TOEICの長文読解問題対策とおすすめの勉強法

英語のコミュニケーション能力を測る資格試験、TOEIC Listening & Reading(以下、TOEIC)において、リーディングの長文読解問題Part 7に苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか。

 

限られた時間内でいろいろな長い文章を読み、4つの答えから最も適切な解答にたどり着くには、集中力、語彙力、読解力の全てが必要とされます。

 

TOEICの中でも難しいとされる長文読解問題のPart 7。問題数も多く配点割合も高いのですが、時間が足りなくなり、なかなか点が取れないと嘆く方もいるでしょう。けれど実は長文問題を解くコツやテクニックを知った上できちんした練習さえ積めば、必ず得点は伸びます!


そこで今回は、英語教材の制作を長年行ってきたメディアビーコン編集部が、TOEIC Part 7の長文問題に的を絞り、長文読解対策の学習法とおすすめの教材やツールをご紹介します。

 

 


1. TOEICの基本構成を理解する

 TOEICの基本構成を理解する

 

TOEIC試験の運営元は、過去の試験問題を公開することはありません。しかし、出題の形式と問題数は毎回同じですので、その形式と構成はきちんと理解し問題の傾向にも慣れておきましょう

 


1-1. TOEICの問題形式

TOEICは、リスニングセクションPart 1~4が100問、リーディングセクションPart 5~7が100問、約2時間で合計200問のマークシート形式の試験です。

 

リスニング 出題数 内容 時間
Part 1 6問 写真描写問題 約45分
Part 2 25問 応答問題
Part 3 39問 会話問題
Part 4 30問 説明文問題
リーディング 出題数 内容 時間
Part 5 30問 短文穴埋め問題 75分
Part 6 16問 長文穴埋め問題
Part 7 54問 長文読解問題

 

Part 7はテストの最後のパートで、54問とリーディングの問題数の半数以上を占めています。Part 1〜6まで解いてきているので、Part 7に取り組んでいるときは疲労や焦りを感じているかもしれません。


しかし、もうひと頑張り! 集中力が低下しないように注意が必要です。時間内に解き終わらないこともあるでしょうからタイムマネジメントも大切なポイント

 


1-2. TOEIC Part 7の問題形式

Part 7の長文は、シングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージの3種類があり、各セットにつき2~5問出題されます。 

 

種類 内容 出題数目安
シングル  1つの文章を読んで設問に答える 10セット 29問
ダブル  2つの文章を読んで設問に答える 2セット 10問
トリプル  3つの文章を読んで設問に答える 3セット 15問

 

 

1-3. TOEIC Part 7の問題の種類

TOEICでは、一般的にそれほど専門性の高い内容は出題されません。以下のような日常生活とビジネスのシーンに対応した内容で出題される傾向にあります。 

 

文章の種類 内容
 広告 求人、新商品など
 お知らせ 工事、開店、閉店、運休、イベント案内など
 新聞記事・雑誌記事 ビジネス、インタビューなど
 チャット・テキストメッセージ

同僚とプロジェクトの進捗状況を確認するやりとり、予約確認など

 Eメール 社内通知メール、取引先への問い合わせメール、客からのクレームメールなど
 書類 請求書、注文書など
 Web画面 インターネットの記事、コメントなど

 

解き方として、いきなり文章を全部読むのではなく設問の先読みを行い、何が問われているかを把握した上で文章を読み進めていきましょう。そして、何回も繰り返し問題を解き、Part 7の出題傾向に慣れるように練習しましょう。そうすれば、問われている全体像をイメージしやすくなるので解答にもたどり着きやすくなります。

 

 

2. 長文読解には基礎知識のインプットが必要

 長文読解には基礎知識のインプットが必要

 

TOEICのPart 7を攻略するには、文法や単語の基礎固めが大切です。あやふやな構文や単語がたくさんある状態では、長文を読み進めるにあたり時間がかかって効率がよくないので、基礎知識のインプットを増やしましょう。

 


2-1. 文法力と語彙力をつちかう

「文法は苦手……」という人もいるでしょうが、英会話や英文作成などで文法は遅かれ早かれついてまわるものです。


TOEICでもPart 5、6では文法力と語彙力が問われます。中学英語で習ったような初級の文法からでもかまいません。TOEICの文法対策本も活用しながら学習し、語彙をコツコツ増やしていきましょう。

 


2-2. Part 5の精度を上げPart 7に解答時間確保を

Part 5をサクサク解けるようにトレーニングして解答時間を短縮しましょう。Part 7は解く時間をどれだけ確保できるかが重要になってきます。そのためにはPart 5はできるだけ早くに終わらせて、Part 7に目安としては50~55分は残せるようにしましょう。


