「英語を話せるようになりたい!」と思い立ったはいいものの、なかなか成果が上がらず勉強が嫌になってしまった。
そんな経験はありませんか? 忙しい大人の方であればあるほど、最短で効率よく英語をマスターしたいと考えるモノです。
そこで今回は、英会話を習得したいあなたに、最短最速でスピーキングが習得できる勉強法について解説していきます。
この記事を読めば、効率よく英語のスピーキングを上達させる勉強法がわかります! 「最短」にこだわる方、必見です!
1. 今までの勉強で英語が身に付かないのはなぜ?
この記事を読んでいる方の中には、もう既に、ある程度英語の勉強を進めているという人もいるでしょう。
では、なぜ英語の勉強を続けているのになかなか身につかないのでしょうか?
ここで紹介する理由を確認して、あなたの勉強スタイルと比較してみてください。
1-1. インプットに偏った勉強をしている
インプットに偏った勉強をしていると、英語のスキルは伸びにくいです。
なぜなら、人間は文法や単語などの知識を使うことによって、初めて自分のものにすることができるからです。
インプットばかりでアウトプットの練習をしていないと、スピーキングとライティングが伸びにくいのはもちろん、リスニングやリーディングの上達も遅くなってしまいます。
単語や文法は見聞きするだけではなく、口に出して手で書いて五感で覚えるようにしましょう。
1-2. 楽に身に付く裏技があると思っている
英語のスキルが楽に身につく裏技のようなものが存在すると思っている人も多いです。
例えば、「聞き流しで英語が話せるようになる」といった方法を信じて、とにかく英語を聞くという学習をしていても思ったように効果は出ません。
もちろん、聞き流しも有効な学習方法の一つですが、聞き流すだけで理解が伴っていなければ、それは単なるBGMに過ぎないですよね。
しっかり頭を使って、口や手を動かして、確実に英語を身に付けていくようにしましょう。
1-3. いきなり英会話の練習から始めてしまう
英語学習の初心者にありがちなのが、いきなり実践的な英会話の練習から始めてしまうということです。
もちろん、英語がペラペラになりたいという気合いは素晴らしいのですが、それでは英語学習がなかなか長続きしません。
なぜなら、文法や単語の知識のない状態では、自分が表現したいことが表現できず、英会話が楽しくなくなってしまうからです。
まずは、ある程度の知識をインプットした上で、ネイティブとの英会話レッスンなどに移りましょう。
2. 英語を最短で話すための勉強方法!5つのステップを紹介!
英語が身につかない理由を確認したところで、ではどうしたら英語を最短で習得できるのかを説明します。
ここで紹介する5つのステップを順にこなしていくと、効率良くそして確実に英語が話せるようになっていきます。
無理をせずに、1つずつ段階を踏んでクリアしていきましょう。
2-1. 基礎的な単語・文法を一気に学ぶ
まずは、基礎的な英単語・文法を一気に学びます。レベルは中学校卒業程度でOKです。
「一気に」というのがとても大切で、短期間で(例えば1ヶ月程度で)中学レベルの知識をインプットしましょう。
なぜこれが大切なのかというと、基礎が固まらなければその先の勉強に一向に進めないからです。
英語を勉強する本来の目的は、英語で話ししたり、文書を読んだりすることです。しかし、中学レベルの学習が完成していない状態で、他のレベルの高い英語に挑戦しても、理解ができないため長続きしません。
だからこそ、ダラダラ文法を勉強するのではなく、一気に基礎学習を済ませて、次のステップに進む準備をしましょう。
ちなみに、中学校で習う英語で大丈夫な理由は、ネイティブも日常会話レベル使う単語のほとんどは中学校で習うものばかりだからです。
2-2. 会話で使えるフレーズを覚える
ある程度の単語や文法が身についたなぁと感じたから、会話で使えるフレーズを覚えていきます。
始めからフレーズの丸暗記に頼らないのは、単語や文法を身に付けた上でフレーズを覚えた方が、納得しながら習得できるからです。
例えば、文法を知っていて「That’s great.」というフレーズを覚えたとすると、まず文の構造が理解できますよね。
また、単語をある程度知っていると「great」の部分に当てはめて、以下のような文を作ることもできます。
・That’s wonderful.
・That’s cool.
・That’s awesome.
・That’s sweet.
