【TOEIC満点取得者が語る】840点から990点達成までに行った3つの勉強法

「TOEICテストで800点台からなかなか900点に届かない…」

「900点を突破したけど、そこからスコアが上がらない…」

「リーディングのスコアが頭打ちで伸び悩んでいる…」

「990点までのあと10点がどうしても取れない…」

 

TOEICで900点以上を目指している方の中には、このような悩みを持っている方も多いと思います。

 

990点取得済みである私も、満点に届くまでは同じような悩みを抱えていました

 

ですが、勉強法を見直して自分にとってスコアアップに必要な対策を続けた結果、840点→950点→980点とスコアを伸ばし、ついにTOEIC公開テストで990点(満点)を取ることができました!

 

私は帰国子女や留学経験があるわけではなく、日本で普通に過ごしていた日本人です。

 

そんな私がTOEICで満点を取るまでに実践した対策は、次の3つ。

1. 【840→950点獲得】:900点レベルの「解答スピード」を身につける

2. 【950→980点獲得】:パラグラフリーディングで読解力を上げる

3. 【980→990点達成】:自己分析で弱点をつぶす

この3つの対策はそこまで珍しい勉強法ではなく、当たり前に思えるかもしれません。

 

しかし満点を取るためには、小手先のテクニックを覚えるのでなく、こうした真の英語力を着実にアップさせるための勉強法を重ねることが大事です

 

「900点レベルの解答スピードとは?」

「自己分析ってどうやってするの?」

 

と気になった方、どうしてもTOEICで満点をとりたいとお考えの方はぜひつづきを読んでください!

 

 


【対策 1】900点レベルの「解答スピード」を身につける

 

大学3年生のときに受けたTOEIC公開テストのスコアは840点。そのときはリーディングの時間が足りず、十数問解答できませんでした

 

「就活のために900点以上は取りたい」と考えた私は、そこから1日平均3時間勉強しました。毎日3時間のTOEIC対策をすることで、約3か月後のTOEIC公開テストで950点を取得!

 

3か月間という短期間で100点以上スコアを上げ、目標のスコアを突破できたので当時の自分としてはかなり満足した結果となりました。

 

そのときに私がやったことは、「900点を取るための“解答スピード”」を意識した勉強です。

 

具体的には、次のような内容になります。

① 1セット分の模試を解き、その模試の英文を何度も復習する
② 復習で身につけた“解答スピード”を、初見の問題でも発揮できるように演習する

以下で、詳しく説明していきます。

 

 

① 模試を解いて復習する

私は、『3週間で攻略 TOEIC(R)テスト 900点!』(アルク)という本を使って、1セット分の模試を解き、何度も復習するようにしました

 

模試を解くときは、

・1回目は本番同様、時間を計って解答する
・1回目を解き終えたら、答えを確認せず、そのまま2回目を行う(この時は時間制限無し)
・模試の問題を約2週間かけてしっかり復習する
・3回目の模試に取り組む(制限時間あり)


という、本書で推奨されているやり方で進めました。

 

『3週間で攻略』を選んだのは、1つの模試を何度も復習する学習法は効果がありそうだと思ったからです。

 

時間制限なしで解いた2回目は、正解数が185問だったので、

 

「時間無制限なら900点を越える実力はある。あとは理解度を保ちながら75分で解答できるスピードを身につけたら900点を越えられるんじゃないか?」

 

と考え、同じ模試を復習して900点取得者の解答スピードを身につけることを意識しました。

 

2週間で模試の問題の復習を終えた後、3回目は時間制限ありで解いたのですが、リーディングは75分以内で解答でき、198問正解することができました。

 

すでに一度解いたことがあり、何度も復習しているためスコアが上がるのは当然ですが、

 

それよりも「今くらいのスピード感で解けば全問解答できるのか!」という実感を得ることができたのが大きかったです。

 

 

② 初見の問題でも解答スピードを保てるようにする

残り2か月半は、新しい問題集を使って問題演習をしました。

 

