風邪や病気などで会社を休む・仕事で休暇を取るときの英語表現7選

あなたはどのようなときに仕事の休暇・休みを取りますか?

 

仕事のプロジェクトが一段落したタイミング、それとも家族そろって春休みや夏休みに旅行に出掛けるときでしょうか。

 

あるいは、お子さんの発熱や忌引などで突発的に休む必要があるときもあるでしょう。

また、家族ではなく自分自身が風邪や病気、体調不良、忌引きや出産・育児休暇で休むこともあるかもしれません。

この記事では、仕事を休むときに使える英語表現を、英会話の例文付きでご紹介します!

 

1. 英会話でもメールでも! 英語で仕事を休む連絡を入れる際に使える表現(例文付き)

 

あらかじめ休み・休暇を取ることが分かっている場合には、同僚や上司、取引先の方々などにそのことを伝えておくことが大事ですよね。

それは英語でも同じです!

同僚や上司との英語の会話では、paid leave [vacation]「有給休暇」やannual leave「年次休暇」、day off in lieu「代休」などと休暇の種類を具体的に言うこともあるかもしれません。

しかし、ほとんどの場合、英語では単にtake a day off「休暇を取る」とだけ言えば済みます。

それでは、英語表現をご紹介していきましょう。

 

1-1. I’m taking a day off on Friday.「金曜日に休暇を取ります」

会社や仕事を休むときに使える最も基本的な英語表現がこちらです。

take a day offで「(仕事などを)1日休む」という意味で、onの後ろに自分が休む予定の曜日を英語で入れるだけでOK。

また、takeという英語の単語の後ろには仕事を休む期間を続けます。例えば、仕事を休むのが1日だけではなく1週間の連休だったらtake a week offと、1ヶ月の連休だったらtake a month offという英語で表現できますよ。

 

英会話の例文を見てみましょう。

(英語)
A: I’m taking a day off on Friday. Could you take care of any urgent matters while I’m away?
B: Sure, no problem. 
A: Thank you! 

(日本語)
A: 金曜日に休暇を取ります。私の不在中に何か急ぎの用件があったら、対応していただけますか?
B: いいですよ。問題ありません。
A: ありがとうございます!
 

ここでは金曜日に仕事を休むことを英語で同僚に伝えていますね。

urgent mattersは英語で「緊急の用件、急ぎの仕事」という意味で、take care of ~は「(仕事など)に対応する、(仕事など)を片付ける」「~の世話をする」という意味です。

特にtake care of ~は実際の英会話でも頻出の英語表現なので、覚えておくとよいでしょう。

 

1-2. I will be out of the office on June 11th.「6月11日は不在にいたします」

こちらの英語表現も、会社や仕事を休むときに使えるフレーズ。out of the officeは、休暇や出張、外出などでオフィスを不在にしている状態のことを英語で表現する際に使えます。

こちらの英語フレーズの場合は、onの後ろにJune 11th「6月11日」という具体的な日付を表す英語が続いていますね。

ところで、自分が休む間に発生するかもしれない緊急の事案や仕事について、もうすでに誰かに代わりに対応してもらうようお願いしている場合もあるかと思います。

そのような場合は、次のような文面でメールの不在通知を設定しておくとよいでしょう。

 

英語の例文を見てみましょう。

I will be out of the office on June 11th. For any urgent matters, please contact Ryoko Nakamura.
6月11日は不在にいたします。緊急のご用件のある方は、ナカムラリョウコまでご連絡ください」

 

不在通知メールには他にも、オフィスに戻る日にちやその間の連絡方法なども併せて英語で明記しておくと親切でしょう。

例えば、出張でオフィスを不在にする場合には、次のような英語の文面で表現できます。

 

I am currently away on business and will return on June 20th. During this period, I will have limited access to email.
「私は現在出張中で、6月20日に戻る予定です。この期間中はEメールの確認が制限されます」
 
 

1-3. I’d like to take a half-day off in the morning tomorrow.「明日の午前、半休を取りたいのですが」

こちらは「明日の午前に半休を取りたい」という旨を伝えることのできる英語表現です。

ワーキングマザーの方々なら、子供の予防接種や個人面談などの用事で半日休暇(半休)を取ることもあるかと思います。

最初に紹介したtake a day off「(仕事などを)1日休む」の応用表現として、こちらのtake a half-day off「(仕事などを)半休を取る」という英語表現も覚えておくと便利ですよ。

英会話の例文で確認してみましょう。

(英語)
A: I’d like to take a half-day off in the morning tomorrow. I’m taking my son to the doctor to get a flu shot.
B: Sure. Can you make it to the meeting after lunch?
A: Yes.

(日本語)
A: 明日の午前、半休を取りたいのですが。息子にインフルエンザの予防接種を受けさせるために、医者に連れて行こうと思っているのです。
B: いいですよ。昼食後の会議には間に合いますか?
A: はい。

 

英語では「午前半休」の場合にはtake a half-day off in the morning、「午後半休」の場合にはtake a half-day off in the afternoonと表現できます。
このように、仕事を休む期間に応じて英語表現を使い分けることができるといいですね!

