あなたは最近、ラッキーなことがありましたか?
可愛い犬猫のキーホルダーを無料でもらえたり、占いのランキング上位にランクインしたり、幸運なことがあると「私ってラッキー!」なんて、心の中でついつぶやいちゃいますよね。
この記事では、「私ってラッキー!」と英語で思わずつぶやきたくなるときや、幸運な相手に向かって「あなたってラッキーね!」と言いたいときに使える英語表現を中心にご紹介します。
日々、英語でつぶやく練習をしているあなたにはうってつけの英語情報が満載です!
1. 例文で確認!「私ってラッキー!」という意味の英語表現など
まずは、「私ってラッキー!」とついつぶやいてしまうような状況で使える英語表現や、相手の話を聞いて「それはラッキーだね!」と英語で返すときに使える表現を、例文付き(対訳あり)でご紹介します。
英語らしい表現ばかりなので、これらの表現が口をついて出てくれば英語を話すネイティブにも英会話で一目置かれること間違いなしです!
1-1. Lucky me!「ラッキー!」
こちらは英語で「ラッキー!」「私って何てラッキーなの!」ということを表現したいときに使える、くだけた表現。自分がラッキーなことをたったの2語の英語で表現できるので、とても便利です。
例えば、電車内で立っていて目の前の席がちょうど空いたようなラッキーなシチュエーションで、次のように頭の中で英語でつぶやけますね。
「ラッキー! 目の前の席がちょうど空いたわ! 」
この英語の例文では「目の前の席」は、in front of ~「~の前で」を使ってThe seat in front of meと表現しています。
「ラッキー」はもはや日本語にもなっている英語ですが、英語ではluckyと綴ります。lackyやlackeyではなくluckyだということをお間違えなく!
ちなみに、lackeyは発音こそラッキーに似ていますが、英和辞書には「従僕、召使」という意味で載っている、ラッキーとは関係のない英語の単語です。
他にも、日本語にもなっている関連英語表現にlucky item「ラッキーアイテム」やlucky person「ラッキーパーソン」、lucky number「ラッキーナンバー」やlucky color「ラッキーカラー」などがあります。
ちなみに「四つ葉のクローバー」は英語ではlucky cloverと表現できますよ!
1-2. Lucky you! 「ラッキーね!」
こちらは「ラッキーだね!」「あなたって何てラッキーなの!」という意味の英語表現。
友人の幸運なエピソードを聞いた後、「それってラッキーだね!」と相手に英語で言いたいときに使えます。英会話の例文を見てみましょう。
A: You know what? I won the lottery.
B: For real? Lucky you!
(日本語)
A: ねえ。宝くじに当たったのよ。
B: マジで? ラッキーね!
「宝くじに当たる」は英語でI won the lotteryと表現できます。宝くじに当たるなんてとてもラッキーですよね!
1-3. I’m in luck.「ラッキーだわ」
この英語を日本語に直訳すると「私は幸運の中にいる」となりますが、こちらもLucky me! と同じように「ラッキー!」「私って何てラッキーなの!」ということを表現したいときに使える英語表現。
luckyが形容詞で「ラッキーな」という意味に対し、luckは名詞で「運」という意味です。
例えば、何か買い物をしておまけが付いてきたようなラッキーな状況で、次の例文のように頭の中で英語でつぶやけますよ。
「犬のキーホルダーがおまけで付いてきた! 今日はラッキーだわ」
come with ~で「(おまけなどで)~が付いてくる」という意味、key chainは「キーホルダー」という意味です。キーホルダーは和製英語なので、注意しましょう。
1-4. Good luck!「頑張って!」
こちらの英語表現については、カタカナの日本語でも馴染み深い表現かと思います。
「グッドラック!」「頑張ってね!」「あなたの幸運を祈ってるよ!」という意味の英語表現。この表現でも名詞のluck「運」が使われていますね!
こちらは、相手の成功を願ったり応援したりするときに使える英語表現です。英語の例文を見てみましょう。
A: I’m having an English test tomorrow. I hope I can get a high score this time.
B: Good luck! I think you’re going to make it.
(日本語)
A: 明日、英語の試験があるの。今度こそ高得点が取れるといいんだけど。
B: 頑張って! その英語の試験、きっとうまくいくと思うよ。
make itは「うまくいく」という意味で、be going to ~は「~するだろう」という未来を表す英語表現です。
この英語の例文ではbe going toの後ろにmake itを続けることで「あなたはきっとうまくいくでしょう」という、相手を励ます表現になっていますね。英会話などでも使えますよ!
1-5. Wish me luck!「うまくいくように祈っててね!」
こちらは「うまくいくように祈っててね!」という意味の英語表現。とても英語らしい表現です。
試験や意中の人への告白など、これから大事なことに臨もうとする自分に対して「(私が)うまくいくように願ってて!」と相手にお願いする英語表現です。英語の例文で使い方を確認しましょう。
A: I’m going to ask him out tonight. Wish me luck!
