【ビジネス英語で自己紹介】初対面で心をつかむポイント5つ

海外の人と握手をする画像

あなたは外国人の同僚や海外からのクライアントに初めて会ったとき、

英語できちんと自己紹介できていますか? 

 

・名前と所属は言えているけど、それだけでいいのかな?

言いたいことが本当に伝えられているかが不安……。

いつもワンパターンだけど、本当にこれでいいのかな?

 

そんな不安がある方もいらっしゃると思います。

 

人と人との関係性をつくっていくうえで、自己紹介はとても大切です。人の第一印象は、3~7秒程度の短い時間で決まってしまうといわれています。第一印象が、その後のコミュニケーションや仕事に影響してしまうかもしれません。

 

いい自己紹介は、相手との相互理解を深め、信頼感を構築し、人脈づくりビジネスチャンスに役立ちます

 

英語圏の文化では、日本以上に「コミュニケーション」を大事にする傾向がありますので、より気合を入れたいところです。

 

そうは言っても、慣れない英語での自己紹介。

迷ったり緊張したりしてしまう人もいるかもしれませんが、怖がる必要はありません

 

自己紹介に登場するフレーズはシンプルなものが多く、簡単なフレーズを組み合わせるだけで話すことができます。また、話す内容もある程度決まっているので、事前に準備しておくことも可能です。

 

この記事では、相手にいい第一印象を持ってもらうために重要なポイント5つを厳選し、明日からすぐに使えるフレーズと一緒に解説します。

 

英語での自己紹介について、不安を抱えているあなたも、

この記事を読めば、相手に好印象をもたれる自己紹介ができるようになります!

 

 

1.英語で自己紹介の基本①あいさつ


海外の人に手紙を出すイメージ画像


あいさつは自己紹介の基本です。

 

第一印象は3~7秒で決まるといわれており、相手とはじめて会ったとき、最初にするあいさつの印象が悪ければ、その後に挽回しようとしても難しくなってしまいます。

 

複雑なことを話す必要はありません。一番大切なのは、アイコンタクトタイミングです。

 

まず相手が近づいてきたら、しっかりと目を合わせてあいさつをしましょう。

この時のフレーズは、

Hi.「どうも」や、

Hello.「こんにちは」

Good morning.「おはようございます」などでOK。

 

ビジネスなどフォーマルな場面や、目上の人にあいさつするときには、

Nice to meet you.「お会いできてうれしいです」

と付け加えましょう。

 

 

2.英語で自己紹介の基本②名前・所属を伝える

社外の人や違う部署の人に初めて会うときには、

あいさつに続いて、「自分の名前+所属」を簡潔に伝えます。

 

このときに使える万能フレーズはこちら。

 

 

 

◆I’m ~ from . . .

「私は○○の…です」

~は自分の名前、…には会社や部署の名前が入ります。

 

例:

Hello, I’m Ken Uehara from ABC Industries. Nice to meet you. 

「こんにちは、私はABC工業の上原ケンです。お会いできてうれしいです」

 

Hi, nice to meet you. I’m Ai Katahara from Reiwa Electronics.

「どうも、お会いできてうれしいです。私はレイワ電機の片原アイです」

 

Hello, I’m Takeru Kirishima from Sales Department.

「こんにちは、私は営業部の桐島タケルです」

 

 

 

 

 

  •  
  • ◆Please call me ~. 

 

「~と呼んでください」

日本人の名前は外国人にとって分かりづらかったり、呼びづらかったりする場合があります。

このフレーズを使って、略称や愛称を伝えましょう。相手との距離を縮めたいときにも効果的です。

 

例:

I’m Kennichi. Please call me Ken.

「私はケンイチです。ケンと呼んでください」

 

 

 

 

  • ◆My name’s ~.

 

「私の名前は~です」

目上の人に会うときはこのフレーズを使いましょう。

 

例: 

My name is Keisuke Kojima. 

「私の名前は小島啓介です」

 

Hi, nice to meet you. I’m Saki Okamoto. Please call me Saki.

「どうも、お会いできてうれしいです。私は岡本サキといいます。サキと呼んでください」

 

 

 

  •  
  • ◆I’m from ~.

 

「~の者です」

I’m from ~.という表現は、出身を言うとき以外にも使えます。「<会社や部署の名前>から来ました」というときにも、I’m from <会社や部署の名前>. で言い表せます。 I work for ~. と言ってもOK。

 

例:

I’m from CAG Automobiles.

「CAG自動車から来ました」

 

I work for Okai Cooperation.

