体に悪いと分かっていても、つい脚を組んで座ってしまったり体に負担をかけてしまうような状態の姿勢を取ってしまうという人も少なくないと思います。
また、スマートフォンの使い過ぎなどで首が痛くなるいわゆる「スマホ首」や、見た目的にも格好悪い印象を与えてしまう「猫背」など、姿勢にまつわる癖や悩みは尽きないものです。
ついしてしまうあの姿勢は、英語ではどのように表現するのでしょうか?
Contents
- 1. 英語で「脚を組む」「前屈み」「猫背」など悪い姿勢を表す表現
- 1-1. I always sit cross-legged.「いつも脚組んで座っちゃう」
- 1-2. I tend to sit cross-legged.「つい脚組んで座っちゃう」
- 1-3. I can’t sit on a chair without crossing my legs.「椅子に座るとき、いつも脚組んじゃうな」
- 1-4. I’ve been sitting slumped [hunched] over a laptop.「ノートパソコンに向かってずっと前屈みの姿勢だな」
- 1-5. I have developed a terrible slouch.「猫背がひどいの」
- 1-6. I’m suffering from text neck.「スマホ首、辛い」
- 1-7. I’m bowlegged.「O脚なの」
- 2.「ぴしっと座る」「ヨガはどう?」姿勢にまつわるその他の英語表現
- 2-1. Try to sit up straight!「ぴしっと座ってみて!」
- 2-2. Why not start yoga?「ヨガ、始めてみたら?」
- 2-3. I just threw out my back!「ぎっくり腰しちゃった!」
- 2-4. I’m bowlegged. I choose to wear wide pants to draw attention away from my legs.「O脚なの。ワイドパンツで隠してるわ」
- 2-5. You have good posture.「姿勢、良いね」
- 2-6. You have poor posture!「姿勢、悪いよ!」
- 2-7. I’ve got to correct my posture.「姿勢を正さなきゃ」
- 2-8. Please sit in a comfortable posture.「楽な姿勢で座ってください」
- 3. おわりに
1. 英語で「脚を組む」「前屈み」「猫背」など悪い姿勢を表す表現
気が付くと姿勢を崩して脚を組んでしまっていたり、あるいはパソコンで作業をしているうちに前屈みの姿勢になっていたりするという人はいませんか?
はい、かくいう私も体に悪いかもしれないと思っていながらも、デスクに座るときにはついやってしまいます!
ついやってしまうあの姿勢は、英語ではどのように表現するのでしょうか。
1つずつ、英語表現を見ていきましょう。
1-1. I always sit cross-legged.「いつも脚組んで座っちゃう」
デスクで姿勢を崩して、脚を組んで座るという人は多いと思います。こちらの表現は「(私は)いつも足を組んで座る」という意味の英語フレーズ。
「足を組んで座る」は英語でsit cross-leggedと表現できます。cross-leggedは「脚を組んで」という意味です。
この英語表現では、always「いつも」を伴って現在形で表現することによって、「いつもそういう姿勢をしちゃっている」というニュアンスを表しています。
1-2. I tend to sit cross-legged.「つい脚組んで座っちゃう」
こちらも「(私は)いつも足を組んで座る」と、先ほどと同じような意味を持つ英語フレーズです。
alwaysをtend to ~「~する傾向がある、~しがちである」という英語表現に変えるだけで、「ついそういう姿勢をしちゃっている」というニュアンスを伝えることができますよ。
tend to ~はこのように、人物の性格や傾向を表すときに使える英語表現。
例えば、Be careful. She tends to lose her temper! なら「気をつけて。彼女、キレやすいから!」という意味です。
1-3. I can’t sit on a chair without crossing my legs.「椅子に座るとき、いつも脚組んじゃうな」
すでにご紹介した2つのフレーズと似たような意味ですが、こちらの英語表現は「~するときにはいつも…してしまう」という点を強調した言い回しです。
直訳すると「私は、脚を組まずには椅子に座ることができない」となりますが、このようにcan’tとwithoutの組み合わせで、自分がつい習慣的にしてしまう姿勢や自分にとって絶対必要なものなどを表現することができます。
例えば、I can’t live without you! なら「あなたなしでは生きられない!」という意味です。
1-4. I’ve been sitting slumped [hunched] over a laptop.「ノートパソコンに向かってずっと前屈みの姿勢だな」
「~に向かって前屈みの姿勢で座る」は英語でsit slumped over ~と表現できます。
この英語フレーズではI’ve been sitting slumpedと現在完了形で表現することで、ある時点からずっと継続して同じ姿勢で座り続けていることを強調しています。
また、ここでのslumpは動詞ですが、名詞としてのslumpには「落ち込み、スランプ」という意味があります。
前屈みの姿勢になるときには頭や肩の位置が下がりますよね? したがって、このslumpという英語の単語が「前屈みの姿勢」という意味になることについては、何となくイメージが湧きやすいのではないでしょうか。
ちなみに、「前屈みの姿勢」は、slumpedの代わりにhunchedという単語を使ってsit hunched overと英語で表すこともできます。
また、ノートパソコンのことは英語でlaptopと言います。
ノートパソコンは和製英語なので、注意しましょう。ノートパソコンと自信満々で口にしても、英語圏の人には通じません!
