英語を勉強している人なら、誰しもネイティブに近い発音でかっこよく話したいと思いますよね。
でも、「英語の発音が苦手……、どうやったら良くなるんだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、英語の発音を上達させる勉強法やおすすめの練習の仕方を紹介していきます。英語の発音を習得するためのステップを確認して、きれいに話せるように勉強していきましょう。
Contents
1. 英語の発音を勉強すべき理由とは?
英語の学習を進めていると、「英語は発音が大事!」ということを聞いたり、耳にしたりすることがありますよね。
では、なぜ英語の発音を学習することが大切なのでしょうか? その理由を知っておき、発音をトレーニングするモチベーションを高めましょう。
1-1. 自分の英語に自信が持てる
英語の発音がきれいだと、自分の英語に自信が持てるようになります。
ネイティブのように英語を話せたら、自信を持って話せますよね。例えば、カタカナ発音ではなく「r」を巻き舌で発音できたり、単語と単語をスムーズにつなげられたりするとかっこいいです。
ネイティブのようにきれいで流暢な発音を手に入れて、自信をもって英語を話せるように練習していきましょう。
1-2. 相手に伝わる英語になる
発音がしっかりできるとかっこいいだけでなく、ちゃんと伝わる英語にもなります。
カタカナ英語でも通じることはありますが、それだとどうしても誤解が生じてしまう場面があるのです。特にビジネスの場面では、簡潔で分かりやすい英語が求められます。きれいな発音ができると、コミュニケーションがスムーズに進み、言いたいことがしっかり伝わるようになります。
1-3. リスニング力アップにもつながる
正しく英語を発音できることは、実はリスニング力のアップにもつながります。なぜなら、自分で発音できると自然と耳が英語に慣れてくるからですね。
例えば、日本のポップスなども初めて聞くと歌詞が聞き取れなかったりしますが、カラオケで歌ったことがあると歌詞がわかりますよね。
リスニングをマスターしたいという人は、同時並行で英語の発音も練習するとよいでしょう。
2.英語の発音を勉強する5つのステップ
ここでは英語の発音を勉強する5つのステップを紹介します。
やみくもに発音を練習しても、なかなか上手く発音できるようにはなりません。確実に正しい発音が身につくステップを知って、学習していきましょう。
2-1. 発音記号を覚える
最初にやるべきなのは、発音記号を覚えることです。大人で英語の発音を独学しようと思っている人もいると思いますが、今まで発音記号なんて学んでこなかったのではないでしょうか?
発音記号を身につけるのは、学習効率を上げるためですね。辞書や教材などで発音の分からない単語が出てきたときに発音記号が読めると、その場で発音がわかります。
発音を本気で勉強するなら、発音記号を覚えて勉強の基礎を作りましょう。
2-2. フォニックスを習得する
「発音記号を全く覚えられない!」という人にも、まだチャンスがあります。フォニックスというものを習得すると、初見でも7割くらいの単語を正しく発音することが可能です。
フォニックスとは、アルファベット1つ1つの音や規則を覚えることで発音を助ける学習方法です。例えば、aは「ェア」、bは「ブ」、cは「ク」といった具合です。また、「語末にeが来ると1つ前の母音はアルファベット読みになる」といった規則もあります。
フォニックスに当てはまらない例外的な単語もありますが、例外の単語は個別で覚えるなど対応すれば、かなり役に立つツールだといえるでしょう。
2-3. 単語のアクセントを知る
発音を覚えた後は、単語ごとのアクセントを覚えましょう。
なぜアクセントを覚えるのが大事かというと、発音が同じでもアクセントによって意味が変わってくるからです。例えば、例えばrecordという単語はアクセントによって名詞か動詞かが違ってきます。
・e にアクセント:記録(名詞)
・o にアクセント:記録する(名詞)
