新年度こそ英会話を上達させたい! と思っているあなた。
英会話スクールに通う時間はないし、金銭的な負担は最小限にしたいという理由でスタートを切れなかったりしていませんか? そうなると、残った選択肢は独学になりますよね。
「英会話には憧れるけど、英語は苦手…」という方もご安心を。学校を卒業して以来、長らく英語を勉強していない初心者でも、英会話は「今すぐ」独学で勉強できます。
独学の強い味方となるのがアプリ。スマホさえあればいつでもどこでも気軽に学習を進められるツールです。そのメリットを生かしながらアプリを学習に取り入れたいですよね。
これから英会話を独学したいと考えている初心者向けに、アプリを活用した英会話学習法とおすすめのアプリをご紹介します。
Contents
1. 独学でのアプリとの付き合い方
アプリって本当に効果あるの?と半信半疑の方もいるかもしれません。今まで紙の参考書でしか勉強してこなかったという方は、特にそう感じてしまうかもしれませんね。
でも、アプリにも良い教材はたくさんありますから、まずは試してみてください。
もちろん1つのアプリで勉強したい内容をすべてカバーできるわけではありませんが、それは紙媒体の教材でも同じですね。目的に合わせて、複数のアプリ、教材と併用することで英会話の独学を効率よく進めることができます。
1-1. まとまった勉強時間をとらなくてもいい
アプリを紹介する前にお伝えしたいのは、英会話学習をするためにまとまった時間を確保できなくても大丈夫、ということ。
社会人の日常は忙しいもの。毎日まとまった学習時間を確保するのは結構大変です。
勉強というと、「集中して取り組まなければ・・・」と思い込みがちですが、細切れの学習時間をあわせて、一日10分でも学習ができれば上出来! と思ってくださいね。
例えば、行きと帰りの通勤でそれぞれ5分ずつ学習できる人なら、合計10分の学習時間を確保できます。たった10分でも効率よく学ぶ、そのために役立つのがアプリです。
スマートフォンやタブレットさえあればどこでも学習できて、ゲーム感覚で簡単に操作できるものが多いため、忙しい方でも空いた時間に効率よく勉強するのにぴったりです。
1-2. 目的に合わせてアプリと教材を併用する
さて、アプリにはアプリの強みがありますが、やはり紙媒体の教材の強みもあります。
見開き1ページで単語・フレーズをすぐにチェックしたり、リスニングの問題を一定量解いたり、リーディングの長文問題を解いたりするには、紙媒体の方が便利です。
また、些細なことですが、ページの余白にメモを書き込んだり、マーカーでチェックしたり、過去のレッスンなど複数のページを見ながら学習したりなども・・・
アプリの機能は充実してきていますが、まだまだ紙媒体の教材のほうがやりやすいこともあります。
これからアプリを紹介しますが、大切なのは目的に合わせて教材を併用すること。教材と連携したアプリやサイトがあるものを活用するのもおすすめです。
2. おすすめの無料・有料アプリ
これから英会話を学ぼうとしている初心者の方が学習に活用しやすいアプリをご紹介します。有料のアプリもお試し期間は無料で使用できる場合があるので、気になるものは試してみるのがおすすめです。
2-1. 英会話に役立つアプリ
まずご紹介するのは無料で使用できる英会話アプリ。無料と言っても有料アプリの体験版のため、一部機能に制限がありますが、それでもかなり実際の会話に近い感覚で学習できます。
TerraTalk
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.joyz.terratalk&hl=ja
自己紹介、旅行、買い物、ビジネスなどシーン別にAIと会話の練習ができます。
相手の発言はAIの音声として聞こえてくるので、まるで誰かと会話しているような感覚で練習ができるのがポイント。
AIの音声と言っても、ネイティブスピーカーの発音、速さとほぼ同じです。
このアプリをおすすめするポイントの一つは、語彙チェックの機能がついている点。例文に使われている単語の類義語を選んだり、音声を聞いて発音を確認できたり、英会話表現を定着させやすい工夫がされています。
弱点克服ドリルなどすべての機能を使える有料プランは月額1,950円ですが、フリープランでもリスニング、語彙チェック、例文を使った会話のレッスンはできますので、初心者の英会話学習には十分活用できますよ。
NHKゴガク 語学講座
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.nhk.gogaku&hl=ja
NHKラジオ講座のストリーミングを放送から1週間いつでも再生でき、単語クイズなどの学習コンテンツも利用できるアプリです。
NHKが公式で完全に無料で提供しているので安心。
