心配事が解消されて思わず「ああ、よかった!」と言葉が出るのは世界共通。
英語でも「ああ、よかった!」「ほっとした」「安心しました」と、自分の安堵を表すフレーズを口にして素直な気持ちを表すことができると、相手も親しみを感じてくれることでしょう。
また、相手の言動を受けて英語で「よかったね!」と返すことができると、相手もきっと喜ぶことでしょう。
この記事では、そんな英語フレーズを中心にご紹介します。
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Contents
1. 例文で確認!「よかった」という安心した気持ちを表す英会話表現
1-1. Good!「よかった!」
心配していたことや気掛かりだったことが解消されたとき、「ああ、よかった!」と言いますよね?
そんなときに使える英語フレーズです。
英会話の例文で使い方を確認しましょう。
A: I heard you got heatstroke. Are you okay now?
B: I’m feeling much better now.
A: Good! But do be careful. It’s still very hot.
(日本語)
A: 熱中症になったんですって? 今は大丈夫なの?
B: 今はだいぶよくなったよ。
A: よかった! でも、くれぐれも気をつけてね。まだとても暑いから。
例文にあるget heatstrokeは「熱中症になる」という意味です。
1-2. Great!「よかった!」
こちらも「よかった」という意味で、Good! と同じように使える英語表現です。
日本語と同じ感覚で、直感的に「よかった!」と思えるような状況でぜひ使いたいですね!
1-3. I’m glad (that) ~!「~でよかった!」
何がよかったのかを具体的に示したいときには、この英語フレーズが使えます。
gladの後ろには主語と動詞のある文を続けて、何がよかったのかを示します。
英会話の例文を見てみましょう。
A: I’m glad our presentation went well.
B: Yeah. We received some good reactions from the audience!
(日本語)
A: プレゼンがうまくいってよかった!
B: そうだね。聴いていた人たちの反応も好意的だったよね。
この英語の例文では、gladの後ろに「私たちのプレゼンがうまくいった」という内容が続いていますね。
1-4. So glad (that) ~!「~でよかった!」
I’m glad (that) ~!「~でよかった!」の省略表現です。
口語やチャットなどで使われることが多い英語フレーズですよ。
2.「良かった!」と神様に感謝したかったらこちらの英語フレーズ!
次に、安心・安堵したときに神様に感謝しながら「よかった!」と言いたいときに使える英語フレーズをご紹介します。
2-1. Thank God!「よかった!」
こちらは文字通り「神様に感謝する」という意味の英語表現。
GodのGは小文字ではなく大文字になりますよ。
英会話の例文を見てみましょう。
A: Oh no! I can’t find my smartphone.
B: Here it is. You left it in the meeting room.
A: Thank God!
(日本語)
A: どうしよう! スマートフォンが見つからないの!
B: はい、どうぞ。会議室に置き忘れていましたよ。
A: よかった!
2-2. Thank heavens!「よかった!」
こちらもThank God! と同じ状況で使える表現。
heavenには「天国」「空」という意味だけでなく「神様」という意味もあります。
2-3. Thank the Lord!「よかった!」
Lordもまた、神様を表す英語の単語です。
道を表すroadと発音が似ていますが、こちらはrではなくlで始まるので、発音には要注意です。
2-4. Thank goodness!「よかった!」
これまでご紹介した3つの英語表現はどれも「神様」に関係するものです。
しかし、信仰心のない人がGodなどの単語をやたらと使うと、中には不快に感じる人もいるかもしれません。
そこで、こちらの英語Thank goodness!という表現がおすすめ!
単純に、Godと似ている発音のgoodnessという言葉に置き換わっているだけですが、意味は同じです。
とりわけ初対面の人との英会話では「神様」への言及は避けて、こちらの英語表現を使用するとよいでしょう。
2-5. Thank God it’s Friday!「よかった、花金だ!」
こちらは「よかった、花金だ!」という意味の英語表現で、週末に突入した解放感や安堵感を表すフレーズ。
日本語で言うところの「花金」は英語ではこのように表現できます。
ちなみに、TGIFというふうに略されることも多いです。
ただし、スラング表現なので、仲間内やカジュアルなメール・SNSでの使用にとどめるのがよいでしょう。
3. 約束などに間に合った嬉しい気持ちを表現する際には?
