「英会話を独学でマスターしたい」と思って勉強しているけれど、なかなか結果がでない……とお悩みではありませんか?
今回はそういった方へ向けて、英会話を独学でマスターするための最速学習法を5ステップで解説していきます。
この記事を読めば、英語をすぐに話せるようになる勉強方法が分かり、無駄な勉強を省いて効率よく英会話を身に付けることができるでしょう。
Contents
1.英会話を独学で勉強してもなかなか上達しない理由
これまで英会話を独学してきたけど、なかなか伸びないと悩んでいる方はたくさんいます。
実は、「英会話が上達しにくい人の特徴」というものがあるのです。
ここでは、その3つの特徴をご紹介します。なかなか英語を話せるようにならないという方は、自分が当てはまっていないか確認してみましょう。
1-1. 机に向かうのが「勉強」だと思い込んでいる
まず、机に向かうのが「勉強」だと思い込んでいるということが挙げられます。
確かに、単語や文法の知識は英会話に必要な要素ではありますが、ただそれを暗記していくだけでは話せるようにはなりません。
これは、いくら野球のルールを完璧に覚えていても、ヒットが打てないのと同じです。打てるようになりたければ、試合で打席に立つ経験を積まなければいけません。
英会話においても、暗記系の勉強だけではなく、その知識を使って実際に話す練習を繰り返していくことが重要です。
1-2.勉強を継続することができていない
英会話の勉強に限った話ではないのですが、何かを勉強してできるようにするには、学習を継続しなければいけません。英語学習は日々の積み重ねによって上達していくものです。
例えば、いくら一日で英単語をたくさん覚えたとしても、翌日にはほとんど忘れてしまいます。人間の脳の仕組みとして、単語を定着させるには、同じ単語に何回も触れる必要があるのです。
ですから、英語を話せるようになるためには、毎日英会話の学習を継続できるように工夫する必要があります。
1-3.間違った英語を話すことを恐れている
英語を話せない人に特に多い特徴が、間違うことを恐れているという点です。「間違ったら恥ずかしい」という気持ちが生まれるのは仕方ないかもしれませんが、英語をほとんど話さない人が、上手く英語を話せるようになるわけがありません。
今どんなにペラペラに英語を話している人でも、勉強したての頃は上手く話せなかった時期があるのです。小さい頃は自転車に乗れなかったけど、今は乗れるのと同じことです。
間違った英語でも話すことを恐れず、場数を踏んで習得していくことが大切です。
どうしても人前で間違うのが怖いということであれば、独り言で英語を話すのも良い練習法ですから、とにかく英語を話す経験を増やしていきましょう。
2.英会話を独学&最速でマスターするための5ステップ
では、具体的にどういった勉強をすれば最短で英語を話せるようになるのでしょうか?
ここでは英会話を独学かつ短期間でマスターするための5ステップを紹介します。
無駄なステップを省いて英語を話せるようになることだけに特化しているので、速い人であれば半年程度のスケジュール感で日常会話は問題なくできるようになるでしょう。
2-1.簡単な英文法を一気に身に付ける
まずは簡単な英文法事項をひととおり一気に身に付けてしまいます。
英文法を扱えなければ自由に英文を組み立てることはできません。自分の言いたいことを伝えるためには、文法を活用して英文を組み立てられることが非常に重要です。
具体的には、中学校3年間で学ぶ文法事項を覚えて、それを使って文章を作って話せるようになれば十分です。教材は自身が中学生のときに使ったテキストや、市販の中学生向けのものなどで構わないので、文法事項をインプットしつつ、話す練習もしましょう。
英会話において文法は嫌われがちですが、フレーズをただ暗記するだけでは、場面に合わせて英文を組み立てる力が育たず、言いたいこともうまく表せません。中学の範囲内で大丈夫なので、ここは頑張って文法を身に付けたいものです。
2-2.日常会話に必要な英単語を覚える
文法事項をひととおり学んだら、日常会話に必要な英単語を覚えます。
日常会話に必要な英単語とは、やはり中学校レベルの単語です。ネイティブスピーカーも、日常会話の8割以上の場面では、中学レベルの単語を使っています。
英単語を覚えるコツとしては、同じ単語に触れる回数を増やすことが最も重要です。一回で完璧に覚えようとするのではなく、うろ覚えで良いので毎日何回も触れて繰り返し学習してください。
2-3.英会話フレーズを覚える
日常英会話ができるようになるためには、使えるフレーズを覚えるのも重要です。
ただし、決してフレーズを覚えれば完璧に会話ができるようになるという意味ではありません。フレーズを覚えて、文法力や単語力と組み合わせることで、自在に話せるようになるための基礎を作るのです。
