英語や英会話の教材・本を選ぶとき、どのように選んでいますか?
楽天やAmazonの売れ筋ランキング上位の教材や本を買っても、それぞれの特長やターゲット層を理解していなければ効果的な学習はできません。
この記事では、さまざまな英語・英会話学習関連教材の制作を行ってきたメディアビーコン編集部が、初心者~中級者の独学におすすめの英語教材・本をご紹介いたします。
Contents
- 中学基礎文法をやり直したい大人におすすめ『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研プラス)
- かわいいイラストで勉強のモチベーションアップにつながる『英単語の語源図鑑』(かんき出版)
- 英会話力を一気に引き上げる『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』(ベレ出版)
- バイリンガリズム(Bilinguarhythm)
- スタディサプリEnglish日常英会話コース
- 大人の英会話が身につく『話す英語 (実戦力徹底トレーニング)』(アルク)
- 独学でも飽きずに勉強を続けられる「NHKラジオ基礎英語」
- 英語初心者や子どもにおすすめ『ディズニーの英語』シリーズ(KADOKAWA)
- 【まとめ】やる気の上がる本・教材を選んで英語力を向上させよう
中学基礎文法をやり直したい大人におすすめ『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研プラス)
引用:https://hon.gakken.jp/book/1130339300
まずはじめに紹介するのが、Amazonの英語関連書籍部門でベストセラーとなっている『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』です。
この本は、以下の人におすすめです。
・英語に強い苦手意識を持ってきた人
・高校生以来長年英語から離れている人
・もう一度、中学英語で習う文法の基礎を復習したい人
・TOEICスコア450点未満のレベルの人
ドリル形式になっており、たくさんの練習問題を解きながら、基礎英文法を学ぶことができます。
英語の主語と動詞、「am、is、are」の使い分け、過去形や受け身、疑問文の作り方など、初心者にとって最低限必要なルールを簡単に短時間で理解するのに最適です。本書では文法項目ごとに10問程度の確認テストが付いていますので、理解度をチェックしながら進めることができます。
付属の英文音声が収録されたCDを使って音読することで、中学レベルの基礎的な表現をアウトプットする力も身につけることができます。英会話の基礎固めにも使える教材です。
ちなみに、YouTubeでは本書の解説動画が配信されていますので、購入する前に自分のレベルに合っているか一度内容を確認することをおすすめします。
かわいいイラストで勉強のモチベーションアップにつながる『英単語の語源図鑑』(かんき出版)
引用:https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761273453
本書は、英単語の意味をその単語の成り立ちとともにイラスト付きで紹介しています。
イラスト付きの英単語集なので初心者向けに思われるかもしれませんが、中級レベル以上の方におすすめします。
というのも本書では、例えばadminister(管理する、運営する)のad-のように接頭詞と呼ばれるものとそれに続くministerを分けて、それぞれの大きな概念をイラストで解説しているのですが、使われている単語は中級レベル以上のものが多いからです。
少々覚えにくい単語でも、絵を見て単語の成り立ちを理解しながら学習すると定着しやすくなります。また、単語の成り立ちを理解していれば、英文を読んでいて知らない単語に出くわした際、おおよその意味を推測できるようになるので、内容を理解する速度が速まります。
特に動詞については、意味を推測できるかどうかで英文の理解度が大きく変わってきます。本書では多くの動詞の成り立ちが紹介されていますので、単語の特徴を理解しながらマスターしていきましょう。
英会話力を一気に引き上げる『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』(ベレ出版)
引用:https://www.beret.co.jp/books/detail/249
Amazonや書店の英会話書籍の中で長年売り上げランキング上位にある、初心者から上級者の方まで、幅広いレベルの方におすすめの1冊です。
本書はいわゆる普通の文法書とも、英会話フレーズ集とも異なる本です。
本書の特徴は、be動詞や単数形・複数形といった文法用語を使って文法解説をするのではなく、それらの文法を使った例文を文法ごとに10例文音読し、自分で英作文できるまで繰り返すことでルールを体得するという構成になっている点です。
この方法でいったん英語のルールをインプットすると、このルールに基づいて自分で英文を組み立てられる、つまり書けるようになる、話せるようになります。
たとえ文法のルールを知っていても、そのルールを英会話の中で完璧に使いこなせるかというと、そうではないという人が多いのではないでしょうか?
