英会話を勉強している人は誰しも「早く英語を話せるようになりたい!」と感じているはず。
そして同じ英語の勉強でも、「英語を話す」ということをゴールにしたとき、英会話上達への近道となる勉強とそうでない勉強があります。
あなたは「英語を勉強しているけど、なかなか上達しない」「英語が話せる人はどんな勉強をしているんだろう」と悩んでいませんか?
もしそうなら、英会話の上達につながらない勉強をしてしまっているのかもしれません。
英会話上達への近道はずばり、発音学習!
発音学習に力を入れることで、英会話の上達は早くなるのです。
ここでは「発音を鍛えると英会話が上達する理由」と「おすすめの発音練習方法」を紹介します。この記事を読めば「英会話上達への近道」がわかり、あなたも最短で英語を話せるようになりますよ!
Contents
1. 英会話が上達する人の最大の特徴
英会話がすぐ上達する人と、なかなか英語が話せるようにならない人には決定的な違いがあります。
発音を鍛えている
英会話が上達する人の最大の特徴は、発音を鍛えていることです。
英語学習において発音練習は、単純にキレイな英語が話せるようになるだけの効果ではありません。発音を鍛えることで自分の英語に自信がつき、もっと英語を話したくなるという好循環が生まれます。
それによって学習量が増え、発音以外の要素も楽しく鍛えられるのです。
また、正しい発音ができるようになると、スピーキングと同時にリスニング力もアップします。
会話で的確な返しをするには、相手の話す内容をきっちり聞き取ることも大切ですよね。
英語の発音練習は、総合的な英会話力を鍛えられる効率的な学習方法なのです。
2. 発音を鍛えると英会話が上達する理由
では、発音を鍛えることがなぜ英会話上達への近道なのか、具体的に説明します。
理由1:リスニング力もアップする
正しい発音を身に付けようとして発音を調べ、練習していくことは、先ほどもご説明したようにリスニング力の強化につながります。
例えば、alcohol(アルコール・酒)という単語は「アルコホーゥ」と発音します。これを「アルコール」という発音で覚えている人は、何回聞いても「アルコホーゥ=alcohol」と認識できません。
このように意外な発音の単語はたくさんありますから、英会話学習の際に発音に気を配っておくことは、スピーキングのみならずリスニングでも役立つのです。
また、英語では単語と単語がつながって発音が変化するモノも多いです。例えば、kind ofは「カインダ」、check it outは「チェケラ」のように発音されます。これを「カインドオブ」「チェックイットアウト」としか覚えていない人は、実際の会話でこれらのフレーズが出てきても、全く別の単語に聞き間違えてしまいます。
以上のように、正しい発音を学ぶことは、リスニング力を鍛えるうえでも大切です。
逆に言うと、発音練習をしない人は、なかなかリスニングが上達しません。
理由2:自分の英語に自信がつく
ネイティブスピーカーのようにキレイな発音で英語を話せたら、かっこいいですよね。正しい発音ができるようになると、自分の英語に自信がつきます。英語に自信が持てると、自分から積極的に話せるようになるので、さらに英語が上達するという好循環が生まれます。
「発音が下手だから、英語を話すのが恥ずかしい」と感じている人は多いのではないでしょうか。
英会話は実際に英語を話さないと上達しませんから、発音のせいで英語を話すのが「恥ずかしい」と感じている人は、まず発音練習が必要です。
発音を鍛えることで、自分の英語に自信が持て、英語を話すことへの「恐怖心」がなくなります。
理由3:モチベーションがアップする
英語学習は、上達すればするほどモチベーションがアップします。自分のレベルが上がると、勉強方法の選択肢が広がって、より楽しく勉強できるようになるからです。
例えば、今まで初心者用の教材で勉強していた人は、上達すればYouTubeや海外ドラマを使ってリスニングの勉強ができます。自分で自由に教材を選べるので、勉強が楽しいと感じるはずです。
また、自分の英語に自信が持てれば、いろんな人と英語でコミュニケーションを取れるようになります。英会話レッスンのような「授業」だけでなく、普段の会話で英語力を鍛えられるので楽しく続けられます。
このように、英語が上達すれば勉強方法の選択肢が広がります。自分の好きな教材や方法を使って勉強できるので、今までよりも楽しく英語学習ができ、さらに力が付くはずです。