B: Wow, you have courage. Go for it!
(日本語)
A: 彼を今夜、デートに誘おうと思うの。うまくいくように祈っててね!
B: わあ、あなたって勇気があるのね。頑張って!
ask ~ outで「~をデートに誘う」という意味で、誰かをデートに誘う際によく使われる英語表現。courageは「勇気」という意味を持つ英語の単語です。
また、Go for it! は「頑張って!」「目標に向かって努力して!」と、相手を応援する際に使える英語表現。英語ではGFI と略されることもあります。
1-6. Better luck next time.「大丈夫、次はうまくいくよ」
こちらは「大丈夫、次はうまくいくよ」「今度こそラッキーだといいね」という意味の英語表現。
ついていなかったり、何かに失敗したという相手の話を聞いたりしたときに「今度こそラッキーだといいね」と、相手を励ますときに使える英語表現です。相手だけでなく、自分自身を励ます際にも使えますよ。
ただし、こちらの英語表現、言い方次第では相手をからかうようなニュアンスになりかねないので、皮肉なニュアンスを含むことにならないよう注意が必要です。
相手をねぎらう気持ちを込めて英語で発話するのを忘れないようにしましょう。
A: I failed the examination this time.
B: Too bad. Better luck next time.
(日本語)
A: 今回、試験に不合格だったの。
B: 残念だね。大丈夫、次はうまくいくよ(今度こそラッキーだといいね)。
failは「~に失敗する、不合格になる」という意味の単語です。また、この例文でのToo bad.「残念だね」はIt’s too bad. のIt’sが省略された、口語的な英語表現です。
1-7. As luck would have it, ~「運良く~」「運悪く~」
こちらは「運良く~」「運悪く~」という意味の英語表現。文脈次第でどちらの意味にもなり得るので、ラッキーなのかそれともアンラッキーなのか、前後の文脈をしっかり押さえましょう。
例えば、「運良く~」「ラッキーなことに~」のケースでは次の英語の例文のように使います。
A: As luck would have it, I found a new job. One of my friends recommended it to me.
B: Good for you!
(日本語)
A: ラッキーなことにね、新しい仕事が見つかったの。友達の1人が紹介してくれたのよ。
B: よかったじゃん!
recommendは「~を勧める」という意味を持つ英語の単語です。英語の例文でのrecommended itは「それ(新しい仕事)を紹介した」という意味になっていますね。
また、Good for you! は「よかったね!」「やったね!」「ラッキーだね!」という意味の英語表現。相手を称賛したり、相手の成功を喜んでいる気持ちを伝えたいときに使える英語表現です。こちらの表現も、状況によっては「ラッキーだね!」と日本語に翻訳することができる英語表現でしょう。
ちなみに、「運悪く~」「アンラッキーなことに~」と英語で表現する場合は、次の例文のように使います。
A: As luck would have it, I forgot to bring my umbrella today. It’s pouring outside.
B: Well, would you like to share mine?
(日本語)
A: アンラッキーなことにさ、今日、傘を持ってき忘れちゃったの。外は土砂降りなのに。
B: そっかあ、私のやつに入れてあげようか?
この英語の例文では、Aさんは土砂降りの雨の日に傘を忘れてしまっています。そのため、文脈的に「ラッキーなことに」ではなく「アンラッキーなことに」という意味になる点に注意です。同じ英語表現なのに文脈で意味が変わるなんて面白いですよね!
pourという単語は、英和辞書では「〜を注ぐ」という意味で最初に載っていますが、この英会話では「雨が激しく降る=土砂降りだ」という意味で使われています。Would you like to ~? は「~はどうですか?」と、相手に何かを申し出るときの定番の英語表現です。
英会話の例文では、傘を忘れてしまった友人もしくは同僚に対して、「私の物=私の傘」をシェアすることを英語で申し出ています。このように英語で自然に申し出ることができたら格好いいですよね!
2.「アンラッキー」という意味の関連英会話フレーズなど
人生、「ついてる!」「ラッキー!」と思うときもあれば、そうでないときもありますよね。
そこで今度はラッキーとは反対に、「ついてないなあ…」「アンラッキーだなあ…」と英語でつぶやいてしまいたくなるような状況で使える表現や、相手の話を聞いて「それはついてないね」と返すときに使える英語表現をご紹介します。
2-1. Just my luck.「ついてないなあ」
先ほどの「ラッキー!を英語で言ってみよう!」でもご紹介したように、luckという英語は「運」という意味を表す名詞なので、直訳すると「ただの私の運」という日本語になります。
しかし実はこちら、「(私って)ついてないなあ」「アンラッキーだなあ」という意味の口語的な英語表現なんです。
何かよくないことが立て続けに自分の身に起こったようなときや、アンラッキーなことばかりが起こっているように感じられるときにぴったりの英語表現ですよ。
ただし、こちらのJust my luck.「(私って)ついてないなあ」「アンラッキーだなあ」という英語表現はスラングなので、自分よりも目上の立場の人と話をしているときの使用はなるべく避けましょう。
この英語表現には、「今回もまた運がなかった(アンラッキーだった)」というようなニュアンスが込められています。英語の例文を見てみましょう。
「ついてないなあ(アンラッキーだなあ)。東京スカイツリーに行く日に雨だなんて」
2-2. You’re unlucky today.「今日はついてないね」
こちらは「あなたはついてないね」「アンラッキーだね」という意味のシンプルな英語表現。
相手の不運なエピソードなどを聞いた後に、そのレスポンスとして使える英語表現です。unluckyは「アンラッキーな」という意味を持つ英語の単語です。
最後にtoday「今日」という情報をつけ足すことで、「普段はそうでもないけれど、今日はアンラッキーだね」 というニュアンスを含む表現にできます。英語の例文で確認してみましょう。
A: I left my bag behind in the train this morning.
