英語を学ぶのには映画を教材として活用するのが効果的といわれていますよね。
ただ、「ビジネス英語も洋画で勉強できるの?」「ビジネス英語を学習するのにおすすめの映画って何があるの?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ビジネス英語の勉強におすすめの映画を10本、選び方も合わせて解説していきます。
実際、映画を使って英語の勉強をすると、英会話でも効果的です。今はDVDを借りるほかにも、アプリなどで視聴できる配信サービスも多いので取り組みやすいのも魅力的。
この記事を参考にして、ビジネス英語を勉強するのに適した映画を把握し、自分にぴったりな映画を選んでみましょう。
Contents
1. ビジネス英語におすすめの映画の選び方とは?
ビジネス英語だけに限りませんが、海外映画やドラマで英語を勉強する場合、どの作品で勉強するのかがとても大事になってきます。
選び方を間違えると、挫折したり、せっかく勉強しても効果が実感できなかったりしてしまいます。
ここではビジネス英語の勉強におすすめの映画の選び方をご紹介します。
1-1. 自分の英語レベルに合わせる
選ぶ映画はあなたの英語レベルに合わせましょう。なぜなら、レベルの高過ぎるものを選ぶと、全く内容が理解できず諦めてしまいがちだからです。
例えば、初心者であればディズニー系の映画や、子供向けのアニメ映画がおすすめです。
こうした映画は題材的にはビジネス英語の学習と直接関係しませんが、初級者の方が基礎的な英語のレベルを上げるのには向いています。
また、中級者以上の方でも「映画で英語を学習するのは初めて!」という方は、こうした映画からスタートして、慣れたらビジネス英語が学べる映画に挑戦していくのもアリです。
1-2. 好きなジャンルの映画を選ぶ
ビジネス英語が学べる映画にも色々なジャンルのものがあるので、あなたの好きなジャンルから選ぶと良いでしょう。
好きな映画であれば退屈に感じずに学習できますよね。
例えば、金融系、女性が活躍する映画、マネジメント系、法律系など様々なものがあります。
あなたが学びたい分野に近いものや、演技や発音が好きな俳優さんの出ているものを選ぶのもおすすめです。
1-3. 避けるべき映画を知っておく
とはいえ、映画で英語を学ぶ場合には、好きなジャンルの映画なら何でも良いというわけではありません。避けるべき作品というのも中にはあるのです。
例えば、時代物やアクション映画、古い映画などは避けた方が無難です。これらの映画では、現在ではあまり使われない表現が出てきたり、そもそもセリフが少なかったりします。
ビジネス英語を学びたいなら、ビジネスシーンが多く登場するもの、経済がテーマとなっているものなど、自分が学習したい英語がどんなものなのかに合わせて選ぶのも重要です。
以下で紹介する映画はビジネス英語を学ぶのに適したものを厳選していますので、まずはこの中から選んでみると外れがないでしょう。
2. ビジネス英語の勉強におすすめの映画10選
では、さっそくビジネス英語を勉強するのにおすすめの映画を全部で10本紹介します。
どれも人気の作品なので、一度は観ることをおすすめします。海外映画を使って、楽しくビジネス英語を勉強してみましょう。
美女と野獣
言わずと知れた名作ディズニー映画で、題材はもちろんビジネスに絡むものではありませんが、先ほどお伝えしたように、「初心者の方・映画での英語学習が初めての方」がビジネス映画に挑戦するための基礎としておすすめしたい作品です。
映画で英語を勉強しようとしても、内容が難しすぎると挫折してしまいます。その点、美女と野獣はストーリー展開が分かりやすく、話の内容を追いやすいです。また、英語も比較的簡単で理解しやすいでしょう。
この作品に限らずディズニー映画は発音も綺麗で聞き取りやすいので、入門編として非常におすすめです。
ウォール・ストリート
金融や株式、景気などの経済用語を学びたい人におすすめの映画です。タイトルの通り、金融センターとして知られるウォール街が舞台となっています。
公開の2年前に起こったリーマンショックを反映したストーリーです。映画の随所に金融関係のビジネス用語が使われており、非常に勉強になります。
