TOEIC800点を取得する勉強法~950点取得者が徹底解説~

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この記事は、TOEIC800点を取得したい人に向けてTOEIC950点取得者が書いたものです。

 

私は、今でこそTOEIC950点を取得していますが、学生時代英語が得意だったわけではありません。大学の専攻は日本史でした。(日本史大好きです)

 

「字幕なしで海外映画を観たい!」

「海外旅行で現地の人と話したい!」

 

そんな気持ちから、英語を勉強しました。初めて受験したTOEICは400点台。全く解けなかったのを覚えています。そこから毎年のように受験し、950点まで点数を伸ばすことができました。

 

TOEICの勉強を続けてきて感じたことがあります。それは、TOEICには、TOEICに特化した対策を行う必要があるということ。逆に言えば、TOEICのための対策さえすれば、高得点は狙えるということです。

 

TOEIC800点。この点数は仕事や就活など、さまざまな面で高得点と認識される得点です。持っていて損はありません。ですが、そう簡単に取ることができない数字だと諦めてしまっている方が多いのではないでしょうか。

 

TOEIC800点は英語が得意でなくても、海外に住んでいた経験がなくても取得できる点数だと私は思っています。

 

今回はTOEIC950点の筆者が厳選したTOEICの勉強法をPart別に徹底解説します。レベル感や必要な正答数も記載しました。

 


1.  TOEIC 800点のレベル

 

 

TOEIC800点を取得するためには、レベル感を知ることも大切です。

難易度を正しく理解してあなたが目指すべき正答率や勉強法を見極めましょう。

 

1.  TOEIC800点取得者の割合

 

実は、TOEIC800点を取得している人は全受験者の中でも上位10%ほど。TOEICを運営するIIBCが公表しているスコア分布によると、2021年3月21日午後の試験で800点以上のスコアを獲得したのは上位16.5%でした。

 

(IIBC TOEIC®Listening&Reading Test公式データ・資料 https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist.html 参照)

 

TOEICテストを受験する人は普段から勉強している人が多いです。そのため、日本人全体で考えるとパーセンテージはもっと低くなります全人口の5%にも満たないと言われています。

 

TOEIC800点は、CEFR(ヨーロッパで作成された外国語学習者の習熟度レベルを示すガイドライン)に換算するとB2に該当し、実務に対応できる者・準上級者とされています。あくまで参考値としてですが、B2は英検準一級、IELTS6.5-5.5に相当します。

TOEIC800点はかなりレベルの高い英語力が必要だとわかりますね。その分、社会からの評価も高くなります。取得して損は全くありません。

 

2.  TOEIC800点取得のメリット

 

 

TOEIC800点は就職や昇進、転職にとても有利です。CEFR(ヨーロッパで作成された外国語学習者の習熟度レベルを示すガイドライン)によると、TOEIC800点取得者は以下の能力があるとみなされます。

 

・英語話者とスムーズに自然な会話ができる

・自分の専門分野において議論ができる

・抽象的かつ複雑な文章の内容を理解できる

・さまざまな話題について、詳細な文章をつくることができる

 

(参考)ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構

 

「英語活用実態調査2019」によると、企業が要件・参考とするTOEIC L&Rスコアは、新卒が545点、中途は620点です。

(英語活用実態調査2019 https://www.iibc-global.org/iibc/press/2019/p128.html

 

そして、「英語活用実態調査2019」によると、企業が要件・参考とするTOEIC L&Rスコアは、新卒が545点、中途は620点です。

(英語活用実態調査2019 https://www.iibc-global.org/iibc/press/2019/p128.html)

 

TOEIC800点を持つ就活中の大学生であれば、企業に英語ができる人と評価されること間違いありません。TOEIC800点はふつうの点数なんて言われることもありますが、先ほどお話しように、TOEIC受験者に占める割合は10%ほどです。

 

一般的に、履歴書に書いて評価される点数はTOEIC600点と言われていますよね。そんな中でTOEIC800点取得済みの就活生は、魅力的にうつり、大手企業でも一目置かれるでしょう。

 

また、異動・昇進・昇格や転職の採用基準として英語力を求める企業も増えています。英語力を判断する材料の1つとなるのがTOEICの点数です。特に日常的に英語を使う機会がある職場や、海外進出を推進している会社が、TOEICのスコアが高いことが求められます。そんな環境でも、TOEIC800点というのは、問題なくクリアする基準です。

 

 

3.  800点に必要な正答数

 

TOEIC800点を取るために必要な正答数はどれくらいなのでしょうか?

