TOEICの勉強がはかどる!厳選対策本をご紹介!

就職時に有利な資格というだけでなく、最近では大学生の進級や、会社での昇格の条件としても取り入れられるようになってきたTOEIC。TOEICの勉強に効果的な本を探している人も多いはず。

 

書店では専用の参考書コーナーが設けられ、amazonでも約8000冊ものTOEIC勉強本がヒットすることからもわかるように、実に多くの本が出版されています。

そんな中で、自分に合った参考書を選ぶというのはなかなか難しいですよね。

 

今回は、数あるTOEICテキストの中から正確で信頼できる本を選ぶ際のポイントと、勉強する上で必ず持っておきたい3冊をご紹介します。

この記事を読めば、初めてのTOEICでも自信を持って対策勉強に臨むことができるでしょう。

 

 

1.教材選びのポイント

 

多くの参考書が発売されているTOEICですが、自分に合っているものなのか、効果的なものなのか、選び方のポイントを知らずに見極めるのは至難の技です。

 

よく見てみると実は問題の傾向が的外れなものや、情報がやたらと古いものも多くあったりします。こうした教材を選んでしまうと、せっかく時間を使って勉強しても、学習効率が悪くなってしまいます。

 

そこでまずは、参考書選びに失敗しないための3つのポイントをご紹介します。

 

 

1-1. 新形式に対応している

TOEICテストはこれまでに何度か形式変更を行っています。最近では2016年5月実施分より、大幅な変更が行われました。

2時間で200問に解答するという点はそれまでと同様ですが、パート毎の設問数の増減や、出題形式の変更があったのです。

 

例えば、リスニング問題で省略形が使われたり(例: I want to→ I wanna)、言葉に詰まってしまう場面があったり(例: ah, ummm)など、これまで以上にリアルなシチュエーションが設定されるようになりました。

リーディング問題でも、Part7の長文読解問題でLINEのようなテキストメッセージの画面が登場するなど、時代の流れに即した内容になっています。

 

より実践的な勉強をするためにも、

 

・本の発売日が2016年5月以降になっているか

・表紙に「新形式対応」と記載されているか

 

のいずれかを必ず確認しましょう。

特にフリマサイトや古書店などで購入する際には気をつけてくださいね。

 

 

1-2. TOEICの世界を忠実に再現している

TOEICの中の世界は至って平和です。トラブルが問題の題材になることがあっても、普通に日常生活を送る中で起こるちょっとしたものに限られます。

例えば、

 

・飛行機が遅延する

・注文した商品が届かない

・届いた商品が壊れている

 

などです。

 

戦争や犯罪といった重大な事件は絶対に出題されることがありません。

また、宗教や政治など、個人的な思想に関わるトピックが登場することもありませんし、これらに関連する単語もやはり出てきません。

 

手に取った参考書や単語帳に上記のような内容が出ていたら、要注意と言えるでしょう。TOEICの出題傾向をうまく分析できていない教材の証拠だからです。

 

もう1ヶ所、参考書の信頼性を手軽に確認できるポイントがあります。

 

空欄穴埋め問題(Part5)の空欄部分です。

 

(例)
101. Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ——- .

(A) complication

(B) complicates

(C) complicate

(D) complicated

 

本物のTOEICテストは、この空欄部分の点線(——-)の点の数が「7つ」になっています。

 

こうした表記の面にまでこだわっている本は、内容面でも良い本である可能性が高いです。一方、怪しい本の場合、この数がいい加減になっている場合があるのです。

すごく細かなポイントですが、こういったところが完全に再現されているかどうかも、テキストの信頼性を判断する材料になるでしょう。これなら、チラッと見るだけで確認することができますね。

 

 

1-3. 信頼できる著者が執筆している

その本の著者の実績も、参考書選びで確認すべき大切なポイントです。

 

参考書を執筆するほどの英語力の持ち主であれば、ほとんどの人は満点を取得しています。しかし、英語力があっても、TOEICには詳しくないという著者もいます。

 

重要なのは、何度も受験して試験の傾向と対策を研究している人かどうか。

中には年10回実施されているテストを毎回受験するほどのTOEICマニアもいて、そうした人が書いた本は傾向をしっかり反映した信頼のおける教材だと判断できます。

 

参考書選びの際には著者の紹介欄をチェックして、取得スコアだけでなく受験回数、さらにTOEICセミナーの実施歴も確認するようにしましょう。

なお、これから紹介する本の著者たちは、既に何度も満点を取得し、TOEIC講師歴や執筆歴も豊富なエキスパートばかりです。

 

 

2.必ず持っておきたい3冊!

