最近は、街中で多くの外国人観光客を見かけるようになりましたね。街中や駅で困っている外国人に声をかけてあげたいけど、英会話に自信がない…。
そんなあなたへ!
多数の英会話本を執筆してきたメディアビーコン編集部が、おすすめの英語・英会話学習本をお教えします!
レベル別・目的別・分野別におすすめの本をご紹介していくのでお楽しみに。
早速おすすめの本をご紹介していきたいところですが、その前にまずは、英会話を習得するために大事なポイントからみていきましょう。
Contents
1. 英会話マスターはあるコツをつかむことが重要
「英会話を始めたい」、「旅行やビジネスでネイティブスピーカーと話せるようになりたい」などなど、どういうきっかけであれ英会話をマスターするためには、まずコツをつかむことが重要です。
どのような点に注意すれば、より効果的に学習を進めることができるのでしょうか?
ここでは、英会話をマスターする際に重要な「コツ」を確認してみましょう。
1-1. 目的を明確にすることから始めましょう
英会話をマスターする上で、最も重要なことは、「何を目的に勉強をするのかを明確にすること」です。なぜかというと、勉強をする目的によって必要とする英語力は当然変わってくるからです。
例えば、旅行で必要なレベルの英会話力とビジネスで必要な英会話力が全く異なるものだというのは、イメージがつくでしょう。
旅行先のお店でスムーズに店員さんとコミュニケーションが取りたい、英語の海外映画やドラマを字幕なしで楽しめるようになりたい、など、できるだけ具体的にあなたの目的を明確に挙げてみることが大切なポイントです。
1-2. 続けられる方法と教材選びがポイント
次に重要なポイントが、「どうすれば継続して学習できるかどうかを考えること」です。
「よし! 毎日絶対にこのテキストを30分間勉強するぞ!」と決意しても1週間も続かない、というのは決して珍しいことではありません。
日本にいながら独学で英会話力を上げるためには、どのように学習を続けていくのかが成功の鍵を握ります。あなたのライフスタイルに合った方法、かつあなたが毎日触れたいと思える題材を選ぶことが重要です。
スキマ時間でも学習しやすく、興味のある題材を扱った教材、を探してみましょう。
2. 初心者向けはこれ!基礎英語が学べるおすすめ本4選
ここからは、「中学英語のレベルで止まっている」、「初級レベルから始めたい」という方におすすめの教材をご紹介します。
簡単に読み進めることができ、表現やフレーズを練習しながら覚えることができる、というのが教材選びのコツです。
あらゆるランキングサイトでも上位になっている教材から4つを厳選しました。早速みていきましょう。
2-1.『CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100』(アルク)
引用:https://ec.alc.co.jp/book/7000531/
まずご紹介するのが、Amazonの売れ筋ランキングでも上位に位置する、超定番の英会話フレーズ集「英会話なるほどフレーズ100」。
あらゆるメディアに出演する、有名英語講師スティーブ・ソレイシィさんの著書で、英会話の最初の第一歩には最適な教材です。タイトルにあるように、ネイティブの子供がまず身につけるフレーズや表現を学び、そこから発展フレーズを学ぶことができます。
CD付きなので、きちんとした発音も学べ、リスニングのトレーニングにもなります。
とにかく簡単に、楽しく、を意識して作られている教材なので、1日1フレーズのペースで続けていきやすい点もおすすめです。
2-2.『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』(文響社)
引用:https://bunkyosha.com/books/9784905073994
こちらの本もスティーブ・ソレイシィさんの著書で、書店の売れ筋ランキングで頻繁に上位にランクインしている本です。「話せる」ようになるための英語学習法をわかりやすく示してくれます。
「TOEICをいくら勉強しても、英語を話せるようにはならない」「学生時代の延長で英文法を勉強していても、英語は話せるようにならない」、という著者の考えのもと、「話す」ための英語に特化して、日常のシーンにおける対話に便利な英会話表現がわかりやすく解説されています。
トラベル英会話やビジネス英会話、日常英会話など、あらゆる場面で活用できること間違いなしです。
2-3.『会話もメールも 英語は3語で伝わります』(ダイヤモンド社)
引用:https://www.diamond.co.jp/book/9784478069400.html
これから留学や仕事などの場面で英語を使うことを想定している方には、衝撃的なタイトルでしょう。
本書のおすすめポイントは何といっても、メール作成で必要となる英作文の取り組み方をとても簡単に解説してくれている点です。
文法的な正しさを重視しつつも、シンプルな英文作成のロジックを集中して学ぶことで、英語は伝わるものになる、という考え方は、英会話をマスターするための基本姿勢ともいえます。
伝わるわかりやすい英語をマスターするのに、おすすめの1冊です。
2-4.『特別講義DVD付 総合英語FACTBOOK 例文完全マスター』(桐原書店)
引用:https://www.kirihara.co.jp/product/detail/205279/
ラジオ英会話でおなじみの大西泰斗さんの著書です。話せるための英文法書「FACTBOOK」シリーズの総まとめとして、特別講義DVDが無料で付いてくるというお得な教材。
週末に講義をまとめて観て、平日は例文でトレーニングという流れを作ることで、基礎をしっかり固めながら英語力を高めていくことができます。
「基礎からしっかり復習したい!」というあなたには最適な教材です。
3. 実践重視!目的別の人気英会話本3選
「海外出張の予定が3カ月以内にある!」という方もいらっしゃるでしょう。とにかく実践重視という方は、目的別にまとめられた教材がおすすめです。
