TOEICスコアを伸ばす!効果が実感できる対策本

キャリアアップを目指す上で、多くの人がTOEICのスコアアップを目指しています。


最近では、TOEIC対策の参考書が多数出版され、TOEIC学習に関する情報が溢れかえっています。一般の学習者からすれば、どのような学習方法、どのような教材を使用するのが本当に効果的なのかが見分けがつきにくくなっているのではないでしょうか?

そこで今回は、約20年間多数の英語教材を制作してきたメディアビーコンが、スコアアップに効果的なTOEIC対策本の選び方や活用方法をご紹介します

 

1. TOEICが測定する英語とは?

TOEICが測定する英語とは?

 

TOEICが英語力を測定するためのテストだということは幅広く理解されていますが、大学受験の英語と同じような感覚でTOEICに挑戦してしまうと、大きく失敗してしまう可能性があります。


まずは、TOEICで問われる英語力そのものについて、その出題形式や傾向を理解することで確認していきましょう

 

 

1-1. TOEICの出題形式

TOEICには、「TOEIC Listening & Reading Test」「TOEIC Speaking & Writing Tests」「TOEIC Bridge Test(L&R、S&W 両方アリ)」「TOEIC IPテスト」がありますが、一般的に「TOEIC」という言葉が指すのは、リスニングとリーディングのみを扱う「TOEIC Listening & Reading Test」です。

他の3種類は、スピーキング・ライティングの能力を測定するもの、初心者や中高生・大学生を対象とするもの、団体受験用のものと、それぞれ明確な違いがあります。


「TOEIC Listening & Reading Test」は、リスニング(Part 1〜Part 4)とリーディング(Part 5〜Part 7)の合計200問をマークシート方式で2時間で回答します。


問題数が多いことからも、TOEICの出題形式に慣れることがTOEIC攻略の鍵になります。

 

 

1-2. TOEICの出題傾向

TOEICは、英語でのコミュニケーション能力を測定するという目的があることから、単語の意味や文法そのものの知識を問うよりも、音声または文章上で語られる文脈を正確につかみとる能力を問う問題が増加傾向にあります。

特に近年難易度が上がっていると言われているのが、リスニングのPart 2です。


従来は、回答の選択肢がどれもシンプルで、一般常識で予想できてしまうものが多かったものが、リアルな会話や文脈を再現したものになっており、「英語での会話を理解しているか」という本来の目的に沿ったレベルになりつつあります。


また、基礎となる英文法や語彙力は当然必要ですが、TOEICではビジネス上でのコミュニケーションを意識した出題が主軸になっていることを覚えておきましょう。

 
 

2. TOEIC対策本を選ぶポイント

TOEIC対策本を選ぶポイント

 

TOEICの受験に向けた勉強で最初の悩みになるのが、「どの対策本・教材・テキストを使うのがベストなのか?」ではないでしょうか。


Amazonなどのオンラインショップの人気ランキングも参考になりますが、個々のレベルや目的を考慮したものではないので、人気No.1を選んだのにスコアに結びつかない、ということも考えられます。


ここでは、自分に合うTOEIC対策本を選ぶ上で、必ず確認しておきたいポイントをご紹介します。

 

 

2-1. いつ発行されたものか?

TOEIC対策のための教材選びで絶対にチェックしなければならないのが、「最新版」のTOEICを想定したものかどうか、つまりいつ発行されたものか、という点です。

TOEICは2016年5月に形式の変更が行われており、旧形式の問題集では、新形式から新たに追加された問題形式に対応できません。

 

公式問題集はもちろん、あらゆる問題集や参考書は常に情報をアップデートしていることから、口コミやランキング上位だからと即購入するのではなく、発行年を確認し、最新版が発売されていないかを確認しましょう。

 

 

2-2. 著者の実績

対策本の著者がTOEICを実際に受験し高スコアを取得しているかどうかは、重要なポイントになります。


たとえ有名講師の本でも、TOEICを受験していない講師の本ではあまり有益な情報を得ることはできないでしょう。TOEICを受験し続け満点を取得している人が監修する教材の方が、TOEIC対策には有効です


TOEICを実績として熟知している著者の対策本を選びましょう。

 

 

2-3. 解説の充実度

対策本や問題集では、問題そのものや付随する模擬試験のクオリティが問われますが、それ以上に学習者にとって重要なのが、回答に対する解説のクオリティです。


理解できない教材は面白みがないため、絶対に長続きしません。「なぜその回答になるのか」を理解することが、学習者にとって非常に重要です。


図解やイラストを使っていたり、平易な表現を使っていたり、自分が読み進めやすい理解しやすい解説で構成されているかどうかを確認するようにしましょう。

 

 

