英語を勉強しよう! と決心したはいいものの、どのように進めてよいかわからない…ということはありませんか?
がむしゃらに勉強しても、効率が悪いと効果は出ません。
英語の勉強を効率的に進めるためには、学習スケジュールをしっかりと組み立てておく必要があります。
正しいスケジュールの計画方法やポイントを知っておきましょう!
ここでは、誰でもできる英語の勉強計画の立て方および活用方法を大公開します!
Contents
1. まずは英語を勉強する目標や理由を明確にしよう!
勉強スケジュールを計画する前に、そもそも「なぜ英語を勉強したいのか?」という理由や目的を明確にしましょう。目的がハッキリしていると、計画通りに勉強も進めやすいですよ!
明確な目標の立て方と目安
目標や目的は明確であればあるほど、勉強スケジュールの作成がしやすくなります。
「何となく英語ができたら良いな…」という抽象的な目標より、モチベーションの維持に繋がるようなハッキリした目標を立てましょう!
【英語を勉強する目的や目標の例】
・〇〇大学に合格したい
・TOEICで〇〇点を取って転職に活かしたい
上記のように、「目指す学校名やスコア」などが具体的に決まっているとベストです。また、これら目標を立てる際には以下の点にも注意しましょう。
・実現可能な進路やスコアか?
・現在の自分の英語力からかけ離れていないか?
ポイントは、現在の自分のレベルから離れすぎていない目標を選ぶことです。高すぎる目標では、次第に「どうせ達成できないし」と学習が投げやりになりがちです。
現実的な目標設定により継続的な学習が可能となり、勉強計画もコツコツと進めることが出来ます。
2. 具体的な勉強スケジュールを組み立てよう
目標が定まったら、早速勉強スケジュールを組み立てていきましょう。コツは段階的で無理のない計画を立てることです!
2-1. 目標に合った学習期間を逆算する
まずは目標達成に必要な学習期間を逆算してみましょう。
受験なら「志望校の入試まであと何日か?」といった部分から逆算することが可能です。また、TOEICなどの資格であれば受験日程も年に何度かありますが、最低2ヶ月ほどの勉強期間があるのが理想です。
【目標とスケジュールの一例】
目標:TOEICで700点突破
学習期間:2か月後の試験を受験(※現在TOEICで500~600点保有と仮定)
|
リスニング |
リーディング |
月間計画 |
・公式問題集1冊修了
|
・公式問題集1冊修了 ・単語帳1周目終了 |
週間計画 |
・毎週末に模試(1回分) ・苦手パートで最低10点アップ |
・毎週末に模試(1回分) ・今週間違えた問題を復習 |
一日計画 |
・練習問題(帰宅後30分) ・Part 1&2の確認 (就寝前10分) |
・通勤時間に文法問題(10問) ・長文&単語の対策(夕食後30分) |
その他 |
短期習得は難しい→自宅で毎日継続して対策する |
文法問題→スキマ時間を利用した学習計画を立てる |
このように、生活のルーティーンに合わせて勉強内容および時間を変えると良いでしょう! 上記のように大まかな構想が出来たら、カレンダーなどに詳細を書き込んでいきます。
2-2. 勉強スケジュールを立てる時の注意点
次に、勉強の計画を立てる際の注意点についてです。やみくもに計画を立てても継続は難しいので、以下の点を押さえつつ無理のないスケジュールで学習に取り組みましょう!
① 毎日決まった時間に学習を行う
社会人であれば通勤時間や就寝前など、「英語のルーティーン化」を実践するのも効果的です。「寝る前は単語の確認」や「通勤時間で文法の復習」など、毎日負担なく続けられる勉強を取り入れることが大切です。
② 計画は必ず「可視化」しておく!
頭の中で計画を立ててもすぐに忘れてしまいます。計画はカレンダーや手帳など、身近でいつでも確認できるものに反映させておきましょう。勉強内容に合わせて色分けをしたり、完了の印にスタンプなどを用いるのも効果的です!
3. 目標達成に必要な情報・教材を揃えよう
勉強の計画を進めるのと同時に、目標の達成に必要な情報および教材を手に入れましょう。
情報系のサイトや他の学習者の声も参考になりますが、情報の真偽には注意です。
3-1. インターネットで情報収集する際の注意点
インターネットは情報取集に欠かせないツールですが、使い方を間違うと誤った情報を取り入れてしまうこともあります。以下の点に注意しながら慎重に使い、正しい情報を上手に活用しましょう!
① 情報や口コミを鵜呑みにしない
ネットでの評価や他人の口コミも確かに大切です。しかし、それら全てが正しいとは限りません。
これは教材選びの際にも言えることですが、「他人の意見は参考程度に留め、自分の目で実際に確かめる」ことを徹底しましょう。
② 信頼度の高いサイトや情報を定期的にチェックする
信頼できるサイトや情報を選ぶ際には、特に以下の点に注目してみてください。
・公式サイト、またはそれに準じた情報を掲載しているサイトか
・情報の更新日時は古すぎないか
・個人の情報発信者の場合、多くの人に信頼されている人物か
例えば大学受験であれば各大学のホームページ、TOEICや英検などの資格試験であれば各公式サイトをこまめにチェックするよう心がけましょう。教材であれば、各出版社のホームページや著者のブログなども参考になります。
3-2. 使用する教材の量や選び方
次に、教材選びのポイントについてです。今回は具体的に使う参考書の数や選び方についてまとめました。
① 教材は自分の目で確かめて選ぶ
少し面倒でも、教材は必ず本屋さんで実物を確かめてから購入しましょう。その際、以下のポイントをチェックすることをおすすめします!
