasure to meet you.

意味:あなたに会えて光栄です。

 

英語:I work for [会社名].

意味:~という会社で働いています。

 

英語:I’m in charge of [部署名].

意味:~の部署を担当しています。

 

英語:I’m the manager of the Sales Department.

意味:私は営業部署の主任です。

 

など、会ってくれたことに対するお礼や自己紹介の表現がおすすめ。初対面の場合は、自分の名前や所属部署などの肩書きを伝え、まずは自分のことを相手に知ってもらいましょう。


また上司と同席している場合は、

 

英語:I work for him/her.

意味:彼/彼女の下で働いています。

 

と伝えるとスムーズです。

 

 

3-3. スモールトークで使えるフレーズ

名刺交換の際に重要なスモールトーク。アイスブレイクとも言います。

 

今日の天候のことや仕事のことなど簡単な会話でコミュニケーションをとりましょう。

 

例文はこちら。

 

英語:It’s very hot today, isn’t it?

意味:今日はとても暑いですよね。

 

英語:How was your flight?

意味:飛行機はどうでしたか?

 

英語:You have a nice tie.

意味:いいネクタイをお持ちですね。


また

 

英語:Could you tell me about ~?

意味:~について教えていただけませんか?

 

英語:How do you feel about ~?

意味:~についてどう思いますか?

 

など相手の国の様子や最近のニュースの話題を聞いてみても、会話が弾みますよ。

 
 

4. まとめ

 

これからグローバル化が進行していく中で、海外のビジネスパーソンとメールを交わしたり実際に会話したりすることが多くなります。

 

それに伴い、海外のビジネスパーソンと名刺交換をする機会が増えてくると思いますので、今回の記事を参考に積極的に外国の企業の方とコミュニケーションをとれるようにしましょう。

 

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