3. 効果を出す対策本の活用方法

効果を出す対策本の活用方法

 

TOEIC対策本を準備しただけでは、当然ながらスコアアップにはつながりません。確実に効果を出すためには、「どのように対策本を使うか」がポイントになります。
ここでは、効果を出すための対策本の活用方法について確認しておきましょう。

 

 

3-1. 模試は解いたままで放置しない

TOEICのように特徴が明確なテストは、模試や過去問題の活用が不可欠です。

これには2つの理由があります。

1. 現状の実力を数値などで可視化できる

2. 弱点を把握し対策ができる

つまり現状の実力を把握し、弱点を補強するためのトレーニングをすることが重要だということです。


逆に、アウトプットだけで「550点取れた!」「今回は600点になった!」という作業をいくら反復しても、実際のTOEICでスコアアップするための実力を身につけられません。

 

模試は、解いたら必ず復習をして弱点を重点的に対策するようにしましょう。

 

 

3-2. 常にタイムマネジメントを意識する

問題数が多いTOEICは、全問回答できない人が非常にたくさんいるテストです。

大量の文章を短時間で読む、というビジネススキルを意識した出題になっています。例えば、リーディングでは、いきなり本文を読むのではなく、先に問題文を読んでから、必要な情報を探しながら本文を読解するスキルが求められます。


自宅で勉強をする際も、タイムマネジメントスキルを上げるために、Part 5に何分、Part 6に何分と細かく時間を意識する癖付けが効果的です。

 

 

3-3. TOEICの形式に慣れる

TOEICはゲームみたいだ、という表現が使われることがあります。


これはある一定の「攻略方法」が存在するということを意味していると考えられます。


TOEICの公式ホームページには、事前に出題形式や出題例などが公表されており、2016年に問題形式の一部に変更がありましたが、テスト全体の構成に大きな変更はありません。つまり、TOEICのスタイルを熟知することが最大の攻略方法であり、スコアアップを実現するための第一歩といえるでしょう。


対策本で勉強するうえでも、TOEICというテストのスタイルに慣れるという目的意識が重要です。

 
 

4. TOEIC対策するならコレ!おすすめ教材3選

TOEIC対策するならコレ!おすすめ教材3選

 

書籍だけではなく、オンラインやアプリなどでも「TOEIC対策」をテーマにする教材は数多くあります。


前項でご紹介したポイントをおさえて選ぶという実践例として、ここではどのレベルの方でも使いやすい教材を厳選してご紹介します。

 

 

4-1. 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集6』(国際ビジネスコミュニケーション協会)

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集6』(国際ビジネスコミュニケーション協会)

引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_ud_06/pr.html


公式問題集は、TOEIC本番のテストを作成しているETSが作った模擬試験問題集です。


テストを開発しているETSが制作しているので、問題のクオリティやレベルは極めて本番の試験に近いモノとなっており、今のTOEICのスタイルが反映されています。


どのレベルの方も、必ず使用すべき1冊です。

 

 

4-2.『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト全パート教本 三訂版: 新形式問題対応』(旺文社)

『はじめてのTOEIC LISTENING AND READINGテスト全パート教本 三訂版: 新形式問題対応』(旺文社)

引用:https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094449


TOEICの形式を細かく詳細にわたって説明し、攻略のコツをわかりやすくまとめている入門書的教材です。


著者は数十回にわたりTOEICを受験し、TOEICセミナーを開催しているTOEICのプロと、英語教育のプロがチームになっており、TOEICの英語をバランスよく解説しているのも大きな特徴。


試験を知り、攻略のコツを学ぶことで、スコアアップを目指すという理念は、TOEICを知り尽くした著者だからこそです。全レベルで基本の1冊として使い込みたい教材です。

 

 

4-3.『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)』(朝日新聞出版)

『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)』(朝日新聞出版)

引用:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18732


TOEICの単語帳といえばコレ! といえるほどのベストセラーが「金のフレーズ」です。


自身も数十回のTOEIC受験経験があり、満点を連続取得している著者が、「TOEICに出る単語」にこだわってまとめた単語帳です。スマートフォン無料アプリにも対応しており、スキマ時間に継続して学習できるようになっています。


基礎英語力としての語彙力アップとしてはもちろん、音声データも充実しているので、インプットだけではなくアウトプットの教材としても活用したい1冊です。

 
 

5. まとめ

まとめ

 

ここまで、TOEIC対策教材の選び方やおすすめ書籍をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

TOEICという試験は、出題形式や問題形式に慣れることで必ずスコアアップを実現できる試験です

 

この記事でご紹介したポイントを意識して、有用なTOEIC対策本を使用することで、目標達成を目指しましょう。

  
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