フレーズを覚えるのにおすすめなのが、「英会話フレーズ」という無料アプリです。日常会話で使えるフレーズが1,600個収録されていて、覚えてすぐに使うことができます。
英会話フレーズ:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.flipout.eikaiwa&hl=ja
2-4.瞬間英作文で即興力を鍛える
上でもお話ししたように、フレーズを覚えるだけでは完璧な会話をすることはできません。なぜなら、自分が言いたいことを自由に伝えるための文法力が十分育っていないからです。
文法の知識があれば「時間をかければ正しい文章が作れる」状態にはなりますが、そこから「瞬時に正しい英文を話せる」段階まで高めないと、会話には不十分です。
そこで、瞬間英作文というトレーニングで英語の即興力を鍛えます。日本語訳の付いた簡単な英語の例文集を準備して、以下のステップでトレーニングを行います。
1. 英語を隠して日本語だけが見えるようにする
2. 日本語から瞬時(1秒以内)に英語へ訳して話す
3. 分からなかったらすぐに答えを確認する
これによって英文を瞬時に組み立てる回路が鍛えられ、覚えた文法事項を会話で使える状態に昇華させることができます。
2-5.オンライン英会話で会話慣れする
ここまでのステップを踏んだら、あとは実戦を積んで英語に慣れるのみです。
実践を積む方法については、留学、英会話スクール、ランゲージエクスチェンジなど色んなものがあります。ただ、一番おすすめの方法はオンライン英会話です。
オンライン英会話で実戦を積むことには、以下のようなメリットがあります。
・いつでもどこでもレッスンが受けられる
・先生とマンツーマンで英語を学べる
・1レッスン200円程度からと格安である
財布にも優しく、いつでもどこでも取り組めるため続けやすいので、英会話の練習を習慣化するにはもってこいの方法といえるのではないでしょうか。
3.英会話学習を継続するために
英会話をマスターするには、継続した学習が必須です。
英語のスピーキングは一朝一夕で身に付くものではありません。最速で身に付くとはいっても、一日二日で魔法のようにマスターできるわけではなく、少なくとも数か月はかかることを頭に入れておきましょう。
ここでは、継続して英語学習を行うためのポイントを解説します。
3-1.スキマ時間を活用する
英語の勉強を継続するためには、スキマ時間を活用しましょう。
具体的にいえば、主婦の方であれば家事をしている間、会社員の方であれば通勤中、帰宅中などです。
こういったスキマ時間は書籍を読んだり、アプリを利用したり、音声を聞いたりすることができるはずです。そして、このスキマ時間は毎日あります。
スキマ時間を英語学習に充てると決めれば、毎日継続することができるでしょう。
3-2.1日5分で良いからやる
一日5分で良いからやる、という考え方も英語学習を習慣化する上で重要です。
よく「1日3時間は勉強する」という大きな目標を立ててしまう人がいます。もちろん、それができれば素晴らしいですが、多くの人は億劫になって辞めてしまいます。
繰り返しになりますが、英語学習で大事なのは毎日継続すること。どれだけ多くの時間勉強するかよりも、毎日英語に触れることの方が何倍も大事です。
何度も英語に触れることが大切なので、週に1度1時間の学習よりも、1日5分で毎日の学習のほうが効果は高いのです。
1日に5分でも良いから毎日やる、という気持ちで取り組んでみてください。
3-3.英語学習を楽しむ
最後は、英語学習をとにかく楽しんで行うということです。
「勉強」と考えるとしぶしぶやるものをイメージして億劫になってしまいます。しかし、学生の方はともかく、社会人の方は英語学習というのは、本来しなければいけない義務ではありません。
あなたがしたいと思うならすれば良いですし、したくないならする必要はないのです。そして、勉強を辛いと感じながら我慢することが成果に繋がるわけでもありません。
英語学習を楽しみながら、工夫しながら、趣味の感覚で英語と触れ合ってみてください。
まとめ
今回は、英会話を独学でマスターするための最速学習法を5ステップで解説しました。
本記事で解説した英会話をマスターする5ステップは、以下のとおりです。
1. 簡単な英文法を一気に身に付ける
2. 日常会話に必要な英単語を覚える
3. 英会話フレーズを覚える
4. 瞬間英作文で即興力を鍛える
5. オンライン英会話で会話慣れする
この記事を参考にして、英語を話せるようになる勉強方法を知り、無駄な勉強を省いて効率よく英会話を身に付けてくださいね。