「TOEIC教材は多すぎる! どれを使って勉強すればいいかわからない!」
確かに、書店にはTOEIC Listening&Reading(以下TOEIC)の問題集や参考書が大量に並んでいますし、オンライン通販などでTOEIC教材を検索してみると驚くほどの数の教材や参考書を見つけることができると思います。
そこでこの記事では、多くの英語問題集の執筆、編集に携わってきたメディアビーコン編集部がおすすめのTOEIC問題集をご紹介いたします。
あなたに本当に役立つ問題集を探してみましょう。
それではさっそく見ていきましょう!
Contents
1. 初めてのTOEIC対策にはこの問題集がおすすめ
『TOEIC L&Rテスト 直前の技術』(アルク)
引用:https://ec.alc.co.jp/book/7018006/
TOEICテスト本番を直前に控えた初心者のあなたにおすすめしたいのが『TOEIC L&Rテスト 直前の技術』です。
初心者の方にとっては驚きの計48個の解答テクニックを学ぶことで、あなたのTOEICスコアは短期間で一気に上がるでしょう。
TOEICという試験は毎回似た語彙や話題が出題されます。解き方さえ学べば大幅に得点アップが可能です。得点の上げやすいPartから順番に学習していき、もっとも効率よくスコアアップを達成することができるプログラムで学習を進めることができます。
これ1冊でTOEICの全Partの対策ができてしまうというのも本書の利点です。
本書の最後には1回分の模試が用意されているため、学んだ技術を生かしてスコアアップした自分を実感してみてください。
2. おすすめの英単語帳はこれ!
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(朝日新聞出版)
引用:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18732
Amazon売れ筋ランキングや、書店での売れ筋ランキングで、毎回上位にランクインしている人気のTOEIC単語帳がこの『金のフレーズ』、通称金フレです。毎回TOEICを受験し、今も満点を取り続けているTOEIC講師、TEX加藤先生によって厳選された、本当に試験に出る英単語だけを集めた究極のTOEIC対策単語帳です。
この本を一通りやり込んでから公式問題集に取り組んでみると、「この本がいかに頻出の英単語を集めた単語帳になっているか」ということを実感することができるでしょう。
私が大学生の時、私を含めTOEICを学習している学生はほとんどこの本を持っていました。そのくらい高い評価と実績のある単語帳です。
無料のアプリをダウンロードすることで、音声を聞くことができますし、簡単な確認テストにも挑戦することができます。リスニング力を鍛えながらの英単語対策に利用してみましょう。
この単語帳が気に入ったのであれば、金フレと同じ「特急シリーズ」は他にもいくつか発売されているのでチェックしてみてください。単語帳以外にもリーディング、リスニングのセクション別問題集やPart別の問題集も多くあるので、他にもお気に入りの問題集を見つけてみましょう。
またこの『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』の難易度をワンランク下げたバージョンとして『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』も発売されているので、TOEICや英語初心者の方はまずこちらから試してみるのも良いと思います。
『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語』(KADOKAWA)
引用:https://www.kadokawa.co.jp/product/321409000187/
英語学習アプリ「スタディサプリ」の英語講師としておなじみの関正生先生が著者の1冊です。
他の単語帳と比較してとにかく解説量が多いのが本書の特徴の一つです。覚えるきっかけとなる情報を大量に掲載することで、学習者の記憶が定着しやすくなるようにサポートしてくれています。
関先生が提唱している1か月で単語帳を6周するという学習法に従えば、確実にTOEICの英単語が身に付いたことを実感できるでしょう。
こちらの単語帳も付属のCDを使うことで音声学習が可能です。
『TOEIC Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック』(国際ビジネスコミュニケーション協会)
引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_voca_01.html
公式初の単語帳がこの「公式ボキャブラリーブック」です。掲載されている例文はすべて本番のTOEIC公開テストで出題された文章が使用されており、TOEICに出題されない文章は絶対に掲載されていないという、公式だからこそできる信頼感のある1冊です。
見出し語になっている単語は基本的なものが多いので、TOEIC単語帳に取り組むのは初めてだというTOEIC初心者の方におすすめしたい単語帳です。
CDは付いていませんが、無料で音声をダウンロードすることができ、「米国→英国→日本語→例文(米国)」の順で音声を聞くことができます。本番のTOEICでも複数の国のナレーターが音声を読み上げるため、本番のリスニング対策として音声を有効に活用しましょう。
3. 文法問題対策にはこれがおすすめ!
