初級レベルから始められる!英会話上達のための学習法

社会人になってから英語を勉強する機会も話す機会もほとんどないというあなた。「中学・高校で英語は習ったけど、ぜんぜん使わないのでもう忘れちゃって……」と英会話をすっかりあきらめてはいませんか? けれど、すっかり英語を忘れてしまった今からでも英会話はできるようになります。

 

今まで学校でせっかく英語を勉強してきたのにまったく話せないのには理由があります。それは中学レベルの基本的な部分をしっかりマスターしていないこと、そしてインプットと同時にアウトプットの練習を重ねてきていないからです。

 

つまりは中学レベルの英語でも、きちんと必要な事柄を覚えた後にインプットとアウトプットを適切な方法で重ねれば、大人になってからでも英会話の習得は可能で、海外旅行に限らず、国内でもさまざまな国・地域の人と英語で楽しみながら会話ができるようになります。


そこでこの記事では、英語教材の制作を約20年行ってきたメディアビーコン編集部がおすすめする、英語が初級者レベルのあなたでも英会話を上達させることのできる学習法をご紹介します。

 


1. 初級レベルの英会話でここまで表現できる

初級レベルの英会話でここまで表現できる

 

「初級レベル」と聞いて、どれくらいのレベルを想像しますか? ずばり初級レベルは、中学レベル。例えば、中学卒業程度だとされる英検3級は、「身近な英語を理解し、また使用することができる」(日本英語検定協会HP各級の審査基準より)となっています。


つまり、中学校までの英語をマスターすれば日常英会話は一通りできるようになるということです。中学校までの英語には最低限日常会話に必要な単語や表現、文法が詰まっているのです。

 

 

1-1. 日常英会話は中学レベルの英語でカバーできる

英検3級を例に具体的な中身を見ると、出題される場面、状況は「家庭、学校、地域(各店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなど」となっています(日本英語検定協会HP 3級の試験内容より)。

 

扱う話題はさらに広く「家庭、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化、人物紹介、歴史など」とされています(日本英語検定協会HP 3級の試験内容より)。


扱う話題がずいぶん広いと思うかもしれませんが、これらはすべて中学英語のレベル。中学英語で習った箇所をきちんと復習すれば日常英会話はマスターできます。誰もが学んできた内容の中に日常英会話で必要なことがすべて詰まっていたのです。

 

 

1-2. 会話を意識したインプットとアウトプットの不足

「中学までの英語はもちろん、高校英語もしっかりリスニングやスピーキングをやってきたのにまったく話せない!」という声が聞こえてきそうです。確かに高校・大学も含めて英語を学んできているのに、いざ話そうとするとまったく単語や表現が出てこないのはあなただけではありません。


英語を勉強してきたのに使えないことの原因は、会話を意識したインプットとアウトプット不足。それに尽きます。英単語を単体で日本語の意味とセットで暗記しているようなケースは典型例。


例えば「follow=ついていく」とだけ暗記すれば長文読解で意味を理解するのには役立つかもしれませんが、どう使うのかがわかっていないので、実際の会話の中でスッと口から出てきません。つまり、単語や表現がどのような文脈で使われるのか、例文やフレーズとセットでマスターしないと、実際の会話の中で使えなくなってしまいます。


では、followという単語をマスターしようとするとき、Excuse me, I’m not following you.という表現とセットで覚えたらどうでしょうか。これは「すみません、おっしゃることがわかりません」という意味で、相手の英語が聞き取れないときや会話の展開についていけないときなどに使います。単語単体で覚えるよりも覚えやすいのではないでしょうか。


このように会話で使うことを意識したインプットが不足しているがために、学校であれほどたくさんの単語を覚えたのにまったく使えないことが多いのです。また、表現を定着させるために必要なアウトプットも独学では十分できないため、単語や表現を覚えたつもりでもすぐに忘れてしまい、いざ使おうとしても口から出てきません。


これまで紹介してきたように、初級レベルの英会話を身につけるためのポイントは

 

①中学英語レベルをマスターする

②会話を意識したインプット

③覚えた表現をアウトプットする機会を増やす

 

の3点です。


ここからは、独学でインプット、アウトプットを効果的に行うためのおすすめの勉強法をご紹介していきます。

 

 