私は英文を読むスピードが速いほうではないので、Part 7に対して苦手意識を持っていました。英語力向上のためには英文速読の訓練も必要でしょうが、TOEICで点数をアップするにはPart 5、6を早く終わらせるようにし、Part 7 を解くための時間をできる限り確保したほうが近道だと感じます。

 


2-3. 精読をする

まずは文の構造を理解して丁寧に正確に読む習慣を身につけましょう。

 

例えば、主語と動詞はどれか、時制はどうなっているのか、形容詞句はどこを修飾しているのか、などを意識しながら読み進めましょう。もし理解が曖昧なようなら問題集の解説を見れば詳しい説明があります。わからない単語があれば意味を調べ、余裕があれば品詞と発音も頭に入れると英語の上達に役立ちます。


また、ある程度理解が追いついているなら、制限時間を意識して制限内に読み解く訓練もしていきましょう。

 

 


3. 実践でも役立つ!おすすめ教材

実践でも役立つ!おすすめ教材

 

TOEICに特化した対策をとれば着実にスコアアップは可能です。私は20冊以上の問題集に取り組みましたが、中でもおすすめ3選をご紹介します。

 


3-1. 『公式TOEIC Listening & Reading問題集』(IIBC)

TOEICの運営元が発行の「公式TOEIC Listening & Reading問題集」は欠かせない1冊。模試2セット収録で最新の傾向に合わせて勉強が可能。本番と同じ公式スピーカーによる音声もダウンロードができ、繰り返し勉強ができます。

 

『公式TOEICListening & Reading問題集』

引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_ud_06/pr.html


3-2. 『特急シリーズ』(朝日新聞出版社)

特急シリーズは50冊ほど発売されていますが「1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急」、「1駅1題 新TOEIC TEST 読解特急」がおすすめ。丁寧な解説が記載されてわかりやすいです。小型で持ち運びしやすいので、移動時間に活用できます。

 

『特急シリーズ』(朝日新聞出版社)

引用:https://publications.asahi.com/toeic/lineup.shtml


3-3. 『解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7』(スリーエーネットワーク)

「解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7」は韓国の英語のカリスマ、イ・イクフン先生の大ベストセラー本。シングルパッセージ224問、ダブルパッセージ160問収録という問題量が魅力です。初級レベルの人には苦しく感じるかもしれませんが出題傾向に慣れてくれば苦手意識は薄れていくでしょう。

 

『解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7』

引用:https://www.3anet.co.jp/np/list.html?series_id=17

 

 

4. 忙しい方にもおすすめ!学習ツール

 忙しい方にもおすすめ!学習ツール

 

英語教室に通って読解力をアップするトレーニングをするのもいいですが、最近はそれほど高額な費用をかけずに学習ができる便利な英語学習ツールがあります。

 

 

4-1. TOEIC対策通信講座 スタディサプリ

リクルートのスタディサプリ 「TOEIC対策コース パーソナルコーチプラン」は、オンラインで全て完結できる通信講座です。

 

TOEIC対策通信講座スタディサプリ

引用:https://eigosapuri.jp/toeic/


受講者のレベルに合わせて学習プランが提案され、3か月または6か月の受講期間中、担当講師からのチャットや音声通話によるサポートが受けられるのが魅力です。

 


4-2. TOEIC対策通信講座 アルク

英語を身体にしみこませる習慣作りの「1000時間ヒアリングマラソン英会話」が人気のアルクでも「TOEIC対策 完全攻略900点コース」という講座があります。

 

 TOEIC対策通信講座アルク

引用:https://www.alc.co.jp/toeic/


TOEICテストで9割以上の正解に導く徹底的なトレーニングとその先の英語実践力を身につけることを目指すプログラムです。ほとんどが音声学習をする内容なので通勤・通学、待ち時間などの隙間時間を有効活用できます。

 


4-3. 電子書籍Kindle

電子書籍のTOEIC問題集もおすすめです。紙の書籍より少し安く購入可能ですし、Kindleアプリをスマホやタブレットにダウンロードしておけば手軽にサッと取り出せて勉強できるので大変便利です。


また、月会費や年会費は必要ですが、Prime ReadingやKindle Unlimitedに入会すれば指定のTOEIC問題集も無料でダウンロードできるのでお得です。

 

 


5. まとめ

まとめ

 

TOEICでスコアアップを目指すのなら出題数が多いPart 7の長文読解問題の正解率を上げなくてはなりません

 

もちろん文法力や単語力の底上げは必要! その上でたくさんの練習問題を解き、いろいろなパターンの問題形式に慣れていきましょう。例文をたくさんこなせば次第に早く正解へのヒントが見つかるようになります。とにかくコツコツと続けることが大切です。

 

今回ご紹介したコツやおすすめ教材を参考に、Part 7長文読解問題の対策をしっかりおこない、次回のTOEICでのスコアアップを目指してくださいね!

 

 

  
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