卒業旅行や勤め先の有給休暇を使って海外旅行に行く予定を控えている皆さん。英会話の準備はできていますか?
「留学したことなんてないし、慣れない海外が不安……」
「仕事終わりに荷物の準備だけでも大変なのに、英会話をきちんと勉強している時間なんてない!」
「オンライン英会話でレッスンを受けたり、英会話本やCDをamazonで買ったりするのはお金がかかる。アプリは勉強が長続きしない!」
という方も多いと思います。
でも、安心してください。そんなあなたの「無料で、独学で、英語フレーズを学習したい!」という要望を叶えます。
この記事では、海外旅行で使える英会話の基本フレーズを、シチュエーションごとに厳選してご紹介します。
日本にはない美しい風景に心打たれたり、日本では味わえない美食に出会えたり……
わくわくする旅行に役立つ厳選英会話フレーズをぜひどうぞ!
1. 機内・空港
海外旅行をする際に、まず旅行者を待ち構える関門が、機内と現地の空港です。
機内で飲みたいものや頼みたいことがあったのに、英語に自信がないため遠慮してしまった経験はありませんか? また、入国審査官の怖い顔に怯えて、何を質問されているのか頭に入ってこなかった経験はありませんか?
ここでは現地で旅行を楽しむ前に訪れる試練を乗り越えるための英語フレーズをご紹介します!
<機内にて>
空港を出発した飛行機に乗っているあなた。
機内で飲み物を貰う際、喉が渇いてもう1杯同じものを貰いたい。そんな時の英語表現は、
Can I have another cup of 〜, please?
(〜をもう1杯頂けますか?)
さらに、もしもあなたにアレルギーがあるとして、機内食にそれが含まれているか聞きたい場合は、
Does this meal contain nuts? I’m allergic to them.
(この食事にはナッツが含まれていますか?私はナッツアレルギーなのですが。)
アレルギーの食材はこの例文の場合ナッツなので、自分のアレルギー食品に置き換えて使ってみてください。ちなみに最後の単語であるthemはnutsのことです。
では今度は、機内エンターテインメントを楽しむ用のイヤホンが壊れている場合。
My earphones seem to be broken. Could you get me some new ones, please?
(どうやら私のイヤホンが壊れているようです。新しいものを持ってきて頂けますか?)
これは意外によくあるシチュエーションですので、覚えておいて損はないフレーズです。
機内のモニターでは映画やテレビドラマ、ゲーム、本などたくさんのものが楽しめるのに、使えないのは非常にもったいない。なんといっても海外旅行のフライトは長時間に及びますので、使用可能なイヤホンを確保しておきましょう。
<入国審査>
無事フライトが終わり、現地の空港に降り立ちました。続いては、皆さんの苦手な入国審査編。
英語のリスニングに自信がなくても、よく聞かれる質問は同じです。
Q: What is the purpose of your visit?
(あなたの滞在の目的は何ですか?)
A: Sightseeing.
(観光です。)
これだけで大丈夫です。端的に滞在目的を言いましょう。
他にも、例えば友達に会いに行く予定ならMeeting up with my friends. 、仕事なら A business trip.と言えます。
次のQ&Aも入国審査には鉄板です。
How long are you going to stay?
(どのくらいここに滞在する予定ですか?)
About a week.
(1週間ほどです。)
はっきりとした日数がすぐに分かれば5 days. など、具体的に答えるのがベターです。でもパッと聞かれて「あれ?何日間だっけ?」と思った人は「~ほどです」を表す単語aboutを使っても問題ないでしょう。
2. レストランにて
3. ホテルにて
次は、宿泊先のホテルに到着後。まずは受付で予約した内容を伝えます。
Good evening. I’m Taro Yamada and I reserved a double room for 2 nights.
(こんばんは。2人部屋2泊で予約しました、山田太郎です。)
万が一のダブルブッキングなど、ホテル側の不備に備えて、事前に部屋の確保がきちんとできているかをメールで確認することもおすすめします(海外旅行なので特に)。英語のメールは日本語ほどかしこまらなくて大丈夫ですよ。
今度は部屋のタオルが汚れていて交換してほしいとき。
The towels in our room aren’t clean. Could you bring us some new
ones, please? Our room number is 224.
(私たちの部屋のタオルが汚れています。替えを持ってきてもらえませんか?部屋番号は224です。)
タオルに限らず、海外のホテルは日本のホテルと比べてもサービスが完全に行き届いていないこともあり得るので、こんな風に伝えられると安心ですね。
ホテル編最後に、朝ごはんがついているかを確認したいとき。
Is breakfast included?
(朝ごはんは料金に含まれていますか?)
簡単で短い英語フレーズなので覚えやすいのではないでしょうか。それに、他のシチュエーション、例えばミュージアムでチケットを買う際にオーディオガイド(audio guide)が無料でついているのかを尋ねたいときにも使えそうです。
4. 移動中のタクシーにて
国内旅行なら気軽にレンタカーを借りられますが、海外での運転は怖いですよね。
英語で行き先を伝えたいときは、
I would like to go to ~!
(~に行きたいのですが。)
これで間違いなく伝わります。
もっと短く言いたかったら
Please take me to ~!
(~までお願いします。)
Pleaseをつけないと、ただの命令形になってしまい、いささか感じが悪いので、忘れずにつけましょう。
さらに海外では、観光客が英語を理解できないのをいいことに、運転手がわざと遠回りをして高額な料金を請求してくる場合があります。
それを防ぐため、事前に
How long does it take to ~?
(~までどのくらいかかりますか?)
と聞いておくと大体の目安時間を双方の間で確認できるので良いでしょう。
5. 買い物にて
ショッピングは旅行中の大事なイベントの1つですよね。ほしいものがきちんと買えるよう、便利な英語フレーズをいくつか頭に入れておきましょう!
衣服を試着してみたいときの英語フレーズ。
(これを試着してもいいですか?)
これは覚えやすいのではないでしょうか?try~on で、「~を試着する」です。
では、同じデザインで色違いのものがないか尋ねたいときは、
(他の色のものはありますか?)
こう言うと、店員さんはラックや奥の棚から色違いを持ってきてくれたりします。
では今度は、購入するものを間違ってしまい、返品・返金したいときの英語表現。
I’m very sorry, I think I bought the wrong one.
(申し訳ありません、違う商品を買ってしまったようです。)
これに続けて、
Can I possibly exchange it for ~?
(~に交換できますか?)
もしくは
Can I possibly get a refund?
(返金は可能でしょうか?)
この場合、どちらかといえば間違って買ってしまった自分側に非がありますので、「もし可能でしたら」という丁寧な言い回しを使うことで、ソフトな印象を与えることができます。
6. 英会話フレーズを活用して、旅行を楽しみましょう!
いかがでしたか? 旅先で使えそうな、覚えやすい英語フレーズをいくつかピックアップしてみました。少しは英会話に対する不安も和らぎましたか?
ここで覚えた基本の言葉やフレーズを活かし、英語学習の成果を現地でしっかりと発揮してきてください!
海外旅行ではさまざまなハプニングも起こりますが、それも含めて非日常ということで、楽しんできてください。