ここでは、海外旅行、ホテルなどでの接客、ホームステイなどでの日常生活に特化した人気の教材をご紹介していきます。
3-1.『絵で見てパッと言う英会話トレーニング海外旅行編』(学研プラス)
引用:https://hon.gakken.jp/book/1130323300
本書の最大の特徴は、イラストが一人称視点で描かれていることです。限りなく実際の場面をイメージできるように構成されているので、すぐに使えるような英会話力の養成に最適です。
イラストに臨場感があるので読み物としても面白いというのもおすすめポイントのひとつ。
また付属のCDで英単語やフレーズの発音も確認できるので、独学でも安心して勉強が続けられます。
3-2.『すぐに使える接客英会話大特訓』(Jリサーチ出版)
引用:https://www.jresearch.co.jp/book/b282548.html
接客英会話のフレーズを学べるのがこの本。
ホテルや飲食店はもちろん、日常でも外国人旅行客とのコミュニケーションの重要性が高まってきているからこそ、ぜひチェックしていただきたい1冊です。
見開きで左に日本語、右に英語とまとめられているので、フレーズを習得するためのトレーニングもしやすくなっています。
独学で読み進めるのであれば、必ず声に出して、視覚だけではなく聴覚でもそのフレーズに慣れるようにすることがポイントです。フレーズを学び、覚え、声に出す、この繰り返しを実践しやすい教材です。
3-3.『英会話フレーズブック―リアルな日常表現2900』(明日香出版社)
引用:http://www.asuka-g.co.jp/book/language/phrase/003168.html
ビジネスや留学先でのホームステイ、恋愛に関係するフレーズなど、日常のあらゆる「リアル」な場面で活用できる表現が学べる教材です。
付属のCDには、英語と日本語両方でフレーズが収録されているので、通勤中や身支度中などのスキマ時間に聞き流し学習もできます。
大人の英会話本として、「あー、こういう表現を知りたかった」という感覚を味わうことができる、非常におすすめの教材です。
4. 弱点克服ならこれ!分野特化型のおすすめ本3選
ここからは、ある程度英会話学習を進めているけれども、どうも苦手分野があるというあなたに、おすすめの分野特化型の教材をご紹介します。
弱点克服や試験対策にも活用できる人気の教材ばかりなので、目的に応じて取り入れてみるとよいでしょう。
4-1.『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(ベレ出版)
引用:https://www.beret.co.jp/books/detail/249
英会話上達において重要なのが「英語の文章を即座に作る瞬発力」ともいわれます。
これを言い換えれば、英会話は、適切な間で相手と会話のキャッチボールをすることが重要であるということです。
英語の瞬発力を鍛えるのにおすすめの本が、様々な媒体のおすすめ英語教材ランキングで上位にランクインしている『瞬間英作文トレーニング』です。
本書は、スピーキング力をアップさせるための反射神経をつけるトレーニングに最適な本です。頭では理解していた「知っている英語」を「使える英語」にしようというコンセプトで、英会話初心者にもおすすめです。
レベル別に分けられた付属CDも、学習効果を高める上でとても使いやすく、ぜひ挑戦していただきたい教材のひとつです。
4-2.『DUO 3.0』(アイシーピー)
英語の習得には、語彙力が欠かせません。英会話においてももちろん語彙力は重要です。
語彙力習得におすすめの本が、英単語習得の定番教材として有名な「DUO」。大学受験英語対策から、留学やTOEIC、英検など幅広い分野の勉強に利用できる1冊です。
現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を重複なしで560本の英文に凝縮しており、覚える価値のある重要単語・熟語を日本語のいろは歌をヒントにまとめています。
単語を文章の一部として覚えることで、その単語の使い方も併せて学べるというメリットがあります。リスニングの勉強としても効果的で、TOEICなどの試験対策にも活用できます。
別売りのCDを購入すれば音声を聞きながら学習することもできます。
4-3.『決定版 英語シャドーイング 入門編』(コスモピア)
引用:http://www.cosmopier.com/shoseki/shadow_14.html
英会話をマスターしたいならシャドーイング、という声もよく聞かれるようになりました。シャドーイングとは、もともとは同時通訳者のトレーニング方法で、聞こえた内容をすぐに声に出して真似をするという作業を反復することです。
つまり、リスニングと発音をまとめて練習できる方法ということです。
本書では、このシャドーイングを、映画のワンシーンや俳優のインタビューなど、興味深い題材で挑戦することができます。読み物として面白いので、読書感覚で勉強できるのもポイントのひとつ。
付属CDの音声をパソコンやスマートフォンにダウンロードすることができるので、スマートフォンや音楽プレーヤーに音声を入れ、何度もシャドーウィングをしましょう。
5. まとめ
グローバル化の進展から、英語は多くの人にとって必須のスキルになりつつあります。今や、小学生から英語の勉強を学校でする時代です。
そんな時代に英語を勉強する上で大切なことは、あなたが勉強をする目的を考えること。
目的を明確にした上で、「朝の通勤時間をうまく使えないだろうか?」「週末に楽しく続けられる教材はないだろうか?」とあなたのライフスタイルに合わせて英語の勉強をすることで、英会話はあっという間に身に付きます。
今回ご紹介した教材は、そんな初めの第一歩におすすめです。
また、教材を通して初心者レベルから脱したら、オンライン英会話などを利用してネイティブと話をする機会を作ってみてください。実際に英語で話すことを体験してみてわかることもたくさんあります。
様々な方法で英語に触れて、英会話の上達を目指しましょう。