短期集中でTOEICをスコアアップするためのポイント

スピーキングやライティングを含めさまざまな種類のテストがあるTOEICのなかでもTOEIC Listening & Reading Test(以下「TOEIC」)は就職活動でスコアの提出が求められたり、昇進試験での一定のスコアが要件のひとつとされていたりするなど、多くの場面で活用されていますね。

 

ここでは、受験者の平均点と言われる500点台後半から600点の方が短期間に集中して勉強してTOEICのスコアを上げるための学習法やスクール活用法など、勉強の進め方の基本的なポイントをご紹介します。

 

 

1. 短期集中のTOEIC対策は独学の時間に注目

勉強

 

「短期集中のTOEIC対策」と聞くと、英語のスクールに通うことをイメージする方も多いと思いますが、スクールの多くが、「トレーナー」や「コンサルタント」と呼ばれる役割の人が、スクールでの講座に加えて家での学習もサポートしています。

 

従来であれば、講座を受講している時間中に学習をサポートするのみのスクールが多かったのですが、最近は独学部分のサポートも込みのスクールが多くなってきました。

 

英語は本来短期間で上達するというものではありません。もちろんまったく問題が解けなかった人が、短期間の効果的な勉強で平均点をとれるようになることはありえますが、基本的には英語は毎日の勉強で上達します。ですので、スクールを活用する場合もスクールでの講座の受講だけで完結すると思わず、独学の部分をどうサポートしているかに着目してください。

 

スクールを活用しない場合も、独学にどのような内容を取り入れれば短期間でスコアアップできるかをご紹介したいと思います。

 

 

2. 英語のスクールを利用する

英語スクール

 

2-1. スクールのコースを受講する場合、選び方のポイント

多くのスクールで、2か月~4か月の短期講座を設けています。中には1週間未満で完結する講座もあります。

 

スクールを選ぶ時に見てほしいのは、①期間や料金はもちろん、②英語の基礎力をつける内容を取り入れているかどうかです。②については、あとで詳しくご紹介しますが、TOEICの模試を解いて、解説を受けるという受講内容の繰り返しだけではなかなかスコアアップにつながりません。

 

TOEICの形式に慣れることも必要ですが、例えばリスニングの場合、スコアアップには語彙力はもちろん、英語の音を正しく認識し、正しく発音する力も必須です。

 

ここまで踏み込んで、英語の基礎力をアップさせるノウハウがあるかどうかがスクールを選ぶときのポイントです。教材は、スクールによってオリジナルテキストを作成していることもあれば、市販の教材を使っていることもあります。必ずしもオリジナルならいいというわけではなく、内容が上記のような基礎力にまで踏み込んで解説してあり、家での学習でも活用できるかどうかによります。体験講座の際にテキストを見せてもらうこともおすすめしますよ。

 

 

2-2. 集中講座の場合何日間で終わる? 料金は?

スクールの講座の受講期間や料金の目安をご紹介します。

 

ここでは月額制や1回ごとの都度払いの英会話スクールや講座は除外し、TOEIC対策に特化した短期集中講座に限定しています。オーダーメイドのカリキュラムの講座の場合、2か月~4か月の講座が多く、2か月で30万程度の受講料です。それに2万~5万円の入学金が加わります。オーダーメイドのため、回数や時間はさまざまですが、時間に直して計算すると2か月で160時間~190時間(スクールの課す独学時間を含みます)。つまり1日あたり3時間程度の学習をすることになります。

 

一方、オーダーメイドでない短期集中講座もあります。スコアごとに大まかにレベル分けして、3か月間40時間、週に2時間程度を2回ずつで料金は20万円前後の講座が多いです。それより短い短期講座になると、20時間で15万円前後のものや1週間前後の日数ですと10万円前後のものが多いです。

 


2-3. 急がばまわれ! 英語の基礎力をアップする勉強内容を取り入れよう

前述したようにスクールの短期集中講座の期間はさまざまです。希望の準備期間によってできることは変わってきますが、スクールを活用する場合も、独学で勉強を進める場合も、模試をひたすら解いて、答え合わせをするだけではなかなかスコアアップにつながりません。

 

「英語の基礎力をアップする勉強」を意識してみましょう。TOEIC対策の場合、「①語彙力、②正しく英語の音を認識する力、③文法を押さえながら勉強すること」が重要です。

