「仕事で英語が必要になったけど、どの教材で勉強すればいいかわからない…」
「ビジネス英語を習得して昇給したい! けど、どうしたらいいの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
グローバル化がどんどん進む日本。英語が当たり前になる社会で、自分がついていけるのか不安になりますよね。
そこでこの記事では、多くの英語教材製作に携わってきたメディアビーコン編集部が、ビジネス英語の勉強法からおすすめの教材まで詳しく解説していきます。
この記事を読めば、自分にあったビジネス英語の教材がきっと見つかりますよ。
1. ビジネス英語の勉強法
ビジネス英語と普通の英会話との違いはどこにあるのでしょうか?
それは使う単語です。
普段の会話よりフォーマルな英語が求められるビジネス英会話。そのため学校で習った学習法も、よりビジネス英語に特化した実践的なものでなければいけません。
それでは詳しく見ていきましょう。
ビジネス英語は使う単語が違う!
普通の英会話とビジネス英語では使われる単語が違います。
例えば、ビジネスシーンでは「but」ではなく「however」を使うことが多かったり、「can」よりも「could」の方が丁寧であったりと、場面によって使い分けて話さなければいけません。
またビジネス特有の単語が使われるのも大きなポイント。
・first half =「上半期」
・assessment =「評価」
・measure = 「対策」
など日常では使われない単語がビジネスの場ではよく使われます。
学習のポイント
ビジネス英語を学習するときは以下の2つのポイントを意識しましょう。
・頻出の単語やフレーズを覚える
「最近英語を勉強していない…」「学生時代から英語が苦手」という方はまず基礎的な文法や単語を学習していきましょう。
ビジネス英語といっても基本文法が大切だということは変わりません。勉強の効率を上げるためにも、英語の基本をしっかりおさえましょう。
次に重要なのが頻出の単語やフレーズを覚えること。ビジネスシーンでよく使われる定番のフレーズや単語に絞って勉強していけば、実践レベルに早く到達できます。
2. まずは基礎から!初級者におすすめの教材5選
ビジネス英語でも日常英会話でも基礎的な学習は重要です。ここではビジネス英語に特化した基礎学習ができる教材を紹介していきます。
①『会話もメールも 英語は3語で伝わります』(ダイヤモンド社)
引用:https://www.diamond.co.jp/book/9784478069400.html
テレビや雑誌で話題になるほど人気のこの1冊。正確でシンプルな英語で話すことを目標に、伝わる英語が最短で身に付く教材です。
この本の特徴は文法知識や単語、イディオムを新しく覚える必要がないこと。そして伝わりやすい英語の話し方を詳しく解説してくれていることです。「今持っている英語の知識を実践で使える英語にする」そんな魔法のような本です。
「簡単な英語から勉強したい」「単語を覚えるのが苦手…」そんな方におすすめの1冊です。
②『10億人に通じる! やさしいビジネス英会話』(アルク)
引用:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000062131892016.html
この本はNHKラジオ「入門ビジネス英語」の内容を書籍にまとめた、初級者向けの教材です。
著者はロンドンで15年の勤務経験がある柴田真一先生。「入門ビジネス英語」の講師を勤めている方です。そんな、ビジネス英語の豊富な知識を持つ著者によってまとめられたこの本は、初心者でも非常にわかりやすく作られています。
「いきなりハイレベルな教材はちょっと…」という方はぜひこの本から取り組んでみてください。
③『なぜあの人は、中学英語でもネイティブと仕事ができるのか?』(SB新書)
引用:https://www.sbcr.jp/product/4797368581/
この本は学習教材というよりも、英語を上手く話すコツや英語のコミュニケーションに関して書かれたハウツー本です。
中学英語レベルの文法知識や英単語でも、ネイティブと仕事ができるレベルまで私たちの勉強をサポートしてくれる1冊です。
著者のマット・カータ先生は英語教師歴20年を超える英語教育のエキスパート。長年日本での教育経験がある方なので、日本人がつまずきやすいポイントをわかりやすく解説してくれています。
④『英会話ペラペラビジネス100』(アルク)
引用:https://ec.alc.co.jp/book/7002454/
Amazonのビジネス英会話カテゴリーのランキング1位を獲得した『英会話ペラペラビジネス100』。仕事の現場で使用頻度の高いフレーズを身に付けられる教材になっています。
テキストの中で解説されているフレーズの音声が聞けるCDが2枚付属しています。自分の耳でヒアリングし、音読することで学習効率を上げることができます。
簡単で伝わりやすい英語が学べるこの1冊。スピーキングだけではなくリスニングの練習にもなるおすすめの教材です。
⑤『ビジネス英語4週間集中プログラム』(ダイヤモンド社)
引用:https://www.diamond.co.jp/book/9784478023709.html
4週間でビジネス英語を集中的に学ぶならこの1冊。基本的な文法知識からリスニング、リーディングまで総合的に学習できます。また、ビジネスシーンでよく使われる英語表現が多数収録されておりスピーキングの練習も可能です。短い期間で網羅的な英語知識が身に付きます。
この本に付属されているCDを使って、英語を聞き取るのから実際に話すまで練習することができます。「1ヶ月後に海外出張があって時間がない!」「短期的に集中して学習したい」という方はこの教材がおすすめです。
3. 実践ですぐに使える!ビジネス英語教材5選
