最近は、幅広い分野で英語の勉強の必要性を意識する場面が増えてきました。仕事でのスキルアップはもちろん、外国人を英語で案内したいという方も多いはず。
英語の本を買ったり、英会話アプリをインストールしてみたりしたものの、勉強の効果が体感できない、という悩みをお持ちではありませんか?
英語学習への注目度が高まる一方で、英語力習得に関する情報量も増えており、スクールがいいのか独学がいいのかもわからず、自分に合った勉強方法を判断するのが難しくなってきています。
そこで、今回は英会話スクールで英語を学ぶ場合に焦点を絞り、スクールで効果を上げるためにおさえておきたいポイントをご紹介します。
Contents
1. 英会話・英語スクールはどのくらい人気?
最近はあらゆる特徴をもった英会話スクール・英語スクールがあり、ひとまとめにできないのが現状。
まずは、どのようなスクールがあるのかと、人気のポイントをまとめて確認してみましょう。
1-1. 数字が語るスクールのトレンド
経済産業省が発表している「外国語会話教室の動向」によると、2008年以降2013年まで、受講生数は低下傾向にあったものの、2014年以降は上昇傾向が続いています。
また、有名英会話スクールがまとめた英語学習方法に関する統計では、参考書による独学、オンライン英会話、短期留学、WEB・DVD教材などあらゆる方法と比較しても、約半数である47%が英会話スクールを利用しているといわれています。
在宅でも、格安で気軽にマンツーマンレッスンを受講することができる一方で、スクール通学はやはり人気の学習方法のひとつだということが数字からもみてとることができますね。
1-2. どんなスクールが人気?
仕事帰りに手軽に通学できる「駅前留学」といったスタイルが人気の時期もありましたが、ここ数年で急速に人気が上昇しているのが、英語を理論的・科学的手法で学ぼうというスタイルや、文化交流機関が他文化理解の一環として開催されているコースを設けているスタイル。
ネイティヴスピーカーと会話するだけではなく、より「習得」や「定着」を目的にしたスクールが増えているということもスクール選びの参考にしておきたいですね。
2. 英語の勉強にスクール通学を取り入れるメリットとは?
大人の習い事としても圧倒的に人気な英会話。
その勉強方法として、スクール通学は他の勉強方法と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、英会話スクール通学のメリットについての理解を深めましょう。
2-1.レベルに合った教材が使える
英会話スクールや英語学校を利用する最大のメリットは、自分のレベルを客観的に判断してもらった上で、自分にあった教材を提供してもらえるということ。
初心者といっても、その細かいレベル感を個人で判断するのは難しく、英語学習の目的によっては使用すべき教材の種類もさまざまです。そのため、レベルチェックを受け、カウンセリングをしながら使用する教材を決定することで、確実な成果を出すことができるでしょう。
2-2.ある程度の強制力が効果を上げる
英語学習で効果を上げるために最も重要なポイントは、継続です。
この点で、スクール通学という「強制感」は独学ではなかなか作り出せない強みでありメリットといえます。
個別指導スタイルであっても、グループレッスンであっても、英語を学ぶための場所に通うという非日常的な行動が集中力を高めて、もポジティヴな効果が出ると考えられます。
一緒に学ぶ仲間や先生の存在が、学習を継続させるための大きなサポートになるという点も、スクール通学のメリットの1つです。
2-3.ネイティヴ講師と実際に話せる
日本にいながらにして、英語圏のネイティヴスピーカーと一定時間まとめて会話する機会を手に入れることは難しいですよね。
その点、多くの大規模スクールではネイティヴ講師の在籍をアピールしており、高い料金をかけなくても、比較的手ごろな値段でプチ留学体験ができます。
実際に英語を使う、というアウトプットが定期的にできるスクールに通うことで、上達度合いを体感することができるのは大きなメリットですね。