B: Really? You’re unlucky today.
(日本語)
A: 今朝、電車にバッグを置き忘れてきちゃったの。
B: 本当? 今日はラッキーじゃないね。
2-3. down on your luck「幸運に見放されて」
こちらは「運が傾いて」「幸運に見放されて」という、ラッキーではない状況を表す際に使える英語表現です。
downという英語の単語が使われているので、「運がダウンしている」転じて「ラッキーではない」「アンラッキーである」と、何となくそのニュアンスはつかめるのではないでしょうか。英語の例文で使い方を確認しましょう。
A: This morning, I dropped my smartphone and its screen got totally cracked.
B: Really? It seems you’ve been down on your luck recently.
(日本語)
A: 今朝、スマートフォンを落として画面がバキバキに割れちゃったの。
B: マジで? あなたって最近、つきに見放されてるわね(アンラッキーだよね)。
dropは「~を落とす」という意味を持つ英語の単語で、get crackedで「(何かが)割れる、ヒビが入る」という意味です。英語の例文ではtotally「すっかり、完全に」という言葉と一緒に使って「スクリーンがすっかり割れた=バキバキに割れた」ということを英語で表現していますね。
みなさんもスマートフォンの扱いにはくれぐれも注意しましょうね!
2-4. Don’t push your luck.「欲張らないで」
日本語に直訳すると「あなたの運を押さないで」という意味ですが、実はこちらは「欲張らないで」「調子に乗らないで」という意味の英語表現。
これまでにラッキーな状況が続いてきたがゆえに、「もっとラッキーなことになるのではないか」と調子に乗って欲張る…というようなニュアンスを含む、英語らしい表現です。
例えば、あなたの友達が何かのギャンブルで、3回連続で勝っているとします。
その友達はラッキーなことが続いているので、これまでに引き続き、多額のお金をつぎ込んで4回目にトライすると意気込んでいます。
そのような状況で、「欲張らないでその辺にしておいたほうがいいよ」と相手に忠告する際に使える英語表現です。英会話の例文を見てみましょう。
A: Now that I’ve just won three times in a row, I’ll try one more time.
B: Don’t push your luck. If you stop now, you can take 100,000 yen home.
(日本語)
A: もう3回連続で勝ってるし、もう1回トライしてみるわ。
B: 欲張らないほうがいいわよ。今やめとけば、10万円を持って家に帰れるんだから。
~ times in a rowは「~回連続で」という英語表現。
now that ~は「今や~だから、もう~なので」という意味で、now thatの後ろには主語と動詞が続きます。この英会話の例文では「私が3回連続で勝った」という内容が続いています。
ギャンブルで3回連続勝つなんてラッキーですよね! でも、そんなラッキーなときこそあまり欲張らず、ラッキーなうちに手を引いておいた方がよいかもしれません。
3. おわりに
いかがでしたか?
今回は「私ってラッキー!」を表す英語表現を中心に、「頑張って」「今度こそラッキーだといいね」や「アンラッキーだなあ…」まで、幸運に関連する英語表現についてご紹介しました。
どれも実際に使える英語表現ばかりなので、ラッキーなことやアンラッキーなことがあったときにはぜひ口にしてみてくださいね。忘れてしまってもこの記事の表現一覧を見返して思い出しましょう!
ちなみに、lucky(ラッキー)の類語にはhappyをはじめ、fortunateやgood fortuneなどがあります。fortunateはluckyよりも少し硬めの英語表現で「幸運な」という意味です。good fortuneで「幸運」という意味です。
また、happy-go-lucky「楽天的な、のんきな」というある種ラッキーな(おめでたい?)ことを表す面白い関連英語表現もあります。
他にも、thank my lucky star「自分の幸運に感謝する」や、born under a lucky star「幸運に生まれつく(ラッキースターの下に生まれる)」という面白い英語表現もあります。
このような「幸運」「ラッキー」に関連する英語表現を日々つぶやいているだけで、本当に幸運を呼び込むことができてラッキーなことが起こるかもしれません。笑う顔には福来る、です。
それではみなさん、グッドラック!