初めてのTOEIC受験でも失敗しない!当日の過ごし方、おすすめの勉強法、教材を徹底解説

「TOEIC L&Rテスト(以下TOEIC)を初めて申し込んでみたけど、どんな試験なの?」
「当日までどんなふうに過ごしたらいいの?」
そんな悩みをお持ちではありませんか?

初めてTOEIC を受験するという方は、どんな問題が出る試験なのか、当日までどんなふうに過ごしたらいいのかなど、気になることがたくさんありますよね。

そこで今回は、これまで多数のTOEIC教材を製作し、現在も毎回欠かさずTOEICを受験し続けているメディアビーコン編集部が、TOEICを初めて受けるときの心構え、勉強法、おすすめ教材を徹底解説していきます。


1. 初めてTOEICを受けるうえでの心構え

文房具

 

TOEICを初めて受ける人に、あらかじめ知っていおいていただきたいことはたくさんあります。

なぜなら、TOEICという試験は、中学、高校、大学でおこなわれているような英語の試験とは大きく異なるからです。何の準備や対策もせずに受験するのは非常に危険です。

まずは、TOEIC を受ける前に知っておいていただきたいことを4つご紹介します。

 

1-1. TOEICの申し込みを期限内にしよう

当たり前ですが、TOEICを初めて受験しようとする人に立ちはだかる最初の壁がTOEICに申し込みをすることです。

「そんなの誰でもできる」と思われる方も多いでしょうが、意外な落とし穴があるので注意が必要です。

実は、TOEIC L&Rテストには公開テストとIPテストの2種類の試験が存在します。

公開テストは、年に10回開催される一般の受験者が受験するテストのこと。インターネットまたはコンビニで申し込みをすることが可能です。

IPテストはいわゆる団体受験のこと。大学や企業など、一定の組織に属した人が団体で受検するテストのことです。

 

公開テストとの大きな違いは、申し込み方法や受験料・受験会場・試験時間などが、試験を実施する団体によって大きく異なるということです。中には所属している団体からの補助を受けて無料でTOEIC IPテストを受けることができることもあります。

まずは、このことを理解したうえで、大学生や会社の教育制度の一環でTOEICを受験するという方は、自分がどちらの試験を受けなければいけないのかしっかり確認するようにしましょう。
 

1-2. 顔写真を貼った受験票、腕時計、写真付き本人確認書類、筆記用具を必ず持って行こう

受験票にも書いてある注意事項ですが、上記の持ち物は必ず持って行きましょう。

特に注意したいのが、受験票への証明写真の貼り忘れです。必要な証明写真のサイズは縦4cm×横3cm。必ず事前に準備しておきましょう。

またその他にも、受験会場の空調が効き過ぎていた場合に備えて体温調整をしやすい服装で行くなど、快適な環境で受験できる工夫をしておくようにしましょう。

 

 

1-3. TOEICは問題用紙への書き込みは厳禁!

TOEICという試験は、英検や学校の試験などとは異なり、問題用紙に書き込みをしてはいけません。初めて受験される方は、この事実を知らないことが結構あります。

学生時代の癖で、リーディングをするときに文章にスラッシュを入れたり、SやV(主語や動詞)などのマークを打ちながら長文を読んでいるという方は要注意です。

英文に書き込みをしなくても英語長文が読めるよう事前にトレーニングをしておきましょう。

 

 

1-4. 初めてのTOEICは上手くいかないのが普通だと思おう

初心者の方は緊張したり、試験に慣れていなかったりで、本番の試験が上手くいかないことも多々ありますが、これは至って普通のことです。不必要に落ち込みすぎたり、動揺したりする必要はありません。

特に注意が必要なのが、TOEICを初めて受験する大学生の方です。大学受験でそれなりに英語を勉強してきたという人が、大学生になってTOEICを受験して、思うようなスコアが出ずに英語の勉強のやる気を失ってしまうということがよくあります。