留学や海外旅行の前に、文法知識を英会話で使いこなせるレベルまで持っていきたいという方におすすめの1冊です。
バイリンガリズム(Bilinguarhythm)
バイリンガル英語講師の山田暢彦先生が監修して制作された大人向けの英会話教材が『バイリンガリズム』。
この『バイリンガリズム』はネイティブが使う「使える英会話」にフォーカスした教材です。
掲載されている例文は大人向けのフレーズばかりなので、効果的に学ぶことができます。CDでしっかりリスニングのトレーニングができ、ネイティブが使うフレーズを思わず口ずさむことができるようなります。
さらに、山田暢彦先生のワンポイント解説動画が106本ついていますので、解説動画を見てからフレーズの音声をきくようにすれば、理解がより深まります。
これから英語の勉強を始めたい・やり直したい大人の方におすすめです。
こちらのページから、バイリンガリズムの詳細と山田先生のワンポイント解説動画のサンプルを見ることができます。
スタディサプリEnglish日常英会話コース
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.eigosapuri.android&hl=ja
日常的な会話から、旅行でよくある場面などを想定した英会話フレーズを学べるアプリ『スタディサプリEnglish日常英会話コース』もおすすめです。
コンテンツの量が非常に豊富で、講師によるレッスン動画から単語テスト、内容理解を試すクイズなど自分の苦手分野をまんべんなく克服できるように作り込まれています。
まずは、無料体験から始めてみてはいかがでしょうか?
大人の英会話が身につく『話す英語 (実戦力徹底トレーニング)』(アルク)
引用:https://ec.alc.co.jp/book/7019004/
ビジネスシーンの英会話でよく使う表現を、12の状況別にコンパクトにまとめた本書。初級から中級まで幅広い方におすすめです。
12のシーンは「問い合わせ・質問をする」「依頼・指示をする」「報告・伝達をする」など、どれもビジネスシーンでよくあるものばかり。丁寧な表現が身につくので、海外でのプレゼンテーションを控えている方など、仕事で使う英語を効率よく学びたい方におすすめします。
ビジネス英語だけでなく、日常会話や海外旅行でお願い事をしたり質問したりするときの丁寧な表現や基礎的なフレーズも勉強できます。
本書にもCDが付いており、音声を使って学習をすることができます。「日本語→英語」の音声を活用することで、移動中などの隙間時間でも英会話の練習をすることができます。
独学でも飽きずに勉強を続けられる「NHKラジオ基礎英語」
引用:https://www2.nhk.or.jp/gogaku/english/basic1/
長年多くの人に活用されているNHKラジオの基礎英語。ラジオで聞ける英語講座なので、もちろん無料です。
現在、講座は基礎英語0~3まであります。基礎英語0は小学生を主に対象とし、英語に関する疑問を解決したり、簡単な会話や表現を学習したりできます。
大人の英語初級者の方が受講する場合は、日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる程度のレベルを想定した基礎英語1~3を活用いただくことになります。
NHKラジオの基礎英語は、インターネットで1週間分の放送の音声を無料で聞くことができます。
1日15分という短時間の学習でありながら、マスターしたいポイントの解説、表現を身につけるためのリピーティング、覚えた表現を使う時間などがバランスよく組み込まれています。
ちなみに、NHKのラジオ英語は、基礎英語以外にも語学留学・海外旅行前の学習に役立つ「ラジオ英会話」や、ビジネスマンに役立ててほしい「入門ビジネス英語」など幅広い番組を放送中です。
NHK出版のホームページに講座選びの参考になるレベルチェックテストがあるので、それを活用することで自分のレベルにあった講座が選びやすくなります。どの講座を受講しようか迷ったらぜひ活用してみてください。
また、学習に役立つテキストをNHKラジオ講座のホームページや書店で購入することができるのでこちらもチェックしてみてください。
英語初心者や子どもにおすすめ『ディズニーの英語』シリーズ(KADOKAWA)
引用:https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321507000101/
「くまのプーさん」「美女と野獣」「アラジン」「アナと雪の女王」など、ディズニーの人気作品を英語で聞ける本書。
子どもでも理解しやすいやさしい英語で物語を音読してくれます。ディズニー好きの方なら楽しくリスニング学習をすることができます。
また、日常会話でも活用しやすい表現をピックアップして解説しています。リスニングの教材となるとどうしてもTOEICなどの資格試験対策の教材が多いのですが、「楽しみながら学ぶ」のも学習継続のポイント。すでに映画やアニメで観たことのあるストーリーなら、英語の表現に集中することができます。
単語や熟語の語注も充実しており、辞書なしでどんどん英語を読み進めていくことができます。
【まとめ】やる気の上がる本・教材を選んで英語力を向上させよう
語学はやはり継続した勉強があってこそ習得できるものです。まずはそれぞれの教材の特長を知って、自分にあったものを選びましょう。
また、最近はアプリやYouTubeなどを使って無料で英語や英会話を勉強できるコンテンツも多くあります。そういったものを補助教材として活用し、英語の勉強を継続させましょう。