1-5. I have developed a terrible slouch.「猫背がひどいの」
「猫背」や「前屈みのだらけた姿勢」は英語でslouchと表現できます。
ここでは直前にterrible「ひどい」という英語が付いていますね。
a terrible slouchで「ひどい猫背」と、姿勢が悪い程度を強調しています。
また、ここでのdevelopという英語の単語は「(個性や傾向など)を示すようになる」「(病気など)の症状が出る」という意味で使われています。
例えば、I have developed a beer belly! という英語なら「ビール腹になっちゃったわ!」という意味です。
1-6. I’m suffering from text neck.「スマホ首、辛い」
スマートフォンやタブレット端末の見すぎで、首が痛くなることを俗に「スマホ首」と言いますよね。
現代ならではのこの症状・悪い姿勢である「スマホ首」は、英語ではtext neckと表現されています。
ほら、電車の中でこの記事を読んでいただいているあなたもtext neckになっていませんか?
また、「~で苦しむ、~が辛い」は英語ではsuffer from ~で表せます。
例えば、I suffer from a broken heart.という英語は「失恋で辛いの」という意味です。
1-7. I’m bowlegged.「O脚なの」
自分がO脚であることを英語で表す際には、bowleggedという単語が使えます。
発音は「バウレグドゥ」で、「0脚の、がにまたの」という意味です。
ちなみに、bowは動詞だと「弓形に曲げる」、名詞だと「弓」や「カーブ」という意味があります。面白い英語表現ですよね!
2.「ぴしっと座る」「ヨガはどう?」姿勢にまつわるその他の英語表現
姿勢をよく見せるために気をつけたいことや工夫は、英語ではどのように表現するのでしょうか。
引き続き、姿勢を表す英語表現を1つずつ見ていきましょう。
2-1. Try to sit up straight!「ぴしっと座ってみて!」
「ぴしっと背筋を伸ばして座る」「姿勢を正して座る」は英語でsit up straightと表現できます。
丸い背中で仕事に没頭しているような同僚には、ぜひこのように声をかけてあげましょう。
また、どうしても無意識のうちに姿勢を崩して猫背になってしまうという方は、1日に何度かでも意識的に背筋を伸ばすよう心がけてみるとよいかもしれません。すると正しい姿勢が習慣になってくるかもしれませんよ!
2-2. Why not start yoga?「ヨガ、始めてみたら?」
姿勢をよくするための手段の1つに、ヨガがあります。こちらはそんなヨガを相手に勧める英語表現。
ヨガはローマ字でそのままyogaとすればOK。
Why not ~? は「~を始めてみたら?」という意味で、相手に気軽に提案するときに使える英語表現です。
2-3. I just threw out my back!「ぎっくり腰しちゃった!」
悪い姿勢ばかり続けていると、重い荷物を持ったときなどに腰を痛めてしまいかねません。
「ぎっくり腰をする、(自分の)腰を痛める」は、英語ではこのようにthrow out my backと表現できます。
ここでのbackは「背中」という意味です。
この英語フレーズでは、つい今しがた腰を痛めてしまったということを伝えているので、just「ちょうど今、たった今」が付いた過去形の英語の文になっていますね。
2-4. I’m bowlegged. I choose to wear wide pants to draw attention away from my legs.「O脚なの。ワイドパンツで隠してるわ」
先ほど、「私はO脚です」は、英語ではI’m bowlegged.と表現できることについてご紹介しました。
O脚に限らず、女性の悩みでもある『体型カバー』を英語で表現する際に役立つのが、こちらのdraw attention away from ~です。
draw attention away from ~は「~から注意を逸らせる」という意味で、「~」の部分に隠したい体の部位を表す英語を入れて使うことができます。
ここでは「~」にmy legs「私の脚」という英語が入り、「私の脚から注意を逸らせるために」という意味になっていますね。
2-5. You have good posture.「姿勢、良いね」
こちらは「あなたの姿勢、良いね」という意味の英語表現。postureは「姿勢」という意味の名詞です。
悪い姿勢が癖になってしまうのと同じで、良い姿勢も習慣で身につけることができます。
猫背などの悪い姿勢は早めに自分で気がついて矯正して、人体にやさしい(?)ライフスタイルを取り戻しましょう!
2-6. You have poor posture!「姿勢、悪いよ!」
こちらは「あなたの姿勢、悪いよ!」という意味の英語表現。
友達や同僚が体に悪そうな姿勢をしていたら、ぜひこのように声をかけて姿勢を正すように促してあげましょう!
2-7. I’ve got to correct my posture.「姿勢を正さなきゃ」
「姿勢を正す、矯正する」は英語でcorrect one’s postureと表現します。
自分がいま悪い姿勢をしていることに気がついたら、ぜひこのように頭の中で英語で独り言をしてみると良いかもしれません。
2-8. Please sit in a comfortable posture.「楽な姿勢で座ってください」
こちらは相手に対して「楽な姿勢で座ってくださいね」と声をかける時に使えるフレーズ。
comfortableは「快適な、楽な」という意味を持つ英語の単語です。
3. おわりに
いかがでしたか?
美しい姿勢は誰もが憧れるものです。
姿勢を正すためには、まず、自分がその姿勢をしている最中に「あ、私ったら今、姿勢悪い」とか「自分、猫背になってる」などと、姿勢の悪さを自覚することが大切。
そのためにも、この記事でご紹介したフレーズを使って、自分がついしてしまいがちな姿勢について英語でつぶやいてみてはいかがでしょうか。