しかし、大学受験の知識だけでは、TOEICが上手くいかないのは当たり前なので落ち込む必要は全くありません。TOEICはビジネスの世界の文章が出題されることが多いので、大学受験では出てこないトピックや英単語がたくさん出てきます。

そのため、初めてのTOEIC受験は、「できなくても当然だ」くらいの気持ちで挑んだ方が、逆に力を発揮できることもあります。

TOEICという試験は、目標にしている点数に関係なく全員同じ会場で試験を受けます。会場の中には超上級者から、超初心者までいることを理解したうえで試験に挑むことで、周りの受験者のページをめくる音やマークシートを塗る音が気にならなくなります。

 

落ちついて試験に挑むことが最も重要です。

 

 

2. TOEIC直前の過ごし方や対策法は?

 

TOEICというテストは英検や大学受験英語とは全く異なる問題内容、形式の試験です。そのため何の対策もせずに受験をするのはおすすめしません。しっかりと問題傾向や形式を事前に把握しておくことで、当日焦らずに、落ちついて試験を解けるようにすることが重要です。

また、TOEICは2時間もの長時間問題を解き続けるので、非常に集中力が必要なテストです。試験当日に集中力を保つためには、試験中だけでなく、試験前の準備や試験当日朝起きてからの過ごし方が非常に重要になってきます。

というわけでここからは、試験前の準備の仕方や、試験当日の朝起きてから試験が始まる13時(TOEIC 公開テストの場合)までのおすすめの過ごし方をご紹介します。

 

2-1. 試験2ヶ月前の過ごし方

試験2ヶ月前から準備ができるという方は、TOEICの問題に慣れるだけの時間が十分あるので、TOEICのPart別対策ができるテキストを使って本番に備えましょう。

TOEICの試験問題は出題範囲に明確な偏りがあります。つまりその範囲に絞って単語や文法を勉強していくことで、簡単にスコアアップすることができるのです。

リスニング対策をするのであればPart 1~4に特化した教材、文法であればPart 5~6に特化した教材、リーディングであればPart 7に特化した教材で勉強することで、TOEIC特有の問題や解き方のテクニックを徹底的に頭の中にインプットしてください。

また、TOEIC用の単語帳を使ってTOEICによく出題される単語を一通り把握しておくことも重要です。単語帳の単語をすべて覚えきることは難しいかもしれませんが、2ヶ月前から試験直前まで単語帳を6周程度やるとわからない単語がグッと減るのでおすすめです。

 

2-2. 試験1ヶ月前の過ごし方

試験2ヶ月前から準備ができているという人は、TOEICの試験問題の傾向や特徴をそれまでの勉強で把握できているはずなので、模試(公式問題集など)を解いて問題演習を始めましょう。

 

1ヶ月みっちり準備をしてから模試を解き始めると、自分の実力の上がり具合が手に取るようにわかり、どんどん勉強が楽しくなってくるはずです。この感覚を持って勉強できると、本番で獲得できるスコアの期待値はどんどん高まっていきます。

試験1ヶ月前から準備を始めるという方も、まずは模試を解いてみることから始めてみましょう。実際に模試を解くことで、TOEIC の問題形式を知ることができ、苦手なPartや分野を発見できるので、そのPartや分野を重点的に学習するようにしましょう。

 

2-3. 試験1週間前の過ごし方

TOEICの勉強を1~2ヶ月前からしてきたという方は、試験1週間前は基本的に今までやってきた勉強の復習をしましょう。初めて解く問題を解くよりも今までやったきた長文問題を読み直したり、リスニング音声を聞き直したり、単語を覚え直したりすることをおすすめします。

 

英語は反復して何回も読んだり聞いたりすることで、英語を理解する思考回路がどんどん育っていきます。英文の理解度を100%にすることを目指して何度も英語を聞いたり読んだりする練習をしましょう。

