英会話を上達させるコツ ~ コツを掴めば英語は話せる!

「英会話を勉強する方法」と聞いて、何を最初にイメージしますか?

英会話スクール、オンライン英会話、海外留学、いろいろな方法があります。しかし、いろいろと試した結果、「英会話をマスターするなんて無理!」と上達できないまま挫折してしまった人も少なくありません。

実は、こうした代表的な方法が必ずしも効果的なわけではありません。


英会話上達のためには重要なのは、自分に合った効果的な学習法のコツを理解すること。
上達のコツがわかれば、確実に英語を話せるようになります。


この記事は、独学で英会話を上達させるための考え方と勉強のコツ、そしておすすめ教材をまとめてご紹介していきます。
コツをおさえて、効率的に英会話をマスターしましょう!

 


1.英会話の上達には「独学」が欠かせない理由

 

特に初心者におすすめするのが「独学」による英会話学習。「先生に習わないとうまくいかないのでは?」という疑問を持つかもしれませんが、英会話を上達させるために必要な要素を身につけるには、「独学」による学習が最適といえます。


ここでは、どうして「独学」が最適なのか、その理由を確認してみましょう。

 

 

1-1.自分のペースで基礎力を身につけられる

英語で話せるようになるには、何が必要でしょうか。それは基礎的な語彙力と文法力です。

日本語と英語は、文章の組み立てかたである文法が全く異なります。そして、文法がわかっても、単語や熟語を知らないと自由に話せませんよね。

 

英会話フレーズを覚えれば……と思うかもしれませんが、最低限の語彙力も文法の知識もない状態では、フレーズの応用がきかない、丸暗記の英会話になってしまいます。

 

独学では、自分の現状のレベルに合わせて、自分でスケジュールを作って基礎的な語彙・文法をしっかり学ぶことができます。
教室に通ったりするとスケジュールの都合がつけにくくなりますし、語彙や文法の勉強は一人の方がやりやすいですから、基礎学習には独学が向いているのです。

 

アスリートがまず筋肉をつけるのと同じように、英語で話すための「筋肉」となる基礎力を習得することが、その後の実践で一気に上達する秘訣といえます。

 

 

1-2.いつでもどこでも勉強できる

独学の最大のメリットは、自由度です。毎日の仕事をしながらの英会話勉強となると、通学のための時間を定期的に確保することは簡単ではありません。
独学では、自分のスケジュールを毎日柔軟に調整しながら、無理なく継続することができます。日常生活に英会話勉強をルーティーンとして取り入れるためには、「いつでもどこでも」という自由度は魅力的です。

 

 

2.これは逆効果!絶対にやってはいけない勉強法

 

「英会話スクール」「語学留学」といった華々しい学習方法は、たしかに魅力的に感じるかもしれません。しかし、せっかく時間とお金をかけても、あなたに「合う」内容でなければ、全く効果を発揮しません。

ここでは、特に初心者に注意してほしい「絶対にやってはいけない勉強法」について確認していきましょう。

 

 

2-1.ネイティブ講師とのフリートークレッスンを受ける

英会話勉強に挑戦したけど結局挫折してしまう、という人に多いのが、ネイティブ講師とのレッスン経験者です。
ある程度の英語基礎力があって、スピーキング・リスニング力を強化するという目的であれば、ネイティブスピーカーと実践で練習することは意味があります。しかし、それはあくまで基礎力を身に付けたらの話。

 

初心者が、「ネイティブと話せば英語が話せるようになる」という考えでいきなり自由に会話する形式のレッスンを受けても、まともに話せないまま「やっぱり英会話は自分には無理」と挫折する可能性が高いです。


まずは、今のあなたに必要な基礎英語を学ぶことを意識しましょう。

 

 

2-2.TOEIC高スコア取得=英会話上達と過信する

日本で特に強い風潮のひとつが、「TOEICスコア=英会話力」という考え方です。これに影響されて、英会話上達のための勉強としてTOEIC対策をする方もいますが、これは非効率的です。

 

TOEICは、英語でのコミュニケーション能力を判定する検定試験として広く認知されています。もちろん、リスニング・リーディングのスキルが測定されるので、英語の基礎力を知ることはできますが、「英会話を上達させる」ことと完全に一致するわけではありません。

TOEICで高スコアの人は「英会話が上達しやすい」傾向にあるのは確かですが、英会話の練習をしなければ話せるようにはならないのです。


実際に、TOEIC800点以上という高スコア保持者でも、英会話がおぼつかない人はたくさんいます。
TOEIC学習は英語力アップのひとつの方法であり、「TOEICだけ」という偏った勉強は効果的ではない、ということを理解していきましょう。

 

 

2-3.英語圏の語学学校に「とりあえず」留学する

夏休みなどの長期休暇を利用して、語学留学してみたものの、結局英会話が上達した実感が全くないということもよくあります。

これには、英会話のための基礎力が不十分なまま留学したケースもあれば、「留学さえすれば…」と英会話学習を甘く考えていたケースもあります。

 

英語圏で生活したからといって、自動的に英語が話せるようにはなりません。
どこにいても、「習得するための勉強」が絶対に必要なのです。


英語圏の語学学校への留学で英会話を上達させるのであれば、「率先して英語を使う」ように行動して初めて効果が出てきます。
英会話上達の鍵は、自分自身の勉強法にあるということを、常に意識することが大切です。