2. 英会話表現を効果的にインプットする学習法

英会話表現を効果的にインプットする学習法

 

英会話表現をより早く確実にマスターするためのコツは実際の会話を意識すること。会話表現を声に出しながらその表現に含まれる単語やフレーズをマスターしていく勉強法が効果的です。


すでに持っている英会話の本や教材があればそれを使って構いませんが、単なる会話表現集ではなく、場面設定があってその中で複数の登場人物が会話するような中身のものがおすすめです。CDでもポッドキャスト配信でもWebサイトからのダウンロード形式でも何でも構いませんので、必ず音声が確認できる教材を使うようにしてください。最近はさまざまなブログで英会話におすすめの教材ランキングなどもあるので、そちらを参考に自分に合うものを見つけてみるのも良いかもしれません。


練習時にはやみくもに声に出すのではなく、発音を意識することがポイント。ネイティブスピーカーの標準的な話す速さと発音を確認しながらよく聞き、自分もそれを真似るようにします。もし何もテキストを持っていなくて何から手を付けていいのかわからないという人には、気軽に始められてしかも安いNHKラジオ講座をおすすめします。

 

 

NHKゴガク

引用:https://www2.nhk.or.jp/gogaku/

 

別売りのCDを買わなくても1週間分のレッスンの音声が無料でHPから聞くことができ、1レッスン15分程度でコンパクトにまとめられているので、毎日続けやすいのもおすすめの理由です。

 

ラジオ講座なら基礎英語1〜3の中から今の自分のレベルに近いものを選びましょう。基礎英語1は中学レベルの英語を学びます。なんとアルファベットから学べるので、1から英語を学び直したい人にもぴったりです。基礎英語2では中学2年生程度の文法や英語表現を身につけ、基礎英語3では、基礎英語1、2で学んだことを使いながら会話表現を増やします。


自分に合う講座がわからない人はNHKゴガクのHPから最新の放送内容のストリーミングを聞いて選んでくださいね。テキストは紙版も電子版も毎月500円程度で購入できますよ。レベルチェックからおすすめの講座を紹介してもらえるサービスを活用するのもおすすめ。

 

 

2-1. 登場人物になりきって会話表現を声に出す

会話を意識したインプットを、というお話をしましたが、会話表現を身に付けるときには、テキスト中の登場人物になりきって声に出すのが英語上達の秘訣です。単なる聞き流しでは、実際に使えるレベルまで定着しません。音声そっくりに言えるようになるまで何度も声に出しましょう。


手順としては、

 

①音声を聞いて、わからない表現や単語を確認
②音声の後に続けて音読するリピーティング
③止まらずに音読できるようになるまで繰り返し
④音声にかぶせるようにして声に出すオーバーラッピング

 

ここまでくれば表現はかなり定着しているはずです。


会話表現を身に付け、実際の会話で使えるようにするには、表現とその表現を使う状況を結びつけてインプットすることが欠かせません。教材を選ぶときも、自分がイメージしやすい場面設定が扱われているものを選ぶことをおすすめします。

 


2-2. 映画やYouTubeを活用

会話表現を学ぶ方法は1つではありません。上で紹介したような英会話の教材以外にも活用できるコンテンツがたくさんあります。


まずは映画。映画は生きた英語表現の宝庫です。単語1つ覚えるにしても、「なるほど、こういう文脈で使うんだ」と状況とセットでインプットできますし、実際に話されている英語の速さ、発音などがよくわかります。


とはいえ、初心者が映画を使って勉強するのはややハードルが高いのも事実。そこで、映画を活用するときのポイントをご紹介します。

 

・興味のある映画、好きな映画を選ぶ

・レベルに合った映画を選ぶ(アニメやすでにストーリーを知っている作品など)

・辞書(電子辞書やアプリでもOK)を用意しておくこと

・気に入ったセリフは書き留めておく

 

まず、興味のある映画を選ぶのは大前提。ただし、英語が難しい場合もあるので、アニメやストーリーをだいたい知っている作品も視野に入れておくと選びやすいです。


最初は字幕ありで映画を見ることをおすすめします。気になる単語はひかえておき、辞書でチェックしましょう。セリフの中に気に入ったものがあれば大チャンス。そのセリフを登場人物になりきって声に出して言ってみるとそこに使われている単語や表現はほぼ忘れず、ずっと定着します。