初見の問題に取り組むときは、①で体感した解答スピードを意識しながら解くようにしました

 

模試の復習では、スピードだけでなく1問1問解答プロセスも理解しながら復習したため、

「解答根拠をしっかり把握しつつ、制限時間内に解く」というサイクルでどんどん進めていきます。

 

 

 

【対策 2】パラグラフリーディングで読解力を上げる

 

950点を取ってからは、リスニングは安定して満点を取れるようになってきたのですが、リーディングが毎回450点前後で伸び悩むことになります。スコアの伸びがピタッととまったのです。

 

「Part 7の間違いが多いから、とにかくPart 7の問題を解いていけばいつか満点が取れる」と考え、990点対策用の問題集などにも取り組みましたが、それでもなかなかスコアが上がりません。

 

そんなとき、TOEICと並行して英検1級の勉強をやり始めたところ、急に読解スピードや正答率が上がり、スコアが980点(リーディング485点)まで伸びました

 

TOEICのスコアアップに効果があったと感じたのは、英検対策で行った「パラグラフリーディング」の勉強

 

英検1級を目指す前もパラグラフリーディングのやり方は知っていましたが、TOEICでそれを特に意識してやったことはありませんでした。

 

試しにTOEICのPart 7で

 

・タイトルや第一段落から文章の趣旨・目的をつかむようにする
・文書タイプから話の展開を予測した上で読む
文書間の関係性をきちんと理解する(マルチプルパッセージ)

 

と、文章の目的・展開を意識しながら読むようにすると、理解度が以前よりも上がり、正答率も高くなりました

 

今から考えると、

・何の文書(誰のための文書)なのかよくわからない
・文書の内容の流れがよくわからない


といった状態で読んでいる問題も少なくありませんでした。

 

「文書をしっかり理解しながら読む力」が自分に足りなかったことを自覚して、それをパラグラフリーディングの勉強によって身につけることで、TOEICのリーディングをスコアアップできたと実感しています。私と同じようにPart 7がネックになって950点あたりで伸び悩んでいる方には、パラグラフリーディングがおすすめです!

 

 


【対策 3】自己分析で弱点をつぶす

 

980点を取った後も毎回TOEICを受け続けましたが、半年間ほどは960点前後をうろうろしていました

 

すでに上級レベルの問題が収録された問題集や、990点対策の参考書も何冊か解き、またTOEIC以外の勉強(英検1級やニュース英語を聞く・読むなど)にも取り組みましたが、なかなか満点を取ることができず……。

 

「ここが自分の実力の限界かも…」そう思うときもありました。

 

しかし、「980点までとれたのだから、990点を目指そう!」と決意をして意識的に始めた学習法が、「自己分析」勉強法です。

 

自己分析というと就活でやったことがある人もいるかもしれませんが、ここでいう自己分析とは「TOEICで苦手な問題や、間違えるパターン、問題を聞く・読む・解くときの自分の癖」などを自分で考える作業です。

 

自分が苦手な問題などは以前から把握して対策していましたが、単に「“多義語問題”が苦手」「“Not問題”が苦手」など、苦手な問題タイプの把握で終わっていることが多かったため、「間違えた原因をしっかり深掘って対策すれば、ミスを減らせるんじゃないか?」と自分なりに考えました。

 

そして、不正解を選んでしまった原因を細かく分析して対策を行った結果、半年後のTOEIC公開テストで990点満点を取ることができました

 

以下、私が行った自己分析の仕方と、対策法について説明していきます。

 

 

自己分析のやり方

私が実際に行った「自己分析」勉強法について説明していきます。

 

自己分析と対策は、以下のような流れで行います。

① 問題を解く
② 弱点を分析・把握する
③ 弱点に絞った対策をする

以下で、それぞれの詳しいやり方を説明します。

 

 

① 問題を解く

まずは、弱点を把握するために、TOEICの模試や問題集などを使って問題を解きます

 

