【TOEIC文法】Part5&6の攻略法とおすすめの対策本を紹介!

TOEIC L&Rテストのリーディングセクションは、文法・語彙問題が出題されるPart5・6と読解問題であるPart7の3つの大問に分かれています。
その中でも特に時間を要し、集中力も切れがちになるのがPart7の長文問題。なかなか最後まで問題を解き切れない人も多いと思います。

そこで、なるべく時間を節約しつつ、正解を増やせるよう対策しておきたいのがPart5とPart6

この2パートをテンポ良く解いていくことができれば、その分Part7に時間を費やすことができ、最後まで解ききってスコアを上げることが期待できます。

また、リーディングセクションの約半分の問題数を占めているこの2パートを対策できれば、それ自体がさらなる点数の獲得にも繋がりますよね。

 

しかし、一見Part7に比べて問題の英文を読む量が少ない分、簡単に解き進められそうに思えるこの2パートですが、文法や語彙の知識を問う問題がでるので、ここを苦手と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

 

そこで今回は、Part5&Part6を解く上でのテクニックと勉強法、おすすめの対策本をご紹介いたします。受験までにこの2パートを攻略して、Part7に向けた時間確保と、リーディングセクションのスコアアップを目指しましょう。

 
 

1. 出題傾向は? TOEIC Part5&Part6の特徴を解説

 

具体的なテクニックや勉強法を見ていく前に、まずはPart5&6の問題の傾向と基本的な特徴を確認していきましょう。

 

 

1-1. Part5の傾向と特徴

Part5は4つの選択肢から正解を選ぶ「短文穴埋め問題」です。英文の一ヶ所に空所が空いており、その中に文法的・文脈的にうまく当てはまる語句を答えます。


問題数は30問です。全100問中の30問ですから、Part5が高い割合を占めているのは明らかですよね。

 

このPart5で問われる英語力は、ズバリ「文法知識」と「語彙力」の2つ。出題傾向の比率としては、およそ「文法60%、語彙40%」と言われています。


では、実際にどの程度の文法知識や単語力が必要なのでしょうか。もちろん目指す点数によって異なりますが、一般的に600点を突破するのに必要なのは中学英語、600点以上を目指すのであれば、高校英語の知識も必要になると言われています。

 

ただ、TOEICは資格試験ですから、出題される文法や語彙には傾向があり、その対策はしやすくなっています。例えば、TOEICはビジネスシーンで日常的に使われる英文のみを扱っているため、日常生活で使用頻度の低い文法項目は問われません。

中学英語は、英語力の基盤になる重要な部分ですし、TOEIC対策においてもマスターするに越したことはないですが、高校英語の文法にはTOEICでは出題されない範囲のものも含まれるので、完璧にする必要はないのです。

TOEIC対策用の問題集や参考書は、もちろんTOEICに出題される範囲の英語に焦点を当てた対策ができるように作られていますから、上手く活用して効率よく学習を進めていきましょう。

 

1-2. Part6の傾向と特徴

Part6は「長文の穴埋め問題」形式で、全16問で構成されています。「Eメール」「新聞記事」など、ある程度の長さの文書の中に、1文書につき4つの空所が空いています。

このパートでも鍵となるのは文法知識と語彙力ですが、Part5と大きく異なるのは、「その文書全体の文脈を理解していないと答えられない」問題が出題される点。Part7ほどの文量ではないものの、前後の英文を読んで文脈を理解する能力も必要となります。

 

とはいえ、Part6だけのための特別な知識を身に付ける必要はありません。基本的には、Part5を解くために必要な文法や単語の知識があれば解答できるレベルの問題ばかりです。


Part5と6の問題には文脈を推測する・しないの違いはありますが、Part5の問題を重点的に対策しつつ、ときおりPart6の問題も練習することで、同時に対策をしていくのが最も効率的だと言えるでしょう

 
 

2. 問題を解く上でのテクニック・対策

 

それでは、さっそくPart5&6を解く上でのテクニックを見ていきましょう。テクニックと言っても非常にシンプルなことですので、初心者の方でもすぐに実践して効果が得られるものになっています。

 

 

2-1. 問題は全文を読む

問題を解くときは、全ての英文に目を通すようにしましょう。参考書の中には、空所の前後の単語だけを見て解答できるような方法を紹介したものがありますが、そのやり方はあまりおすすめではありません。


