英語を上達させる上で、文法を身につけることが不可欠です。
ただ、「文法を勉強しているけど、なかなか覚えられない」と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそういった方へ向けて、英語の文法を身につける方法について、勉強のステップやコツを1から解説していきます。
この記事を読んで、英語の文法を身に付ける具体的な方法を確認しましょう。
Contents
1.やってはいけない!英語文法の勉強方法はコレ
文法の勉強方法に入る前に、まずはあなたの現在の勉強方法を確認しておきましょう。
もしかしたら、あなたは誤った勉強方法をしているかもしれません。今取り入れている勉強法をチェックして、効果的な勉強方法に切り替えましょう。
1-1.「文法は意味がない」と捨てる
文法を勉強する以前に、「文法は意味がない」と思っている方もいるかもしれません。
確かに、ひたすら英語を話したり聞いたりすれば、英語フレーズが覚えられたりすることはあります。ただ、大人が英語を勉強するのであれば、文法から学んだ方が効率が良いです。
なぜなら、すでに中学・高校と学校教育で文法の基礎・基本を学んできているからですね。
私たち日本人にはある程度文法知識のアドバンテージがあるので、それを活かさない手はありません。
1-2.文法事項を丸暗記する
文法事項を丸暗記するのも、英語の習得には効果が薄いです。
最終的には英文を自分で組み立てられるように、英語の仕組みを理解しておく必要があります。そうすると、別々に思える文法事項の間にも繋がりがあることが分かり、習得スピードが速くなります。
英文法を丸暗記して覚えているという人は、今一度そのやり方を見直しましょう。
1-3.文法問題をひたすら解く
文法問題をひたすら解くだけの勉強も、効率の悪い方法といえます。
文法問題で空所に当てはまる単語が分かるようになっても、文全体を組み立てられるようにはなりませんよね。文法問題をひたすら解く勉強方法をしている人は、勉強方法を改めましょう。
2.英語文法を身につける勉強方法5つのステップ
さて、ここからは具体的に英語文法を身につける5つのステップを解説していきます。
初心者が1から始められるように解説しているので参考にしてください。また、ある程度勉強を進めているという人も、自分の勉強スタイルと照らし合わせてみましょう。
2-1.文法書を一冊用意する
英語の文法を勉強するときは、文法書を一冊だけ用意するようにします。書かれていることはだいたいどの文法書も同じで、何冊用意しても得られる知識は変わらないからです。
とにかく文法書を一冊、自分がわかりやすいと思えるものを用意しましょう。
おすすめの文法書については、この記事の後半で紹介しているので参考にしてくださいね。
2-2.文法事項を説明できるようにする
文法書での覚え方としては、文法事項を自分で説明できるように意識します。そうすることで、文法を丸暗記するのではなく、仕組みからしっかり覚えようとするはずです。
例えば、英語を勉強している友人に説明しても良いでしょうし、SNSを使って学んだ文法の知識をアウトプットしても良いです。
文法を分かったつもりで終わらせないように、誰かに説明するというステップを取り入れましょう。
2-3.文法事項を使って文章を作る
覚えた文法事項を使って、実際に文章を作る練習をします。
具体的なトレーニング方法としては、「英語日記」を書くという方法が挙げられます。
一日の終わりにその日あったことや考えたことを、英語でノートに書いてみましょう。実際に話す前にライティングをすることで、文法的にミスした箇所などをより把握しやすくなります
2-4.作った文章を音読する
書いた英語日記はそのままにせず、「音読」してみましょう。「音読」をすることで、発音や文法の型を身につけることができます。
「音読」トレーニングは、以下のポイントを意識して行います。
・意味を理解しながら読む
・発音の分からないものは調べる
・文章を覚えるつもりで読む
意味を理解しながら読むことで、英語を英語の語順で理解するクセが付くので、必ず意味を理解しながら読んでください。
2-5.瞬間英作文で英語脳を鍛える
瞬間英作文トレーニングで、英語脳を鍛えます。
ここでいう「英語脳」とは、英語の文法システムを脳にインプットされて、英文を組み立てることができるようになった頭のことをいいます。
瞬間英作文トレーニングの行い方は、以下のとおりです。
1. 日本語訳付きの例文集を用意する
2. 英語を隠して日本語を瞬時に英語に翻訳する
3. 分からなかったらすぐに答えを見る
英語脳を作るには、瞬時に英文を組み立てる意識が重要です。とにかくスピードを意識して行いましょう。
3.英語文法を身につけるのにおすすめの教材3選
最後に、英文法を身に付けるのに役立つおすすめの教材やアプリを紹介します。
上の英文法を身につけるステップで使えるものばかりです。あなたに合ったものがあればぜひ取り入れて、効率的な学習をしましょう。
3-1.本:キク英文法(アルク)
引用:https://ec.alc.co.jp/book/7007131/
キク英文法は、「これ一冊でOK」という網羅性の高い文法書です。
主要100大学とセンター試験の過去問、言葉のビッグデータである「コーパス」を分析し、よく使われる文法事項に絞り込まれています。また、CDも付属しているので目だけなく耳からもインプットできるのが嬉しいです。
大学受験をする高校生やTOEIC受験者だけでなく、ビジネス英語を学びたい大人のやり直しにも役立つ1冊だといえるでしょう。
3-2.HiNative
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.lang8.hinative&hl=ja
HiNativeというアプリでは、英語の文法事項をネイティブに質問できます。
一般の言語学習者が教え合うという形を取っているので、レッスン料などはなく無料で利用することができます。オンラインでいつでもネイティブの人に直接質問できると、自分で作った文章の誤りも指摘してもらえるので心強いですよね。
また、質問するだけでなく、ネイティブの人の日本語の質問にも回答してあげてください。
3-3.アプリ:どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
引用:https://apps.apple.com/jp/app/id443332137
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、瞬間英作文をするためのアプリです。
元々は書籍だったのですが、アプリ版になりスマホでいつでもどこでも簡単に利用できるようになりました。
音声も付いているので耳で聞いて、通訳のようにトレーニングを行うこともできます。有料ではありますが、値段以上の価値のあるアプリだと思います。
4.まとめ
今回は、英語の文法を身に付ける方法について、勉強のステップやコツを1から解説してきました。
この記事を参考にして、英語の文法を身に付ける具体的な方法を把握し、着実に文法を習得していきましょう。
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