「英語を話せる」能力は、就職や転職でも役に立つ人気のスキル。
自分も英会話力を身に付けたい! と思いつつも、「英会話スクールはお金がかかるから独学で済ませたい」「なるべくすぐに英会話ができるようになりたい」という悩みを抱えている方も多いはず。
ご安心ください。「独学ですぐに英語を話せるようになる」ことは可能です。
実は、英会話力を上げるうえで大切なことは、たったの2つと、とてもシンプル。
それは、「話す練習をすること」と「英語の知識を増やすこと」の2つです。この2つのポイントを押さえた学習ができれば、英会話力は順調に向上していきます。
この記事を参考に独学して、短期間で英語を話せるようになりましょう!
Contents
1. 【大前提】英語を話せるようになるためには話す練習が必要
英会話学習の大前提は、「英語を話せるようになるためには、話す練習が必要」だということ。これが最も大切なことになります。
「話す練習」には、2つのパターンがあります。一つは、「一人で発話練習をする」こと。そしてもう一つが、「人と会話練習をする」ことです。特に後者は、実践的な英会話力を身に付けていくために、必ず必要な練習となってきます。
もちろん、まずは相手の言っていることを理解できること、そして自分で文章を組み立て、発信する力が必要ですから、いきなり「人との会話練習」から入るべきではありません。
まずは、人と会話の練習をする前に、自分でスピーキング力をある程度つけておくこと。そして、その準備として英語の知識を学んでおくことです。
スピーキング力がある程度付いたら、実際に他人と話す練習をしてみましょう。その際は、ひたすら練習してどんどん慣れていくことが大切です。
1-1. 話す練習をするためには知識のインプットが必要
最終的には「人との会話の練習量が物を言う」わけですが、やはり人と話す練習をするための準備をしないと、そもそも話をすることはできませんよね。
よって、学習の順序としては、「英語の知識を身に付ける」ことが先になります。
日常的な会話ができるようになるためには、まずは英語の基礎知識のインプットは外せません。逆に言えば、英語の基礎となる中学文法や単語を使いこなせれば、日常会話はほとんどカバーすることができます。
ただし、この「知識のインプット」をする時に注意したい点があります。
それは、「机に向かうだけの勉強にしない」ということです。
「知識を身に付ける」と聞くと、受験やテストのためにしたような「勉強」を思い浮かべる人もいると思いますが、英会話力を上げるための知識の習得においては、そのイメージは思い切って捨ててしまいましょう。
英会話学習では、「知識をつける」ことではなく、「身に付けた知識を使えるようにする」ことがゴールです。よって、ひたすら机に向かって勉強するのではなく、聞いたり読んだりして得た知識を、すぐに使ってみることが大切となってきます。
このことについて、もう少し具体的に見ていきましょう。
1-1-1. 「インプットしたらすぐにアウトプット」を繰り返す
繰り返しになりますが、英会話学習においては、身に付けた知識を自分の言葉として使えるようにすることがゴールとなります。
一番効率良く最速で、得た知識を使える知識に変えていくためには、「インプットしたらすぐにアウトプット」することが重要。
なぜなら、人はとても忘れやすい生き物だからです。「この参考書を一通り全部勉強してから、使う練習をしていくぞ」と意気込んで学習をしても、そのほとんどは使う練習をする前に忘れていってしまいます。
そうなると、また知識の復習をするところから始めなければいけないので、余計に時間がかかってしまいますよね。
そんな手間を省き、より短期間で英会話力を習得するためには、「聞いたり読んだりして覚えたことは、すぐに使ってみる」を基本として学習を進めていくことが大切です。
1-1-2. インプットの量は多いに越したことはない
ここまで読んでいると、インプットとアウトプットの量は同じだけこなしていく、というように理解される方もいると思いますが、学習の基本は「インプット≧アウトプット」と考えていただいて構いません。
それはなぜか。日本語を例に考えてみましょう。
日本で生まれ育った方は、まず問題なく日本語を操ることができるかと思います。しかし、例えば「意味は分かるけど、使えない」ことわざや慣用句、「読むことはできるけど、書けない」漢字って誰でもありますよね。
このことからも分かるように、人は使える知識よりも、知っている知識の方が圧倒的に多い傾向にあります。
それは英語でも例外ではありません。インプットとアウトプットを同じ量だけこなし、身に付けていっているつもりでも、実はその中で本当に使えるようになるのは限られた範囲の知識であると考えられます。
よって、使える知識を増やしていくためには、それを上回る量の情報を入れていくことが必要となります。
