まず押さえたい!英会話の定番フレーズ

英会話を上達させたいけれど、英会話の本や教材、アプリには表現があふれていますので、どんな表現から覚えたらいいかわからないという方も多いことと思います。もちろん、英語の力は英会話だけではなく、リスニングやリーディング、ライティングと組み合わさって伸びるものなので、バランスのよい勉強が必要なのは言うまでもありません。

 

とは言ってもやはり気になるのは、英会話でよく使われる定番のフレーズ。

 

ここでは、英会話を学び始めたばかりの方に抑えてほしい定番フレーズ、表現を

①あいさつ

②尋ねる

③お礼する

④謝る

の4つの基本シチュエーションごとにご紹介します。

 

1. あいさつの定番フレーズ~英会話の第一歩~

あいさつの定番フレーズ
 
(1)Nice to meet you.「はじめまして」
 
(英語)
A: Hi! I’m Haruka, and you?
B: I’m Yuki. Nice to meet you, Haruka.
A: Nice to meet you, too. 

(日本語)
A: こんにちは、ハルカといいます。
B: 私はユキです。はじめまして、ハルカ。
A: はじめまして。

初めて会った相手に使う定番フレーズです。

 

ここでは、meetを使うのがポイントです。Nice to meet you.は「はじめまして」と翻訳されることが多いのですが、meetは「初めて会う」というニュアンスを持っている単語で、初対面の人へのあいさつではよく使う定番フレーズと言えます。

 

一方、Nice to see you again!「また会えて嬉しいよ」という例を見るとわかりやすいと思いますが、seeには、「すでに知っている相手に会う」というニュアンスがあります。


(2)How are you doing?「調子はどう?」

(英語)
A: Hi, Lisa! How are you doing?
B: Good, thanks, and you? 

(日本語)
A: やあ、リサ。調子はどう?
B:いいよ、ありがとう。あなたは?

英会話でHow are you doing?と聞かれたら、「あいさつの一部」と考えてください。

 

ですから具体的に「今日は友達と買い物に行って、掘り出し物が見つかって・・・」とか「今日は職場でトラブルが発生して、部長に怒られて・・・」とか具体的なことを答える必要はありません。

 

もちろん、単にI’m so busy.とかI’m tired.とか答えることは問題ではなく、親しい間柄であれば、会話が発展して「何があったの?」「いや、実は・・・」という流れになることも珍しくありません。あまり親しい間柄でなければ、例のようにGoodとだけ答えて、相手のことを聞いてあげれば十分です。

 


(3)How is your day?「やあ,元気?」

(英語)
A: How is your day?
B: Great, how about you? 

(日本語)
A: やあ、元気?
B: とってもいいよ、あなたはどう?

一日の終りに、How was your day?と聞かれることもあります。How is your day?How are you doing?と同様に、調子を尋ねるときの定番フレーズです。

 

How is your day?と聞かれたら、I’m feeling good.やI’m tired. など簡単な返事を返せば十分です。忘れがちですが、相手のことも聞いてあげてくださいね。

 

 

2. お願いするときの英会話

依頼

 

英会話を勉強し始めたとき、知っている少ない単語でコミュニケーションを図りますので、相手に聞き返したり、確認することも多くなります。

 

例えば、相手の英語が聞き取れなくて困ることは多々あります。曖昧なまま返事をすれば後々困った結果になることもありますので、ゆっくり話してもらうようお願いするといいですよ。

 

英語初心者に限らず、自分も相手も英語を第二言語として勉強している場合、発音やイントネーションの違いによって聞き取れないことは珍しくありません。

 

海外旅行で英語圏以外の航空機に乗って英語の機内アナウンスを聞いていると、英語と一口に言ってもさまざまな発音やイントネーションがあることを実感します。ですから、聞き取れないことは何も英語初心者に限ったことではありません。お願いを丁寧にできるようになれば、英語のレベルに関係なく役に立ちますよ。

 