また、経済用語を学びたい人だけでなく、プレゼンやスピーチなどのスピーキングを学びたい人にもおすすめです。
幸せの力
株や金融関係の専門用語を学びたい人におすすめの映画です。一文無しのホームレスから億万長者となった実在の人物を基に描いたストーリーです。
ウィル・スミス演じるホームレスの主人公は、株式仲介人になるために無給の研修に通います。主人公が学んでいく姿を見ながら、あなたも一緒に学ぶことができるでしょう。
また、息子を守る姿も描かれており、心温まる気持ちにもなれるハートフルな映画です。
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実
金融関係の英語を学びたい人におすすめの作品です。リーマンショックの原因を調査するドキュメンタリー映画となっています。
リーマンショックの裏側を政治家や金融関係者などに取材する中で解き明かしていきます。日本語でも難しい金融関係の専門語が多く、レベルは高めです。
レベルの高いビジネス英語を学習したい上級者に観てほしい作品ですね。
プラダを着た悪魔
特にファッション業界で使われる単語や表現を学びたい人におすすめの映画です。ジャーナリスト志望の女性がファッション雑誌の編集部で奮闘します。
ファッション用語が飛び交うので、とても勉強になります。また、厳しい上司の下で奮闘するビジネスウーマンの姿は、仕事を頑張る気持ちにもさせてくれます。
モチベーションを保ちながらもビジネス英語をしっかり学べる、頑張る女性におすすめの映画といえるでしょう。
ブリジット・ジョーンズの日記
イギリス英語を学習したい方におすすめの映画です。30代の独身イギリス人女性が主人公で、恋に仕事に奮闘します。
もちろん、職場のシーンも描かれているので、オフィスでどんな英語が使われているかも学べます。イギリスの日常的な場面が多く描かれているのも特徴的ですね。
イギリスで働く女性の日常が覗ける、イギリス英語を学ぶにはもってこいの映画です。
トゥー・ウィークス・ノーティス
不動産関連の用語を学びたい人におすすめの映画です。
女性弁護士がニューヨークの公民館の取り壊しを阻止しようとする奮闘記が展開されます。
法律事務所での会話シーンも展開されているので、不動産関連の用語だけでなく、法律系の会話を学びたい人にもおすすめです。
ソーシャル・ネットワーク
IT企業で働きたい人や、起業したい人におすすめの映画です。マーク・ザッカーバーグがFacebookを立ち上げたときのストーリーを描いています。
Facebook立ち上げの裏側でどんな会話が展開されていたのかを覗くことができます。早口の部分が多いので、上級者にとっても聞きごたえがありますね。
単純にビジネス英語を学ぶだけでなく、ビジネスが立ち上がる流れも掴むこともできる、観ていて飽きない映画です。
マネーボール
資金難のメジャーリーグ球団「オークランド・アスレチックス」が強豪チームを打ち破っていった実話をモチーフとした映画です。
主人公はビッグデータを用いた戦略で資金難を乗り越えていきます。
ビジネス英語だけでなく、どのようにデータを利用するのかも学べるので、飽きずに観ることができるでしょう。
スティーブ・ジョブズ
ビジネス英語を学びたい上級者におすすめの映画です。タイトルの通り、アップルの創業者スティーブ・ジョブズの生涯を描いたドキュメンタリー映画です。
アップルの商品の開発、素晴らしいスピーチの裏で何が起こっていたのかなどを知ることもできます。ビジネスでの失敗についても作中で語られていますね。
同僚との激しいやり取りのシーンでは会話のテンポも非常に速いので、英語リスニングの練習にもなるでしょう。
まとめ
今回は、ビジネス英語の勉強におすすめの映画10選と、適切な映画を選ぶ方法を合わせて解説しました。
映画を使って英語の勉強をする方法としては、字幕なしでのディクテーションや、シャドーイングが一般的です。英語字幕で作品の流れを楽しめるようになったら、こうしたトレーニングにも挑戦してさらなる上達を目指しましょう。
この記事を参考にして、あなたに合った映画を選んでみてくださいね。