英語教材編集者が答える:【600点目標】TOEIC Part 5で”捨てるべき問題”の見分け方

「600点を取るためのTOEIC Part5の攻略法を知りたい」
「Part5を解くのに20分くらいかかってしまう」
「いくら考えても答えがわからないときはどうすればいいの?」

 

現在500点くらいでこれから600点を目指す方の中には、Part 5でこのような疑問や悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。

 

「Part 5を解くときはスピードが大切」とよく言われますが、そのためには「時間をかけずに適当にマークすべき問題(=捨てるべき問題)」を判別することが、スコアアップのカギになります。

 

今回はTOEIC教材を20年にわたり制作してきたメディアビーコンの編集者(990点満点取得)が、「Part 5で捨てるべき問題」を見分けるためのコツをお答えします!

Part 5にかかる時間を減らして、リーディング問題の解き切りを目指しましょう!

 

 


問題を「捨てる」理由

 

「適当にマークしたらスコアが下がるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、TOEICでは「今の実力で解ける問題をできるだけ多く解く」ことがスコアを上げるには大事です。

そのためには、いくら考えてもわからない問題は早めに切り上げて適当にマークし、次の問題に進む必要があります。

 

Part6は「文挿入問題」、Part7は「NOT問題」などが600点を目指す人は捨てるべき問題で、この2つのパートでは設問を見れば「適当にマークすべき問題」かどうか判別できます。

しかしPart5はその判断が難しいです。

 

ここでは、捨てるべき問題がどれか見分けるコツを紹介します。

 

 

捨てるべき問題

 

Part 5ですぐに適当にマークすべきなのは、以下の3つのケースです。

 

①選択肢の単語の意味がすべてわからないとき
②問題文を2度読んでも文意がわからないとき
③1分以上考えているとき

 

①~③のケースについて、以下で詳しく説明します。

 

 

① 選択肢の単語の意味がすべてわからないとき

各問題の選択肢を見たときに(A)~(D)のすべての単語の意味がわからないときは、解答できません。すぐに記号を適当にマークして、次の問題に進みましょう。

 

例えば、

(A) inquire
(B) contribute
(C) account
(D) personalize

といった選択肢が並ぶ問題(同じ品詞(動詞)の単語が並んでいるので、「語彙問題」と呼ばれます)の場合、どの選択肢も意味がわからなければ、たとえ英文の意味が完全に理解できても、正解を選ぶことは不可能です。

 

この問題にいくら時間をかけても正答率は4分の1。英文すら読まずに、適当にマークしましょう。

 

ただし、英文の意味がわからなくても解ける「品詞問題」は、英文を読んで解答しましょう。

 

品詞問題とは、

(A) regulate
(B) regulation
(C) regulative
(D) regularly

のように語尾が変化した形の単語が並ぶ問題です。

 

品詞問題は、文法の観点から正解を特定する問題で、空所に入る品詞さえわかれば選択肢の意味がわからなくても正解を選べることが多いです。

こういったタイプの問題は、諦めずに英文を読んで正解を絞るようにしましょう。

 

ここで、注意点が1つあります。

品詞問題は比較的簡単に正解を選べるタイプの問題なので、Part 5を解くときに先に品詞問題だけを解こうとする方を見かけますが、品詞問題を探している時間がもったいないので、得策ではありません。普通に1問目から順に解き進めるのがおすすめです。

 

 

② 問題文を2度読んでも文意がわからないとき

空所以外の箇所を2度読んでも、英文が何を言っているのか意味がわからないときは、それ以上読み直さず、適当にマークするようにしましょう。

 

Part 5の問題文の中には、少し難しめの単語や文構造が使われた英文が出題されることがありますので、一読しただけではよくわからないということはあり得ます。だからといって何度も読み返していると時間がなくなってしまいますから、「2度読んでもわからないなら自分のレベルを超えた文章なので、これ以上粘っても仕方ない」と割り切るのがおすすめです。

 

語彙問題は特に、空所以外の文意がわかっていないと正解を選べないため、2度読んでも理解できない英文なら、適当にマークしましょう。

 

ただし、①と同様、「品詞問題」の場合は、問題文の意味が完全にわからなくても、空所に入る品詞さえわかれば解答できます。品詞問題は、文構造を把握するように問題文を読むようにしましょう。

 

 

③1分以上考えているとき

①と②で、あまり時間をかけずに捨てるパターンを説明しました。

しかし、「それじゃあ①②以外は時間をかけて解いてもよいのか」と言われると、そうではありません。

 

Part 5では、1分経っても答えがわからない問題も適当にマークするようにしましょう。

Part 5は、平均20秒くらいで解答するのが目安(Part 5全体で10分)で、簡単な問題なら10秒以内、難しい問題なら30~40秒くらいで解けるかと思います。

 

1分以上かかっている場合は、その1問にさらに時間をかけるより、残りの「今の実力で解ける問題」を解く方がスコアアップにつながります。

 

「あともう少しでわかりそう」と考える気持ちもわかりますが、それが時間切れの原因となります。きっぱりと割り切って、適当にマークして次に進みましょう。

 

なお、問題を解くたびに毎回1分は測れないので、感覚的に1分たったなと感じたら適当にマークするとよいです。普段から問題集を解くときに時間を意識して、1分の感覚を身につけておきましょう。

 

 


まとめ

 

いかがでしたか? 今回は600点を目指す方のために、Part 5の「捨てるべき問題」の見分け方についてお答えしました。

「Part 5で時間を使いすぎてしまう」という悩みを抱えていた方のモヤモヤが少しでも解消されたのなら幸いです!

 

 

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株式会社メディアビーコン プロフィール
1999年創業。語学教材に特化した教材制作会社。TOEIC、英検、TOEFLをはじめとする英語の資格試験から、子供英語、中学英語、高校英語、英会話、ビジネス英語まで、英語教材全般の制作を幅広く行う。特にTOEICの教材制作には定評があり、『TOEIC®テスト新公式問題集Vol. 5』の編集制作ほか、TOEIC関連企画だけでも130冊以上担当している。出版物としての教材制作のみならず、TOEIC® L&Rテストのスコアアップを目指す方のためのコーチングも行っている。
著書に『寝る前5分暗記ブック TOEICテスト単語&フレーズ』、『寝る前5分暗記ブック TOEICテスト英文法』(以上、学研プラス)、『TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part 7模試』(ベレ出版)などがある。

  
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