独学で英会話を勉強していて、単語を覚えようとしている方も多いでしょう。
ただ
「単語を覚えているけど、英会話が全く上達しない」
「効果的な英単語の覚え方ってないの?」
そんなふうに思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回はそういった方へ向けて、独学で英会話を上達させるために、効果的な単語の覚え方を紹介していきます。
この記事を読めば、英会話を上達させるのに効果的な単語の覚え方が分かり、独学で英会話力を上げることができるでしょう。
Contents
1.英会話の独学でおすすめしない単語の覚え方
単語を覚えているけど全く英会話力が伸びないという人は、勉強量が足りないのではなく、効果的でない覚え方をしているのかもしれません。
以下のポイントをチェックして、あなたの英語の単語の覚え方が当てはまっていないかどうか、確認しておきましょう。
1-1.単語を完璧に覚えてから次に進もうとする
単語を一通り覚えてから、次の勉強に進もうとするのは良くありません。
なぜなら、単語を覚えるということには限りがなく、完璧な状態を求めていたら、いつまで経っても次の学習に進めないからです。
例えば、単語を完璧に覚える→文法を完璧に覚える→スピーキング練習をする、のようなステップを思い描いている人がいますが、完璧という状態は訪れません。
ステップを意識することは大事ですが、あくまで単語・文法・発話練習などはバランスよく行うようにしましょう。
1-2.単語を覚えただけで終わる
細かい知識は必要ではなくても、やはり単語はただ意味を覚えているだけでは英会話には使えません。
実際に単語を使ってコミュニケーションを取れるようにならなければいけないので、単語を頭の中からすぐに取り出せるようにする必要があります。
単語を覚えただけで終わっている人は、以下の覚え方を参考にして、覚えた単語を「使える単語」にしていきましょう。
2.【独学】英会話に効果的な単語の覚え方
ここでは、独学で英会話を学ぶ人のための効果的な単語の覚え方を紹介します。
上でも説明したように、英会話を上達させるためには単語を「使える」状態にしなければいけません。以下の覚え方を参考にして、英会話で使える単語の覚え方を取り入れましょう。
2-1.まずは中学生レベルでOK
英会話学習で単語を覚えるときの大前提ですが、まずは中学生レベルの基礎的な単語でOKです。
なぜなら、日常会話をする上では中学生レベルの英単語で十分対応できるからです。
例えば、大学受験のときに覚えた英単語や、TOEIC・英検で高得点を取るために覚える英単語は、日常会話ではほとんど使いません。
難しい単語をたくさん覚えるよりも、日常会話で役に立つ中学生レベルの基礎的な単語を確実に覚えるようにしましょう。
2-2.英単語のコアなイメージを掴む
英会話で英単語を使いこなすには、英単語のコアなイメージを掴むことが重要です。
コアなイメージを掴んでおくと、一見意味が複数あるように見えても、実は根本的な部分では関連していることが分かります。
例えば、助動詞の「can」には以下のようなコアなイメージと意味があります。
【コアなイメージ】 潜在的にその力を持っている
【意味】 「~できる」「~の可能性がある」「~してもよい」
「can」のこれら3つの意味は全てコアなイメージから想像ができるので、個別に意味を覚えるよりも、より会話の中で状況が想像しやすくなります。
コアなイメージは単語の語義を見るとだいたい分かるので、辞書で調べてみてください。
2-3.フレーズの中で単語を覚える
単語は単体で覚えるのではなく、フレーズの中で覚えるようにします。
なぜなら、単語の意味をいくら覚えたところで、フレーズとして会話の中で使えなければ意味がないからです。
例えば、「what」という単語を覚えるにしても、以下のようなフレーズと一緒に覚えます。
・What do you do?
職業は何ですか?
・What did you do yesterday?
昨日何をましたか?
このように、実際の会話の中で使うフレーズの中で覚えることによって、単語のイメージがさらに明確になります。
単語帳を使って覚える場合でも、例文を読んでイメージしながら覚えましょう。
2-4.単語は発音とセットで覚える
単語の意味と綴りを覚えていたとしても、口に出して言えなければ相手には伝わりません。英会話力を伸ばしたいのであれば、単語は発音とセットで覚えます。
単語帳で覚える場合にしても、CDや音源がダウンロードできる教材を選ぶようにしてください。
新しい単語に出会ったときは発音記号を見たり、電子辞書で発音を確認したりしながら覚えるようにしましょう。音を聞くことで、単語が記憶にも定着しやすくなります。
2-5.単語帳で語彙の幅を増やす
始めに「中学生レベルの単語で良い」といいましたが、難しい単語を覚えることが全くの無意味だということではありません。
語彙が増えるとそれだけ会話ができる分野が広がっていくので、ネイティブの友人を作ったり、海外留学をしたりする場合には、どんどん単語を覚えていくと良いでしょう。
中学生レベルの単語が不自由なく扱えるレベルになったら、単語帳でボキャブラリービルディングをしても良いですね。
会話ができる分野が増えるとコミュニケーションを取ることが楽しくなってくるので、どんどん新しい分野の単語も覚えてみてください。
3.単語学習と一緒にやりたい英会話の独学方法
ここでは、単語を覚えるのと同時にやっておきたい英会話の独学方法を紹介します。
英会話力は総合的な能力なので、単語を覚えるだけでは上達しません。以下の勉強方法も取り入れて、英会話力を底上げしていきましょう。
3-1.音読
音読は、スピーキングだけでなくリスニングにも効果のあるトレーニングです。
英語の意味を理解しながら音読をすることで、英語を前から理解するクセがつきます。
音読練習をするときはただ文章を読むのではなく、意味を理解しながら読むようにしましょう。
3-2.瞬間英作文
瞬間英作文は、英文を組み立てる力を養うためのトレーニングです。
日本語訳のついた英語の例文を準備した上で、以下の手順でトレーニングを行います。
1. 英語を隠す
2. 日本語を見て瞬時に英語に直す
3. 分からなかったらすぐに答えを見る
会話の中で使える英語の構成力を鍛えるために、スピードを意識して行いましょう。瞬間英作文を行えるアプリもあるので、それを使って学習するのもおすすめです。
3-3.オンライン英会話
最後におすすめしたい勉強方法は、オンライン英会話です。
オンライン英会話をおすすめしたい理由には、以下の3つが挙げられます。
・レッスン料が安い
・時間と場所を選ばない
・好きな講師を選べる
オンライン英会話では1対1で講師と英会話ができるので、英会話の初心者で上手く話すことができなくても恥ずかしいことはありません。
オンライン英会話を利用して、テキストだけでは体験的できない実戦的なコミュニケーションの練習をしましょう。
4.まとめ
そこで今回はそういった方へ向けて、独学で英会話を上達させるために、効果的な単語の覚え方を紹介しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
・誤った単語の覚え方をしていると、英会話では役に立たない
・英会話に効果的な単語の覚え方は、単語を「使える」状態で覚えること
・覚えた単語を実際に口に出して使うトレーニングも一緒に行う必要がある
この記事を参考にして、英会話を上達させるのに効果的な単語の覚え方を取り入れ、英会話力を上げましょう。