このステップでは、本番に近い(まとまった量の)問題を、できるだけ本番と同じ状況で解くことがポイントです

・200問をいっきに解く(途中で休憩を挟まない)
・模試は本番と同じレベル・もしくは少し難しいレベルの問題を解く
・リスニングはイヤホンではなくスピーカーを使う
・リーディングはきちんと時間を測る(75分で解く

といった環境で解くとよいでしょう。

 

本番と異なる状況だと、

 

・途中で集中力が切れて音声を聞き逃した
・時間が足りなくて焦って英文を読み飛ばした


など、普段の勉強ではあまり見つからない弱点が把握しにくくなります。

 

同じような環境で解くのが難しい場合は、普通に問題集を使って解くのでも構いませんが、リーディングは時間制限を設定して解くようにします(Part5は1問20秒、Part6は1題(4問)で2分、Part7は1問1分が目安)。

 

私は、『TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング』と『TOEICテスト 新形式精選模試 リスニング』(ジャパンタイムズ)の模試を使い、本番同様200問を一気に解答しました。

 

 

問題を解き終えたら、次のステップで弱点を把握していきます。

 

 

② 弱点を分析・把握する

①で問題を解いたあとは、答え合わせをして、自分の弱点を分析

 

「分析」と聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、800点以上を取得されている方であればすぐにできます。

 

間違えた問題に対して、「なぜ間違えたのか」をいくつかの視点から振り返って考える作業を行います。

 

分析の作業は、解いた感覚が残っているうちにやるのがよいので、問題を解いたらすぐに行うとよいです。

 

以下に、問題を間違える原因の例を挙げました。この視点から分析を進めると、自分がやってしまいがちなパターンが見つかります。

【リスニング】
✅ 知らない単語があり、聞き取れなかった
✅ 知っている単語が聞き取れなかった
✅ 文法を理解していなかった
✅ 集中力が切れて英文を聞き逃した
✅ 正解がどれか迷っている間に、次の問題の英文を聞き逃した
✅ しっかり聞いていたつもりだったが、いつの間にか根拠を聞き逃していた
✅ 設問・選択肢がスッと理解できなかった
✅ 単語を聞き間違えた
✅ ある特定の国籍の英語が聞き取りにくかった
✅ 話の流れが理解できなかった
【リーディング】
✅ 知らない単語があり、それが正解の根拠に絡んでいた
✅ 文法・構文を理解していなかった
✅ 語彙の意味を勘違いしていた
✅ 英文の意味を間違えて解釈していた
✅ なんの文書なのかがよくわからずに読んでいた
✅ 単語・英文を読み飛ばしていた
✅ 時間がなくて焦り、根拠に自信がないまま解答してしまった
✅ 人物が複数人登場して、人物を勘違いしていた

間違えた問題ごとに、それぞれ間違えた原因を確認したら、ノートや解説ページの空白箇所に、その原因をメモします

 

「なぜ自分はこの選択肢を選んでしまったのか?」

「この問題を解くときに、自分は何を考えていたのか?」

 

と、自分が間違えた問題を振り返り、弱点を分析してみましょう

 

 

③ 弱点に絞った対策をする

②で自分の弱点が把握できたら、その弱点をつぶすための対策を行います。

 

メモした原因をざっとチェックして、間違える原因に何か傾向がないかをチェックします。

 

Partや問題タイプが一見違っていても、

 

「英文の解釈違い」

「読み飛ばし(聞き逃し)」など、

 

共通した原因が見つかる人もいるかと思います。

 

そういったパターンがあれば、その対策を優先的に進めていきます。傾向がバラバラであれば、リスニングかリーディングか、満点を逃すのが多いセクションを先に対策するようにします。

 

対策の例として、もしPart 7の多義語問題(文中の単語と意味が近い単語を選ぶ問題)を間違えた場合は、

 

・指定されている単語の意味がわからなかった(文中から意味を読み取れなかった・意味を勘違いしていた)
・文中の単語の意味は分かったが、選択肢での言い換え方に慣れていなかった