次に、「ああ、よかった!」と約束などに間に合ったことを表す英語フレーズをご紹介します。
3-1. Phew!「ふーっ!」
Phew!は、日本語で言うところの「ふーっ!」というような言葉に相当する英語の言葉です。
「フュー」と発音され、片手で額の汗を拭うようなジェスチャーとともに使われる事が少なくありません。
日本語で「ふーっ」と息を吐くのと同様に、「ああ、よかった!」「助かった!」「危なかった!」などの英語表現と組み合わせて使われることが多く見られますよ。
3-2. I [We] made it!「(時間に間に合って)よかった!」
「(時間に間に合って)よかった!」という場面で使える英語フレーズです。
実際には、Made it!と聞こえることも多いですよ。
英会話の例文で使い方を確認しましょう。
A: Phew, we made it!
B: That was close. The bus was just about to leave.
(日本語)
A: ふぅー、間に合ったね!
B: 危ないところだったね。バスは発車寸前だったね。
発車しようとしていたバスに何とか間に合ったという場面の英会話ですね。
この英会話のように、「ギリギリセーフ!」と言いたくなるような場面にぴったりの英語表現です。
3-3. That was close!「危ないところだった!」
こちらは「危ないところだった!」という意味の英語表現。
危機や困難をすれすれのところで回避できて、「よかった!」と思わずつぶやきたくなるような場面で使える英語フレーズです。
3-4. That was a close one!「危ないところだった!」
こちらもThat was close!と同じ状況で使える英語フレーズです。
ここでのoneは何か具体的な物体を指しているわけではありません。
4. たったの2語で「ほっとした」を表現しよう!
「ああ、よかった!」は、別の言い方をすれば「ほっとした!」や「安心した!」と表現できますよね。
そこで、「よかった!」「ほっとした!」「安心した!」と、心配事や苦痛が去った後のほっとした状態にうってつけの英語表現をご紹介します。
4-1. I’m relieved!「ほっとした!」
こちらは「よかった、ほっとした」という意味の英語表現。
たったの2語の英語で何かに安堵したことを表せます。
relieveは「〜をほっとさせる、安心させる」という英語の単語です。
そのため、自分が主語で安心したというような状況ではこのフレーズのように受け身の形で使います。
英会話の例文で確認してみましょう。
A: Did you hear about the car accident?
B: Yes. I heard no one was injured. I’m relieved.
(日本語)
A: 交通事故のこと、聞きましたか?
B: はい。けがをした人はいなかったと聞いて、ほっとしました。
4-2. I’m relieved to hear (that) 〜!「〜と聞いて安心した!」
こちらは「〜と聞いて安心した!」という意味の英語表現で、安心した内容を具体的に伝えたいときに使えます。
hearの後ろに主語と動詞を続けます。
例文で確認しましょう。
「誰も怪我しなかったと聞いて安心したよ」
4-3. What a relief!「ああ、ほっとした!」
「ああ、ほっとした!」と安心したときにうってつけの英語表現がこちら。
reliefは「安心感、安堵」という意味を持つ名詞です。
先ほどのrelivedが動詞だったのに対し、こちらの英語表現では名詞が使われている点を押さえておきましょう。
それでは、英会話の例文で確認です。
A: The results of your screening test showed no signs of breast cancer.
B: Oh, what a relief! I was so worried about it!
(日本語)
A: 検査の結果、乳がんの兆候は見られませんでした。
B: ああ、ほっとしました! すごく心配だったんです!