ListeningとReadingをPartごとに分け、TOEIC800点獲得に必要な正答数をまとめました。

 

【Listening】

 

 問題数

 必要な正答数

 Part 1

 6

 5

 Part 2

 25

 21

 Part 3

 39

 32

 Part 4

 30

 25

 合計

 100

 83

 

【Reading】

 

 問題数

 必要な正答数

 Part 5

 30

 25

 Part 6

 16

 13

 Part 7

 54

 44

 合計

 100

 82

 

 

TOEIC800点は、ListeningもReadingも8割以上を獲得できればいいのです。どのPartも大きく点数を落とさないようにしましょう。

 

 

2.  TOEIC800点を取得するためのPart別学習法

 

TOEIC800点を獲得するための勉強法をPart別にご紹介します。800点攻略のためには、ListeningとReading両方において、8割以上を取る必要があるとお話しました。

 

TOEIC950点の筆者が厳選した勉強法ですので、ぜひ実践してみてください。

 

1.  Part1

 

Part1は6枚の写真があり、それぞれの写真に対して4つの選択肢が流れ、その中から正しいものを選ぶ問題です。

 

100問中6問と少なめですが、だからこそ1問も落としたくないパートでもあります。TOEIC800点を取得するための勉強法を見ていきましょう。

 

(1) 写真確認のスキルをつける

 

リスニングテスト開始と同時に、ディレクションが始まりますよね。その1分30秒がPart1のカギとなります。

 

1枚15秒でPart1の写真を一つずつ確認していきましょう。じっくり観察し、人物やモノの動作、状態に注目します。

目立つ部分が正解とは限らないので、写真全体をくまなくチェックしましょう。どこが問題として出題されそうか、予想しながら写真を見ることで、選択肢の音声の内容も頭に入ってきやすくなります。

 

(2) 画像から単語を想像する

 

写真から確認できる動作や、モノの名前が思いつくかどうかでPart1の正答率は変化します。

知らない単語や不正解だった問題の単語は必ず画像検索するようにしましょう。単語の意味を調べただけではPart1で正解をすることはできません。

単語を聞いたらすぐに動作やモノが画像としてイメージできるくらい頭に定着させることが理想です。

 

(1) 写真確認のスキルをつける

(2) 画像から単語を想像する

 

2. Part2

Part2は、質問・発言を聴き、それに対する正しい応答を3つの中から選ぶ問題です。

 

200問中30問あり、次々と音声が流れてくるので、気を抜くと聞き逃してしまう可能性があります。そんなPart2で8割以上を獲得するためには、聞き逃しを最小限に抑えることが必要です。

 

(1) 30問連続で問題を解く

 

Part2で重要なのが、聞き逃しをしないことです。次々と流れてくる音声を正しく聞き、正答を選ばなくてはなりません。

集中力を保つトレーニングの一環として、また30問解くことに慣れるために、本番と同じ問題数を一気に解きましょう。

 

(2) ディクテーションをする

 

ディクテーションとは、音声を聞き、聞こえた単語を書き出すことです。

書きとれていない単語があれば、そこが聞き逃している、聞き取れていない部分になります。

 

ディクテーションは自分が聞きとることができる部分とできない部分を把握するのにとてもいいトレーニングです。また、単語を書き出す作業なので、きちんとスペルまで覚えているか、確認することもできます。

 

(3) 間違いの選択肢に対して正しい設問を考える

 

TOEIC800点を目指すためには、誤答も活用しましょう。

Part2の3つの選択肢のうち、2つは誤答です。誤答が正答だった時の問題文を考えてみましょう。これを考えることで、Part2の質問に対する応答を予測する力を身につけることができます。予測してから聞くことができれば、ぐっと聞き逃しが減ります。

