英会話ができるようになるのは憧れですよね。
そして、「いきなり英会話教室に通うのは授業料がかかるし、まずは独学から」と考える方も多いはず。
そこで大切なのが「始め方」。
「学生時代に英語の読み書きはしていたけど、英会話を本格的に勉強するのは初めて!」という方は、どのように独学をして英会話学習をスタートさせるべきなのか気になりますよね。
そこでこの記事では、独学の始め方がわかるよう、英会話上達のコツやポイントをご紹介します!
始め方を把握してスタートダッシュを決めましょう!
Contents
1. 英会話に必要なスキルを見極めよう!
一口に「英語力」と言っても、その中には様々な能力があります。目的によって必要な英語力の姿も変わってくるものですから、「英会話」が目標なら、それに応じた英語のスキルを身に付けたいところ。
ここでは、英会話に必要なスキルと不必要なスキルがどんなものなのか説明します。
英語の4技能の中で最も習得が難しいとされるのがスピーキングですから、「英会話に必要なスキル」に焦点を当てた効率的な学習を目指しましょう!
1-1. まずはここから!英語で話すために必要な能力やスキル
1. 基礎的な文法・語彙力
英会話でコミュニケーションを上手にとるためには、基礎的な文法を扱えて、単語も知っていることが不可欠です。具体的なレベルとしては、中学校で習う範囲の単語や文法です。
実は、ネイティブの日常会話も大部分は、中学で習う内容を使っているので、中学の英語をマスターしておけば英会話でかなり役立つと言えます。
2. 相手の発言を理解するリスニング力
会話は言葉のキャッチボールです。いくら自分の意見が表せても、相手の言っていることが理解できないと成立しません。「話す」と「聞く」という2つの能力をバランスよくトレーニングすることで、効果的に英会話力を向上させることが可能になります!
3. 恥ずかしがらない勇気
日本人にありがちなのが、「間違いが恥ずかしくて黙ってしまう…」というネガティブなためらい方です。言語の習得には間違いがつきものですし、間違えることで知識がより記憶に定着しやすくなることもあります。
「間違うこと=上達への近道」と心に銘じておきましょう!
1-2. 後回しでOK!英会話には不必要な能力やスキル
1. 難しすぎる単語や文法知識
英会話の基本は中学校の内容で構成されていますから、専門的すぎる内容を覚えようとすると、混乱や学習の負担増を招くことになりかねません。まずは基礎を完璧にすることから始めましょう!
2.リーディングの勉強はほどほどに
リーディングについては、日本人の場合学校ですでに重点的に学んできていますから、これ以上独学の時間を割くのは賢明ではありません。
TOEICなどの資格を受ける際には必要な能力ですが、英会話のみに集中したい人はこれ以上はやらなくてもよいでしょう。
2. 英会話力はインプットとアウトプットのバランスで鍛える
英会話力を伸ばすには、インプットとアウトプットのバランスを考えた学習を行うことがポイントになります。以下で具体的な対策法をそれぞれ確認していきましょう!
2-1. まずは適切な教材で基礎英語力のインプットを
まず行って欲しいのがインプットです。繰り返しになりますが、「基礎の単語・文法を完璧にすること」を目標に中学レベルの英語から学習を開始しましょう。
【インプットを行う際の注意点やポイント】
・教材は限られた数のものを厳選して使う
・簡単で分かりやすい参考書を選ぶ
・「分からない」をそのままにしない
特に、「教材の数を絞る」のは大切。一度にあまりたくさんの教材を平行して進めようとすると、結局何も身に付かないまま挫折してしまいがちです。
また、よく使う英会話フレーズの暗記も大変効果的です。文法力や語彙力があれば、覚えたフレーズの単語を入れ替えたり、少しアレンジしたりできて、表現の幅がさらに広がります。
2-2. 覚えたらすぐに実践!アウトプットは毎日の継続がポイント
英語をひたすら頭に詰め込むだけでは、英語で話せるようにはなりません。覚えたことは何らかの形ですぐにアウトプットする習慣をつけましょう。
【アウトプットを行う際の注意点やポイント】
・覚えた単語や文法が使えているか
・バラエティー豊かな表現を使用しているか
自分に合った方法で構わないので、「とにかく毎日英語をアウトプットする」という目標を作りましょう。相手の前で話すことに抵抗がある場合は、まずは「英語でのひとり言」から始めるのもおすすめですよ!
3. 独学で使える英会話上達のためのおすすめ勉強方法
ここからは具体的に、項目別の勉強方法をご紹介していきます。基本は今すぐに始められるものばかりなので、ぜひ試してみて下さい!
3-1. 【単語&文法】基礎である中学レベルを入念に
まずはインプットです。上記でもご紹介した通り、中学レベルの基礎英語をマスターしていきましょう。特別なことは必要ないので、コツコツ地道に知識を定着させることが大切です。
以下、基礎レベルの英語をやり直したい人におすすめの教材や本です。
『ラジオ 基礎英語1~3』(NHK出版)
引用:https://www.nhk-book.co.jp/list/textcategory-09107.html
NHKから出版されている中学英語レベルのテキストです。学年に応じてレベル1~3に分かれており、自分に合った内容から始めることが可能です!