この英語フレーズではrelievedの名詞形reliefを使っていますね。
I was so worried about ~!「~について(とても)心配していた!」
こちらは間接的に「よかった!」「ほっとした!」ということを表す英語表現。
それまで心配していた事実をI was so worried about ~.「~についてとても心配していた」と言うことで、何かに対してよかったと思っていることを間接的に表現しています。
4-4. That’s a load off my mind.「肩の荷が下りた」
こちらは安堵感を表す英語の慣用表現。
日本語で言うところの「肩の荷が下りた」に相当する英語表現です。
loadは一言で表すならば「重荷、負担」のことで、この英語フレーズでは「精神的な負担」や「重荷」を表しています。
英会話の例文で確認しましょう。
A: Mom, I finally found a job!
B: Oh, thank God! That’s a load off my mind!
(日本語)
A: お母さん、ようやく就職が決まったよ!
B: ああ、よかった! これで肩の荷が下りたわ!
他にも、バリエーションとしては、a loadを強調してa huge loadとしたり、a loadの代わりにa weightとしたりする言い方もありますよ!
5. ビジネスでも使える! 「よかったね」と相手に対して使える英語表現
最後に、相手に対して「よかった!」と伝える際に使える英語表現をご紹介します。
5-1. That’s good to hear.「それはよかったですね」
こちらは、相手の言ったことを踏まえて「それはよかった!」「(それを聞いて)うれしい!」と伝えるときに最適な英語表現です。
ビジネスシーンで使っても違和感がないので、万能な英語フレーズですよ。
英会話の例文を見てみましょう。
A: My son won first prize in the contest
B: Wow. That’s good to hear!
(日本語)
A: 息子がコンテストで一等賞を獲得しました。
B: すごい。それはよかったですね!
That’s good!やThat’s good to hear.は、ビジネスシーンで使っても違和感がないので、万能なフレーズですよ。
5-2. I’m glad to hear that.「よかったね」
先ほどのThat’s good to hear! と同じようなシチュエーションで使える英語表現です。
gladの代わりにhappyを使ってもいいですね。
英会話の例文を見てみましょう。
A: I finished all my homework!
B: I’m glad to hear that.
(日本語)
A: 宿題、全部終わったよ!
B: よかったね。
That’s good news!「いいニュースだね!」
こちらは「いいニュースだね!」「朗報だね!」という意味の英語表現。
後ろにfor meを続けて「それは私にとっていいニュースだ!」と表現することもできます。
5-3. Good for you!「よかったね!」
相手にとって何かいいことがあったときに「よかったね!」と伝えることのできる英語表現がこちら。
Congratulations!「おめでとう!」よりも少しカジュアルな印象があります。
英会話の例文を見てみましょう。
A: I was elected class president.
B: Good for you!
(日本語)
A: 僕、学級委員に選ばれたよ。
B: よかったわね!
ちなみに、Good for you!は「よかったね!」という意味以外にも、「素晴らしい!」や「よくやった!」などと他人の言動を褒める際にも使われる英語表現です。
例えば、英語圏の学校では教師が生徒を褒めるときにも多用されています。
あなたも英会話のレッスンで、的確な返事ができたときに講師からGood for you! と言われたことはありませんか?
5-4. I’m so happy for you!「私もうれしいわ!」
Good for you!という表現がややカジュアルな印象を持っているのに対して、こちらのI’m so happy for you! はフォーマルなシーンでも使える便利な英語フレーズ。
英会話の例文を確認しましょう。
A: I got promoted!
B: Oh, I’m so happy for you!
(日本語)
A: 昇進したよ!
B: まあ、よかったわね! 私もうれしいわ!
他にも、友人の結婚や妊娠の報告に対して、Congratulations! I’m so happy for you!と英語でお祝いの言葉をかけることができるとスマートですね!
6. おわりに
いかがでしたか?
感情を表す表現をうまく使えるようになると、英語でコミュニケーションを取る際に相手との距離がぐっと縮まるものです。
これらのフレーズを覚えるときは、表現中の単語の意味や発音、文法をしっかり確認するようにしましょう。理解していないフレーズをただ丸暗記するだけでは、なかなか身につかず、また相手からそのフレーズを言われたときにすぐに理解できません。
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この記事でご紹介した「ああ、よかった!」や「よかったね!」という安堵や喜びの気持ちを共感できる便利な英語フレーズを覚えて、英語のコミュニケーションを楽しんでみてくださいね!