「英語を使ってオンライン会議に出席する予定があるが、
トラブルが起きたときにきちんと対応できるか分からない」
「過去のオンライン会議で接続上のトラブルがあったが、
自分だけ英語でうまく状況を伝えることができなかった……」
「ただでさえ接続トラブルは多いのに、
それを英語で相手に伝えるなんて難しい……」
あなたは、一度でもこのような悩みや不安を感じたことはありませんか?
英語で仕事内容の説明はできても、
突然起こる技術・接続上のトラブルを相手に伝えることは、
意外にハードルが高く難しいですよね。
でも、この記事を読めば大丈夫。
これからどんな接続上のトラブルが起きても、
慌てる必要はありません。
この記事では、
オンライン会議で起こりうる接続上のトラブルに使える、
便利な英語表現を14個に厳選してご紹介します。
在宅勤務やオンラインでの会議・打ち合わせが主流になり、
働き方が変わりつつある今こそ、
オンライン上で起こるさまざまなトラブルを
相手に伝え、対処する英語表現を予習し、
同期・後輩・上司に一目置かれる存在になりましょう!
Contents
- 1.オンライン会議前に起こるトラブルを伝える!基本英語表現4選
- 2.オンライン会議中に起こるトラブルを伝える! 重要英語表現8選
- 1. I have a bad connection. 「接続が悪いです」
- 2. I lost my Internet connection. 「インターネットの接続が切れてしまいました」
- 3. I can’t hear you very well.「あなたの声があまり聞こえません」
- 4. I hear some noise.「雑音が聞こえます」
- 5. Your video froze.「あなたの画面が固まってしまいました」
- 6. Your video and audio are not synchronized.「映像と音声がずれています」
- 7. The audio is choppy.「音が途切れ途切れになっています」
- 8. I can’t share my screen. 「画面の共有ができません」
- 3.トラブルがなかなか解決しないときこそ!とっさの英語表現2選
- 4.おわりに
1.オンライン会議前に起こるトラブルを伝える!基本英語表現4選
オンライン会議用の部屋に接続するときや、
会議が始まる直前こそ、
接続上のトラブルが起こりやすいもの。
「うまく部屋に入れない……」
「最初の設定で音声や映像がオフになっている……」、
ここではそんなトラブルを相手に伝える英語表現を紹介していきます。
1. I can’t join a room.「部屋に入れません」
こちらは、join「参加する」という動詞を使った
シンプルな表現です。
room「部屋」は、物理的な「部屋」だけでなく、
「オンライン上の空間(=部屋)」を
意味することもできる英単語です。
I’m afraid I can’t join a room.「申し訳ありませんが、部屋に入れません」のように、
I’m afraid「申し訳ありませんが」を文頭に置いて伝えると
相手に対してより丁寧な印象を与えます。
中には、IDやパスワードが異なり部屋に入れないケースも。
そんなときは会議を開催した代表者に対し、チャットやメールを通じて
The password might be wrong.「パスワードが間違っているかもしれません」や、
Could you resend the password?「パスワードを送り直していただけますか」などと
伝えることもできますよ。
2. It looks like everybody hasn’t joined yet.「まだ全員揃っていないようです」
会議の参加者の誰かが接続トラブルを起こし
定刻までに会議の場に全員が揃わない状況では、
こちらの表現が重宝します。
It looks like ~.は、
目で見て判断した物事を相手に伝えるときに使う表現です。
画面に映る参加者を見て、全員揃っていないと分かったときは、
この表現を使いましょう。
接続できていない人が具体的に誰か分かった場合は、
Mr. Suzuki isn’t here yet.「鈴木さんがまだここにいません」などと
周りの参加者に伝えることもできます。
3. I’m sorry I was on mute.「すみません、ミュートになっていました」
会議用のURLに接続してすぐは、
自分の音声が自動的にミュート(オフ)になっていることがありますね。
muteは「発音しない、黙音の」という意味の形容詞で、
on muteは「ミュートという状態にあった」ということを
意味しています。
自分ではなく相手のマイクがオフになっており音声が聞こえない場合は、
I think you are on mute.「ミュートになっているかと思います」と
伝えてあげましょう。
単純にYou are on mute.「ミュートになっていますよ」だけでも伝わりますが、
I thinkをつけることで、より丁寧でやわらかい印象を与えることができます。
また、ミュートを解除した後も
他の参加者の反応がないときは、
Does everybody hear me?「全員、私の声が聞こえていますか」や
Can you hear me okay?「ちゃんと聞こえていますか」などの表現を使い、
きちんと音が届いているかの確認を取ると良いですね!