(1)Could you please talk slower?「もっとゆっくり話していただけますか」


Could you please~は丁寧な依頼の定番フレーズ。ほかにもCan you~?やDo you mind~?など依頼の表現はたくさんありますが、Could you please~は、少し目上の人にも使えるなど、さまざまなシーンで使えるので、覚えておくならこの表現がおすすめです。

 

pleaseは、文末につけてCould you talk slower please?としても構いません。slowerはslowの比較級。つまり、「よりゆっくり」という意味です。

 


(2) Could you please say that again?「もう一回言っていただけますか」

一回で聞き取れなかったときに、お願いするときの定番フレーズです。


(3) What does “challenging” mean?「『チャレンジング』とはどういう意味ですか」

相手の発言すべてが聞き取れなかったのではなく、わからない単語や表現が含まれている場合に、その部分だけ尋ねるときの定番フレーズです。“challenging”のところに、わからなかった表現や単語を当てはめて使ってください。


(4) What do you mean by that?「それはどういうことですか」

相手の意図していることがわからなかったときや、相手の使っている表現一つ一つの意味はわかるけれど、文全体としてどういう意味なのかわからないという場合にはこのように尋ねるといいですよ。

 

 

3. お礼するときの定番フレーズ

お礼

 

日本語でも英語でも、何かしてもらったら「ありがとう」の気持ちを伝えるのはとても大切です。感謝の気持ちを伝えるときの表現をご紹介します。


(1) Thank you so much.「ありがとうございます」

よく使われるのは、Thank youにso muchをつけたこのかたち。


(2) Thank you so much for your help.「手助けしてくれてありがとう」
Thank you so muchだけでなく、forの後に名詞や~ingで具体的に何に感謝しているかを表現することもよくあります。


(3) Thank you so much for giving me a hand.「手助けしてくれてありがとう」

この文は(2)と同じ意味ですが、forの後に~ingのかたちをとる表現もあります。

 

4. 謝るときの決まり文句

謝る

 

会話の中で誤解や行き違いがあることはしばしば。特に英会話を始めて間もない時は、わかったつもりになっていたら相手の意図を正しく理解していなかったということもよくあります。そんなときに使ってほしい定番フレーズをご紹介します。

 


(1) I’m sorry, I misunderstood.「ごめんなさい。誤解していました」

I’m sorry.だけでもいいのですが、もし誤解していたことを伝えるシーンであれば、I misunderstood.を添えるといいですよ。


(2) I apologize that I didn’t explain it enough.「説明不足で申し訳ございません」
I apologize.だけでも構いません。もし説明不足を誤るのであれば、I didn’t explain it enough.です。explainは「説明する」enoughは「十分に」という意味です。


(3) I’m sorry for waiting you so long.「長らくお待たせしてごめんなさい」
このようにI’m sorryの後、for~ingを続けることで、何について誤っているかを伝えることができます。I’m sorry for the late reply.「(メールで)お返事が遅くなって申し訳ございません」というようにforの後には名詞が続くこともあります。

 

(4) Thank you for your patience.「お待たせしてすみません」
謝るのになぜThank youを使うのかと思う方も多いかもしれませんが、お店などでは「待ってくれてありがとう」という意味でこの表現がよく使われます。

もちろん、自分に非があるときは謝ることになりますが、非があるというほどでないときはThank youを使うこともあります。自分が使うことはあまりないかもしれませんが、よく聞く定番フレーズですので、覚えておくといいですよ。

 

 

5. まとめ~日常会話で使ってみよう~

花

 

英会話を始めたばかりのとき、まず押さえてほしい定番フレーズを集めました。あいさつするときによく使うHow are you doing?やHow is your day?、お願いするときのCould you please~?、お礼するときのThank you so much for~、そして謝るときのI’m sorry for~はよく使われるのでぜひ覚えてみてください。

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

「英語が話せたら転職したい職種があるのに……」
「英語が話せるようになりたいけど、そんな時間がない……」
「どの英会話教材に挑戦しても、長続きしない……」

こんなふうに英語学習に行き詰っている方のために、最短60日でネイティブ英語が聞き取れるようになる “とっておきの方法” があります!

 

詳しくはこちら