これからTOEICの勉強をするという方も、まだ勉強を始めたばかりという方も、必ず持っておきたい3冊をご紹介します。まずはこの3冊を試してみて、そこから自分のレベルや勉強スタイルに合ったものを追加すると良いでしょう。

 

 

2-1. 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_ud_06.html

おすすめ教材ランキングNo1.といえばこちらの1冊。

 

TOEICを開発、制作しているテスト機関ETS(Educational Testing Service)による公式問題集の最新版です。

リスニングの音声は本番でも使用されている公式スピーカーを採用していますし、問題は本物のテストと同じプロセスを経て制作されています。

また、リーディングセクションの音声をダウンロードして聞くことができるため、耳からの学習にも効果的です。

 

まずは本番同様に時間を測りながら、1度解いてみましょう。スコア換算表がついているので、自分のレベルを知ることもできます。

ちなみに、TOEICに「過去問」というものは存在しません。韓国では例外的に過去問が出版されたこともありますが、基本的に試験に出された内容は全て門外不出なので、日本の教材は全て「模試」ということになっています。

模試の中では、公式問題集が最も正確で再現性が高いものと言えるでしょう。

 

 

2-2. TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

引用:https://ec.alc.co.jp/book/7017040/

TOEIC界の巨匠と呼ばれる前田ヒロ氏を含む3名のTOEIC専門家たちが執筆した1冊です。

前田氏のこれまでの受験実績は100回以上。47都道府県各地で受験し全国制覇まで成し遂げたエキスパートです。もちろん、数多くのTOEIC関連書籍を執筆しています。TOEIC講師養成講座のトレーナーとしても活躍する彼の解説力、説得力は間違いありません。

 

この問題集の特徴は、1冊にテスト3回分が収載されているコスパのよさと、専門家たちによる丁寧な解説、さらに即実践できる攻略テクニックが紹介されていること。

 

特に解説の充実度には定評があります。公式問題集を解いてみたけど、解説が理解できない、なぜ間違ったのか分からなかったという場合には、この模試の受験者に寄り添った解説が非常に役立つでしょう。

また、無料のアプリを使用することで音声をダウンロードしてスマホで聴けるため、手軽にリスニング問題に取り組めます。

 

 

2-3. TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

引用:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18732

質の高い内容と、電車の中でも広げられる新書サイズという手軽さから学習者の間で大人気なのが、朝日新聞出版の「特急」シリーズ。その中で発売当初から絶大な支持を得ているのがこの1冊です。

 

著者のTEX加藤氏は、2011年から現在まで受験したTOEICですべて満点を取得、今も現役のTOEIC講師として活躍しています。

そんな彼の分析力から導き出された「必ず出題される単語」が厳選された1冊となっており、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。

税込1000円以下という値段も魅力的です。

 

この本の特徴は、一般的な単語本のようにただ単語と意味が並べられているのではなく、試験に頻出するフレーズの形で掲載していることです。

その単語がどのように使われているのかをフレーズの形で理解しながら暗記できる為、問題として出てきたときに戸惑うことがありません。単語を覚えるのが苦手というあなたでも、無料でダウンロードできる音声を聴きながら読み込むことで効率よく暗記できます。

 

まずはこの1冊で、TOEICに必要な単語力を身に付けましょう。
姉妹作として、基礎単語の割合を増やした『銀のフレーズ』もあるので、初心者の方はこちらもおすすめです。

 

 

まとめ

この記事では、良い参考書の選び方を解説しました。

しかし、参考書を持っているだけではもちろん意味がありません。
TOEICの学習をしていく上で大切なことは、同じ参考書を繰り返し解くことです。


そのためにも、本に直接書き込むのではなく専用のノートをつくり、そこに解答やメモを書くようにしましょう。

間違った問題には印をつけておいて、正解できるまで何度も解くことで、苦手克服につながります。

ぜひ参考書を使いこなして、TOEICスコアアップを目指しましょう!

  
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