TOEICのスコアアップをめざす勉強法

数ある英語能力試験の中でもダントツで耳にする機会が多いTOEIC。

 

TOEICとはTest of English for International Communicationの略で、英語でのコミュニケーション能力を測定する試験です。知識・教養としての英語ではなく、日常生活やビジネスシーンにおける英語でのコミュニケーション能力を評価する試験として活用されています。そのため、海外赴任や昇進、転職、就職などの際に参考にされることが少なくありません。


さらに、近年では、国公立大学・私立大学において、入学試験の英語試験免除や出願要件、単位認定など様々な場面で活用されています。


2019年現在、TOEICは5つのテストで構成されています。その中で最も代表的なのは、リスニングとリーディングの能力を測るTOEIC L&Rです。よく「TOEICスコア800点以上」などと企業の募集要項に示されているのは、厳密にはこのTOEIC L&Rのスコアのことを指しているんですね。


この記事では、TOEIC L&Rのスコアアップをめざす勉強方法をご紹介していきます。

 

 

1. 模試で現在の英語力を把握するー勉強を始める前にTOEICのスコアを確認ー

TOEIC模試

 

TOEIC L&Rを個人で申し込んで受験すると、受験料が5,725円(税込)かかります(割引対象の場合を除く)。正直なところ、高いですよね?
そこで、自分のいまの英語力を把握するだけならば、模試を受けることをおすすめします。


最もおすすめなのが、公式TOEIC L&R問題集の練習テストを活用することです。この公式問題集、本体価格2,800円と決して安くはありませんが、公式ならではのメリットがあります。本番のテストと同じ問題用紙、同じ公式スピーカー(ナレーター)によるリスニング音声など、ほかの模試よりも実際のテストに近い状態を体験できるのです。パートごとの問題形式の説明やサンプルも掲載されているので、初めてTOEIC L&Rを受験する人は隅から隅まで読んでおきたい1冊と言えるでしょう。


もっと手軽に腕試しをしてみたい場合は、オンラインで無料模試を受けてみるのもいいでしょう。「TOEIC 模試 オンライン」と検索すると、オンライン模試が受けられるサイトが複数ヒットするはずです。実際のTOEIC L&Rテストとはちがって問題数が少ない縮小版であることがほとんどですが、自分の英語力をチェックしてTOEICスコアに換算するツールとしては便利ですね。

 
 

2. 到達目標を設定するーTOEICで何点をめざす?ー

スコアアップ

 

現在のTOEIC L&Rのスコアがわかったら、到達目標を設定しましょう。その際、「いつまでに」と「何ができるようになっていたいか」という2つをなるべく具体的に決めましょう。手帳やカレンダーなど、日常的に目にする場所に書き留めておくといいですね。

 


Aさん:就職を希望する企業で「TOEICスコア600点以上」という要件がある。

→いまのスコアは450点。半年後の就職試験までに、TOEICスコア600点以上をとる!


Bさん:勤務先でTOEICスコア750点以上をとると、資格手当が出ることになった。

→現在550点。期限があるわけではないけれど、3か月後には750点以上とりたい!


Cさん:試しに受験したら400点しかとれなかった。

→悔しいから、いつかはTOEICで900点以上とれるようになりたい!

→まずは3か月後に500点以上とることを目標にしよう。


ここで、到達目標の設定におすすめするのは、TOEICを実施している国際ビジネスコミュニケーション協会の公式サイトにある「目標設定お助けツール」です。英語でできるようになりたいことに関するアンケートに回答していくと、そのために目指すべきTOEICスコアがわかるようになっています。


現在のスコアと目標のスコアの差が100~200点の範囲内にしておくことが理想的です。上のCさんの場合、いきなり500点もスコアアップさせることは現実的ではありません。そのような場合は、100点アップさせることから始めて、様子をみながら段階的に勉強を進めていくとよいでしょう。

 
 

3. 学習の計画を立てるー効果的な勉強法ー

計画

 

TOEIC L&Rは、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式のテストです。問題の構成やパートごとの出題形式がきっちり定まっているため、点数につながる勉強をしやすいテストと言えます。


