英語のスピーキングを効率的に上達させるコツ

「英語が話せるようになりたい!」と英会話教室に行ったけれども、「なかなか流暢に話せるようにならない」と悩んでいませんか?

英語のスピーキングができるようになりたいのであれば、基本的な文法力や語彙力が必要です。また、リスニング力もともなっていないとスピーキング力は向上しません。

また、初心者の方にとって特に大切なことは、いきなり「ペラペラと話す」ことをイメージするのではなく、先ずは短い会話から慣れていき、それらを積み重ねてスピーキングを習得していくことが大切です。


ということで今回は、英語教材制作会社のメディアビーコン編集部が、英語のスピーキングを効率的に伸ばす学習方法をご紹介します。

 

1. 「聞く・読む」のインプットを増やして耳を慣らす

 

スピーキング力を伸ばすには、英語を聞いたり読んだりすることによるインプットが非常に重要です。英文の構造を理解し語彙力を増やして、フレーズをたくさん聞くことにより耳を慣らすことが大切になってきます。

 

1-1. まずは英語の文法力をつちかう

スピーキングだけでなく、リスニング、リーディング、ライティングのどれを向上させるにしても、文法力は欠かすことのできない要素です。「文法は苦手……」という方も中学で習う基礎的な文法書を使用して少しずつ学習していきましょう。

 

1-2. TOEICテストの音声データを活用

社会人の方におすすめしたいのが、TOEICの音声を活用した英語のインプットです。

TOEIC Listening & Readingは日常生活とビジネスでのシーンに対応しているので、役立つ表現が多いです。

英語初心者の方で、長い会話を聞いて理解するのは苦痛だという方は、、TOEICの中でも短文で構成されているPart2とPart5の音声データを繰り返し聞いていました。また、あわせて資格試験にもチャレンジしていたので、スピーキングが向上すると同時にスコアもアップするという相乗効果が得られました。

1-3. 実用的な表現に慣れる

NHKはテレビやラジオだけではなくホームページでも英語番組を配信しています。入門からビジネスまでレベルはいろいろ。特に旬なトピックを扱う「世界へ発信!ニュース英語術」がおすすめです。

 

1分程度のニュース動画に対し英文・和文のスクリプトとボキャブラリー集が掲載されているので便利。旬なニュースに対する表現を知っていると実際に会話をするときのネタとしても使えます。

 

 

2. 「話す・書く」のアウトプットを増やす

 

 

アウトプットも重要です。インプットした情報を声に出したり、書きだしたりするトレーニングをして、学んだ内容を会話のトピックとして実戦で試してみることも大切です。

 

2-1. 音読は欠かせない

英会話や問題集のテキストを見ながら音読することにより、文章の区切りに慣れることができます。音読して馴染んだ英語のフレーズは、独り言で何度も訓練のように繰り返すようにすると、英語の語順感覚が身につきます。

また、ものまね風にくりかえすことも効果があります。口や舌の動きが滑らかになり英語独特のイントネーションやアクセント、リズムがしだいにつかめるようになってきます。

 

2-2. ディクテーションでリスニング力アップ

聞こえた内容を書きだすディクテーションをすることによって、詳細まで完璧に聞き取れるリスニング力を養うことができます。

聞き取れない単語を認識することにより語彙を増やすこともできますし、自分の頭の中にある発音と、実際のネイティブの発音の間にあるギャップを取り除くことができます。

最初は忍耐力が必要とされますが、じっくりと取り組めばだんだんと聞き取れるようになってきます。

 

2-3. 英語で考える習慣をつける

日常で起こるもの事を英語で考える練習として、何気ない日々のことを日記に書いてみるのもおすすめです。

自分の文法力と語彙力の範囲でOK。短いセンテンスでもかまいません。自分で考えた内容を声に出して読むことによりだんだんと頭の中に英語回路ができていくようになります。

