英語で食事に誘う際の英会話表現!使えるフレーズ7選(例文付)

近頃では、英語を話す外国人スタッフが会社に在籍していたり、海外からの出張者やゲストがオフィスに短期滞在したりするなど、職場に外国人がいる光景もさほど珍しいものではなくなっています。

遠目に見ていられる分には他人事かもしれませんが、同じ部署に外国人の方がいる場合は、一緒に食事に行く機会もあることでしょう。

この記事では、「一緒に食事、いかがですか?」と外国人の同僚を英語で食事に誘うときに使える表現をご紹介します。

 

1. 同僚や友人を英語で食事に誘う際にはこの英会話フレーズ!

 

同じ職場の外国人スタッフをランチなどの食事に誘うのは比較的ハードルが低いので、英語学習初心者にもおすすめです。

なぜかというと、同じ職場なら多くの場合、待ち合わせの時間や場所、食事をするお店を決めるのが圧倒的に楽だからです。

また、共通の話題もあるでしょうし、盛り上がったら再度食事や飲みに誘うのもよいでしょう。

反対に、たとえ食事中の会話があまり続かなくて気まずい雰囲気になってしまったとしても、職場の休憩時間は長くても1時間。

お互いに食事を切り上げやすいという点も気楽ですよね。

1-1. Would you like to join us?「一緒にどう?」

食事に限らず、人を何かに誘うときに役立つ英語フレーズが、こちらのWould you like to join us?「(私たちと)一緒にいかがですか?」です。相手を食事を誘うときに使える英語表現です。

I’m going out for lunch.「ランチを食べに出るところなんだけど」などと、何に誘おうとしているのかを相手に軽く説明してから、Would you like to join me[us]?「食事、一緒にどう?」と英語で誘うとよいでしょう。

ランチとはいえ、いきなり1対1で食事をするのは少し勇気が要りますよね。

そこで、仲のよい同僚を巻き込んで、3~4人で外に食べに出るところから始めてみるのもよいかもしれません。英会話の例文で確認してみましょう。

(英語)
A: Hi, Jane. Emi and I are going out for lunch. Would you like to join us?
B: I’d love to.
A: Let’s meet in front of the elevator at noon, then.

(日本語)
A: こんにちは、ジェーン。エミと私、ランチを食べに出るの。一緒にどう?
B: 喜んで。
A: じゃあ、正午にエレベーター前に集合しましょう。

また、まず相手の都合を尋ねてから食事に誘うと、より丁寧な印象を与えることができますよ。

英語では例えば、Do you have time for lunch (now)?「今ランチに出る時間はありますか?」やIf you’re not busy, would you like to join us for lunch?「忙しくなかったら、一緒にランチに出ませんか?」という言い方ができますね。

一緒に行くことが決まったら、待ち合わせの時間と場所を相手に伝えることも大事です。

日本の会社で待ち合わせの場所としてよく設定されるのは、staff entrance「従業員通用口」やdownstairs「下の階(=1階)」などでしょうか。どちらも英語でも言えるようにしておくと良いかもしれませんね。

1-2. Would you like to go out for a drink?「飲みに行かない?」

こちらは「飲みに行かない?」と相手を英語で誘うときに使えるフレーズ。

もしランチなどの食事で話が盛り上がったら、ちょっと飲みに行くのもいいですよね。

go (out) for a drinkはという英語表現は「飲みに行く」という意味です。英語の例文を見てみましょう。

(英語)
A: Would you like to go out for a drink after work on Friday?
B: Sorry, but I’m taking a day off on Friday.
A: Oh, I see… Are you free on Thursday?
B: Yes, I’ll join you on Thursday. Thanks!

(日本語)
A: 金曜日、仕事帰りに飲みに行かない?
B: ごめんなさい、金曜日は休暇を取る予定なの。
A: ああ、そうなのね…。木曜日は空いてる?
B: ええ、木曜日なら一緒に行けるわ。ありがとう!

「(1日)休暇を取る」は、英語ではtake a day offやtake a leaveと表現するのが一般的です。

「有給休暇」を意味するpaid leaveやpaid vacationという英語もありますが、同僚との会話では休暇が有給か無給かを区別して話すことはほとんどないかもしません。

1-3. We’d like to invite you to dinner tonight.「今夜、あなたを夕食にご招待します」

海外からの出張者やゲストがオフィスに短期滞在している場合は、部署の人たち数名で食事に行くこともあると思います。

そういった場合は、招待や接待というかたちになるので、この英語表現のようにWe’d like to invite you to dinner tonight [tomorrow].などと言うとよいでしょう。

口頭でもメールでも同じように使える英語表現なので、覚えておくと便利ですよ。

2. 例文で確認!食事を検討中のお店を決めるときに使える英語表現

 

(英語)
A: I’m starving! How about the Italian (place) over there?
B: Sounds good!