最大の理由は、穴埋めの前後しか読まないことで重要なキーワードを見落としてしまい、引っかけ問題に引っかかるリスクが高まるから。
特にPart6は全体的な文脈を理解していないと解けない問題がありますし、Part5でも一文全体が何を言おうとしているのかが分からないと解きにくい問題もあります。
やはり、全文に目を通して流れを把握しておくことは大切なのです

また、空所の前後だけで正解を判断しようとすると、文章の流れがわかりにくいぶん、より正確な文法力も必要になります。全文に目を通す分所要時間は増えますが、確実に正答率を上げていくためには、全文を読むことが得策だと言えるでしょう。
ただし、時間をかけすぎないように注意することは必要です。次の章でお話ししますが、TOEICのリーディングセクションは時間配分が非常に重要。全文を読むとは言っても、じっくり読むのではなく、流し読みでざっくりと把握できるスキルを身に付けていきましょう。

 

2-2. 時間を意識して解き進める

TOEICのリーディングセクションは、とにかく時間との闘いです。中でもPart7を解き切るには多くの時間が必要ですから、Part5&6でいかに時間を節約できるかが鍵となってきます

そこで、受験本番で上手く時間をコントロールするために、日頃学習をするときから時間を意識して問題を解くトレーニングを行いましょう。


リーディングの解答時間は75分間ですが、できればPart7に55分は残したいものです。すると、Part5&6にかけられる時間は20分間。単純に計算すると、Part5&6合わせて46問ありますから、1問あたりに費やせる時間は約25秒となります。


とはいえ、Part6の方が読む文量としては多くなりますから、Part5の問題は1問あたり10~20秒ほどで解いていくことが理想です。そしてPart6の目安は、4つある文書を1つあたり2分半で、4文書合計10分で解いていくことです。

パートごとの得意不得意によって調整してもよいですが、おすすめのペース配分はやはり「Part5に10分、Part6に10分」です。
これを意識して解く練習を行いましょう。

 
 

3. 勉強をする上でのポイント

 

次に、Part5&6の対策学習をする上でのポイントについてです。英語力のレベルに関わらず、全ての方に押さえてもらいたいポイントです。

 

 

3-1. 復習に重点を置き、時間をかける

学習を進める上で最も重要なのが、復習です。
間違えた問題を見直すのは当たり前ですが、たまたま正解した問題や、自信を持って正解した問題でも、英文や選択肢の中に自信のないものがあったものに関しては、必ず見直しをするようにしましょう


TOEICは文法にも単語にも出題傾向があるので、徹底した見直しが、次の問題を解くための知識として大いに役立つことは間違いありません。

 

また、復習をする際は、英文を音読することもおすすめします。そうすることで、より知識が定着しやすくなりますし、音源を使いながら音読練習すれば、リスニング力アップも期待できます。

 

 

3-2. 問題数をこなす

繰り返しになりますが、TOEICには出題傾向があります。特にPart5&6は、その傾向が顕著に表れているケースが多く見受けられます。

 

ですから、問題数を多くこなしていくと、似たような問題が出ていることや、一定のルールがあることに気付くことができます。それらに気付くことができると、一気に問題にとっつきやすくなることを実感できるでしょう。

 

また、TOEICは問題数が多い試験なので、問題を解き切るための集中力も必要不可欠。
そのためには、連続して多くの問題を解くトレーニングを継続的に行うことで、集中力を養っていくほかありません。

 

そこでおすすめなのが、TOEICの公式問題集を使った学習。

1冊あたり本番2回分のテストが収録されていますし、公式の問題なので本番同様の練習ができます。Part5&6の対策に繋がるのはもちろんですが、実際のテスト形式で受けられるので、リスニングセクションから始めてPart7まで、2時間集中しきる体力づくりができるメリットもあります。


とはいえ、一冊あたりおよそ3000円+税と、安いものではありませんので、あまりお金をかけたくないという方は、無料のTOEIC対策サイトを活用しましょう。

公式が作った問題ではないため、「本番に出そうな問題か」という点では一歩譲るものの、無料で問題演習ができるのはやはり魅力的。

たくさんのPart5の問題をこなしていける「英語学習お助けサイト」、Part6の問題も公開されている「過去問.com」がおすすめです。

 
 

4. TOEIC Part5&Part6でおすすめの対策本

 

先ほどご紹介した公式問題集もおすすめですが、Part5&6対策に特化したおすすめの教材は他にもあります。

 

4-1. TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!

