「英語でコミュニケーションを取れるようになりたい」
「資格試験に合格したい」
そんな思いはあるものの、「なかなか効果が出ず勉強が長続きしない」と悩んでいませんか?
今回は、約20年間英語教材制作を行ってきたメディアビーコン編集部が、効果的で長続きする勉強のコツついてご紹介します。
この記事を読めば、英語の勉強を続けるコツが分かります。
Contents
1. 英語が身に付かない理由
英語が身に付かないのは、あなたの理解力が足りないからでも、気合いが足りないからでもありません。
英語の勉強に才能やセンスは一切関係ありません。以下の事項が、あなたの英語の勉強に当てはまらないか、チェックしてみてください。
1-1. モチベーションが続かない
英語が身に付かない原因としてよく挙げられることの1つは、勉強するモチベーションが続かないということです。
英語の勉強をモチベーションのない状態で続けていても、効率良く英語力は身につきません。そして、なかなか英語が身につかないので成長が実感できず、さらにモチベーションが下がるという悪循環に入ってしまいます。
モチベーションが下がってしまうという方は、あなたが英語を勉強する目的を再確認してみましょう。なぜ勉強をする必要があるのかを忘れないようにすることが、あなたを動かす原動力になります。
1-2. 無計画に勉強をしている
何の計画もなく、ただただ頑張るというスタンスで勉強していると無駄が発生しがちです。
英語の勉強は積み上がっていくものなので、勉強する順序が大切です。
例えば、単語や文法を知らないのに長文はいきなり読めませんし、発音を知らないのにリスニングはできません。
どんなスキルを身に付けたいかによって、計画的に勉強を進めていきましょう。
1-3. 難しいことから始めてしまう
英語の勉強を始めたばかりの人が挫折してしまう原因の1つに、難しいことから始めてしまうということが挙げられます。
最初から気合いを入れてレベルの高いことに挑戦すると、勉強が嫌になってしまい長続きしません。
例えば、初心者がいきなりネイティブスピードの音源でリスニングを始めても全く聞き取れず、ただの呪文になってしまいます。
自分の英語レベルにあった勉強から始めましょう。
1-4. アウトプットが不足している
英語が身に付かない原因として日本人にありがちなのが、アウトプットが不足しているということです。
アウトプットはスピーキングやライティングにだけ関係すると思うかもしれませんが、実は記憶の定着にも有効です。
発音しながら単語を覚えることで、口と耳、そして目を使って体で覚えることができます。
リーディングやリスニングを鍛える場合にも、英語をアウトプットすることが欠かせません。
2. 効果的で長続きする英語の勉強のコツを紹介
ここでは、効果的で長続きする英語の勉強方法とコツを紹介します。
上で紹介した英語が身に付かない理由を踏まえた勉強方法になるので、英語の勉強が続かない人、効果が実感できない人は参考にしてください。
2-1. 単語・文法は中学レベルでOK
目指す英語のレベルにもよりますが、基本的に初めは中学生レベルの単語・文法を覚えればOKです。
ネイティブも日常会話レベルでは、中学レベルの単語・文法でほとんどの部分をカバーしています。
TOEICのハイスコアや、英検準一級・一級を目指す場合は別ですが、初心者はまず中学レベルの基礎を固めるべきです。
中学レベルの単語や文法を理解できるようになると、勉強が楽しくなるのでモチベーションアップにも繋がります。英語学習が楽しくなってきて、勉強に余裕が出てきたら、高校レベルの文法にも取り組んでみると良いでしょう。
TOEICや英検などの資格試験対策に高校英文法は大きく役立ちます。
2-2. スピーキング・ライティングは後回し
英語学習初心者の場合は、スピーキング・ライティングのトレーニングは後回しにしましょう。
なぜなら、インプットの少ない状態でいくらスピーキングとライティングを練習しても効果は得られないからです。
