【初心者向け】TOEICリスニングPart 1~4の対策法を大公開!

TOEICテストではリスニングセクションとリーディングセクションに分かれており、はじめにリスニングセクション(Part 1~4)が行われます。

 

受験が初めての方であれば、試験の概要や効果的な対策法を知りたいですよね?

 

「TOEICのリスニングってどんな試験なの?」「それぞれのパートの対策法が知りたい!」

 

今回は、TOEICリスニングPart 1~4の基本情報および対策法をご紹介します!

 

1.TOEIC リスニングセクションの構成と配点

 

まずはTOEICリスニングパートの基礎的な情報をご紹介します。初めて試験を受ける方であればしっかりと確認しておきましょう!

 

 

1-1. リスニングパート別の問題形式と配点

TOEICリスニングセクションの基本情報は以下の通りです。

 

・Part 1~4までの計100問で構成

・解答時間は45分間

・満点スコアは495点

また、各パートの問題形式はこのようになります。

 

 

●Part 1:写真描写問題(6問)

1枚の写真について4つの説明文を聞き、正しく描写している選択肢を選ぶ

 

●Part 2:応答問題(25問)

1つの発言および質問を聞き、3つの応答から適切な選択肢を選ぶ

 

●Part 3:会話問題(39問)

2~3人による会話を聞き、会話内容や資料に基づいて適切な選択肢を選ぶ

 

●Part 4:説明文問題(30問)

アナウンスやナレーション形式の問題を聞き、それぞれの設問に対して適切な選択肢を選ぶ

 

いかがでしょうか?パートごとに問題形式や配点にも違いがあることが分かりますよね。また、問題のレベルもパートによって差がありますので、「初心者でも得点を狙いやすいパート」を見極めることが大切です。

 

1-2. 初心者にも攻略しやすいパートと理由

リスニングセクションの中でも、

 

・Part 1の写真描写問題

・Part 2の応答問題


この2つが、英文の長さが比較的短いため、初心者でも比較的対策のしやすいパートと言われています。また、日本人のTOEIC平均スコアはリーディングよりリスニングの方が50点ほど高いという結果も出ています。以上のことから、初心者さんでもPart 1,2から対策することでスコアアップが狙いやすいと言えるのです!

 
 

2. リスニング力をアップさせる勉強方法

 

読解やリーディングが得意な日本人の中には、「リスニングが苦手…」という人も多いと思います。しかし、効率的なトレーニングを実践することで誰でも英語の発音に慣れることが可能なのです。

 

以下で、リスニング力をアップさせる勉強法およびコツをご紹介していきます!

 

 

2-1. 英語を聞く時間を増やす

まずはとてもシンプルな勉強法です。英語に触れる時間を日常的に増やしてみましょう


たまに「TOEICは直前対策でOK!」という人もいますが、リスニング力は単語とは違い習得するのに時間がかかります。普段からじっくり英語を聞くことを意識して取り組みましょう。

【気軽に英語に親しめる勉強法】

・洋学や洋画に興味を持つ

・YouTubeでお気に入りの海外動画を見つける

・ニュースを英語で聞いてみる


これらはどれも今すぐに始められる方法です。毎日短時間でも継続する習慣を身につけましょう!

 

 

2-2. ディクテーションとシャドーイングの活用

効果的な勉強法に、ディクテーションとシャドーイングという方法があります。

・ディクテーション:聞いた英文をそのまま書き取る方法

・シャドーイング:聞いた英文を口に出してくり返す方法

学校ではあまり教えてくれない勉強法ですが、英語の総合力を高めるのに非常に役立つトレーニングです。

 

それぞれのメリットは下記の通りです。

【ディクテーションのメリット】

・リスニングへの集中力が高まる

・自分の間違いや文法上の弱点に気づくことができる

 

【シャドーイングのメリット】

・「聞く」と「話す」を同時に行う練習ができる

・発音やイントネーションなどの力もアップする

 


特にディクテーションでは1字1句完璧に書き取ることは難しく、聞き取れない箇所を知ることで、自分の弱点を見つけることができます。初めは短い文から始め、徐々に文の長さやスピードも上げていくと良いでしょう!

 

 

2-3. リスニング用のアプリやサイトを試す

気軽に使えるリスニング用のアプリやサイトも大変便利です。中には無料のものも多いので、いくつか試してお気に入りのものを見つけましょう!

【アプリ&サイトを選ぶ際のポイント】

・長く続けられそうな内容になっているか

・有料であれば無料お試し期間があるか


サイトであればTOEIC公式サイト(https://www.iibc-global.org/toeic.html)や英語学習のアルク(https://www.alc.co.jp/toeic/)は情報量も豊富なので、こまめにチェックしてみると良いでしょう。

 

 

3. リスニングパート別のおすすめ勉強法

 

次に、パート別の具体的な勉強法についてです。それぞれの問題形式に合った勉強を行うことはとても大切なので、しっかり確認して高得点を目指しましょう。

 

 

3-1. 【写真問題】Part 1の学習法と対策

まずはPart 1の学習方法です。問題形式は写真描写問題です。

 

【問題の形式】1枚の写真について4つの説明文を聞き、正しく描写している選択肢を選ぶ

 

Part 1の学習法としては以下の点がポイントになります。

 

・問題英文が放送される前に、写真を先に確認しておく

・人物の動作や物の状態に注目する

Part 1では本番前に例題が出題されます。この時間を利用して、最初の写真(1~2枚)を確認するようにしましょう

 