「私は岡井株式会社で働いています」

 

 

 

3.英語で自己紹介の基本③仕事内容・経歴について話す

もう少し詳しく自分について説明してみましょう。

自己紹介の目的は、「自分についてしっかりと説明する」こと。

 

相手から質問が来ても困らないように、特に所属する部署やプロジェクトに関することは、

あらかじめ英語で言えるように練習しておくといいですね。

 

仕事内容について説明するときには、次のようなフレーズが使えます。

 

 

  • ◆ I’ve been working for ~ for . . . years.「~で働いて…年目になります」

 

現在完了進行形を使った表現。直訳すると「この会社で3年間働いてきました」という意味。「弊社」「御社」という敬語表現は英語にはないのでour company/ my company「弊社」、your company「御社」という表現でOK。I started working in ~ in … years ago.「…年前に~で働き始めました」や、I joined this company after …「~した後にこの会社に入社しました」という表現もできる。

 

例:

I’ve been working my company here for three years.

「弊社で働いて3年になります」

 

I started working in the advertising department two years ago.

「私は2年前から広報部で働いています」

 

I joined this company right after my graduation from university.

「私は大学を卒業した後、この会社に入社しました」

 

It’s still my first year working here.

「まだここで働いて1年目なんです」

 

 

  • ◆ I graduated from ~.「私は~卒です」

 

例:

I graduated from Tokyo university.「私は東京大学出身です」

 

 

  • ◆ I’ve always been in ~.「私は~畑の人間です」

 

I’ve always been in ~(分野・部署などの名前).は、「私は~の分野にずっといます」、つまり、「~畑の人間です」という意味になります。「分野」はfieldと言います。

 

I’ve always been in the marketing field.

「私はずっとマーケティング分野で働いています」

 

I’ve always been in the research field.

「私は研究畑の人間です」

 

 

  •  ◆I’m in charge of ~.「私は~の担当です」

 

in charge of ~で、「~の担当者である」「~の責任者である」という意味。自分の仕事の内容について「~の担当です」「~の責任者です」と説明するフレーズ。

 

I’m in charge of this project.

「私がこのプロジェクトの担当です」

 

I’m in charge of the Accountant department.

「私は経理部の責任者です」

 

 

4.英語で自己紹介 応用編①:相手との距離を縮める+αのひとこと

 

カフェで仕事をする画像

 

自分の名前と所属が言えれば、最初のあいさつとしてはばっちり。急いでいるときはここから本題に入っていっても問題ないでしょう。

 

もう少し相手との距離を縮めたい、場の雰囲気を和やかにしたい、という場合は、

+αのひとことを相手に伝えたり、スモールトーク(世間話)を入れたりすることが効果的です。 

 

まず、+αのひとことについて見ていきましょう。

 

英語圏の文化は、「言葉で伝える」ということを重視します。会えてうれしい、という気持ちを伝える表現や、相手を気遣う表現を使うことができれば、その後のコミュニケーションも円滑になり、ビジネスもうまく進むはずです。

 

たとえば、相手に会えてうれしい気持ちや、感謝の気持ちを伝えるときはこんなひとことが使えます。

 

Thank you for coming today.

「今日は来てくれてありがとうございます」

 

Thank you for sparing time for me today.

「今日は私のために時間を割いてくれてありがとうございます」

 

I’m glad I could finally meet you in person.

「やっと直接お会いできてうれしいです」

 

I was looking forward to seeing you today.

「今日お会いするのを楽しみにしていました」

 

I feel very lucky to work with you.

「お仕事をご一緒できてとてもうれしいです」

 

また、相手が自分のオフィスまで出向いてきてくれた場合には、こんな風に相手を気遣うといいでしょう。

 

Did you find a way to here easily?

「ここまでの道には迷われませんでしたか?」

 

It’s raining outside. Were you okay?

「外では雨が降っていますね。大丈夫でしたか?」

 

最近はオンラインミーティングの機会も増えているかと思います。その場合は、こんなことも言えます。

 

Do you hear me alright?

「問題なく聞こえますか?」

 

Is the connection good?

「接続は問題ないでしょうか?」

 

It’s three p.m. here in Japan. What time is it over there?

「今、日本は午後3時です。いまそちらでは何時ですか?」

 

気遣いのひとことをもらって、悪い気がする人はいません。

 

ぜひ勇気を出して、ひとことを添えてみましょう!

きっと相手からはいい反応が返ってくるはずです。

 

 

5.英語で自己紹介 応用編②:スモールトークをしよう

スモールトークとは、「世間話」「雑談」という意味。

 

英語圏ではこのスモールトークは日常的に行われており、初めて会った人とのコミュニケーションを始める際の大切なきっかけとして機能しています。

 

会議やミーティングで会う場合でも、「本題」に入る前や合間にこの「スモールトーク」を挟むことで、そのあとのコミュニケーションを円滑に進めることができるようになります。

 

自己紹介は、この「スモールトーク」をするのにぴったりのタイミング。

そもそも自己紹介には、自分のことを相手に知ってもらうという目的のほかに、

相手と自分の共通項を探るという目的があります。

 

英語圏の文化では、この目的は特に重要視されます。

 

ここで大切なのは、相手とコミュニケーションを取りたい、という気持ちがしっかり伝わるようにすること。

 

共通の趣味を見つけたり、相手の出身にまつわる話ができると、親近感をもってもらいやすくなります。

 

 

1. 相手に質問する

スモールトークの基本は、相手に質問すること。

 

