小学校での英語教科化は怖くない!今知っておきたい基礎知識といつでも始められる英語学習法 

2020年から小学校5年生、6年生を対象に英語が教科としてスタートします。このこと自体はニュースなどでよく目にしますが、「具体的にどのような授業が行われるのか?」、「今の小学校で行われている『外国語活動』としてのアクティビティとはどう違うのか?」など、まだまだわからないことが多いのではないでしょうか。

ということで今回は、小学校での英語教科化の基礎知識と、いつでも始められる小学生の英語学習法をご紹介。また、大人の方が小学校の英語教育をより理解するためのコンテンツもご紹介します。

 

1. 小学校英語の現状と2020年に始まる教科としての英語

 

実は小学校での外国語の授業はすでに始まっていて、2019年現在、公立の小学校では、5年生、6年生を対象に外国語の授業が年間50時間行われています。

 

そして、2020年からは年間70時間、つまり1週間に2時間行われる計算になります。

 

また、それに伴って授業内容にも変化があります。ということで、ここからは、小学校5年生、6年生での英語の教科化に伴う変更点を簡単にご紹介します。

 

 

1-1. これまでの外国語活動と内容はどう変わるの?

変化の大きなポイントは聞く・読む・話す・書くの4技能すべてについて、「慣れ親しむ」だけでなく「できる」を目標に授業が展開することです。


例えば、聞くことなら、「日付や時間、値段の情報を聞き取る」、「イラストや写真を見ながら英語を聞いて情報を得る」、というように実際に英語を聞き取る力を育てていきます。


読むことでは、「アルファベットの大文字と小文字の区別」、「簡単な情報をパンフレットから得る」など超基礎的な学習から、ある程度実用的なレベルまで学習します。


また、話すことでは、「相手に依頼や質問をしたり、それに対して答えたりできるようになること」を目指します。「自分の趣味や得意なことを、簡単なスピーチをして発表できるようになること」も想定されています。


書くことでは、「アルファベットの大文字、小文字を書く」、「慣れ親しんだ表現を書き写せるようになること」などが目標です。


このような目標が定められているため、当然授業内容はゲームや歌だけではなく、日常生活に関わる単語やよく使う表現を、実際に聞いて、読んで、話して、書くという活動がメインになっています。

 

 

1-2. 教科書やワークブックについて

2020年からは検定に合格した各社のテキストから、学校の指定するものを使います。各出版社のホームページでダイジェスト版が見られるようになっているので、気になる方は探してみてください。


具体的に内容を見ると、学習指導要領を踏まえて、5年生では、自己紹介、友達や家族の紹介、ものの数、行きたい場所などをテーマに学習し、6年生では、夏休みの思い出(過去のことを伝える)、将来の夢、日本の文化・行事などをテーマに学習することができます。

基本的には会話に慣れることを重視しており、文法の解説や単語の暗記は行わない方針になっています。また、今までの小学校での英語は「聞く」「話す」が中心に行われてきましたが、2020年以降は「読む」「書く」にもチャレンジしていき、4技能を使えるようになるための授業に移行します。


さらに、音声や映像をタブレットなどを利用して気軽に視聴できるように、QRコードを教科書中に掲載したものや、学んだ表現を書き込める別冊のワークブック、ピクチャーカードなどの補助教材が付いているものなどもあります。


先生が授業に活用できるデジタル教材を付けている教科書もありますので、授業内でビデオや画像などを見て学ぶ機会も増えていきます。


他にも、小学校5年生、6年生で学んだことを中学校でおさらいするような教科書のつくりにしている出版社もあり、中学校での学びとの連続も意識されています。

 

 

2. 学校や塾だけじゃない!小学校英語を学べる場

 

小学校英語は、これから教科化を控えているということもあり、各地でセミナーや体験授業が行われています。

子供向けの英語の授業だけでなく、大人向けに小学校英語を理解するためのセミナーや講習会なども各地で開催されていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