 

といった原因から、自分に当てはまるものを考えます。

 

指定されている単語の意味がわからなかったのなら、

語彙力を高めるほかに、文章の流れを理解する力が足りないので、精読要約の勉強をする。

 

設問の選択肢の言い換え方に慣れていなかったのが原因なら、

単語帳に載っている単語の2つ目以降の意味まで覚えて言い換えに対応できるようにする…

 

などのように、原因に応じて対策法を考えて、勉強していきます

 

ここで、単に「多義語問題が苦手だから多義語問題をたくさん解く!」と考えてしまうと、効果的に弱点を対策できず、「勉強したのにまた間違える」といったことになります。

 

私の場合は、

Part 7の文位置選択問題やクロスリファレンス問題を間違えることがよくあり、

 

原因は

 

文書の内容(文脈)を間違って解釈している

正解の根拠に関連している単語を読み飛ばしてしまっている

 

ことが多いのではないか? と考えました。

 

その対策として、

 

  • 文書の段落ごとの主旨を把握しながら読む練習をする
  • マルチプルパッセージの文書は少し時間をかけて細かい部分まで丁寧に読むようにする
  •  Part7の解く順番を変える

 

といったことを行いました。

 

「Part 7の解く順番を変える」とは、

先に文位置選択問題やマルチプルパッセージの問題を解くようにすることで「苦手な問題は少し時間を使って解答し、簡単な問題は素早く解答する」という自分に合った対策のことです。

 

こうした対策を進めていくと、次第に自分が間違えやすい問題は注意しながら聞く・読むようになり、確実に根拠を把握しながら解くことができるようになりました

 

対策の方法は原因によって異なります。

 

知識が足りないパターン(単語・文法・発音など)は、単に問題をたくさん解くよりも、単語帳・文法書などで知識を得るようにしたり、問題演習をしたとしても、その後は精読などを行ったりするなど、知識の習得や復習に重点をおいて勉強するのがポイントです。

 

知識ではなく解き方(読み飛ばしや勘違いなど)に原因がある場合は、問題演習をベースに勉強を進め、問題を解くときに間違えた原因をしっかり意識しながら解答するようにしましょう。

 

その他、集中力が原因で間違える方や、本番だとなぜか焦ってしまう方は、環境を工夫してみるとよいです。

 

「リスニングを1.1倍速にして解く」

「リーディングは時間を70分に設定して解く」

「静かな環境ではなく、カフェなど少し騒がしい環境で問題を解く」

 

など、条件や環境が本番よりも悪い状態で解くのがおすすめです

 

普段からこういった環境で勉強していると、本番のテスト中で物音がしたり時間が足りなかったりしても動じなくなります

 

このように、問題を通して弱点を把握し、弱点にあった対策を行うことが、どんな参考書よりも効果的な勉強法になり、結果的にTOEIC公開テストで満点(990点)を取ることができました

 

 

まとめ

 

本記事では、840点から990点満点を取得するまでの道のりを紹介しました。

 

最後にTOEICで満点をとるまでに実践した対策をまとめると、次の3つです。

 

1. 同じ問題(模試)を何度も解いて、900点レベルの解答スピードを体感する

2. パラグラフリーディングを徹底して、文書の展開を整理しながら細かい部分まで丁寧に読む

3. 自己分析で自分の弱点をあぶり出し、その弱点をつぶすための対策をする

 

スコアが伸び悩み、壁にぶつかったときは「自分には満点は無理なんじゃないか」「もう英語力は伸びないんじゃないか」と思うこともありましたが、しっかりと自分と向かい合い、自分が足りないところを自覚して補完していく勉強を続けたことが、満点達成のカギだったと思います

 

もし、過去の私と同じような状況で壁にぶつかっている方は、この勉強法を参考に実践してください。この記事がTOEICテストで900点以上を目指している方の参考になればうれしいです! 

 

 

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