『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』(アスク出版)
引用:https://www.ask-books.com/978-4-86639-083-3/
TOEIC Part 5 の文法問題対策としておすすめしたい問題集がこの1冊。『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』と同じくTEX加藤先生の著書です。
TOEICを何度も受験し分析して導き出した結果から、TOEIC頻出の文法問題を1049問練習することができます。500~600点台の人が文法力を一気に伸ばしPart 5 満点を狙う所まで行くのにおすすめの問題集です。
解説の量も充実しており、そこから頻出の単語、熟語を学ぶこともできます。問題をただ解くだけではなく、文章そのものをしっかり読み込むことでTOEICのリーディングセクション全体の対策にも大いに役立ちます。
こちらも「金のフレーズ」と同じくアプリから無料で音声データをダウンロードできるため、「音声を使って復習をしてリスニング力向上に役立てたい!」という方にはもってこいの1冊です。
4. おすすめTOEIC問題集はこれ!
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5 』(国際ビジネスコミュニケーション協会)
引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_ud_05.html
TOEICの模試を解くのであればやはりおすすめは公式問題集です。公式問題集の強みは本番のテストを作成しているETSが問題を作成しているとことにあります。公式が出している問題集なので、TOEIC本番に出ない話題や語彙は基本的に掲載されていません。TOEIC学習においては信頼度抜群の問題集です。
解説も丁寧なので、英語学習初心者の方でも安心して取り組むことができます。また2019年6月に発売した最新の『公式問題集5』からはリーディングセクション本文の読み上げ音声を公式サイトからダウンロードできるようになりました。
Part 7 の長文学習の効果がなかなか出ないという方は、Part 7 を何度も繰り返し聞いて、英文への慣れを増やしていきましょう。
『TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問』(アルク)
引用:https://ec.alc.co.jp/book/7017040/
次におすすめするのがこの『至高の模試』です。公式問題集と比較した時にアピールしたい本書のポイントは、自身の現状のレベルや点数が換算点表を用いることで公式問題集よりも細かく測ることができるということです。
また、公式問題集は2回分の模試が掲載されて3,240円なのに対して、『至高の模試』は3回分の模試が掲載されて2,808円というコストパフォーマンスの高さも魅力です。
本の内容は、公式問題集と比べると難しい問題も含まれていますが、レベルの高い問題を通して、本番の試験を余裕を持って解くためのトレーニングをするのに有効でしょう。解説のボリューム感は公式問題集とほとんど同じです。
無料のアプリを利用してそこに解答を打ち込めば、他の学習者のデータから算出した平均点や問題の正答率を見ることもできるので、自分の実力を測るのに役立てることができるのも本書の優れた点です。
5.【最後に】問題集を購入する時の注意点
最後にTOEICの問題集を買って勉強するにあたって、注意点をいくつか挙げておきます。
1. なるべく新しい問題集を使おう
TOEICは2015年6月から新形式へと移行しました。これを機に、問題の出題傾向がおおきく変更されました。旧形式の問題集では現在のTOEICテストに十分に対応できないのでなるべく新しい本を買うようにしましょう。
価格が安いからといって中古を買った結果、全く役に立たない! ということの無いようにしましょう。
新形式対応の新しい本を買うためには、「TOEIC Listening&Reading 」もしくは「TOEIC L&R」と問題集に表記されている本を購入するようにしましょう。
2. 問題集を買っただけで満足しないようにしよう
評判の良い参考書を何冊も買って、それを1度やっただけで終わりという勉強をしていてはなかなか点数は上がりません。英語は基本的に、理解できなかった文章を何度も何度も読み込んで、それを理解できるようにしていく過程で力が付いていきます。
買って満足するだけで十分な実力はつきません。最低でも問題集を2周は繰り返すようにしましょう。
3. 何度もTOEICテストを受けるようにしよう
どれだけ問題集をやり込んでも、試験を一度受けただけではなかなかスコアアップにはつながりません。TOEICという試験は年に何回も実施されていますので、何度も受験して、常に自己ベストを目指すようにするのが良いでしょう。
団体受験のIPテストも、公開テストと同じくTOEICスコアを測ることができるので、利用できるものはすべて利用してハイスコアを目指しましょう!
以上の注意点を意識したうえで、この記事でご紹介した問題集を利用してTOEICスコアアップ目指して勉強頑張りましょう!