2-1. 教員免許を持っていない一般の人も受けられるセミナーや講習会

小学校での英語教育に、疑問をたくさん抱えたままでいるよりも、具体的に教材にふれたりアクティビティに参加したりして、小学校英語の内容を体験してみることをおすすめします。


特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会 (略称:J-SHINE)は、小学校英語指導者資格認定を行っている団体です。


この「J-SHINE」や「小学校英語」をキーワードにイベントを検索すると、J-SINEの登録団体などが主催するイベントで、一般の方も参加できる英語教育に関するセミナーや体験型の企画がヒットします。


中でもフォニックスに関する講座は、英語が苦手でもスライドや映像を見ながら小学校英語の導入部分を肌で感じられるのでおすすめです。

 

 

2-2. 英会話教室が主催する小学校英語の体験授業に親子で参加しよう

英会話教室は高額なイメージがありますが、1日無料体験入学や無料レッスンを行っているところが多いことをご存知ですか?

 

いくつかの教室の無料体験に参加することで、英語の音や表現、コミュニケーションへの抵抗が小さくなるはずです。子供が興味を持てば、そのまま英会話教室に通わせてしまうことも選択肢の1つです。


また、All Englishの環境で子供を預かってくれる学童保育もあります。無料見学が可能ですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

 

3. 楽しみながら英語の音と意味を結び付けられる学習法

 

前述した体験授業などを受けて、英語に対する抵抗は小さくなったとしても、いざ子供が家で英語を勉強するとなるとどんな教材を選んでいいか悩みます。


高価な教材を買う前に、無料のアプリやコンテンツを活用してはいかがでしょうか。オンライン上でダウンロードできる便利な教材も多くあります。

 

 

3-1. アプリやオンラインで使用できるコンテンツを活用しよう

LearnEnglish Kids

 

オンラインの教材を使用するメリットは、今すぐに勉強を始められること。おすすめはブリティッシュカウンシルが無料で公開している子供向け教材サイト「LearnEnglish Kids」です。

引用:https://learnenglishkids.britishcouncil.org/ja

 

イラストや映像を使った学習コンテンツが充実。また、リスニングやスピーキングだけでなく、文法や単語のスペルに関する勉強もできるようになっています。

 

ワークシートなどを印刷して使える教材もそろっていますので、教材や問題集を買わなくても、これだけで幅広く英語のスキルを身に付けられます。

 

Lingokids子供向け英語

 

スマートフォンやタブレットで学習できるアプリの中では、子供向けに開発された英語学習アプリ「Lingokids子供向け英語」がおすすめ。

 

引用:https://apps.apple.com/jp/app/lingokids-%E5%AD%90%E4%BE%9B%E5%90%91%E3%81%91%E8%8B%B1%E8%AA%9E/id1002043426

 

ゲーム感覚でアルファベットや単語、文法、表現を身に付けられます。色、数、動物、食べ物の他、よく使う日常のテーマ70以上を取り上げて学習することができます。

 

オックスフォード大学出版と提携しており、広告が表示されないなど、子供一人でも安心して操作できるように工夫されているのも特徴の1つです。

 

 

3-2.テストやドリルを利用して自分のことを英語で表現しよう

教科書の中のテストや副教材のドリル、ワークブック、ネット教材などで英語表現を学んだら、自分の好きなこと、自分の家族のこと、身の回りのことを表現してみましょう。

このトレーニングをすることで、英語を学習する意味を子供が感じ取りやすくなり、学習へのモチベーションがアップします。

 

また、その際におすすめしたいのは子供向けの和英辞典です。

 

イラスト付きで文字も大きいものを書店で探しましょう。自分で言いたいことを調べて表現する習慣を少しずつ身に付けていくと、子供の英語に対する抵抗感が次第になくなっていきます。

 

 

4.【まとめ】便利なツールや学びの場を活かして小学校での英語必修化に備えよう

 

小学校における英語教育は始まったばかり。「読む・聞く・話す・書く」の4技能について、ある程度できるようになることが目標化されているのが大きな特徴です。

活用できる学びの場や無料のコンテンツを使用しながら、小学校英語に対する不安や抵抗感をなくしていきましょう。

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