聞き返すときに使える英語フレーズ

ネイティブの話す英語って、早口で聞き取れないことがありますよね?
英会話の音声教材は、比較的ゆっくりとしたスピードで読まれていて、聞き取りやすく作られているものがほとんどです。

何て言っているのかが聞き取れなくても、スクリプト(台本)が載っていて、字を見て確認することもできます。

 

でも、いざ旅行先や実生活のなかでネイティブと会話をしてみると、予想以上に相手の英語が聞き取れなくてびっくりしませんか? 

自分の英語に少し自信がある人であっても、「えっ、いま何て言ったの?」「すみません、もう一度言ってもらえますか?」と聞き返したくなる場面が結構あると思います。

 

そこで、この記事では、相手や場面に応じて相手に聞き返すときに使える英語フレーズをご紹介します。

 

1. 聞き返すときの定番フレーズ

 

相手やシーンをあまり気にせずに使える万能なフレーズを見ていきましょう。いずれも日本語では「すみません」と訳されることが多く、相手が言ったことを聞き返すときにはよくほかのフレーズと組み合わせて使われます。イントネーションは上昇調(⤴)になる点に注意しましょう。

1-1. Excuse me?(⤴)

(英語)
A:Okay, let’s go over the dialog on page 24.
B:Excuse me? What page did you say?
A:Page 24.

(日本語)
A:それでは、24ページの対話を振り返ってみましょう
B:すみません、何ページと言いましたか?
A:「24ページです」

アメリカ英語の口語表現では非常によく使われます。日本語の「すみません」と同じように、Excuse me.にも様々な意味があるため、口調や文脈によって判断する必要があります。上の例では、聞き取れなかったのは何ページなのかという点なので、Excuse me?の後にWhat page did you say?と加えています。

1-2. Sorry?(⤴)

Excuse me?と同じように使われるのがSorry?です。1語なので、ほかの聞き返す表現との組み合わせでよく使われます。上の例でSorry?を使うならば、Sorry, what page did you say?となります。

1-3. I’m sorry?(⤴)

Sorry?よりも少し丁寧に聞き返したいときには、I’m sorry?が便利です。

 

(英語)
A: The conference will be held at Grand Hotel.
B: I’m sorry?
A: I said, Grand Hotel.

(日本語)
A: その会議はグランド・ホテルで開かれます。
B: すみません、いま何ておっしゃいましたか?
A: グランド・ホテルです。

1-4. Pardon?(⤴)

Excuse me?よりもやや丁寧な印象をもつフレーズです。そのため、特にアメリカでは、本当に親しい家族や友人、同僚にはあまり使わない言い方です。Pardon me?(⤴)とも言います。
フルセンテンスでI beg your pardon?と言うと、「失礼ですが、もう一度おっしゃっていただけますか?」という意味になります。接客のプロが使うような丁寧な言い方なので、親しい間柄の相手に使うと笑われるか怒らせるかのどちらかでしょう。

2. 相手の発言が聞き取れなかったときに使えるフレーズ



2-1. I didn’t catch that.

catchには「捕まえる」のほかに「聞き取る」という意味もあります。周囲の音がうるさくて相手の言っていることが聞き取れないときや、相手が早口すぎて何て言っているのかがわからないときなど、I didn’t catch that.やI didn’t catch what you said.というフレーズが使えます。

 

(英語)
A: I’ll be staying at Leonardo Royal Hotel Düsseldorf Königsallee.
B: Sorry, I didn’t catch that.
A: I said Leonardo Royal Hotel Düsseldorf Königsallee.
B: I still didn’t catch that. Just text me.

(日本語)
A: レオナルドロイヤルホテルデュッセルドルフケーニヒスアレーに滞在する予定です。
B: すみません、聞き取れませんでした。
A: レオナルドロイヤルホテルデュッセルドルフケーニヒスアレーです。
B: まだ聞き取れません。テキストメッセージ(メール)してください。

この例では、ホテルの名前が長くてうまく聞き取れなかったようですね。繰り返し言ってもらったものの、それでもまだ聞き取れていないことをstillを使って表現していますね。


2-2. I missed that.

catchの反対の意味をもつmissを使って、I missed that.「聞き逃しました」と言うこともできます。


2-3. Say that again?

少しカジュアルなフレーズとしては、「もう一回言って」と頼むSay that again?があります。家族や友人、同僚との会話で使うのに適した言い方です。


2-4. What did you say?

