「英語でこんにちはと言うとき、いつもハローしか言えない……」「初対面の相手にはどんなフレーズを使うべきなんだろう?」と悩んだことはありませんか?
英語で「こんにちは」は「ハロー」だけではなく、さまざまな表現があります。また使う相手や時間によって表現が異なるので、状況によって使い分ける必要があります。
そこでこの記事では、英語で挨拶をするときの定番フレーズからシチュエーションごとに使える表現まで、詳しくご紹介していきます。返答フレーズや注意すべき表現も解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「こんにちは=ハロー」から卒業しましょう!
Contents
1. よく使われる定番の挨拶フレーズ
一口に挨拶といっても日本語と同じくバリエーションがあります。有名なのが以下の例文。
英語:Good morning.
意味:おはようございます。
※朝に使う表現
英語:Good afternoon.
意味:こんにちは。
※お昼から夕方にかけて使う表現
英語:Good evening.
意味:こんばんは。
※夜に使う表現
これらのフレーズは時間帯によって使い分けます。親しい間柄の方にも、初対面の方にも使用できる基本的な表現です。
また英語には、よりカジュアルな挨拶がたくさんあります。
例えばこんなフレーズ。
英語:Hi.
:Hi there.
:Hiya!
:Heya. (Hey youの略)
意味:やあ!
どれも日本語の「やあ!」くらいのニュアンスになります。フランクな表現で、発音もスペルも簡単なので普段よく使用するフレーズです。「Hiya!」は読み方が「ハイヤ!」となるので注意してください。
さらに英語では「調子はどう?」という表現から挨拶が始まることがあります。「How are you?」は日本人にも有名なフレーズですが、それ以外にもネイティブはたくさんの表現を使用しています。
英語:How are you?
:What’s up?
:How’s everything?
:How’s life?
:What’s new?
:What’s going on?
意味:調子はどうですか?
全て「調子はどう?」と尋ねる表現ですが、挨拶の際にもよく使われます。会話を続ける上で大切なフレーズですので、覚えておきましょう。
2. お礼を伝える挨拶フレーズ
お礼の挨拶をする際に全て「Thank you」で済ませていませんか? 英語には、他にも感謝を伝える表現があります。
例えばカジュアルにお礼の気持ちを伝えるときに、「Cheers!」というスラングを使うことができます。「Cheers」は本来「乾杯」の意味で使いますが、イギリスやオーストラリアなどでは「ありがとう」の意味でも使います。カジュアルな表現ですが家族や恋人だけでなく、お店で買い物したときや道を譲ってもらったときなど、ちょっとした好意に対して軽くお礼をする際にも使用します。
また、よりフォーマルな表現として
英語:I can’t thank you enough.
意味:これ以上感謝のしようがないです。
英語:I appreciate it.
意味:感謝しています。
英語:I really appreciate it.
意味:本当に感謝しています。
などがあります。どれも感謝の気持ちを丁寧に表しています。「I can’t thank you enough.」は「これ以上感謝のしようがない」という意味になるので、より強く感謝の気持ちを伝えたいときに使います。
また「appreciate」は動詞で「感謝する」という意味なので、「私はそれに感謝します」「本当に感謝しています」という表現になります。より丁寧なフレーズなので、会社の上司や先生にお礼をするとき、さらに仕事のメールや手紙でも使うことができます。
3. 別れ際に使える挨拶フレーズ
「Good bye.」以外の別れ際に使える表現もご紹介します。よく使われるのが「See you ~」を使って「さようなら」と伝える表現。
例文として
英語:See you later.
:See you soon.
:See you around.
意味:またね。
などがあります。「soon」は「すぐに」の意味があるので、別れた後またすぐに会う予定があるときに使うことができます。
また別れ際に「会えてよかった」と伝えるときは
英語:It was nice to see you.
意味:あなたに会えて嬉しかったです。
英語:It was great to meet you.
意味:あなたに出会えてすごく嬉しかったです。
を使うといいでしょう。
そして「良い1日を」と伝えるおしゃれな表現として
英語:Have a nice day.
意味:良い日をお過ごしください。
英語:Have a good time.