フレーズの丸暗記に頼っていると、基本的にはフレーズを一つ一つ覚えて増やしていくしかないので効率が悪いです。
覚えたフレーズを使いまわして、色んな表現をできるように練習しましょう。
2-3. 瞬間英作文で英語を組み立てる練習をする
単語・文法を覚えて、フレーズを応用できるようになれば言いたいことを伝えられるようにはなります。
ただ、実際の会話では話題は次々に変わりますし、相手はあなたが話し出すのを待ってはくれません。
そこで、瞬間英作文で英文を瞬時に組み立てるトレーニングをするのがおすすめです。
瞬間英作文では、日本語の一文とそれに対応する英語の一文を何セットか用意します。
日本語だけを見て瞬時に英文を組み立てて声に出します。
すぐに言えなければ、英文を確認してOKです。
このトレーニングを繰り返すことで、言いたいことを瞬時に英語で言えるようになり、英会話をスムーズに行うことができます。
2-4. ひとりごとでアウトプットを繰り返す
ある程度英語で言いたいことを表現できるようになったら、アウトプットの量を増やすことが大切です。
アウトプットの練習でおすすめなのが、「英語でひとりごとを言う」ことです。
メリットは、誰も聞いていないから恥ずかしくない、日常的に使うフレーズが身につく、教材がなくても練習できるということです。
とにかく、普段日本語でしているひとりごとや、これからしようとしていることを英語で言ってみましょう。
分からない単語は調べて、すぐに使うようにすれば語彙も増えていきます。今この瞬間から、ひとりごとは英語でするようにしてみてください。
これを数か月続ければ、あなたの英会話力は格段に上がります。
2-5. オンライン英会話で実践慣れする
最後は、実際に会話する相手を作って、英語のスピーキング・リスニングに慣れていきましょう。
そこでおすすめなのが、オンライン英会話を使ってトレーニングするということです。
オンライン英会話についての説明は後ほど詳しくしますが、とにかく英語をアウトプットする回数を増やすことができます。
アウトプットの量を増やすことで、英語脳が鍛えられていき次第に日本語を介さずにそのまま英語で考えられるようになります。
英語しか聞かない・話さないという時間を増やして、英語で考えるクセをつけていきましょう。
3. 英語を最短で身に付けるのにおすすめの教材を紹介
上で紹介した勉強方法において、役に立つおすすめの教材を紹介します。
もちろん、ここで紹介するものでなければならないということではありません。
参考にしていただいて、自分に合ったものを選択してみてください。
3-1. 『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(べレ出版)
引用:https://www.beret.co.jp/books/detail/249
瞬間英作文トレーニングに最適なのが、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』という本です。
瞬間英作文に特化した内容・レイアウトとなっていて、見開きの左ページに日本語の文、右ページに英語の文が配置されています。
右ページを隠しながら左ページの日本語を英語に変換していくことで、スムーズにトレーニングをすることが可能です。
CDも付属していて耳でも聞けるので、瞬間英作文の教材に困ったら、とりあえずこれを1冊持っておくと良いでしょう。
3-2. オンライン英会話スクール
実践的な英会話を練習する方法には、留学や英会話スクールなどもあります。
どちらも効果的ではあるのですが、コストパフォーマンスを考えるとオンライン英会話スクールがベストです。
毎日継続的にレッスンを受けるのであれば、1回のレッスンが100円〜200円程度と格安で受けられ、またSkypeや専用のアプリを利用した授業なので場所を選ばす、英会話の機会を簡単に増やすことができます。
初回のレッスンは無料で受けられるところがほとんどなので、興味のある方は以下に挙げるオンライン英会話スクールで試してみると良いでしょう。
4. まとめ
今回は、最短ルートで英語が身につく勉強方法を紹介してきました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
・英語を話せるようになるステップを無視していたり、モチベーションが続かなかったりすると効果的に英語を身につけることはできない
・基礎知識の定着、英文を組み立てる力、会話で使える瞬発力、アウトプットの練習と段階を踏むことで効率良く英語を身に付けられる
・瞬間英作文の本やオンライン英会話などを利用することで、さらに効率良く英語力を伸ばすことができる
この記事を参考にして、効率的に英語のスピーキングを上達させる方法をチェックし、効果を実感しながら楽しく英語をマスターしていきましょう。