(英語)
A:What did you say?
B:I said stop turn off the music! It’s too loud!

(日本語)
A:何て言ったの?
B:音楽を消してって言ったのよ! 音量が大きすぎるから!


音楽の音がうるさくて何を言っているのか聞こえなかったのでしょうね。What did you say?は、「何て言ったの?」とストレートに聞き返す言い方です。同じように使える表現として、What’s that?やWhat was it again?があります。丁寧な言い方ではないので、親しい相手に使うようにしましょう。


3. フォーマルな場面で使える聞き返すときの英語フレーズ

 

職場の上司やお客様、目上の人などに対しては、なるべく丁寧な表現を使うようにしたほうがいいでしょう。聞き返すときに使う英語表現でも、基本的にCould you (please) ~?やWould you mind ~?などの言い方をしておけば大丈夫です。


3-1. Could you please say that again?

カジュアルなフレーズとして上でご紹介したSay that again?を丁寧に言うと、Could you please say that again?「もう一度言っていただけますか?」となります。同じように使われる英語表現としては、Could you repeat that, please?があります。

3-2. Could you speak (a bit) more slowly, please?

ネイティブの英語が早口すぎてついていけないときには、Could you speak more slowly, please?「(もう少し)ゆっくり話していただけますか?」を使うとよいでしょう。


4. 電話やスカイプで使える聞き返すフレーズ

 

相手の言っていることがうまく聞き取れないシーンとしては、電話やスカイプなどを使った会話が挙げられます。通信状況や機器の問題が原因で聞き取れない場合には、次のような英語フレーズが使えますよ。


4-1. I can’t hear you (very well).

(英語)
A: Hello? This is Emily speaking.
B: Hello …? I can’t hear you very well. Hello?

(日本語)
A: もしもし、エミリーです。
B: もしもし……? ちょっと電話が遠いのですが。

もしもし?「相手の言っていることが聞こえない」、つまり「電話が遠い」という意味の英語表現です。I can’t hear you clearly.やI’m having problems hearing you.と言っても同じです。


4-2. Could you speak a little louder, please?

相手の声が小さくて聞き取りにくい場合には、相手にもう少し大きな声で話してほしいと伝えましょう。例えば上の電話での対話では、I can’t hear you very well.に続けてCould you speak a little louder, please?Could you speak up a bit, please?と言うことができます。


4-3. The line is bad. / We have bad reception[connection].

lineを「(電話などの)回線」という意味で使えば、通話状態があまりよくないと伝えることもできます。こういう場合には、The line is bad.「通話状態が悪い」というフレーズが使えます。あるいは、「電波などの受信状態」という意味のreceptionを使って、We have bad[poor] reception.「受信状態がよくない、接続が悪い」という言い方もできます。いずれも、通話状態が悪くて相手の言っていることを聞き取れないと伝えることができますね。

4-4. I’m losing you.

通話状態が悪くて最終的には接続が切れてしまいそうなとき、「電話が切れそうです」という意味のI’m losing you.を使います。複数の通話者が場合は、We’re losing you.とも言えますね。


5. 言っていることの意味がわからないときに使えるフレーズ

 

聞き取りはできたものの、相手の言っていることの意味がわからないこともありますよね? そういう場合は、まず意味や意図がわからないことを相手に伝え、別のことばに言い換えてもらったり補足説明をしてもらったりするとよいでしょう。


5-1. I don’t get it.

(英語)
A: Otoshi is a kind of an indirect cover charge.
B: I don’t get it. 

(日本語)
A:お通しは間接的なサービス料の一種です。
B:言っていること(の意味)がよくわかりません。

「意味がわからない」とひとことで言っても、「本当に意味が理解できない」のか「意味は理解していても納得できない」のか、そのニュアンスはさまざまです。口語表現で使われるget itには、「わかる」「了解する」「納得する」の意味があります。

5-2. Could you say that in a different way?

相手の使った単語やイディオムの意味がわからないときには、「別の言い方をしていただけますか?」と頼んでみるといいですよ。Could you pleases rephrase that?とも言います。


6. 終わりに

 

いかがでしたか?
ご紹介してきた英語フレーズを使えば、相手の言っていることを聞き取ったり理解したりすることができます。ネイティブスピーカーとの会話のシーンだけでなく、英語を母語としない相手と英語でコミュニケーションをとる際にも役に立ちますよ。
相手の発言が聞き取れないときも遠慮せずに、ぜひ聞き返すフレーズを使ってみてくださいね。

 
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