基礎英語2や基礎英語3は、中学生レベルの英文法をマスターしながら会話表現を学ぶのに最適。また、基礎英語0や基礎英語1は小学生の英語学習にも対応しており、お子さんと一緒に学んだり、全く英語を覚えていないという方が一からやり直すのに向いています。
NHK出版のWebサイトで教材の試し読みができるほか、NHKゴガクのWebサイトではレベルチェックができますので、自分に合ったレベルの教材を選びやすいと思います。
テキストと併用することをおすすめしますが、テキストがなくても、単語や例文の音声を聞いたり、単語クイズを解いたりできます。
NHKのラジオ講座は一日15分程の内容なので、忙しい人でも続けやすいです。英会話に限らず、英語学習時間は一日10分や15分を目安に学習すると無理なく継続しやすいです。
2-2. 学習のメインツールになる有料アプリ
続いて有料のアプリをご紹介します。有料といっても、英会話スクールであれば、月額2〜3万円程度、オンライン英会話でも月額1万円弱かかることが多いため、それと比べると経済的な負担は小さくて済みます。
実際にネイティブスピーカーと会話しているような感覚で学習できる、という点を重視して2つのアプリをご紹介します。
AI英会話 Speak Buddy
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=apparray.edison_android_renewal&hl=ja
月額1,950円。日常英会話からビジネス英会話まで、幅広いシーンでの英会話が練習できます。TOEIC対策にも活用できますよ。
一番の特長は自分の考えを自由に英語にして受け答えする練習ができること。動画(イラスト)や写真のキャラクターが話しかけてきて、それに答えるというスタイルです。本当にネイティブスピーカーと会話しているような感覚でのやりとりを体験できます。
AIが学習状況を調べ、自分に合ったカリキュラムを自動で組んでくれるのもおすすめできる点です。
ELSA Speak
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=us.nobarriers.elsa&hl=ja
月額450円の発音トレーニングアプリ。単語やフレーズの発音、イントネーションチェックだけでなく、日常生活や旅行、さまざまな職場を舞台にした会話練習ができる便利なアプリです。
会話の相手役の声はAIで、会話内容がチャット形式で表示され、自分は指定された例文を音読します。本当に会話しているような感覚で学習できます。
音読の結果をAIが分析して、発音に問題がある場合には、どうすれば改善するかをアドバイスしてくれます。
また、さまざまな母音の区別や日本人が聞き分けにくい音を詳しく解説してくれます。独学で発音を伸ばすならコレ! といえるアプリです。
3. アプリでの学習でも使える英会話学習の基本
紙媒体の教材での学習でもアプリの学習でも、基本的なやり方は同じ。どれほど売上げランキング上位の教材やアプリを使用しても基本の勉強方法をおさえていないと効果は半減してしまいます。
改めて、英会話学習の基本をおさえておきましょう。
3-1. ネイティブスピーカーの発音をよく聞く
まず大切なのは、ネイティブスピーカーの発音をよく聞くこと。日本語にはない音やイントネーション、話す速さを把握しましょう。
ネイティブの発音を把握しておくことは、英語を聞くときにも話すときにも大切です。
発音をさほど重視しないで「話せればいい」と思う人もいるかもしれません。ですが、相手に伝わるかどうかは、相手が決めることです。少しでも伝わりやすい発音を目指しておいて損はありません。
紙媒体の教材では付属のCDを使用したり、音声をダウンロードしたりしなければなりませんが、アプリの場合は気軽に音声が聞けます。
忙しいときは音声を聞くだけでもいいので、アプリを積極的に活用しましょう。
3-2. 何度も繰り返し声に出す
音声を聞いたら、繰り返し声に出すことが大切です。英会話の学習では、自分で声に出せて初めてその表現をマスターしたと言えます。会話している場面を想像しながら表現を何度も声に出すようにしましょう。
はじめは、テキスト(文字情報)を見ながら声に出し、慣れてきたらテキストは見ないで言ってみましょう。何度か繰り返すうちに、何も見なくても言えるようになりますよ。
4. まとめ
英会話の独学にぜひ活用してほしいのがアプリ。
この記事では、初心者にも使いやすいアプリと活用法をご紹介しました。AIと会話できるなど、一人で学習していても実際の会話をイメージしやすいのが特長です。
無料体験版があるものも多く、比較的安価に勉強に取り組めますし、スキマ時間で無理なく勉強できるので初心者の方にも続けやすくておすすめ。
アプリなら音声を気軽に聞けるので、何度も聞いて、繰り返し声に出して練習しましょう。