3. 初心者におすすめの発音練習方法
ここからは、英会話初心者におすすめの発音練習方法を、3つのステップで紹介します。
3-1. フォニックスで正しい発音を習得
まずは、フォニックスを使って正しい英語の発音を習得しましょう。フォニックスとは、英語の綴りと発音のルールを覚え、正しい読み方を学ぶ勉強法です。
英語の発音には、規則性があります。例えば「cake, safeなどeで終わる単語は直前の母音がアルファベット読みになり、eは発音しない(サイレントE)」などです。こうした規則を学んでいくのがフォニックスです。
文字で読んだだけではわかりにくいかと思いますので、フォニックスは実際に発音しながら耳と口で覚えるのがおすすめです。参考書やYouTubeの動画を使えば、実際に発音しながらフォニックスを勉強できます。自然と発音できるようになるまで、繰り返し練習するのがポイントです。
3-2. シャドーイングで定着
フォニックスで正しい発音を覚えたら、シャドーイングを使って実際の会話スピードで練習しましょう。せっかく正しい発音を習得しても、実戦で使えなければ意味がありません。
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、追いかけるように自分でも発音する練習方法です。聞こえた通りに発音しなければいけないため、リスニング力も一緒に鍛えられます。
英語の音声は何でもOKですが、おすすめはYouTubeを使うことです。
YouTubeなら様々な動画がありますし、字幕表示や速度調整もできるので、レベルに合わせて学習できます。始めのうちは字幕を見ながら速度を調整して練習しましょう。
また、音源はあなたが興味のあるチャンネル・動画を選ぶといいです。好きな有名人やスポーツ選手の動画など、興味があるモノを選ぶと楽しく続けられます。
3-3. オンライン英会話で実戦練習
実際の会話スピードで発音できるようになったら、オンライン英会話を使って実戦練習しましょう。
オンライン英会話とは、スマホやパソコンを使って遠隔で受講できる英会話レッスンのことで、いろいろな会社がオンライン英会話スクールを運営しています。自宅にいながら外国人の先生と話せるので、発音の実戦練習として非常におすすめです。
また実際の会話では、発音に加えてイントネーションも意識しましょう。
例えば「Excuse me」は、語尾を下げて発音すると「失礼します」という意味ですが、語尾を上げると「なんて言いましたか?」という意味になります。
意味を正確に伝えるためにも、イントネーションは大切です。発音と同時にイントネーションを意識することで、よりネイティブらしい英語になります。
4. 発音学習はスキマ時間を使おう!
最後に、発音学習のやり方のポイントとして、スキマ時間の学習をご紹介します。発音学習はスキマ時間を活用するのがおすすめです。
4-1. スキマ時間の学習はなぜおすすめ?
スキマ時間で学習することで、忙しい方でも無理なく勉強が続けられます。
発音学習は、英語を聴いたり、実際の口や舌の動かし方を意識して口パクするだけでも鍛えられるので、時間と場所を選びません。例えば、朝の通勤電車で10分、昼休みに10分、帰りの電車で10分勉強するだけでも、1日30分勉強時間を確保できます。
忙しくて時間がない方ほど、スキマ時間の学習がおすすめです。
4-2. ポイントは事前に勉強内容を決めておくこと
スキマ時間で発音を練習する場合は、事前に何を勉強するか決めておきましょう。勉強内容が決まっていないと、せっかく時間が空いても「何を勉強しよう」と考えているうちに終わってしまうからです。
「10分空いたらフォニックスを覚える」「20分空いたらシャドーイングをする」など、空き時間に応じて勉強内容を決めておくと、時間を有効に使えます。勉強時間が取れないなら、スキマ時間で学習できるように工夫しましょう。
まとめ
発音学習こそ、英会話上達の近道です。発音を鍛えることで「キレイな発音が身につく」→「自分の英語に自信が持てる」→「もっと英語を話したくなる」という好循環が生まれます。
また正しい発音が身につくと、今まで聞き取れなかった単語も聞き取れるようになり、リスニング力がアップします。
フォニックスやシャドーイング、オンライン英会話を使った学習は、王道ながらもおすすめの発音学習です。「英会話がなかなか上達しない」と悩んでいる方は、ぜひ今回紹介した方法を実践してみてください!