 

 

3.英会話を上達させる勉強のコツ

 

独学で英会話勉強をするのは、難易度が高いようなイメージがあるかもしれません。しかし実は、上達のためのコツは、どれもシンプルなものばかりです。
ここでは、英会話を上達させる勉強の「コツ」を確認していきましょう。

 

 

3-1.目標設定と今のレベルチェック

効率よく英会話の勉強をするために必ずやるべき最初の一歩は、目標設定と今のレベルチェックです。

 

目標設定といっても、「英語を話せるようになりたい」という曖昧なものではなく、「海外旅行で現地のお店で英語でやり取りできるようになる」など、できるだけ具体的に「英語で何がしたいのか」をイメージしましょう。


そして、今のレベルチェック。これは、オンライン英会話の無料体験レッスンの際に利用できるレベルチェックを活用するのがおすすめです。

 

スタート地点(今のレベル)とゴール地点(目標)をまず設定することで、何をどのように勉強すればいいのか具体化でき、達成度がわかりやすくなります。

 

 

3-2.たとえ5分でも毎日継続が鉄則

英会話はすぐに身に付くものではありません。英語をスラスラ話す力を身につけるためには、「継続して英語に触れる」ことが必須になります。

人間の脳の仕組みとして、触れる頻度の高いものは覚えやすいので、週に1回1時間勉強するよりも、毎日5分勉強する方が効果的です。

 

そして、参考書の問題を解き続けることだけが「勉強」ではありません。
好きな海外ドラマや映画に触れる、興味のある英語のニュース記事を読む、洋楽を聞く、英語で日記を書くなど、気軽に取り組める勉強方法もあります。

 

取り組みやすい方法で、たとえ5分でも毎日英語を使う時間をもつことで、英会話力の向上に近づいていくことができます。

 

 

3-3.単語・フレーズは「意味+使う場面」をイメージでインプット

受験英語の影響か、「take=取る」のように1単語に1つの意味という暗記をしてしまっている人はたくさんいます。実際は、「take」は使い方によってさまざまな意味になりますし、いろいろな熟語やフレーズの一部としても使われています。

 

こうした基本的な単語は特にそうなのですが、英会話で使える語彙力を得るには、その単語の1つの意味だけでなく、使い方や、使う場面まで覚えておく必要があります。

 

効率良く英会話を上達させるには、新しい単語やフレーズに出会ったら、意味だけではなく、「どういう場面でどのように使うのか」というところまで確認しましょう。

ポイントは使う場面をイメージして意味と結びつけていくこと。単語・フレーズは、意味+使う場面のイメージをセットで覚えるようにしましょう。

 

 

4.英会話を上達させるために使っておきたいオススメ教材3選

 

 

独学で英会話を勉強するコツを理解したら、あとは勉強を始めるだけ。
基本の教材を選ぶときは、「自分の目標とレベルに合ったものか」「継続して毎日使いたくなるか」の2点を重要視しましょう。
ここでは、「どんな教材を使っていいかわからない」という人に、安心して使っていけるオススメ教材をご紹介します。

 

 

4-1.『なりきり英語音読』(ICEインプレス)

引用:https://narikiri-ondoku.com/

 

メディアでも取り上げられていることもあり、高い人気を誇るサマー・レイン氏の書籍です。
「聞いて」「真似して」「使う」という3ステップトレーニングで、英語を話すための力を効率良く身につけることができる構成になっています。
無料ダウンロードできる音声やYouTubeチャンネルのレッスンと併用することで、基本から応用へと段階を追って、英語での表現力を習得することができます。

 

 

4-2.『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(ベレ出版)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング CD BOOK

引用:https://www.beret.co.jp/books/detail/249

 

中学校で習った英語を「使える英語」にしようというテーマの、初級レベルでも安心して取り組める教材です。
英会話表現をフレーズなどから学ぶということではなく、言いたいことを瞬時に英語で言えるようになるためのメソッドを学べるので、独学で英語を「話す」ための基礎力や考え方が身につきます
中学英文法の知識という基礎力を、日常英会話で使いこなすためのトレーニングをできるのが本書のおすすめポイントです。

 

 

4-3.『英単語 基本イメージ集中講義』(NHK出版)

引用:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000062132612020.html


NHKラジオ英会話の講師でおなじみの大西泰斗氏が、ネイティブスピーカーが持つ英単語のイメージを解説している良書です。
イラストを多用していて、日本人にとって使い分けが難しいよく似た意味の単語の違いをわかりやすく理解することができます。

 

英会話の上達に欠かせない「イメージを伴った語彙力」を、応用しやすい形式で習得していけるので、英語を英語のまま理解するための基本勉強として是非取り入れておきたい1冊です。

 

 

まとめ

 

英会話には「やってはいけない勉強法」「やっておきたい勉強法」があることがわかりましたね。確実な上達を目指すうえで大事なのは、しっかりコツをおさえた学習なのです。


英会話は1日や1週間といった短期間で身につくものではありません。だからこそ、楽しめる方法で毎日英会話学習を続けていくことが大切です。
目標を具体的に決めたら、アプリや書籍、あらゆる教材を吟味して、「毎日使いたくなる」ものを選んで、英会話勉強をスタートしましょう。


効率良く英会話を上達させるためにも、英語そのものを楽しみながら勉強を続けていきましょう!

  
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