「インプットしたらすぐにアウトプット」が基本ではありますが、多読や多聴を用いて情報量を増やしていく過程も、必ず取り入れていくようにしましょう。
2. 一人でできる!アウトプット練習法
ここからは、具体的なアウトプットの練習法をご紹介していきます。 ここでご紹介する方法は、全て一人でできる練習方法です。お金をかけずに無料でできる方法ばかりですので、独学で学習をする際に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
2-1. 英語の音源を使って音読練習
英会話学習において一番おすすめなのが、「音読を使った練習法」です。
中でもシャドーイングは、英語脳を作る上で絶大な効果が期待されます。
この練習を行うのに必要なのは、英語音声、音声のスクリプトと日本語訳。この3つが揃っていれば、どんなものを用いても学習することができます。
やり方はとても簡単。流れてくる音声を追いかけるようにして、声に出して練習します。聞き取れなかった箇所、上手く言えなかったところは、英文と日本語訳を見て内容を確認しましょう。
また、シャドーイングが難しいと感じた方は、英文を見ながら音声に合わせて声に出す形で練習しても構いません。
ただし、その時に気を付けたいのは、あくまでも「音に集中しながら」発話練習をするということ。英文を目で見て読み上げてしまうのではなく、聞こえた音を口に出すという基本を守りましょう。
そうすることで、リスニング力や発音も劇的に向上させることができます。
2-2. 英語で独り言
表現の幅を広げていく方法として、日々の暮らしの中で独り言を英語で言ってみるのはおすすめです。言えないなと思ったことは、すぐにネットや辞書などを使って調べましょう。
この方法の良いところは、自分の中に思い浮かんだ気持ちや考えを英語で言葉にできること。そうすることで、教材からだけでは学べない、「言いたかったのに言えなかった」という実践的なフレーズを見つけ出し、学んでいくことができます。
また、普段の独り言もそうですが、知識をインプットした際にも、この方法でアウトプット練習をしましょう。覚えたての文法や単語を使って、その場で文章を組み立てて発話してみることで、自分が本当に理解できているかを確認しつつ、記憶にも定着させることができます。
2-3. 英語日記
文章の組み立て方や単語力を鍛える方法として、英作文をしてみることもおすすめです。ライティングの練習にもなるので、一石二鳥ですね。 英語で日記をつけると、後で読み返したりするのも楽しくていいですよ。
出来上がった文章は、声に出して読んでみましょう。英語のイントネーションやリズムに気を付けながら練習ができると、スピーキング力の向上にも役立ちます。
2-4. スマートフォンを使って発音練習
一人で学習をしていくことのデメリットとして、間違っていても正してくれる人がいない点が挙げられますよね。特に発音は、自分で評価することが難しいものの一つです。 そこでおすすめなのが、スマートフォンを使った発音練習。
Google翻訳のマイク機能やSiriを起動させて話しかけることで、簡単に発音チェックをすることができます。自分が思った通りに文字にされているか確認してみましょう。
とは言え、機械相手ではありますので、あまり神経質にはなりすぎず、楽しむ気持ちで活用してみてくださいね。
3. 実践力を身に付ける!オンライン英会話の活用
一人でできるインプットとアウトプット練習を繰り返し、ある程度文章の組み立てができるようになったら、いよいよ人を相手にした会話練習を取り入れていきましょう。
あまりお金をかけずに楽しみながら会話練習ができる場としては、英会話カフェや英語サークル等も人気ですが、一番のおすすめはオンライン英会話スクールです。
オンライン英会話のメリットは、いつでもどこでも受講できる手軽さ、英会話教室と比べて比較的低価格で受けられる手頃さ、様々な会社が提供しているサービスから自分にあったものを選べる多様性などが挙げられます。
また、「レッスン」ですので、ただ楽しいだけでなく、本格的に勉強していけるところも魅力。日常会話のみならず、ビジネスの場でも使える英語を学んでいくことができるコースもあるので、仕事で英語が必要な方にもおすすめです。
4. <最後に>英会話することをとことん楽しもう!
英会話学習には、何より「継続」が大切。
物事を継続して行っていくには、全力で楽しんでやることが一番です。 まだ話せないうちは苦しい思いをすることもあるかと思います。しかし、英語が話せるようになると、世界が一気に広がります。人生が変わると言っても、過言ではありません。
そんな未来を想像してワクワクしながら、ぜひ英会話力が伸びる段階も思いっきり楽しんで学習を続けていってくださいね。