【教材購入の際のチェックポイント】
・解説や解答は分かりやすいか
・問題のレベルは適切か
・本のサイズや紙面のレイアウトが使いやすいか
・音声の収録形態(CDか音声ダウンロードか)
② 使用する教材を増やしすぎない
本屋さんに行くと、対策本の多さなどに戸惑ってしまう人もいると思います。
あれこれ試したくなりますが、使用する教材は少ない数のものをじっくりやり込むようにしましょう!
何十冊も買っても、結局どれもしっかり取り組まないまま終わってしまいます。
冊数は目標や内容にもよりますが、2~3冊ほどまでに抑えて、ちゃんとやりきってから新しいものを追加するのがおすすめです。
4. いよいよ勉強開始! 伸ばしたいスキル別の飽きない勉強法
ここからは具体的なおすすめの勉強方法についてです。挫折することなく計画通りに勉強が進められるよう、それぞれスキル別の学習方法を身につけましょう!
4-1. リーディング&リスニングの勉強法
① リーディングは没頭できる教材を見つけよう
リーディングは比較的単調な作業が多く、「単語を覚える→英文を読む」の繰り返しに飽きてしまう人も多いでしょう。英文を読むにしても、精読の学習と、多読の練習を交互に行うなどしてメリハリをつけるのがおすすめです。
また、市販の教材だけでなく自分の興味を持って読めるものを副教材として学習を行いましょう。
この場合、スケジュールに副教材の学習計画を組み込んでおくのもおすすめです。「月曜日から水曜日はニュース記事」「木曜日から土曜日は好きな洋書」など、メインの教材にプラスして好きな英文を読む曜日を決めておくと良いでしょう!
② リスニングは「毎日少しずつ」が最も大切
リスニング力アップのコツは継続的な学習です。毎日5分×3回など、こまめに少しずつ耳を慣らすと良いでしょう。
また、聞き流しは正しく行えば効果的な学習法ですが、事前によく予習した文章を使うようにしないと、あまり意味がないので注意です。
正しい聞き流しの方法を知りたい方はコチラをチェック↓
4-2. スピーキング&ライティングの勉強法
① スピーキングは独学でも対策可能!
スピーキングの訓練は独学では難しいと思われがちですが、簡単に自宅で出来る対策方法があります。
携帯の録音機能を使い、毎日1トピックについて自分の意見を録音してみましょう。トピックについては、ニュースを見ていて自然と関心を持った話題などで大丈夫です。
発音の癖や文法の間違いも後で確認しやすく、すぐにでも始められるとても手軽な学習法です!
② ライティングの練習は短文から慣れよう
ライティング力を養うには、短文からスタートして徐々に文を長くしていくと良いでしょう。こちらもリスニングなどと同様に、毎日継続することが大切です。また、リーディングで学習した単語や文法を意識的に使用すると、相乗効果も狙えて効果的なトレーニングになりますよ!
5. 勉強のモチベーションを維持するためには
① もう一度目標を見直してみる
モチベーションが下がってしまったら、もう一度最初の気持ちを思い出して下さい。「英語が話せるようになって転職に役立てたい!」「憧れの大学に合格したい!」など、自分の素直な気持ちと向き合うことがモチベーションの維持に繋がります。
② 気分転換をしてリラックスする
計画通りに進まなくなったら、時にはリラックスすることも大切です。その際もお気に入りの洋学を聞いたり海外ドラマを見たりと、少しでも英語に触れながら息抜きできると理想的です。
ただし、「一度英語から離れたい」と思った場合は無理せず素直に自分の心に従いましょう! 英語学習そのものが嫌になってしまっては本末転倒です。
サボり癖がある人はスケジュール管理アプリを活用しよう
「計画を立ててみたけれど、独学では自己管理が難しい…ついサボってしまう…」という人は、無料のスケジュール管理アプリを利用してみましょう。おすすめのアプリをご紹介します!
『Studyplus (スタディプラス)』
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.studyplus.android.app&hl=ja
500万人以上の会員を持つ人気アプリです。始めにメールアドレスなどの登録を済ませると、勉強時間の管理や週ごとの目標設定など、細かな学習管理を行うことが出来ます。また、同じ大学への合格や資格取得を目指す仲間と繋がることも可能です。
「一人ではモチベーションが続かない…」という人は是非一度試してみて下さい!
『コソ勉』
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=net.kosoben.studyhacker&hl=ja
シンプルな機能のアプリが良い人にはこちらがおすすめです。12色のペンを使い学習時間分のマスを塗っていくことで、勉強時間が一目で確認できます。
ペンの名前は科目ごとに自由に設定ができ、総学習時間の確認も簡単。いろいろな科目を勉強する学生の方や、英語学習以外にも取り組んでいることがある方には嬉しいですね。
色塗りが楽しくてついつい勉強してしまう…そんなお助けアプリです!
まとめ
英語の効果的な学習には、現実的かつ効果的な計画を立てることが欠かせません。
しっかりと自分の目標を見定め、確実に到達できるような計画を立ててみて下さい!