大人になって社会に出てから英語をやり直すのは遅すぎる……
そんな風に考えてしまっていませんか?
安心してください! そんなことは決してありません。忙しい人でも正しい勉強法さえ知っていれば、効率よく英語の勉強のやり直しができます。
「今度こそ英語を頑張ってみたい……! 挫折せずにやり直したい……!」
この記事では、こんなふうに勉強のやり直しをしようと思っているあなたに、正しい学習法を解説していきます。
Contents
1. 「英語の勉強をやり直したい!」そんな人へ
「学生時代には苦手だった英語を、もう一度やり直したい……」そう思っている人は少なくないはずです。でも、いざ行動に移すのは勇気がいるし方法も分からない。今回はそんな人が自信を持って一歩を踏み出せるような勉強法をご紹介していきます。
1-1. 英語のやり直しを始める前に必要なもの
英語のやり直しを始める前に、必要なものがあります。
それは「英語をもう一度頑張る理由」です。
いくら参考書や英会話レッスンにお金を払っても、「何のために英語を勉強するのか」という明確な理由がないと、すぐに諦めてしまう可能性が高いからです。
1-2. 何のために英語を学ぶのか
英語をやり直す明確な理由があれば、モチベーションの維持につながります。学生時代は周りが強制的に勉強する環境を作ってくれましたが、社会人になると自分の意思だけで簡単に辞めることができてしまいます。
・英語ができるとカッコいいから
・会社で昇進できるかもしれないから
・子育てがひと段落して趣味で始めたいから
理由は何でも構いません。ただし、「自分の意志で決めた目標」であることが何より大切です。
一旦理由が決まればあとは行動あるのみです! ここからは分野別の学習法をご紹介していきます!
2. 【単語】中学レベルから始めよう!ポイントは教材選び
まずは単語です。「英単語を覚えるのが苦手で英語嫌いになった…」という人も多いのではないでしょうか?
単語学習には2つのポイントがあります。
・単絵や文を使って覚える
・飽きない単語教材を選ぶ
これらコツさえ掴んでおけば、単語学習はグッと簡単になります!
2-1. 基本的な単語を一定数ずつマスターする
単語学習はだらだらやっても効果がないので、計画的に進めていくことが大切です。その際、以下の点に注意しましょう。
・毎日決まった数の単語を覚える
・単語はノートにまとめる(=自分のオリジナルの単語帳を作る)
特にオリジナルの単語帳を作る際は、
・なかなか覚えられない単語は画像検索を使って視覚的に印象付ける
・覚えた単語で簡単な文を作ってみる
これら2点を徹底すると、単語を学ぶ負担が減っていきます。数が多すぎるとストレスになってしまうので、初めは「1日3単語」くらいから始めましょう!
2-2. 単語を覚えるのが嫌い・苦手な人へ
とにかく単語の暗記が苦痛……という人には、「覚えるための工夫がされている教材」を選ぶことをおすすめします。
例えば、語源からその単語の意味や成り立ちを解説している単語集を使えば、単純な暗記ではなくストーリーに基づいて暗記ができるようになります。
また、イラストが豊富な英単語集や、語呂合わせで掲載されている単語集など、学習者が記憶をしやすいように様々なタイプの英単語集が販売されているので、書店に行ってチェックしてみては、いかがでしょうか?
以下ではおすすめの英単語教材をいくつか紹介していきます。
2-3. おすすめの単語教材
『イラストでわかる中学英語の語源事典』(PHP出版)
引用:https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-76950-9
中学で習う英単語を「語源」という新しい切り口から紹介した一冊。読むたびに「なるほど!」というような発見があり、自然と語彙力がアップします。
『英単語の語源図鑑』(かんき出版)
引用:https://kanki-pub.co.jp/pub/specialsites/englishwords/
『イラストでわかる中学英語の語源事典』の一冊と同じ著者によるもので、amazonなどでも高い人気を誇っています。中には少し難しめの単語もあるので、単語学習が少し進んだ人におすすめ。
3.【文法】英文法を学ぶことの大切さ
次に英文法の勉強についてです。
英文というものは、以下のステップに基づいて作られます。
・材料(単語)を準備する
・実際に組み立てていく(英文法)
つまり、組み立て方(英文法)を知らない=材料(単語)を持っていても意味がないという事態になってしまいます。
せっかく積み重ねた単語力を無駄にしないためにも、しっかりと文法を習得しましょう!
3-1. まずは信頼できる文法書を見つけよう!
まず初めのステップとして、信頼できる文法テキストを見つけましょう。
テキストを選ぶ際のポイントは、
・中学生レベルの内容から始まっている
・練習問題が収録されている
・文法ごとにセクションが分かれている
以上のようなことが挙げられます。特に、文法ごとにまとまっているテキストは「1日1文法項目」など学習計画が立てやすく、時間に追われている社会人にはピッタリです!
3-2. 英文法は作文しながら覚えてみる
単語同様に、文法の勉強が退屈に感じることもあるかもしれません。
そんな時には、学んだ文法を使って英作文にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
・テキストや本を使っての学習→インプット(受動的)
・自分で英作文したりする学習→アウトプット(能動的)
インプットとアウトプットのバランスがとれた学習こそ、英語を習得するための近道です。学校ではインプットに重点が置かれがちですが、自分で好きなように勉強できる今だからこそ、積極的なアウトプット習慣を身につけましょう!
覚えた単語を使用しながら英作文できたら、復習にもなりますし、達成感もあります!