【おすすめポイント】
・中学英語のやり直しにピッタリ
・一冊500円程度で手を出しやすい
・単語や文法だけでなく会話表現も身につく
『名人の授業シリーズ 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』(東進ブックス/ナガセ)
引用:http://www.toshin.com/books/archives/2014/02/post_110.html
大学受験用の参考書ですが、「中学英文法と高校の基礎レベルの英文法」を学びなおす人向けの教材でもあります。学生時代に英語に挫折した人でも、分かりやすい解説で文法力を養える一冊です。
「会話の大部分は中学英文法といっても、もう少し広い範囲を勉強しておいた方が安心できる……」という方や、まず文法を集中して学びたい方におすすめ。
【おすすめポイント】
・高校基礎レベルまで対応
・文法をわかりやすく学べる
もちろん、学生時代に使用していた教科書などを使っても構いません。新しく学んだことはノートにまとめる、練習問題を解いてみるなど、学生時代に戻った気分でサクサク勉強を進めましょう!
3-2. 【発音】英語をたくさん聞きつつシャドーイングをする
英語の発音を良くするには、英語特有の音やリズムに慣れる必要があります。映画や音楽、ニュースなどといった様々な教材を用いて、英語に慣れる環境を作りましょう。
その際はシャドーイングを実践して、自分の口から同じ音が出るように練習しましょう。初めは難しいですが、「真似よう」という意識があれば、だんだん近づいていけるはずです。録音などで自分の発音を確認・修正しつつ練習すると効果的です!
3-3. 【リスニング】基本は発音と同じ学習方法でOK
基本は発音と同じで英語を継続的に聞くことが大切です。聞き取れる音のパターンを増やしていくのが重要なので、聞き取れなかった箇所はスクリプトを見て「この英文はこう発音するのか」という気づきを得ましょう。
また、長時間にわたって英語を聞くのは慣れないと大変なので、まずは短い音声から始めて、少しずつ長い音声に挑戦していくことも大切です。その際、教材は必ず自分のレベルに合ったものから始めましょう。
また、洋画を見る際に、聞き取れない箇所を字幕でチェックしながら見るといった方法もあります。
3-4. 【スピーキング】いよいよ実践!ポイントは「独り言」と「丸暗記」
基礎力がひと通り身についたら、実際に英語で話す機会をどんどん増やしていきましょう!
1. とにかく毎日独り言をつぶやく
英会話の上達には欠かせない勉強法です。テーマは興味のあることや、あるいは単なる思い付きで構わないので、毎日スキマ時間に自分の独り言を英語で録音してみましょう。
理想は1日最低でも15分程話すことです。これならネイティブの友人がいなくても気軽に始められ、恥ずかしさも感じません!
短期間で効果がでるわけではありませんが、継続することで必ずスピーキング力はアップします。まずは3ヶ月~半年を目処に始めてみましょう。
2. フレーズを暗記して使ってみる
こちらも大変シンプルな勉強法です。インプットの項目でもご紹介しましたが、英会話フレーズ帳などをまず暗記すると会話力はグッと向上します。
繰り返しフレーズを口に出すことで、実際の会話でもスムーズに話を繋げることが可能になります!
慣れてきたら、自分でフレーズをアレンジしてみましょう。使える表現の幅がさらに一気に広がります。
以上は、少し退屈に思えるかもしれませんが、現在の英語力に関係なく誰でも始めることの出来る効率的な学習法です。本屋さんでお気に入りのフレーズ本を見つけてぜひチャレンジしてみて下さい!
初心者にもおすすめの英会話フレーズ本
『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)
引用:https://ec.alc.co.jp/book/7000531/
amazonでもベストセラーになっている人気の英会話教材です。日常でよく使われる便利な表現を、ネイティブの子どもが習うような自然な言い方で身につけることができます。
【おすすめポイント】
・便利で使える100の英語表現をマスターできる
・CD付きなので通勤などのスキマ時間にも◎
4.【あともう一押し!】プラスで追加したいおすすめ勉強法
上記の勉強法にプラスして、より実践向きのスピーキング上達法を試してみましょう!独学で習得した知識やスキルを更に伸ばすことが出来ますよ!
4-1. オンラインの英会話レッスンを始めてみる
英会話のポイントは何といってもとにかく話すことです。
英会話スクールは敷居が高いと感じている人は、オンラインの英会話レッスンを検討してみましょう。日本人講師を選べるスクールも多く、「ネイティブだと緊張してしまう…」という人にもおすすめです!
【オンライン英会話を始める際のチェックポイント】
・無料体験レッスンは受けられるか
・自分の希望する国籍の講師がいるか
・予算や使用者からの評判はどうか
4-2. スマホの人気アプリも上手に活用しよう!
スマホを使って手軽にできる英会話対策も存在します。
「スタディサプリ新日常英会話コース」では、ドラマ仕立てのストーリーを楽しみながら使える英会話を学ぶことが出来ます。フレーズや単語の意味の確認、発音チェックなどのコンテンツも充実。
月額制ですが、無料お試し期間もあります。本気で英会話を始めたい人にはおすすめです!
スタディサプリ新日常英会話コース 公式サイト:https://eigosapuri.jp/conversation/daily/?vos=evalstsstopx0000001&fed=ppstp1906002
まとめ
英会話ができるようになると世界がグッと広がります。「英語は読めるけど話せない…」という長年のお悩みから一歩踏み出すきっかけにしてみませんか?