そして、ある程度自信がついてきたら、ネイティブスピーカーと英語で会話をする機会を持ちましょう。会話のキャッチボールを通して、瞬発力のあるスピーキング力を鍛えることができます。

 

相手が使っているフレーズを理解できた時、自分がコツコツと習得してきたフレーズがうまく伝わり会話が成り立つと嬉しくて学習のモチベーションも向上します。

 

 

3. 自分にあった学習法を選ぶ

 

英語の学習法は様々ですが、費やせる費用や時間によって自分に合った方法を選ぶことが重要です。

3-1.留学して英語のシャワーを浴びる

留学して英語を話さなくてはいけない環境に身を置くようにすると、上達が早く感じるでしょう。日々英語漬けで集中して勉強し、同じような志をもった留学生と交流することによりモチベーションもアップします。

 

勉強以外では、現地の文化や習慣を体験することで、生きた英語に触れることができるのが魅力です。

3-2.英会話教室やオンライン教室で勉強する

日本にいながらにして英会話教室に通ったり、オンライン教室でレッスンを受けたりするのも効率よくスピーキング力を磨く方法の1つです。最近では授業受け放題のオンライン英会話サービスなども存在し、留学よりも安価で英会話の練習ができます。自分の都合のよい場所や時間で気軽に受講できるのも嬉しい所です。

まずは、無料体験などを受けてみて、サービスの質や雰囲気を感じ取って見るのがよいでしょう。

3-3.独学の場合はどうする?

文法書、英会話本、アプリを活用すれば独学でも会話を上達させることは可能です。

私の場合は、独学でTOEICの教材に取り組み、その中で出会った文法やフレーズを覚えるようにしていました。そして、日常表現はインスタグラムのアプリを活用しています。「#英会話」、「#英語勉強中」などと検索すると、英語学習アカウントがたくさんあり、音声会話とスクリプトが含まれたお役立ちフレーズが見つかります。

 

 

4. 楽しみながらできる学習法

 

文法書や参考書だけだとマンネリにおちいりがちです。時には洋画、動画、アプリを活用し、楽しみながら役に立つ表現や言い回しを吸収していきましょう。

4-1.洋画を見る

映画は、演者の表情、ジェスチャー、声のトーンが感じら、話し方や言い回しが非常に勉強になります。

 

作品を選ぶ際は、基本的には自分の好きなジャンルでいいのですが、SFは日常生活の表現とは違うので難易度が高く感じるでしょうし、医療系の映画や弁護士モノの映画などは専門用語が難しく感じることがあるかもしれません。会話が多めのコメディーがおすすめです。

 

4-2.動画を見る

YouTubeなどにアップロードされている動画は、ネイティブの表現に触れることができるのでおすすめです。

海外ドラマや、好きなアーティストのインタビュー動画など自分の興味のあるものを選びましょう。

字幕付きの動画は非常に便利です。最初は字幕付きで見て次は字幕なしと動画を何回も見て、聞き取ったフレーズを独り言のように繰り返えしていくと理解が深まっていくことを実感できます。

4-3.アプリを活用する

今はアプリも英語学習には欠かせないツールです。英語学習系のアプリ以外にも英語ニュースやブログのアプリをダウンロードしておけば、移動時間や隙間時間に読んだり聞いたりできて便利です。

 

私は、VOA(Voice of America)やインスタグラムのアプリを活用しています。他には英単語のクロスワードパズルのアプリなどゲーム感覚で楽しめるものもおすすめです。

 

 

5. まとめ

 

スピーキング能力を向上させるには、「聞く・読む」のインプットと「話す・書く」のアウトプットの両方が必要です。会話は短い表現の積み重ね。先ずは短い英文を聞いて読んでみましょう。

 

そのフレーズに馴染んでくると文章を組み立てたり瞬間的に言葉に発したりできるようになります。とにかく楽しみながら継続して取り組むことが大切です。

  
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