3-3. おすすめの文法教材
『ラジオ 基礎英語1~3』(NHK出版)
引用:https://www.nhk-book.co.jp/list/textcategory-09107.html
NHK出版による英語教材です、本屋さんで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
おすすめポイントは、
・1~3のレベル別になっている(入門~中学3年生レベル)
・物語を楽しみながら英語を勉強できる
・アプリまたは公式サイトで音声の聴取が可能
・文法だけでなく、単語、会話表現など総合的に力がつく
また、お値段もお手頃で継続的な使用にもピッタリです!
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研プラス)
引用:https://hon.gakken.jp/book/1130339300
多くの年代から支持を集めている人気シリーズです。
おすすめポイントは、
・中学の英文法が総復習できる
・イラストと豊富な解説で分かりやすい
・練習問題が充実している
・文法ごとにセクションがありスキマ時間の勉強にも◎
4.【リスニング】現代には便利なリスニングツールがたくさん
続いてリスニングです。最近では簡単にリスニング教材を入手できる時代になりました。これら便利なツールを活用し、リスニング力もつけていきましょう!
4-1. リスニングで伸び悩む人の特徴と解決策
「たくさん英語を聞いているのに、なかなかリスニング力が伸びない……」こんな悩みを抱えている人たちには、共通の特徴があります。
・自分に合ったリスニングツール(学習媒体)が選べていない
・量だけに注目してしまい、肝心の内容に集中できていない
特に、自分に合ったツールを選ぶことは重要です。例えば……
・動画サイト
・英語学習アプリ
・海外ドラマや映画
この辺りが人気のリスニングツールですが、一体どうやって自分にピッタリのものを見つければ良いのでしょうか?
4-2. 自分に合ったリスニング教材を選ぼう
まず大切なのが、「それぞれのツールの特徴を知る」ことです。
・動画サイト→レベルに合わせて様々な動画がある。字幕をつけることも可能で、自分に合ったリスニング教材が探しやすい
・英語学習アプリ→初心者~中級者向け。短い文のリスニングやニュースを聞くのに便利。通勤などのスキマ時間活用に◎
・海外ドラマ、映画→ある程度上級者向けが多い。初心者&やり直しを目指す人には不向き
いかがでしょうか? 海外ドラマや映画を聞き取れることに憧れる人は多いと思いますが、まずは動画サイトやアプリから始め、着実にレベルアップしていきましょう!
4-3. おすすめのリスニング教材
YouTube動画【バイリンガール英会話 Bilingirl Chika】
日本人YouTuberのChikaさんによるチャンネルです。バイリンガルという強みを活かし日々の生活や英会話レッスンなど、色々な動画をアップされています。
・日本語の解説を聞きながらリスニングできる
・字幕がついている動画も多く、聞き取れなかった部分は確認できる
・とにかく動画自体が楽しい! 海外プチ移住体験を発信している
英語学習アプリ【NHK ゴガク】
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.nhk.gogaku
NHKが提供しているアプリです。英語以外にも多くの外国語学習のラジオ番組が無料で聞けちゃいます。特に英語のコンテンツは充実しており、文法のところでご紹介した『ラジオ 基礎英語1~3』の音声もこのアプリでチェック出来ちゃいます!
・1レッスン平均10~15分で、スキマ時間を活用したい人に!
・文法教材との相乗効果で勉強がグッと進む
・スピードもやさしめでやり直しにピッタリ
5.【スピーキング】英語をやり直すなら、ついでに英会話力も!
せっかく英語のやり直しをするなら、ついでに英会話も身につけたい人も多いのではないでしょうか?
英語で話す力をつけるには、幼少期からの勉強や留学が必須と思われがちですが、そんなことはありません。大人になってからでも出来る方法でスピーキング力アップを目指しましょう。
5-1. やり直しに会話はまだ早い? そんなことはありません
一般的に、「話す」という能力は英語力の中でも一番伸ばしにくいと思われがちです。
日本の学校では、スピーキングの練習はあまり行わないため、どうしても苦手意識を抱く人が多くなってしまいます。
しかし、中には「読むよりも話す方が得意」といった人もいます。このような人たちが実践している方法を参考にして、スピーキング力を身につけましょう。
5-2. 初心者さんだからこそ出来るスピーキング勉強法
そもそも、日本人が英語を話せないのには理由があります。
それは、日本人は間違えることを極端に恐れ過ぎだということです。
単語や文法のミスを気にしすぎる→頭の中でミスのない英文を組み立てながら話す→英語がスムーズに出てこない……
という悪循環に陥ってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、「英語フレーズをどんどん覚えて使っていく」ということです。
「この英語は本当に正しいか?」と常にミスを探すのではなく、普段の学習で「これは英語ではこうやって言うものなんだ!」と呑み込むクセをつけ、それを気軽に使って自分のものにしていくことも、スピーキング習得に大きく役立つのです。
5-3. おすすめのスピーキング教材
YouTube動画【Hapa英会話】
バイリンガルのJunさんによるYouTubeの人気英語チャンネルです。初心者にも分かりやすい&実用的な英語フレーズが身につきます。
・「これが英語で言いたかった!」という実用的表現がたくさん!
・ネイティブスピーカーへのインタビュー動画も充実
英語学習アプリ【スタディサプリ(ENGLISH 新日常英会話コース)】
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.eigosapuri.android&hl=ja
今話題の英語学習アプリです。種類も豊富でTOEICなどの資格対策用もそろっています。日常会話力を鍛えるなら、「新日常英会話コース」を試してみて下さい!
・初回は7日間の無料トライアルが可能
・オリジナルの物語に沿って、様々なシーンで使える表現を学べる
・自分の発音をチェックできる機能も
6. まとめ
いかがだったでしょうか?
確かに英語のやり直しには時間も努力も必要です。しかし、諦めない決心と正しい勉強法を知っていれば、年齢に関係なく誰にでも始められます!
今まで何となく諦めていた人も、これら方法を実践して今度こそ英語を身につけてくださいね!
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