引用:https://ec.alc.co.jp/book/7016041/

英語の基礎である中学文法が身に付いていない方や、TOEICスコア600点を目指している方におすすめの教材
基礎的な文法を身に付けることで、Part5&6をじっくり対策します。
基礎文法を学べるのはもちろんのこと、絶対に押さえておきたい基本単語も学習できるテキストとなっています。
この教材を使えば、その文法項目がTOEICでどのように出題されるかも学ぶことができるので、TOEICのスコアアップを目指している方にとっては、通常の文法書を使うよりも効率よく学習を進めることができるでしょう。

 

 

4-2. TOEIC(R)TEST 英文法出るとこだけ!

引用:https://ec.alc.co.jp/book/7016065/

アルクが出版している「TOEIC(R)TEST 英文法出るとこだけ!」は、Part5&6にのみ特化した教材。

このテキストは「必要な部分だけを見て解答していくことで、いかに時間短縮をしていけるか」ということにフォーカスをしていて、文法問題における出題パターンを学習できる内容になっています。


【2-1. 問題は全文を読む】でお話しした通り、中には引っかけ問題もあるので、問題を解く際は基本的に全文を読むことをおすすめします。


ただ、正解をより導きやすくするために、出題パターンとその解き方を知識として頭に入れておくことも重要です。その点、この教材は33個にも及ぶ鉄則ルールを学ぶことができるのでおすすめです。

 

 

4-3. 1駅1問 新TOEIC(R)TEST 文法特急

引用:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10823

新書サイズのコンパクトな文法問題集で、一問ずつPart5&6の問題を解いていくテキスト構成になっています。
各問題に目標解答時間が記載されていますから、自然とスピードを意識しながら解けるようになります

1問ごとに1ページまるごと使って詳細に書かれた解説はわかりやすく、その問題を解く上でのポイントを隅々まで説明してくれています。

 

問題のレベルは550点を目指す初心者レベルから、900点を目指す上級者レベルまでさまざま。幅広いレベルの問題をカバーしていますので、一通り解いてみて、自分が今どれくらいのレベルなのか確認してみましょう。

 

持ち運びしやすく、紙やペンがなくても学習しやすい作りになっているので、スキマ時間に勉強したい方にはもってこいのテキストではないでしょうか。

 

 

4-4. TOEIC(R)L&Rテスト 文法問題でる1000問

引用:https://www.ask-books.com/978-4-86639-083-3/

満点スコアを保持し、TOEICテストに精通していることで知られているTEX加藤先生による、大人気の文法問題集です。TOEIC500点以上を取得している方を対象とした教材です。

 

Part5の文法問題に絞って収録されており、語彙問題やPart6の問題はありません
とはいえ、Part5ができればPart6も連動してできるようになるのは先ほどお伝えした通りですし、この本だけでも語彙問題の対策もできるよう、文章に重要語彙をふんだんに盛り込んだうえで語彙リストも用意するという配慮がなされています。

Part5問題の解き方のコツを学べるだけでなく、タイトル通り1000問以上の大ボリュームなので、問題数をこなすのにもってこいのテキストになっています


また、問題英文の音声ダウンロードが無料でできる付録もついており、音読練習にも役立ちます。スマートフォンでもアプリを使ってダウンロードをすることが可能です。

 

最後に

今回はTOEICのPart5&6に重点をおいた対策のあれこれについてご紹介しましたが、いかがでしょうか。
繰り返しになりますが、リーディングセクションは、とにかく時間配分を上手くすることが、スコアを上げる上での一つの重要な要素となっています。
今回ご紹介したようなテクニックや問題集で解答速度を高めるのも大切ですが、最後にもう一つお伝えしておきたいことがあります。

しばらく考えて分かる問題であれば、その一問に時間をかける価値もありますが、考えても分からない問題(解くために必要な知識を持っていない問題)は素早く判断して飛ばす勇気も必要だということです
満点を狙っているのでもない限り、ある程度のミスなら許容されますから、確実に解ける問題に時間を割くことができるよう、問題の取捨選択をすることの大切さも心に留めておいてくださいね。

 
  
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