TOEIC本番1週間前から対策を始めるという人は、勉強できる時間が短いので、範囲を絞った勉強をすることをおすすめします。具体的におすすめしたいのが、Part 1、2、5だけを1週間みっちり対策することです。

なぜPart 1、2、5をおすすめするかというと、Part 1、2、5は1問当たりの文章が短く、難易度も比較的高くないので、対策がしやすくスコアアップに直結しやすいからです。

 

また、Part 3、4、6、7にも役立つ語彙や文法知識も身に付けることができるので、Part 1、2、5を直前に重点的に勉強することでTOEIC全体の対策にもつながります。

範囲を絞った勉強でスコアアップを目指しましょう。

 

2-4. 試験前日~当日の過ごし方

先ほども述べたようにTOEICという試験は2時間もの長丁場。長時間集中力を保つためには、試験当日を万全のコンディションで迎える必要があります。

ということでここからは、試験前日~当日の過ごし方の注意点を解説していきます。

・前日の徹夜は厳禁!確実に睡眠時間を確保しよう
2時間集中力を保つために、徹夜は絶対に厳禁です。

 

TOEICのリスニング問題はリスニング音声が1度しか流れないため一瞬でも集中力を失うと、すぐに解答の根拠を見失ってしまいます。リーディングセクションの長文も非常に分量が多いため、徹夜をすると途中で眠くなるリスクが高まります。

 

また、英語は一朝一夕で身に付くものではありません。徹夜で勉強しても点数アップにはほとんどつながらないので、前日は早めに寝ることをおすすめします。

・試験3時間前には起きておこう
起床してから脳が活性化するまでには3時間必要といわれています。TOEIC公開テストは日曜に実施されますが、休日だからといって寝過ぎないようにしましょう。

起床してから、試験が始まるまでにやって欲しいことは、英語の思考回路に頭を切り替えることです。

日本語だらけの環境で生活している我々が、いきなり試験開始と同時に英語を読み始めても、なかなか英語が頭に入ってきません。試験前の時間を使って英語を読んだり聞いたりして英語がスムーズに頭の中に入ってくるようにしましょう。

おすすめの方法は、公式問題集のリスニング問題のスクリプトを見ながら音声を聞くことです。公式問題集の音声はTOEIC本番のナレーターと同じ人が英語を読んでいるのでリスニング試験にスムーズにリスニング試験に入りやすくなります。

 

ただし、聞き流しているだけだと、聞き取れていない音を認識できないので、スクリプトを見ながらリスニング音声を繰り返し聞きましょう。

 

・お昼ご飯は食べ過ぎない!
TOEIC 公開テストは12時30分に受付終了し13時から試験が始まります。ちょうどお昼ご飯を食べ終わって眠くなる時間帯です。

私はいつもTOEIC前はおにぎり1つだけにするなどして、お昼ご飯を食べ過ぎないようにしています。自分の体のことをしっかり把握して、体調をコントロールすることもスコアを上げるためのコツの1つです。

 

 

3. おすすめの参考書と勉強法をご紹介

ここからはおすすめ参考書と、その参考書を使った勉強法をお教えしていきます。

3-1. まずは定番!『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5』(国際ビジネスコミュニケーション協会)

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5』

引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_ud_05.html

 

最初におすすめしたいのが、TOEIC対策の超定番である公式問題集です。この本の魅力は、本番の試験を作っているETSが作った問題が掲載されているため、他で出版されているどの模試問題集よりも本番に近い試験になっているということです。

 

まずはこの本を使って本番の試験に慣れることをおすすめします。実際に2時間通して試験を解くことで自分のスコアの目安を知ることができますし、それを参考に本番の目標スコアを決めることもできます。

マークシートを使い、本番に似た環境で問題を解いて、本番に備えたトレーニングを積んでおきたいという方におすすめの問題集です。

また、公式が出しているアプリではありませんが、「abceed」というアプリに公式問題集の解答を打ち込むと、他の学習者の正答率や平均点などを知ることもできるため、他者と比べたときの現在のあなたの位置を知ることもできます。