自己紹介というと、「自分のことをたくさん話さなくちゃ!」 と思うかもしれませんが、

「相手に質問する」というのも大切なスキルです。

 

なぜなら、質問をすることは、「相手に興味を持ってます」というメッセージを投げることだからです。

 

相手が興味がありそうなことや、話しやすそうなところにボールを投げてみましょう。

 

質問上手になれば、相手がたくさん話してくれるので、自分が一生懸命話さなくても済むので会話もぐっと楽になりますよ。

 

ただし、「アメリカの大統領についてどう思う?」などの政治的な話題、宗教的な話題は、個人のパーソナルなことを聞くことになるので初対面では避けたほうが無難。

 

また、相手を質問攻めにしてばかりも印象がよくありません。話題に応じて自分のことを話したり、話を広げたりできるといいでしょう。簡単なことではないかもしれませんが、スモールトークでこれができるようになっておくと、お互い相手のことが分かり、そのあとのコミュニケーションがぐっと楽になります。

 

また、スモールトークはある程度話題や型が決まっており、事前に練習して準備しておくことも可能です。準備と練習を繰り返しながら実践を積み重ねることで英語でのコミュニケーション力もアップさせていきましょう!

 

具体的な質問例はこちらです。

 

How was your flight?

「フライトはいかがでしたか?」

 

How long does it take to Tokyo from Berlin?

「ベルリンから東京まではどれくらいかかるのですか?」

 

Do you like food here?

「こちらの食べ物はお口にあいますか?」

 

How was your weekend?

「週末はどうでしたか」

 

What are you going to do this weekend?

「今週末はどう過ごされますか?」

 

Do you have any plans for weekends?

「週末何か予定はありますか」

 

Did you watch the Anime called Demon Slayer?

「鬼滅の刃というアニメを見ましたか?」

 

How do you usually spend your holidays?

「休日はどのように過ごしますか?」

 

 

2. 趣味について話す

ビジネスの場でも、スモールトークの一環として、相手から趣味や休日の過ごし方についての質問をされることもあります。そんなときは、なるべくひとことで終わらせずに、具体的に話しましょう

 

How about you?「あなたはどうですか?」

相手に聞き返すときのフレーズです。相手との共通の趣味などが見つかれば、盛り上がるはず。

 

I like playing soccer on weekends.

「週末にサッカーをするのが好きです」

 

I like watching soccer games.

「私はサッカーの試合を見るのが好きです」

 

My favorite team is Manchester United.

「私の好きなチームはマンチェスターユナイテッドです」

 

I like watching movies and TV shows.

「私は映画やテレビドラマを見るのが好きです」

 

I like Korean TV shows.

「私は韓国のテレビドラマが好きです」

 

I like relaxing at home on holidays.

「休日は家でリラックスするのが好きです」

 

My favorite movie is Lalaland.

「私の好きな映画はラ・ラ・ランドです」

 

I often go shopping on holidays.

「休日はよく買い物に行きます」

 

I often watch movies at home on holidays.

「休日によく家で映画を観ます」

 

I often go for a drink with my friends on holidays.

「私は休日によく友達と飲みにでかけます」

 

 

3. 天気について話す

相手に何を話していいかわからないとき、天気の話題はとても便利です。ビジネスの現場でもよく使われます。いくつかのフレーズを覚えておけば使いまわすことができます。

 

It’s a beautiful weather today.

「今日はいい天気ですね」

 

It’s very cold/warm today.

「今日はとても寒い/暖かいですね」

 

I heard that a typhoon is coming.

「台風が来るって聞きましたよ」

 

It’s been raining all week.

「今週ずっと雨ですね」

 

It’s hot and humid today.

「今日は蒸し暑いですね」

 

 

4. 英語に自信がない、という場合は

会議に参加することになったものの、「英語力に自信がない…」、「そもそも英語の会議に参加するにも慣れていない……」という人は、率直にそのことを相手に伝えるのも一つの手です

また、相手が言っていることが分からなくて聞き返すときのフレーズも覚えておきましょう。

 

I feel a bit nervous because I’m not used to having a English meeting.

「英語の会議に慣れていないので、少し緊張しています」

 

I’m not good at speaking English, so it would be helpful if you speak slowly.

「私は英語が得意ではないので、ゆっくりと話していただけると助かります」

 

I’m sorry, could you say that again?

「すみません、もう一度言っていただけますか?」

 

 

6.まとめ 攻めの自己紹介で、第一印象アップ!

 

空から虹が出ている画像

 

いかがでしたか?

自己紹介は、相手とのファーストコンタクトとして、とても重要です。特にビジネスの現場では、その時の印象がその後のやりとりにまで影響を与えることもあります。

 

ただし話すことや話題がだいたい決まっており、事前に準備することが可能な場面でもあります。

 

フレーズをしっかりマスターして、自分が言いたいことをまとめておけば、もう慌てることはありません。

 

積極的な攻めの自己紹介で相手からの好印象をゲットしましょう!

  
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