3. 自分に合ったスクール選びをしよう!目的別スクールの特徴
メリットを理解すると、ますますスクール通学へのモチベーションが上がってきたのではないでしょうか。
ここで忘れてはならないのが、「自分に合う」スクール選びです。
どこがいいのかを判断するためにも、多様化が進む英会話スクールの特徴を目的別にチェックしておきましょう。
3-1. とにかくすぐに結果を出したい!短期集中型スクール
受験や就職・転職のため、TOEICといった資格取得のため、急な海外出張の準備のためなど、短期間で特定の分野の成果が求められる場合におすすめするのが、短期集中型のスクールです。
多くの英会話スクールやサービスでは、2週間~3カ月程度の目的別短期集中講座を設定しています。各校のサイトやWeb問い合わせ、受付で実際に確認してみるなど、自分の目的に合ったコースがあるのか調べてみましょう。
3-2. まずは挑戦してみたい!コスト低めのスクール
最近では、カフェ英会話や地方自治体が主催する体験英会話講座など、大人から子どもまで幅広い層が気軽に挑戦できるレッスンを提供するスクールも増えてきています。
無料であったり、ワンコインやチケット制など、スケジュールにもある程度の自由がきき、楽しく続けやすいものもあるので、「習う」というより「体験する」という感覚で英語に触れてみたい方におすすめです。
3-3. 英語をしっかり習得したい!コーチングスクール
特に最近注目されているのが「コーチングスクール」です。
これは、個人に合った学習法を、目的に合わせて徹底的にカスタマイズして学習するというスタイルを提供する学校で、目標達成をとことん追求するというイメージがぴったりかもしれません。
パーソナルコーチがつくということもあり、料金設定が高く、エグゼクティブクラスのビジネスマンに人気が高いのが現状です。
何を試してもダメだったから今度こそ! という、本格的な学習におすすめのスタイルです。
4. 確実に効果を出そう!スクール通学を始めてからのポイント
英語学習の大きな誤解のひとつに、「学校に通ってるから大丈夫」という安心感があります。確実に効果を出すためには、スクール通学+αが必須ということを忘れてはなりません。
ここでは、スクール通学を始めてから意識したいポイントをまとめてご紹介します。
4-1. レッスン後の一手が肝心!
人間は忘れる生き物です。そうでなければ、すぐに頭の容量がいっぱいになってしまいます。
だからこそ、復習をすることが非常に重要なのです。レッスンの翌日に、必ず10分でも復習の時間をとることが知識を定着させるための鍵ともいえます。初めて出会った単語を見直すだけでも十分。
レッスン後に教材を見直すかどうかが、効果を上げられるかどうかの分かれ道なのです。
4-2. YouTubeやアプリなどのオンライン教材を取り入れよう!
スクールに通学しながら、是非取り入れたいのがオンラインで使える無料の教材です。リスニングや単語など、インターネット上には、さまざまな種類の無料教材が存在します。
通学が週に2回であれば、1週間の残りの5日間は1日10分でも英語に触れる時間を積極的に取るようにしましょう。
インプット→忘れる→アウトプット→復習での再インプットのサイクルを日常化するためにも、身近なオンライン教材の活用は欠かせません。
4-3. 習得度・上達度を積極的に確認しよう!
多くのスクールでは、定期的にレベルチェックを受けることができます。この機会を最大限に活用しましょう。
高校生が、塾や予備校で模試を受けることで、弱点を知ることができるのと同じように、英語学習でも「できない」「苦手」ポイントを知ることで、学習法を修正することができるので、積極的に習得度・上達度を可視化する機会をもつことが重要です。
5. まとめ
英語を身につけるための方法として、自由度が高い独学にもメリットはありますが、英会話スクール通学はお金をかけた分だけ成果が上がりやすく人気が高いです。
まずは、あなたに合うスクール選びのためにも、実際に学校に調べて問い合わせたり、経験者の体験を聞くことで、イメージ作りを始めてみましょう。