意味:良い時を。
などがあるので、お別れのときに使ってみてください。
4. 初対面で使える挨拶フレーズ
初対面の相手にはどのような挨拶が適切なのでしょうか。一番馴染みのある表現として
英語:Nice to meet you.
意味:はじめまして。
がありますよね。直訳は「あなたに会えて嬉しいです」という意味なので、日本語の「はじめまして」「よろしくお願いします」というニュアンスに加えて、喜びの感情も表現することができます。
また
英語:It’s great to meet you.
:Pleased to meet you.
:It’s a pleasure to meet you.
意味:あなたに会えて嬉しいです。
という表現もあります。特に「It’s a pleasure to meet you.」は敬語として使われているので、ビジネスシーンにも対応できます。
5. 久しぶりに会った人に使える挨拶フレーズ
久しぶりに再会した友達に挨拶をするときは
英語:Good to see you again.
意味:また会えて嬉しいよ。
英語:It’s been a while.
意味:長い期間が空いたね。
英語:Long time no see.
意味:長い間会わなかったね。
という表現が使えます。それぞれニュアンスが少し違うだけで、ほぼ「久しぶりだね」と同様の意味で使うことができます。
また疑問文を使って
英語:How long has it been?
意味:どれくらいぶりだっけ?
英語:How have you been?
意味:元気でしたか?
英語:How come I never see you?
意味:どうしてこんなに会わなかったのだろう?
などのフレーズも使えますので、状況に応じて使い分けてみてください。
6. 挨拶されたときに使える返答フレーズ
英語で挨拶されたときは、どのように返事をすればいいのでしょうか?ここからは「How are you?」と尋ねられた場合に使えるフレーズをご紹介します。
自分が元気で「問題ないよ」と伝えたい場合は、
英語: I’m fine.
意味:元気です。
英語: I’m good.
意味:いい感じ!
英語: Not bad.
意味:悪くないよ。
などの表現が使えます。
「I’m fine.」「I’m good.」のように「I’m +形容詞」の形が一般的です。また「I’m」の部分は省略しても構いません。
さらに「絶好調だよ!」と言いたいときは
英語:Great.
:Excellent.
:Awesome.
:Better than ever.
:Never been better.
意味:絶好調です。
を使うのがおすすめです。「Never been better.」は直訳すると、「これ以上良くならない」という意味になりますので、「最高だよ!」というニュアンスで使うことができます。
反対に不調なときには
英語:Bad.
意味:調子が悪いんだ。
英語:I don’t feel well.
意味:気分が良くない。
英語:Not so good.
意味:良くないよ。
などたくさんの表現があります。また、この一言に加えて、体調が悪い理由を添えるといいでしょう。
7. 注意したい失礼な表現
日本人に馴染みのあるフレーズが、相手にとっては失礼になる場合があります。例えば「どなたですか?」を意味する「Who are you?」を初対面の人に使うのは非常に失礼になります。
「Who are you?」は英会話の例文として馴染みのあるフレーズですが、英語圏では「お前は誰だ!」というふうに強いニュアンスが含まれるので、使用するのは避けるのがベストです。また、電話で相手の名前を尋ねる時に使用するのも失礼に当たるので、使わないようにしましょう。
さらに「What’s your name?」も控えるべき表現です。いきなり相手の名前を尋ねるのはぶしつけな印象を与えます。相手の名前を尋ねるときは、まず自分の名前を言ってから「and you are?」と尋ねるといいでしょう。
丁寧な表現としては
英語:Can I ask your name?
意味:あなたのお名前を伺ってもいいですか?
を使うのがおすすめです。
相手の名前を忘れてしまった場合は
英語: I didn’t ask your name …
意味:あなたのお名前をお尋ねしていなかったですよね…
という表現を使うのがいいでしょう。
8. まとめ
英語で挨拶するフレーズは、今回ご紹介した以外にもたくさんの種類があります。また挨拶の表現は相手や時間帯によって変化するので、いくつかパターンを用意しているとすぐに対応できますよ。
挨拶フレーズや単語を覚えて、円滑なコミュニケーションを目指しましょう。