 

①語彙力

わかる英単語を増やす工夫英単語は自分で暗記するしかない、と思うかもしれませんが、よいスクールの場合、英単語の発音の確認やフレーズ丸ごと定着させる工夫がたくさんなされています。


②正しく英語の音を認識する力

リスニングのスコアアップのためには、英語の音やイントネーションを正しく認識して自分でも再現できることがコツです。単語やフレーズを声に出す機会が多ければ多いほど、定着します。スクールの場合は、マンツーマンでもグループでも、正しい音を確認し声に出す機会が多いかどうかをチェックしてください。


③文法力

文法は、誤った選択肢がなぜ誤りなのかを確認しながらの学習」を必ず取り入れることです。文法の講座を受けるのは一見遠回りのような気もしますが、TOEICでは必ず出題されます。例えば模試形式の問題を解きながら、なぜこの選択肢は誤りなのかを詳しく解説されれば、傾向を掴みながら文法を学ぶことができます。教材であれば、解答に誤りの選択肢の解説が詳しく掲載されていると使いやすいです。

文法問題の中には、フレーズや慣用句を知っているだけで解答できる問題もあるので、文法を学ぶと同時に単語やフレーズを定着させていくことも重要です。

 

 
 

3. 独学でTOEICの対策をする方法

短期集中

 

3-1. 実は鍵を握るのは独学の時間。進め方のポイント

すでに紹介したように、従来の英語スクールと異なり、自宅での学習もサポートしているスクールが少なくありません。個人的な体験からもスクールにただ通うだけではスコアアップは難しく、自宅や通勤の時間を利用した独学の時間が鍵を握ると思います。

 

独学の進め方の主なポイントとしては、①1日の学習時間を決める②声に出しながら勉強する、の2つです。①については、2でご紹介したようにスクールの場合、指定の教材を使いながら1日あたり3時間近く勉強することになりますが、スクールに通わずに自力で学習時間をコントロールするのは強い意志が必要です。1日、あるいは1単元ごとの学習量が明確な教材を複数用意して、目標としている学習期間で割って、短期集中で勉強するのであれば平日でも最低2時間は学習時間を確保するようにしてください。例えば多くのラジオ講座が1日15分であることを考えると、2時間あればかなりのことができます。

 

 

3-2. 独学のリスニング対策 おすすめは声を出しながらの学習

リスニング対策を独学で行う場合、模試形式の問題を何度も解いて詳細な解説を確認すること以外の学習としては、声に出すことが効果的です。スクールを活用しない場合は、必ず音声付きのTOEIC対策教材や単語集を活用して、単語やフレーズ、ひとまとまりの文章などを声に出しながら勉強しましょう。

TOEIC対策に限らず、英語の学習には①音声を聞く②リピーティングする③シャドーイング(音声にかぶせるようにして声に出す)が効果的です。

 

 

3-3. 独学のリーディング対策 語彙力と読む速さをアップ

リーディングパートの文章量は、初心者には多く感じられると思います。英語をいったん日本語に訳しながら読み進めていては時間内にすべての問題を終えることができません。

 

そこで、独学では語彙力をアップすること多くの英文を読むことを意識してください。単語を覚えるときは、前に紹介したように声に出しながら覚えると効果的です。リーディング対策の教材を活用してもいいですし、学習者向けの英字新聞やアプリを活用するのもおすすめです。学習者向けの英字新聞やアプリは英単語の意味や解説があらかじめ同じページに記載されていたり、アプリの場合クリックすると表示されるようになっていたりしますので、いちいち調べる手間がはぶけて、効率よく読み進められます。

 
 

4. まとめ~短期集中で成功させるために~

会社

 

短期間に集中してTOEICのスコアアップをしたい!という方向けの講座は多くのスクールが設けていますが、スクールに通うだけで完結することはなく独学は必要です。スクールの場合、独学の時間までサポートしているところも増えてきました。1日最低2時間は勉強し、声に出しながらの学習を意識してください。

 

リスニング対策、リーディング対策ともに、語彙力は必須。模試形式の問題を解く以外に、リピーティングやシャドーイング、英文を多く読む勉強を取り入れてください。スクールの教材ではなく、独学で市販の教材を使う場合、1日あたり、あるいは1単元あたりの学習量が明確な教材を選ぶと計画が立てやすいですよ。

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