(日本語)
A: おなかすいた! あそこのイタリアン(のお店)はどう?
B: いいね!

友人や同僚との気軽な食事なら、このような英語のやり取りだけでもお店を決められますよね。

しかし、初めて一緒に食事に行く場合や接待の場合には、相手の食の好みや希望を尋ねてからお店を決める気遣いが求められます。

そのようなときに使える便利な英語表現をいくつか見てみましょう。

2-1. Do you have anywhere in mind?「どこか行こうと思っているところ(お店)はありますか?」

職場の近くで同僚と食事をするときには、相手も行ってみたいお店の目星をつけているかもしれません。

そのようなときは、このDo you have anywhere in mind?「どこか行こうと思っているところ(お店)はありますか?」という英語表現を使って尋ねてみましょう。

have ~ in mindで「~に心当たりがある」という意味で、この英語表現では、食事をしたい店に心当たりがあるかどうかについて尋ねられていますね。

2-2. Do you have any food preferences?「何か好きな食べ物はありますか?」

こちらは、気軽に食事に出るときだけでなく、前もってお店を探すときにも役立つ英語表現です。

preference(s)は名詞で「好み」という意味を持つ英語の単語です。

ただし、実際には、文字通り好きな食べ物を尋ねているというよりは、何らかの理由で食べられないものを尋ねていることのほうが多いようです。

2-3. Is there anything that you don’t eat?「何か食べられないものはありますか?」

外国の方と食事に行く際には、食物アレルギーや宗教上の理由、あるいは個人の主義などにより、食べられるものに制限があるケースが珍しくないことに気をつけなければなりません。

そこで、相手が食べられないものがないかどうか尋ねるにはこちらのIs there anything that you don’t eat?「何か食べられないものはありますか?」という英語フレーズが使えます。

「何か食べられないものはありますか?」は、Is there anything that you can’t eat? という英語表現でも表せますが、食べられないわけではないけれど(あえて)食べないという含みを持たせてcan’tではなくdon’tという英語がよく使われます。例文で英語表現を確認しましょう。

(英語)
A: Is there anything that you don’t eat?
B: I don’t eat meat or fish. I’m a vegetarian.
A: I see. Then, is a tofu restaurant okay with you?
B: That would be fine.

(日本語)
A: 何か食べられないものはありますか?
B: お肉やお魚は食べないの。ベジタリアンなのよ。
A: なるほど。それでは、豆腐料理のお店は大丈夫ですか?
B: それなら大丈夫よ。

同じように使える英語フレーズとして、Do you have any food allergies?「食物アレルギーはありますか?」、Do you have any food restrictions?「食べられるものに制限はありますか?」も覚えておくと便利です。

また、食事でも夕食の場合はDo you drink alcohol?「お酒は飲みますか?」も事前に英語で確認しておくとよいでしょう。

ベジタリアンの方の場合は、だし(soup stockやbroth)に魚が使われているとダメなことが多いので、快適な食事会にするためにも相手に確認しておいたほうがよいでしょう。

ちなみに、いわゆる「菜食主義者」は英語ではvegetarianですが、食べるものと食べないものが人によってさまざまです。

卵やチーズなどの動物由来の食品も一切食べないvegan「ヴィーガン」にまでなると、さすがに行けるお店が限られてきます。

そのような場合には、ヴィーガンメニューのあるお店を探すか、顔なじみのお店に特別にヴィーガンメニューを用意してもらうのが早いかもしれませんね。

また、食べられないものをあまり気にしなくてもよい相手だった場合、食事処としては普通の居酒屋が喜ばれることがよくあります。

お刺し身や焼き鳥などの和食から、鶏の唐揚げやフライドポテトなどの洋食までメニューが豊富で、日本酒や焼酎もあるので、食の好みが異なる外国人が複数いても居酒屋なら安心です。

食事とお酒を両方楽しめて、しかも欧米に比べると格段に安い点が新鮮なようです。

何度も日本に来たことがある人たちには、お好み焼きや回転寿司なども好評でしたよ。

2-4. Is there anything you’d like to try while you are here?「ここにいる間に何か食べてみたいものはありますか?」

相手が出張などで短期滞在中の場合は、ガイドブックや友人のおすすめのお店で食事したいと思っていることがあります。

そんなときには、この英語表現のようにIs there anything you’d like to try while you are here?「ここにいる間に何か食べてみたいものはありますか?」と尋ねてみるのもよいですね。

3. おわりに

 

いかがでしたか?

英会話を始めたばかりだと、「一緒に食事しない?」と英語で外国人の同僚を誘うのは勇気が要ることだと思います。

でも、せっかくのチャンスです。ぜひ英語で声を掛けて食事に誘ってみるところから始めてみましょう!

  
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