4. I’m sorry my video was turned off.「すみません、画面がオフになっていました」
接続してすぐは、
音声だけでなく画面が自動的にオフになっていることも。
映像が映らないトラブルが起きた時は、こちらの表現を使いましょう。
turn offは、「(映像や音を)消す」という意味のある句動詞で、
my video was turned off で「映像が消えていた」という意味を表します。
また、turn offと逆の意味を表す、turn on「(映像や音を)つける」という意味の句動詞もあります。
自分ではなく相手の画面がオフになっており映像が見えない場合は、
この表現を使って
Could you turn on your video, please?「画面を映してもらえますか」と
声をかけてあげましょう。
2.オンライン会議中に起こるトラブルを伝える! 重要英語表現8選
参加者全員が部屋に入り、会議が無事スタート。
会議が始まったはいいものの、
その後も電波が悪く接続が途切れたり、相手の音声や映像にラグが生じたりと、
接続上のトラブルはつきものです。
自分や相手側に起こりうる、
オンライン会議中のトラブルを伝える英語表現
を以下で学習していきましょう!
1. I have a bad connection. 「接続が悪いです」
自分の作業場のインターネットの環境が悪いときは、
have a bad connection「接続が悪い」という表現を使います。
The connection「接続」を主語にして、
The connection is bad.「接続が悪いです」や、
The connection is unstable.「接続が不安定です」と伝えることもできます。
一時的に接続状況が悪いことを表すときは、
I have a bad connection right now.「今、接続が悪いです」などと
伝えてもよいでしょう。
2. I lost my Internet connection. 「インターネットの接続が切れてしまいました」
インターネットの接続が切れて通信が途絶えてしまった場合、
再度部屋に入り直したときに事情を述べる必要がありますね。
「接続が切れる」と言うときは、
lose one’s Internet connectionという表現を使います。
connection「接続」をlose「無くす」、というイメージです。
反対に、「インターネットに接続する」と言うときは
connect to the Internetという表現を使います。
なかなかインターネットに繋がらないときは、
I’m having trouble connecting to the Internet.「インターネットに繋げるのに苦労しています」といった文章で表現することができますよ。
3. I can’t hear you very well.「あなたの声があまり聞こえません」
オンライン会議中、
相手の声がうまく聞こえないことを指摘するときは、
こちらのフレーズを使いましょう。
I can’t hear you. 「声が聞こえません」では
少し直接的な言い方になってしまうので、
I can’t hear you very well.「あまり良く聞こえません」という言い方で
丁寧に表します。
相手がボリュームを調整し、よく聞こえるようになったら、
Now I can hear you clearly!「今ははっきり聞こえています! 」などと
伝えてあげることができます。
相手の話していることが
どうしてもよく聞き取れない状態が続く場合、
Could you speak into the microphone[mic]?「マイクに向かって話していただけますか」やCould you speak more slowly?「もう少しゆっくり話していただけますか」と提案するのも一案ですね。
4. I hear some noise.「雑音が聞こえます」
相手が話しているのに、
雑音が邪魔をして聞き取りづらい……。
そんなときに使えるのが、こちらのシンプルなフレーズです。
「音」は英語でsoundと言いますが、
「雑音」と言いたいときはnoiseという名詞を使います。
What’s this noise? Does everybody hear it too?「この雑音は何でしょうか?皆さんも聞こえていますか」と、周りの参加者に確認しても良いですね。
5. Your video froze.「あなたの画面が固まってしまいました」
オンライン会議でよくあるのが、画面のフリーズ。
そんなときは、
「動かなくなる、フリーズする」を意味するfreezeを使い、