 

(1) 30問連続で問題を解く

(2) ディクテーションをする

(3) 間違いの選択肢に対して正しい設問を考える

 

 

3. Part3、4

Part3と4は基本的に解き方が同じなので、一緒に説明していきます。

Part3は、2人または3人の会話を聞き、設問に答えるもの、Part4は1人のトークを聞き、設問に答えるものです。

 

音声が比較的長く、1つの音声に対して3つの設問があるので、こちらも連続して解き続けるのが難しいパートです。一度聞き逃してしまうと、ズルズルと次の問題も聞き取れなかった…なんでことになりかねません。

TOEIC800点を取得するための勉強法を見ていきましょう。

 

(1) 先読みを徹底的に練習する

 

先読みとは、音声が流れてくる前に設問を読むことです。

TOEIC800点を目指すには、必須のスキルと言えます。設問文を読むことはもちろん、選択肢にも目を通すようにしましょう。いかに先読みできるか、で音声に対する理解度が変化します。

 

普段のトレーニングから、先読みを徹底し、設問のポイントを押さえたうえで音声を待ち構えられるようにしましょう。

 

(2) 頻出の設問文を暗記する。

 

Part3と4には頻出の設問文がいくつもあります。例えば、

 

  • Who most likely is the man?

「男性はおそらく誰ですか」

  • Who is the speaker?

「話し手は誰ですか」

といった話し手の職業や属性を問う問題や、

 

  • What will the woman do next?

「女性は次に何をしますか」

  • What will the listeners most likely do next?

「聞き手はおそらく次に何をしますか」

 

といった次の行動を問う問題などです。

こういった設問は汎用性が高く、同じテストでも何度も登場することがあります。このような表現を暗記してしまうことで、内容をすぐに理解できると共に、時短にもつながり、先読みへの時間を作ることができます!

 

(1) 先読みを徹底的に練習する

(2) 頻出の設問文を暗記する

 

4. Part5

 

Part5は一文の中に空欄が一つあり、選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。Part5で8割を獲得するためには、語彙力と文法力がカギになります。

 

(1) 単語を徹底的に覚える

 

難しい単語を徹底的に覚えましょう。特に語彙問題では単語の意味を知っているかどうかで、正答を選ぶことができるかも決まってしまいます。

知っている単語ばかり出題されれば、スラスラと問題を解くことができ時短にもつながります!

 

(2) 間違いの理由を説明する

 

Part5には選択肢が4つあるので、そのうち3つは誤答です。その誤答がどうして間違いなのか?を説明できるようにしましょう。正答の根拠だけでなく誤答の根拠も説明できるようにすることで、頭の中が整理され、自分の解答に自信が持てるようになります。

 

 

(1) 単語を徹底的に覚える

(2) 間違いの理由を説明する

 

5. Part6

 

Part6は1つの文所の中に4か所空所があり、それぞれに当てはまる単語や文を選ぶ問題です。Part6で8割正解するためには何が必要なのか、見ていきましょう。

 

(1) Part5、7対策をする

 

Part6には空所に単語を入れる問題と、文を入れる問題があります。

 

単語を入れる問題はPart5とほとんど同じなんです。Part5に出題される文法や語彙を完璧にすれば、Part6対策にもなります。

 

もう一つは文を入れる問題です。こちらの問題は、問題形式は異なりますが、長文を読み解き、文脈を理解するという点でPart7と同じです。Part7の1文書問題は文量も比較的Part6に近く、長文を理解できているか確認するのに最適です。

 

(2) 返り読みをしない

 

「返り読み」とは、一度読んだ文章をもう一度読み返すことです。空所があるたびに読み返していると、時間がなくなってしまいます。そのため、空所がある状態で文章の意味を理解することが重要となります。

一度読んだだけで文章を理解できるよう、返り読みをせずに読むトレーニングをしてください。

 

 

(1) Part5、7対策をする

(2) 返り読みをしない

 

 

6. Part7

 

 