 

get a flu shotは「インフルエンザの予防接種を受ける」という意味です。

 

 

2. 風邪や体調不良、病気、忌引き、出産休暇で仕事を休むときはこちらの英語表現!(例文付き)

 

ここでは、シチュエーション別に会社や仕事を休むときに使える英語表現をご紹介します。

まずは「(自分の)具合がよくない」場合に使える英語表現からご紹介します。

2-1. I’m not feeling very well today, and I don’t think I can come to work.「今日は具合があまりすぐれないので、出社できそうにありません」

こちらの英語表現は、自分が風邪や体調不良だったり病気の症状が重かったり、あるいは怪我をしてしまったりなどで会社を休む際に使えるフレーズ。

風邪や体調不良に悩まされて出社が無理そうなときには、前もって職場に電話をかけてその旨を伝えますよね。そのときには、英語でもこのように体調不良の内容と休むことを簡潔に伝えることが大事です。

「今日は具合があまりすぐれない」は英語でI’m not feeling very well todayと、「出社できそうにない」はI don’t think I can come to workと表現できますよ。

例えば、次のように電話をかけることができるでしょう。

 

(英語)
A: I’m not feeling very well today, and I don’t think I can come to work.
B: Oh, are you all right? I’ll tell Tanaka-san that you’re out sick today when she comes in. Please take care of yourself.

(日本語)
A: 今日は具合があまりすぐれないので、出社できそうにありません。
B: あら、大丈夫ですか? タナカさんが出社したら、今日はあなたが病欠だと伝えます。どうぞお大事になさってください。

 

英語では「病欠する」はこのように、out sickやtake a sick day [leave]などと表現できます。

また、ここでのtake care of ~は「~の世話をする」つまり「自分自身の世話をしてね=お大事にしてね」という意味で使われています。

ちなみに、おそらく上のダイアログの後、職場では次のような会話がなされることでしょう。
英語の会話のトピックはもちろん、Aさんが今日会社を休むことです。

(英語)
C: Good morning.
B: Good morning, Tanakan-san. Yamanaka-san just called in sick. She’s not feeling well today.
C: Oh, I see. Then, could you please handle the customer inquiries for her?
B: OK. 

(日本語)
C: おはようございます。
B: おはようございます、タナカさん。たった今、ヤマナカさんから病欠の電話がありました。今日は具合があまりよくないそうです。
C: そうですか。それでは、彼女の代わりにお客様からの問い合わせ対応をお願いできますか?
B: 承知しました。

 

電話で病欠の連絡を入れることを、英語ではcall in sickといいます。

この英会話のダイアログにあるように、call in sickは仕事を休むという連絡を受けた側が使うことが多い英語表現かもしれません。

ちなみに、欧米の企業などでは、通常の有給休暇とは別に体調不良や通院の際に取得できるpaid sick leave(有給病気休暇)という制度があります。

さて、次は出産休暇や育児休暇に入るときに使える英語表現をご紹介します。

 

2-2. I’ll be on maternity leave from January.「1月から産休に入ります」

出産前後の休暇および育児休暇に入る女性が「~から産休・育休のために仕事を休みます(不在となります)」と言う場合は、I’ll be on maternity leave from ~などと英語では表現できます。

maternityという英語は「マタニティ」と読み、ここでは「妊婦の」という意味で使われています。maternityは他にも、「母であること、母性」という意味もある単語。例えば、maternity hospitalで「産科病院」という意味です。

ちなみに、男性が妻の出産や子供の育児のために取る休暇のことは、英語ではpaternity leaveと呼ぶこともあります。paternityは、maternityとは逆に「父であること、父性」という意味の英語の単語です。

ただし、近年では、男女問わず使えるparental leavefamily leaveという英語の言い方をすることもあります。英語でfamily leave「家族休暇」と言った場合には、出産・育児に関わる休暇・休みだけでなく、家族の介護・看護に関わる休暇・休みも含まれる場合が多いようです。

 

アメリカでは2018年現在、一部の州や企業を除けば、産前・産後休暇は無給です。しかし近年、連邦レベルでpaid family leave「有給家族休暇」の制度を導入する方向で議論が進められていて、注目されています。

したがって、paid family leaveという言葉を覚えておくと、ワーキングマザー同士の話の良いタネになるかもしれませんね。

 

英会話の例文を見てみましょう。

(英語)
A: I’ll be on maternity leave from January.
B: When do you plan to come back?
A: It depends. If I can’t find daycare, I may have to extend my leave.

(日本語)
A: 1月から産休に入ります。
B: 復職予定はいつですか?
A: 状況によります。保育園が見つからなければ、休暇を延長しなければならないかもしれません。

 

最後に、忌引き休暇に入るときに使える英語表現をご紹介します。

 

2-3. My ~ passed away, and I’d like to take bereavement leave for two days.「私の~が亡くなったので、2日間の忌引き休暇をいただきたいと思うのですが」

親族が亡くなり、忌引き休暇の連絡を入れて仕事を休むこともあるかと思います。そのような際には、英語ではこのように表現できます。

忌引き休暇は、英語ではbereavement leaveやmourning leaveと言います。

思いがけず、身近な人が亡くなったりしてその葬儀に参列したり、喪に服すなどの理由で忌引き休暇を取らざるを得ないときに使える英語フレーズです。

また、メールで上司に忌引き休暇を申請する際には、英語では次のようにも言うことができます。

 

2-4. I’m taking a leave until next Monday due to the loss of my ~.「(私の)~の死去のため、来週の月曜日まで休暇を取ります」

lossは「喪失、死去」という意味の英語です。

このような連絡を受けた側は、日本語でいうところの「お悔やみ申し上げます」に相当するI’m sorry to hear about the loss of your ~などという英語表現で応じるとよいでしょう。

 

3. おわりに

 

この記事では、シチュエーションごとに、会社や仕事を休むときに使える英語表現をご紹介しました。

 

国や地域、企業ごとに違いはあってもキーワードさえ覚えてしまえば、英語で表現するのもそれほど難しいことではありません。

大事なのは「誰が」「いつ」「なぜ」休むのかを相手に英語で明確に伝えることです。

それに伴って、不在期間中に仕事を代わってもらう場合には同僚の方にお願いをするなど、必要な手配をするとよいでしょう。

私もそろそろ…いえ、今すぐに仕事の休みが欲しくなってきました。

I need to take a day off ASAP!

 

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