 

映画以外に活用してほしいのがYouTubeなどの動画。「english study」をキーワードに動画検索してみてください。すべて英語の動画でも初心者向けのレッスンが充実しています。


初心者におすすめしたいのは、「Easy Englishのチャンネル」。アニメーションとともに家庭、学校、レストランなど状況別でよく使う表現や単語、趣味、感情を表す表現などを学ぶことができます。

 

 

すべて英語の動画ですが、子供向けにつくられているため、アニメーションを見ていれば言っていることがわかり、初心者でも安心して活用できます。

 

 

3. 独学でアウトプットする機会を増やす方法

独学でアウトプットする機会を増やす方法

 

覚えた表現は実際に使うこと、つまりスピーキングの機会を増やすことでさらに定着度が増します。独学ではアウトプットの機会が限られていると思われがちですが、工夫次第で話す機会を増やすことができます。


最近では無料のアプリでネイティブスピーカーと会話できるものもあり、上級者になれば相手に英語で質問できるので学習に活用しやすいのですが、初心者は英語でやりとりができず学習に活用できない可能性もあります。


今回は初心者が自分の学んだ表現を使い、必要に応じて講師にアドバイスを受けられることを第一条件に、有料ではありますが、オンライン英会話と各地にある英会話カフェをご紹介したいと思います。

 


3-1. オンライン英会話のフリートークの時間を活用

オンライン英会話のレッスンでは、Skypeや各社独自のシステムを用いて、指定のテキストに沿って学びます。基本的にはマンツーマンで指導を受けます。講師を指定しなければ、24時間対応しているサービスもあり、社会人でも学習に取り入れやすいのが特徴です。英会話スクールの通学タイプが月額1万円以上するのに対して、オンライン英会話は月額3,000円〜6,000円程度のものが多く、比較的経済的な負担が小さいのもポイント。


気を付けていただきたいのは、オンライン英会話は、テキストを使用したレッスンなので、自分が独学で学んでいる表現を使う場面は意外と限られていること。


おすすめはフリートークで自分から話題を提供してしまうこと。たいてい最近のできごとや今日の気分などを最初に講師から尋ねられるので、そこで、覚えた表現を使ったフレーズや表現を使えるようにあらかじめ準備しておくといいでしょう。

 


3-2. 独学との相性抜群!英会話カフェを活用

もう1つ、活用してほしいのが英会話カフェ。カフェと言いながらもレッスン形式で月額制、回数指定のカフェもありますが、都度払いが可能なカフェが多いので、行きたいときに行けるのが特長です。


入場料として1,000円〜2,000円かかりますが、原則フリートークなので自分の学んだ表現を実際に使うにはぴったりの場です。また、ライブやヨガなどのイベントを楽しみながら参加者と英語で交流できるカフェもあります。それぞれのカフェに特長があるので、相性のいいカフェが見つかればもうけものくらいの感覚で、無料体験から参加してみてはいかがでしょうか。


料金の高い英会話スクールに通わなくとも、独学でオンライン英会話や英会話カフェを活用してアウトプットする機会を増やすことができます。表現を定着させるには、声に出すことと実際に使ってみることが一番の近道です。

 


4. まとめ

まとめ

 

小学生から英語の勉強が始まる昨今、英語の必要性はますます高くなってきています。

 

中学から英語の勉強をしていたはずなのに、英語に触れない期間が長く、外国人と英語で会話なんて夢のまた夢だとあきらめている人も多いと思いますが、今からでも日常英会話は十分マスターできます。

 

英語なんてと思う初級者の人は、まずは中学・高校の簡単な文法や表現をおさらいしましょう。そして、英語を勉強してきたのにいざ使おうとすると表現が出てこないという人は、「会話」を意識したインプットとアウトプット不足が原因なので、どんどんその機会を増やしましょう。テキストや教材、映画の他にも無料で学べるyoutube動画、podcastなどをうまく活用しながら生きた表現をインプットし、オンライン英会話や英会話カフェなどで声に出すトレーニングを重ねて、覚えた表現をアウトプットする機会を増やしていくことで英語がどんどん使えるようになります。

 

効率よく基礎固めをしたらビジネス英会話にも挑戦できるはずですので、ぜひがんばってくださいね!

 

 

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加