人物が移っている写真であれば、人の動作に関する出題が多い傾向にあります。「この動作を表す英単語は何か?」まで推測できるようになると、余裕を持って聞き取りに取り組むことができます。

 

風景写真はどこに注目すれば良いかが難しいですが、物の位置や状態(お皿がテーブルの上にある、ベンチが道に沿って設置されている、など)をチェックしておくとよいです。初心者の方は、まずは「写っている物の名前」が英単語でパッと浮かべられるように練習しましょう。

 

 

3-2. 【応答問題】Part 2の学習法と対策

次にPart 2の学習方法です。問題形式は応答問題です。

 

【問題の形式】1つの発言および質問を聞き、3つの応答から適切な選択肢を選ぶ


Part 2の学習法としては、以下の点がポイントになります。

 

 

・5W1Hの疑問詞を撤退的に対策する

・すべて聞き取ろうとせず、最初の3単語に注目する

「5W1Hって何だっけ?」という人も多いと思いますが、中学で習う疑問詞の種類のことです。

・Who(誰が)

・When (いつ)

・Where (どこで)

・What (何を)

・Why (なぜ)

・How (どのように)

Part 2は疑問詞の攻略が大きなカギとなります。全25問のうち10問前後は疑問詞関連なので、まずこの形式の問題に慣れましょう。

 

 

3-3. 【会話問題】Part 3の学習法と対策

Part 3から難易度が上がります。問題形式は会話問題です。


【問題の形式】2~3人による会話を聞き、会話内容や資料に基づいて適切な選択肢を選ぶ。


Part 3の学習法としては、以下の点がポイントになります。

 

・設問を先読みする

・図表問題は、予め表などの中身をざっと確認しておく

まず、最も大切なのが設問の先読みです。TOEICでは各Partが始まる前に、そのPartについての説明(Directions)が読み上げられます。この時間を利用して、最初の問題の設問を読んでおきましょう。これにより、リスニングでどの部分に集中したら良いのかが事前に把握できます。

 

またPart 3-4では、音声と図表を参照して答える問題も出題されます。音声が流れる前に、図表を確認しておきましょう。表形式の図表の場合(商品名と値段の一覧など)は、選択肢に値段が書かれていれば、音声では値段ではなく商品名が登場するのが基本です。商品名を聞き取って、それに対応する値段の選択肢を選ぶといった方法で解答するようにしましょう。

 

 

3-4. 【説明文問題】Part 4の学習法と対策

最後にPart 4の学習方法です。問題形式は説明文問題です。


【問題の形式】アナウンスやナレーション形式の問題を聞き、それぞれの設問に対して適切な選択肢を選ぶ。

 

Part 4の学習法としては以下の点がポイントになります。

 

・設問を先読みする

・放送文の種類と展開パターンを知る

・図表問題は、予め表などの中身をざっと確認しておく

Part 4では、頻出の説明文の種類を把握しておくことも大切です。

 

【Part 4 で頻出のシチュエーション】

・アナウンス(空港など)

・ガイド(博物館や観光地など)

・会議音声や電話対応

・スピーチや宣伝など

 

更に、Part 3でも活用した先読みを必ず実践しましょう。Part 4もDictations(説明)の時間を使って設問を先に確認するのが有効です!

 

 

4. TOEICリスニング対策のおすすめ教材&参考書

 

パートごとの対策法が分かった所で、おすすめの教材や参考書をご紹介していきます。

 

 

4-1. リスニング教材を選ぶときの注意点

TOEICのリスニング教材を選ぶ際には、以下のポイントに注意してみて下さい。

・本番と同じ問題形式であるか(難易度も含め)

・日本語訳や解説は丁寧か

 

特に、初心者であれば本番の形式に慣れることが重要です。模試形式の参考書だとやる気も出やすいので、必ず一冊は用意するようにしましょう!

 

 

4-2. 【基礎力に自信がない方へ】おすすめ参考書2選


①『新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすいTOEICテストの授業 (Part1-4 リスニング)』(KADOKAWA)

引用:https://www.kadokawa.co.jp/product/321512000537/

 

TOEIC対策本で有名な「世界一わかりやすい」シリーズです。初心者にも易しい丁寧な解説が魅力です。問題数は多くありませんが、その分じっくり取り組める最初の一冊におすすめの参考書です!

 


②『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』(朝日新聞出版)

引用:https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19773

 

TOEIC界ではバイブル的存在の「金のフレーズ」と同シリーズです。こちらは初心者におすすめの一冊で、初級レベルの単語で基礎固めをしたい人にピッタリです。CDは付いていませんが、スマートフォンでも聞けるダウンロード音声があるので安心です!

 

 

4-3. 【一定の英語力がある方へ】おすすめ参考書2選

①『公式TOEIC Listening & Reading 問題集6』(国際ビジネスコミュニケーション協会)

引用:https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep/lr_ud_06.html

 

ある程度の基礎力がある人は、早速公式問題集に取り組んでみましょう!本番形式の模試や難易度で、「本番に慣れる」という最も大切な対策が効率よく行えます。

 


②『八島式 TOEIC L&Rテストの英語が聞こえるようになる本』(旺文社)

引用:https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094893

 

音読やディクテーションの重要性に着目した画期的な一冊です。英語特有の音の掴み方や、各パートに対する対策法が非常に分かりやすく記されています。

 
 

5. まとめ

 

TOEICリスニングパートはコツさえ掴めれば点数アップのしやすいパートです。ただ、基礎的なリスニング力は必ず必要になってくるので、日々の学習で着実に力をつけるようにしましょう。

 

初心者は、まずPart 1,2の対策からチャレンジしてみて下さい!

  
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