3-2. TOEIC頻出英単語の連続!『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)』(朝日新聞出版)

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

引用:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18732

 

多くのTOEIC受験者から非常に高い評価を受けている単語帳が『金のフレーズ(通称金フレ)』です。この本の魅了はとにかくTOEIC頻出の英単語がたくさん掲載されていること。基礎的な英単語から990点レベルの単語まで、TOEIC攻略に必要な英単語をこの1冊で一気に勉強することができます。

『金のフレーズ』などでお馴染みの特急シリーズは、値段が1,000円以下で購入しやすいのも魅力の1つ。TOEIC受験をする人全員が持っておきたい単語帳です。

専用のアプリをダウンロードすることで、音声を聞くこともできるので、リスニングの勉強にも活かすことができます。音声を毎日通勤時間などに聞きながら、単語の勉強を習慣化しましょう。

『金のフレーズ』は少し難易度が高いように感じるという人は、1段階難易度を落とした『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)』という本も出版されているので、こちらで勉強してみるのも良いでしょう。

 

3-3. 文法対策はこれ1冊で大丈夫!『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』(アスク出版)

『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』

引用:https://www.ask-books.com/978-4-86639-083-3/

 

文法問題(Part 5)の勉強にぜひおすすめしたい本がこの『でる1000問』。TOEICのPart 5で出題される文法事項だけに絞って文法問題を解くことができ、無駄なく効率良く文法の勉強ができます。

解説にはそれなりに文法用語などが使用されているため、この本で勉強を始める時点でTOEIC500~600点程度の実力があることが望ましいですが、これ1冊を完璧にするだけでTOEICの文法問題は9割以上の点数が取れるようになります。ボリュームはありますが、取り組む価値のある本です。

問題文の中に登場する単語も頻出単語ばかりで、単純なPart 5対策だけでなく、TOEICそのもののボキャブラリー対策にもつながるおすすめの1冊です。

問題をただ解くだけではなく、問題文1つずつを丁寧に読み解いて、文法も単語も完璧に理解できるまで何度も繰り返し取り組みましょう。

 

3-4. TOEICの総合的な対策にもってこい!『TOEIC L&Rテスト 目標スコア奪取シリーズ』(旺文社)

目標スコア奪取シリーズ

引用:https://www.obunsha.co.jp/pr/toeic_dash/600c.html

 

1冊の本でTOEICの総合的な対策をするのであれば、おすすめしたいのが『目標スコア奪取シリーズ』です。全4冊のシリーズで、470点、600点、730点、860点を目標とする方に向けたシリーズです。

TOEIC対策に大切なのは目標スコアを決めて、効率良く学習を進めることです。例えば、600点を目指そうとしている人が、900点レベルの人でも解くのが難しような問題の対策をしても時間を浪費してしまうだけです。目標スコアダッシュシリーズは、自身の実力に合わせて参考書を選ぶことで、効率良くTOEICのスコアアップができるようになっています。

それぞれの目標スコアを達成するのに必要な問題が丁寧に分析されているので、TOEIC攻略に必要な、リスニング、文法問題、長文読解のコツやスキルをこの本で勉強しましょう。


4. まとめ:初めての受験でも目標スコアを出すコツとは?

グラフ

 

ここまで初めてTOEICを受験するという方に向けて、注意点や当日までの過ごし方、勉強法とおすすめ参考書を紹介してきましたが、いかがでしたか?

ここで紹介したものはあくまで1つの例にすぎません。目標とする得点によって、勉強の進め方はもちろん変えるべきですし、初めから思い通りの結果が出る人も、そうでない人もいます。

大事なことは、情報収集をしっかりして、できる限りの準備を当日までにしておくことです。この記事を参考にして、TOEIC本番まで、充実した期間を過ごして、目標点獲得に向けて頑張りましょう。

  
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