基本的には、以下の流れで学習を進めるとよいでしょう。学習期間が限られている場合は、「頻出単語・フレーズをインプットする」と「パートごとのトレーニングを積む」を並行することになりますね。

 

 

3.1 中学・高校レベルの文法を復習する

模試の結果が既に800点以上の場合は別ですが、中学・高校レベルの文法事項を復習することから始めましょう。

 

TOEICはあくまでも英語でのコミュニケーション能力を測るテストなので英文法のテストではありませんが、動詞の時制や助動詞などをはじめ、基礎的な文法事項を押さえておかないと解けない問題があります。

 

TOEIC L&Rによく出る文法項目をまとめた語学書もあるので、参考にしてみるとよいでしょう。

 

 

3.2 頻出単語・フレーズをインプットする

TOEICにはよく出る単語・フレーズというのがあります。よく出る単語・フレーズを押さえておけば、確実にスコアアップにつながります。

目標スコアごとの必修語彙をまとめた書籍が多く出ているので、気に入ったものを1冊選んで、語彙をインプットすることに努めましょう。

 

このインプットの作業は、通勤や通学などのスキマ時間を活用すると飽きずに続けられるでしょう。スマホアプリを使えば、単語・フレーズや例文の音声も聞くことができるので、勉強効率が上がりますね。

 

 

3.3 パートごとのトレーニングを積む

TOEIC L&Rはパートごとに出題形式が決まっているので、自分が比較的得意なパートと苦手なパートがあることがわかります。例えば、同じリーディングの問題でも、「Part 5やPart 6は点数をとれるのに、Part 7はなかなか点数がとれない」というケースはよくあります。


TOEIC L&Rは、パートごとに解答のコツや対策をまとめた書籍はたくさん出ているので、自分が苦手なパートの問題に集中的に取り組むことができます。コツをつかめば、一気にスコアアップすることも可能ですよ。

 

 

3.4 TOEIC L&Rの受験テクニックを習得する

TOEIC L&Rに慣れていない受験者からは、「時間が足りなくて、すべての問題を解けなかった!」という声がよく聞かれます。時間さえあれば、もっとよいスコアだったかもしれないと思うと、悔しいですよね。


TOEIC L&Rには、受験する際に知っておきたいさまざまなテクニックがあります。例えば、次のようなテクニックが挙げられます。

 

 

・パートごとの時間配分を守る

 

・リーディングで、自分が点を取りやすいようなパートの解答順を決めておく

 (例:Part 5→Part 7→Part 6)

 

・マークシート用のシャープペンシルを使う

 

・マークシートを丁寧に塗りつぶすのはまとめて行う

 

 

3.5 TOEIC対策講座を利用する方法も

書籍やアプリを利用して独学で学習を進める自信がない場合は、英会話スクールのTOEIC対策講座を活用するのも手ですよ。

 

お金はかかっても、次のようなメリットがあるので、特に短期間でスコアアップを狙いたい場合は積極的に利用したいところです。

 

 

・プロが学習計画を立ててくれる

 

・他人の目があることで、学習を途中でやめてしまう可能性が低くなる

 

・自分の理解度や弱点に合ったアドバイスが受けられ、効率よく学習を進められる

 

・学習に行き詰ったときにプロに相談できるのが心強い

 


また、最近では、TOEIC対策のための通信講座も充実しています。動画視聴やスマホアプリを利用した学習を取り入れた講座もあり、通わなくても英会話スクールと同等のサポートを受けることができるものもあります。

 

英会話スクールの講座よりもぐっとリーズナブルなので、限られた予算しか捻出できない場合でも調べてみる価値はありますよ。

 

 

4. おわりに

ビジネス

 

いかがでしたか?


TOEIC L&Rは、あくまでも英語でのコミュニケーション能力を評価するためのテストの1つです。目標のスコアをとれたとしても、就職や昇進、留学をした後に日常生活やビジネスシーンで実際に英語でコミュニケーションがとれるかどうかは別問題です。


TOEICのスコアアップのための勉強を素地として、実務レベルの英語習得へとつなげたいですね!

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