英文を組み立てるための文法と素材となる単語があって初めてアウトプットが可能になります。
まずは、中学レベルの基礎的な文法と単語はひと通り学習してから、スピーキングとライティングに挑むと効果を実感しやすいでしょう。
2-3. 簡単な英語で楽しく速読・多読
英語のリーディングを伸ばすには、簡単な英語の文章を速読・多読するのが効果的です。
英語のリーディングの上達には、読む速度を上げることが欠かせません。簡単な英語を速読・多読することで英語の語順のまま意味を理解できるようになります。
洋画のノベライズ版や海外小説を簡単な英語に直した本などが出ているので、そちらを利用するのがおすすめです。
英語のリーディングは楽しみながら勉強しましょう。
2-4. 興味のある分野でリスニング
リスニングは興味のある分野の内容で練習するのがおすすめです。
なぜなら、リスニングは英語の音声を聞き取ることも大事ですが、知識的な背景も重要だからです。
全く知らない分野の音声を英語で聞くと、ますます理解ができなくなるので途中で嫌になってしまいます。
興味のある分野のリスニング教材を使って、まずは背景知識の力も借りながら徐々に英語に耳を慣らしていくのが良いでしょう。
2-5. 相手を探してアウトプットの練習
スピーキングやライティングなどのアウトプットの練習は、相手がいた方が効果的に進められます。
なぜなら、実際に会話をしたり、コミュニケーションを取る相手がいることにより、実践的な英語を身につけることができるからです。
手軽に始めるなら、オンライン英会話のレッスンを利用するのが良いでしょう。
どのオンライン英会話スクールも多くの場合、無料体験レッスンがあるのでまずはそちらから始めてみてはいかがでしょうか。
3. 英語勉強の一番のコツはモチベーションを保つこと
英語の勉強で効果を感じるには、ある程度の期間、継続して勉強することが欠かせません。
そのために、英語を勉強するモチベーションの維持は非常に重要です。
以下では、モチベーションを保つコツを紹介します。
3-1. 英語を学ぶ目的を考えてみる
まずは一度立ち止まって、あなたが英語を学ぶ目的は何なのかを考えてみましょう。
目的を明確にすることで、どれくらいの期間でどれくらいの量をどんな方法で勉強すれば良いのかが見えてきます。
英語を話すことが目的なら、ビジネスレベルなのか、日常会話レベルなのかなど、具体的に考えるのが良いでしょう。
漠然と「英語を伸ばす」ではなく、具体的な目標を考えてみてください。
3-2. 定期的に英語レベルをチェックする
定期的に自分の英語レベルをチェックすると、モチベーションを切らすことなく勉強を続けられます。
なぜなら、英語スキルの伸びを数値で知ることができ、勉強の成果を実感することができるからです。
例えば、TOEICや英検などの英語の資格試験を利用するのが良いでしょう。
特にTOEICは、1年に10回もテストが開催されているため、自分のスコアアップを実感しやすいためおすすめです。
3-3. 一緒に学ぶ仲間を見つける
英語を独学で勉強する場合、一緒に学ぶ仲間を見つけると挫折しにくいです。
仲間と英語を教え合ったり、励まし合ったりするとモチベーションアップになりますよね。
例えば、ランゲージエクスチェンジや語学留学、コミュニティへの参加などの方法があります。
1人では続けられないことも、一緒に頑張っている仲間を見つければモチベーションを維持できるでしょう。
4. まとめ
今回は、効果的で長続きする英語勉強のコツや勉強方法についてご紹介しました。
本記事の要点は、以下の通りです。
・英語が身に付かないのにはちゃんとした理由がある
・モチベーションを維持できる効果的な勉強法を取り入れて英語を勉強する
・目的の確認
・レベルのチェック
・共に学ぶ仲間など、モチベーションを維持する工夫をする
この記事を読んで、英語の勉強を続けるコツを参考にし、英語のスキルをしっかり確実に身に付けていってくださいね。