「基礎的な知識よりも、すぐに実践的な英語が学びたい!」そんな方もいると思います。ビジネスの現場では定番のフレーズが会話やメールで使われることが多いので、そんな表現を学習できる教材を紹介していきます。
①『英文ビジネスEメール 実例・表現1200』(Z会)
引用:https://www.zkai.co.jp/ca/english/english_mail.html
ビジネスメールの表現を実例から学べるこの教材。件名から本文、結びまで100を超えるシチュエーションから実例を掲載しています。
日本人が間違いやすいフレーズや失礼に当たる表現が指摘されており、正確で好感が持てるメールが書けるようになります。
さらに特設サイトで例文の検索が可能。コピー&ペーストで実際のメールのやりとりに使用できます。
「英語でのメールが不安」という方はこの本を参考にするのがおすすめです。
②『場面別ビジネス英会話:決まり表現&シーン別英語実況中継』(ベレ出版)
引用:https://www.beret.co.jp/books/detail/500
ビジネスシーンで使われるお決まりの表現をシーン別に詳しく解説した1冊。この本を使い定番フレーズを覚えることで、相手との会話に自信を持って臨むことができます。
付属のCDではリアルなビジネス英会話のダイアログを収録。ミーティングやプレゼンテーションだけでなく、為替相場やマーケティングなどさまざまな話題でトークが展開されていきます。
あらゆるビジネスシーンで使われる英語を学びたいという方はこの本をぜひ読んでみてください。
③『英会話1000本ノック<ビジネス編>』(コスモピア)
引用:http://www.cosmopier.com/shoseki/english_14.html
会話のレスポンススピードの向上を目的とした『英会話1000本ノック』は英語の質問が数多く掲載されています。著者のスティーブ・ソレイシィ先生は、NHKラジオで講師を務めた経験のある英会話のプロ。実践的でわかりやすい解説が人気です。
テキストのテーマは自己紹介から始まり、スケジュール調整やプレゼンテーションまで幅広くカバー。実際に本書の質問に英語で答えていくことで、自分の英語力に自信がつく1冊です。
④『はじめてでも読みこなせる英文契約書』(明日香出版社)
引用:https://www.asuka-g.co.jp/book/english/en-business/010696.html
『はじめてでも読みこなせる英文契約書』は英語で書かれた契約や法律に特化した教材です。普段の英会話では使われない単語が多い契約書。この本ではそういった難解な契約用語に加え、法務の知識まで初心者でもわかりやすく解説されています。
そして英文での契約書に使われるパターンを理解することで、どこに気をつけて読んでいけばいいのか判断できるようになります。
英語で書かれた契約書について知りたい方におすすめの教材です。
⑤『即戦力がつくビジネス英会話』(DHC)
引用:https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=895010
NHKラジオの講座を元に作られた中上級者向けのこの1冊。即戦力の英語を身に付けるためにまとめられたこの本は、50を超えるビジネスシーンからリアルな表現が学習できます。
そして他の教材と比べ、文章の量が多いことがこの本の特徴。多読にも使える万能な書籍となっています。英文の解説だけでなく、ダイアログの穴埋め問題や音声を聞いて行うディクテーションも可能です。
たくさん英文に触れて、語彙力を伸ばしたい方はぜひこの本で勉強してみてください。
4. 忙しい方におすすめ!英会話学習アプリ3選
通勤中や休憩時間にオフィスでサクッと勉強したい方におすすめなのが英語学習アプリ。スマートフォンで気軽に利用できるので隙間時間を有効活用したい忙しい方は、アプリの利用を検討してみてください。
①TOEIC presents English Upgrade
TOEICが公式で提供しているアプリ「TOEIC presents English Upgrade」。60以上のエピソードの中から好きなものを選び学習していきます。「リスニングモード」のほかに「クイズモード」があり、ゲーム感覚で英語学習ができます。
アプリ内ではエピソードの日本語訳はもちろん、重要表現や単語も表示してくれます。バックグラウンド再生も可能ですので、歩いているときや電車の中でも利用できるアプリです。
②TED
世界中で開催されているプレゼンテーションイベント「TED」の公式アプリ。英語を学習しながら各分野のエキスパートの講演を聴くことができます。
TEDは難しい洋書を読むよりも簡単に専門知識に触れることができ、さらに英語学習もできるおすすめのアプリです。
③LissN
日経グループの記事を英語と日本語の対訳形式でリーディングできる「LissN」。リスニング音声付きで、記事を読み上げるのはアメリカ人やイギリス人などのネイティブスピーカーなのでリスニング力強化にもぴったりです。
また記事ごとに難易度が表示されており、自分のレベルに合ったコンテンツを選べるので、無理なく継続することができます。さらに内容を読み取れているかチェックする理解度テストが設けられており、TOEICなどの試験対策にも役立ちます。
5. まとめ
英語を英会話スクールではなく独学で学習するときは、適切な教材を選ぶことが重要です。自分のレベルに合ったものを選ぶことで継続して学習ができ、無駄なく英語を勉強できます。
そして書籍で学んだ後は実際に英語を使ってみることも大切。スカイプを使ったオンラインレッスンなどで英語を話す機会を増やしましょう。
ビジネス英語は少し難しいように感じるかもしれませんが、適切なステップを踏むことで着実に身に付いていきます。まずは自分に合った教材で学び始めてみませんか?