Your video froze.「画面が固まってしまいましたよ」と伝えてあげましょう。
画面が長い時間固まっているときは
keep doing「~し続ける」という表現を使い、
Your video keeps freezing.「画面がずっと固まっています」と
言うこともできます。
6. Your video and audio are not synchronized.「映像と音声がずれています」
時々起こる、音声と映像が同時に流れないトラブル。
音声は聞こえ続けているのに、映像が動かず止まっている……。
あるいは、逆も然りですね。
そんなトラブルが起こったときは、
「音声と映像がずれている」と伝えたいところです。
2つの物事が揃って進行することを
英語ではsynchronize「シンクロする、同時性を持つ」という言葉で
表します。
そのため、video「映像」と audio[sound]「音声」が
同時に流れていないときは、
not synchronized「シンクロしていない、ずれている」という
表現を使うと状況がはっきり伝わります。
7. The audio is choppy.「音が途切れ途切れになっています」
相手の音が途切れ途切れで聞こえてくるときは、choppyの出番。
choppyは「ひびができた、まとまりが悪い」という意味を持つ形容詞です。
The audio is choppy.と言うことで、
相手の音声がブツブツと途切れて聞こえている状況を伝えることができます。
異なる言い方の1つに、
You are breaking up.「(声や音が)途切れていますよ」があります。
break upと聞くと、「(恋人と)別れる、壊れる」という
意味を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ですが、ここでは「あなたが恋人と別れた」という意味を表すわけではありません。
今回のようにオンライン会議の場面で使うときは、
break up「(声や音が)途切れる」という意味を表しますよ。
何らかのトラブルで資料などの画面共有がうまくいかないときは、
こちらの表現を使いましょう。
「画面を共有する」は share one’s screenで表します。
share「共有する、シェアする」は日本語でもおなじみの表現ですね。
画面共有のやり方自体が分からないときは、
思い切って How can I share my screen?「どうやって画面共有したら良いのでしょうか」と他の参加者に質問するのも手です。
ちなみに、「画面を共有しますね」と言いたいときは、
Let me share my screen.やI’m sharing my screen.で表します。
3.トラブルがなかなか解決しないときこそ!とっさの英語表現2選
接続上のトラブルがなかなか解消しないときは、
思い切ってパソコンを再起動して部屋に入り直したり、
違うプラットフォーム上で話し合いの場を設けたりする、
といった機転を利かせることも重要ですね。
以下では、そんなときに使える英語表現をご紹介します。
1. Is it okay if I reboot my computer?「コンピューターを再起動してもよろしいでしょうか」
接続が悪い状況が続くときは、参加者に対して
こちらの表現を使って声をかけ、部屋から退室するのも手です。
一時的に部屋を抜けること自体を伝えたいときは、
May I leave this room for a moment?「一時的に部屋を抜けてもよいでしょうか」
という表現を覚えておくと便利です。
for a momentで「一時的に」という意味を表します。
2. Should we use another platform instead?「別のプラットフォームを代わりに使いましょうか」
オンライン会議用に使用したプラットフォーム自体の動きが鈍く
うまく機能しない場合は、
思い切って違うプラットフォーム上で話し合うことを提案するのも手でしょう。
insteadは「代わりに」を意味する言葉です。
Should we use A instead of B?「Bの代わりにAを使いませんか」と、
具体的なプラットフォームの名前を挙げて提案することもできますよ。
4.おわりに
いかがでしたか?
接続上のトラブルは、ある程度予測がつくものです。
重要となるのは、トラブルが起こったときに
その状況を伝えるフレーズを知ってすぐに口に出せるか否かです。
オンライン上での会議や打ち合わせが増えつつある今こそ、
このような表現を予習して備えておけば
万が一のときに困ることはありません。
もちろん、トラブルを伝える英語表現だけでなく、
実際に起こりうるトラブルへの対処方法も確認しておきましょうね!