相手に話しかけるとき、日本語なら「ねえ、ねえ」「おーい」「ちょっと聞いて」など、本題に入る前の一言がたくさんありますが、いざ英語で言おうとすると浮かばないもの。
そこで、この記事では話しかけるときに一言添えるだけで、自然に本題に入れる英語表現をご紹介します。
Contents
1. 「やあ」「おーい」相手に話しかけるときの定番英語表現
相手が知り合いであれば、名前で話しかけることが多いですよね。
複数の人たちに向かって声をかけるときなどに便利な英語表現もご紹介します。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1-1. Hey, Siri!「やあ、Siri!」
こちらはiPhoneユーザーならばおなじみの英語表現かと思います。
Hey! は、親しい間柄の人に話しかけるときに使える英語表現です。
Hey! の後ろに話しかける相手の名前を入れるだけで使える、簡単な英語フレーズ。
相手が親しい友人ではなく見知らぬ人であっても、例えば電車の中で席を立とうとした人のところに傘があって、「あっ、これあなたのですか?」などと英語でとっさに呼び止めたいときにはHey, is it yours? と使うこともできます。
1-2. Hi, Monica!「やあ、モニカ!」
英語の挨拶としておなじみのHi。こちらも面白いことに、話しかけるときに使える英語表現です。
直属の上司宛のビジネスメールの書き出しでも、Hi Ron,とメールを出します。
1-3. Hi, there!「こんにちは、みなさん!」
複数の人に向かって話しかけるときに、Hi, everyone!と同じようなニュアンスで使うことのできる表現です。
2. 例文で確認! 話の切り出し方に一工夫できる英語フレーズ
相手に声をかけたら、さっそく話を始めたいところ。
ここでも一言添えるだけで、会話の流れが自然になる英語表現をご紹介します。
2-1. So, ~「で、~」
本題の前にSoをつけるだけのとても簡単な英語表現です。
英会話の例文を見てみましょう。
A: So, how was your day off?
B: It was great. I went back to my parents’ home with my kids.
(日本語)
A: で、休日はどうだった?
B: 楽しかったよ。子供と実家に行ってきたわ。
あるいは、同じ質問に次のように答えるシチュエーションも考えられますね。
A: So, how was your day off?
B: I didn’t really do much. I just sat around the house.
(日本語)
A: で、休日はどうだった?
B: 特に何も。家でゴロゴロしてたよ。
2-2. You know what?「ちょっと聞いて」
「ちょっと聞いて」「ねえ」という意味で使える、英会話で頻繁に登場する英語表現です。
You know what? という英語表現の前にandやwellをつけて、And you know what?などとすると会話の流れがスムーズになります。
whatには、これから話そうとする内容が暗示されていて、この英語フレーズを直訳すると「これから話すこと、知ってる?」となります。
ちなみに、you know what? と話しかけると必ずといっていいほどWhat?「何?」と返されますので、それから本題に移りましょう。
それでは、英会話の例文で確認してみましょう。
A: And you know what?
B: What?
A: I went to a job interview today.
(日本語)
A: ちょっと聞いて。
B: え、何?
A: 今日、就職の面接受けてきたんだ。
2-3. Guess what?「ねえ、聞きたい?」
こちらも、相手に話しかける際に使える英語表現。
サプライズニュースを伝えるときに使うことも多いこのguess what?という英語フレーズは、直訳すると
「これから話すこと、当ててみて」となり、若干もったいぶったニュアンスのある英語表現です。
英会話の例文を見てみましょう。
A: Well, guess what?
B: What?
A: I’m expecting!
B: Wow! Thank you for letting me know.
(日本語)
A: ねえ、聞いてよ。
B: 何だろう?
A: 妊娠したの!
B: よかったね!教えてくれてありがとう。
ここでの英会話のダイアログのAさんのセリフI’m expecting!は「妊娠しているの!」「妊娠したの!」という意味。
妊娠したことを表す婉曲的な英語表現です。
expectingの後ろにa baby「赤ちゃん」をつけなくても、妊娠したことを表すことができますよ。
また、Let me know.は「私に教えて」という意味ですが、Thank you for letting me know.というと、
「教えてくれてありがとう」という意味で使うことができる英語表現です。
3. 「すみません」と見知らぬ人や困ってる人に話しかけるときの英会話表現
親しい友人に声をかけるのは簡単です。では、見知らぬ人はどうでしょうか。
日本国内でも海外から来ている人に話しかけたくてもどうやって声をかけていいのかわからず、
素通りしてしまう…なんていう方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは知らない相手に話しかけるときに使える英語表現をご紹介します。
3-1. Excuse me.「すみません」
こちらは見知らぬ人に話しかける時に使える代表的な英語表現。相手が男性の場合はExcuse me, sirと、sirを付け加えることもできます。
相手が女性の場合は、少し前まではExcuse me, ma’amというように、ma’amいう言葉が使われることもありましたが、
最近ではあまり使われなくなってきています。
英語の例文を見てみましょう。
Excuse me, sir. Could you tell me how to get to the station?「すみません。駅まではどう行ったらいいですか?」
3-2. Do you need any help?「お手伝いしましょうか?」
駅などの案内版や地図の前で困っている人を見かけたら、このように英語で話しかけるといいでしょう。
いきなりHi! と言うと驚かれることもしばしばあるので、こちらの英語表現を覚えておきましょう。
3-3. Sorry to cut in, but this is urgent.「話しの途中にすみません、至急なんです」
誰かが話している横から急ぎの相談をしたいときに使える英語表現です。
もちろん、Excuse me.でもよいのですが、こちらのcut in「割り込む」という意味を持つ英語の熟語を
使ったフレーズも覚えておくといいでしょう。
また、urgentは「至急」という意味の英語の単語です。
4. まとめ
いかがでしたか?
英語で話しかけるようとすると身構えてしまう人も多いかもしれません。
しかし、日本語と同じように「ねえ、ねえ」「ちょっと聞いて」と、一言添えるだけで自然に話しかけることができます。
この記事でご紹介した話しかける英語表現を覚えて、親しい友人はもちろん、見知らぬ人や困った人にも気軽に英語で声をかけてみてくださいね!