このようにアクセントで意味が変わってくる単語は多いので、単語の発音を覚える場合はアクセントも一緒に覚えておきましょう。
2-4. 英語のリズムを真似する
単語ごとの発音がある程度できるようになったら、文章単位での発音も学ぶとより英語らしい話し方になります。具体的には、英語のリズムを真似することが大切ですね。
なぜかというと、英語と日本語の喋り方はそもそもリズムが違うからです。日本語は1文字1文字を同じ強さで発音しますが、英語は弱強の繰り返しで成り立っています。
弱 強 弱 強 弱 強
日本人が読むとメリハリのない話し方になり、ネイティブは聞き取りにくく感じます。YouTube動画やアプリの音声を利用して、ネイティブの真似をしてみましょう。
2-5. 英語特有の音の変化を学ぶ
英語特有の音の変化を学ぶと、リスニングもかなり改善されます。
なぜなら、英語は元々の単語の通りに発音されるわけではなく、知っている単語でも音の変化で聞き取れなくなるからです。具体的には、以下のような音の変化があります。
・リエゾン:音が連結する
(例)talk about[トーカバウト] ※talkの「k」とaboutの「a」がつながって「カ」のような音になる
・リダクション:音が脱落する
(例)good day[グッデイ] ※goodの「d」が聞こえず、空気を止める「ッ」のようになる
・フラッピング:「t」が「r」や「d」のように発音される。
(例)water[ワーダー] ※「ter」の部分が「ター」ではなく「ダー」のようになる
これらの音の変化には法則や傾向があったりするので、本やテキストなどの教材で学んでおくとよいでしょう。
3.英語の発音を上達させるおすすめ勉強方法
ここまで英語の発音をマスターするステップを説明してきました。ここでは、その中で使えるおすすめの勉強方法をご紹介します。
楽しくできる方法ばかりなので、あなたの毎日の勉強に取り入れてみてください。
3-1. 洋楽を歌う
洋楽を歌う方法は、英語の音の変化を学ぶのにおすすめです。洋楽がなかなか聞き取れないのは、リエゾンやリダクションなどの音の変化が起こるからなのですよね。
英語学習初心者は歌詞を見ながら一緒に歌うことから始めて、慣れてきたら歌詞を見ないで一緒に歌ってみましょう。一緒に歌うとリズムや音の変化を口で覚えることができます。
3-2. 洋画・海外ドラマでシャドーイング
洋画や海外ドラマで勉強するのは、人気の方法ですよね。効果がないと言われたりもしますが、正しい方法で取り組めば洋画や海外ドラマは良い教材になります。
シャドーイングは、俳優が話しているのを追いかけるように発音していく練習方法です、英語のリズムや発音を身につけるのに効果的です。
3-3. ネイティブと会話をする
発音に慣れてきたらネイティブと実戦的に会話をしていきましょう。おすすめの方法は、オンライン英会話です。オンラインでレッスンが受けられるので、時間や場所を選びません。
また、一回のレッスンを100円~300円で受けられるので、アウトプットの回数を増やすことができます。発音の練習はスポーツと同じなので、繰り返し練習して体に覚えさせましょう。
3-4. 自分の発音をチェックする
新しい英語に出会ったときや、単語を調べて発音記号で発音を学んだときは、自分の発音をチェックします。iPhoneであればSiri、androidであればGoogleの音声入力を利用してみましょう。
正しく英語で発音していれば、正しく英語で認識されます。カタカナ英語の発音にならないように、注意して発音しましょう。
4.まとめ
今回は、英語の発音を上達させる方法やおすすめの発音練習の仕方を紹介しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
・英語の発音を勉強するとリスニングも上達させることができる
・5つのステップを踏めばネイティブのような発音がマスターできる
・英語の発音を上達させるおすすめ勉強方法で効果的に発音を練習しよう
この記事を読んで、英語の発音を習得するためのステップを参考にし、きれいな発音で英語を話せるように練習してみてくださいね。