Part7は長文読解のパートです。1つ~3つの文書を読んで、その文書に関する設問に答えます。

TOEIC800点を獲得するために、Part7で大切なのは時間配分です。時間が足りなくなって、問題を全て解くことができないと、8割を正解するのが難しくなってしまいます。時間切れにならないために、普段から時間を意識したトレーニングをしましょう。

 

(1) 必ず時間を計って解く

 

Part7全体を、55分(1問1分)で解きましょう。普段のトレーニングから必ず時間を計り、時間を意識することでPart7の時間間隔を体に覚えこませることができます。

 

(2) 精読をする

 

Part7の文書の精読をしましょう。単語の意味文構造(SVOC)を書き込み、長文を徹底的に分析してください。

 

自分の知らない単語・苦手な文法を確認することができ、あいまいに理解して解いていたものがすっきりと頭に入ってきます。

TOEIC800点を目指す方は文法、語彙共に高いレベルであると思いますが、自分の抜けを探し、苦手に向き合うことが800点取得のカギとなるので、精読はかなりおすすめな勉強法です!

 

(1) 必ず時間を計って解く

(2) 精読をする

 

 


3.  おすすめ教材

 

テキストのイメージ画像

 

TOEIC800点を獲得するのに役立つ教材をご紹介します。どちらも筆者が日常使用しているおすすめのものです!

 

1. 『TOEIC® L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』

 

TOEIC単語帳金のフレーズの画像

 

『TOEIC® L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』

TEX加藤著 朝日新聞出版

 

TOEICを勉強している人なら誰もが一度は目にしたことがある単語帳ですよね。

 

著者のTEX加藤さんはTOEICを毎回受験、満点を何回も取得され、傾向を知り尽くした方です。通称「金フレ」と呼ばれています。実は、2021年3月に改訂版が発売され、さらにパワーアップしています!

 

600点レベル 助走の400語

720点レベル 加速の300語

860点レベル 飛躍の200語

990点レベル 頂点の100語

 

と細かくレベル分けされています。800点を目指す人は、860点まで完璧にしましょう。余裕がある方は990点レベルまで挑戦してみてください。

 

「金フレ」は『abceed』というアプリから音声ダウンロードが可能です。単語学習をする際には必ず音声も確認しましょう。

 

2.TOEIC公式問題集

TOEICを運営するETSが制作しています。そのため、どの参考書よりも限りなく本番に近い問題集であると言えます。

1つの問題集に模試が2つ入っていますが、それを何回も繰り返しやることでTOEICの構成、傾向がつかめます。TOEICは時間との勝負なので、問題形式に慣れるということも重要なポイントの1つになります。

私は公式問題集を使用し、問題を解くだけでなく音読や精読も合わせてしています。スマートフォンのアプリで気軽に音声をダウンロードできるので、それを聞きながら通勤したり、一緒に音読したりしてTOEIC公式のナレーターに慣れる作業もしています。

 

1つの問題集だけで、

・問題を解く

・自己分析をする

・精読をする

・音読をする

リーディング、リスニング対策、そして自己分析までできます。

 

 

3. 『mikan』

 

単語学習アプリmikanの画像

 

次にご紹介するのはアプリの『mikan』です!ゲーム感覚で単語を覚えられることで人気のアプリです。筆者もTOEICや英検の単語をこちらのアプリを使って勉強しています。

 

TOEICだけでなく、英検や大学受験の英単語学習もできます。

mikan』のおすすめポイントはネイティブの音声が収録されていることです!単語学習において大切なのは、“いかに頭に定着させるか”です。音声、それもネイティブの音声を聴きながら学習できるなんて最高ですよね。1回10問ほどの小テストなので、通勤時間やお昼休憩中などスキマ時間を有効活用できます。

 

 

 

4.  まとめ

 

TOEIC目標スコア獲得のイメージ画像

 

今回は800点を目指す方へレベル感やPart別の勉強法をご紹介しました。

 

TOEIC800点は難しい点数だと思われがちですが、しっかりとTOEICに向けた対策をしていれば、必ず取得することのできる点数です。

紹介した勉強法や教材を使ってTOEIC800点を取得しましょう!

  
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